JEFSPIRIT News

ジェフユナイテッド市原・千葉とサッカーに関するニュースと雑感記



練習試合 vs流通経済大学 ○4-2


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※間違いがあるかも知れません。御容赦を。

<前半 2-1>
10分 サリーナス
18分 乾(清武CK)
45分 流経大9番

ジェフ SH12、CK5、FK7、GK0、PK0、OFF3
流経大 SH4、CK3、FK5、GK6、PK0、OFF2

<後半 2-1>
53分 流経大9番
59分 乾(サリーナスCK)
76分 古川(浩平)

ジェフ SH11、CK4、FK7、GK4、PK0、OFF0
流経大 SH5、CK3、FK4、GK5、PK0、OFF2


公式HPの試合結果はコチラ
公式HP(有料)ユナパレポはコチラ



さて、昨日の試合の余韻もある中、ゲームに出なかった選手達の様子が気になって、
稲毛海浜公園まで出かけて来ました。

それにしても、豪華なメンバー。
昨日のゲームに出られなかった選手を中心に組んだとは言え、
完全に一軍がもう1つ出来上がってるスタメン。

システムも、ここのところ用いられている4-5-1で、船山の位置には清武。
残り試合に生き残りをかけて、序盤から激しい展開になりました。

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開始1分、思い切り良く清武が遠めからファーストシュートを放つと、
ジェフは前目、前目からプレッシャーをかけ、左右にボールを開きながら、隙を窺うと、
5分には為田のパスにこれも遠めから茶島の強烈なシュート。
同じく5分、ラリベイのポストから、勇人がやや強引にシュートも枠外。

6分にも、エベルト、清武、外に開いて為田。
ドリブル突破からクロスもカバーされてCKを獲得。
7分には、サリーナスから清武のヘッドも、ゴールならず。
8分、サリーナスのCKのこぼれ球を、茶島が強烈なミドルも、バーを叩き、攻勢が続きます。

そして、10分。
為田から、中央サリーナスに渡ったボールを振りぬくと、相手にも当たってゴール。
OGかとも思いましたが、公式はサリーナスのゴール。

12分、勇人、エベルト、乾、為田と繋いでCK獲得。
16分には、勇人、山本と展開し、右クロスからラリベイのシュートもCKに。
1本目、サリーナスから、乾の頭に繋がる前にクリアされ、再びCKとなると、
2本目は、清武のCKを乾が頭で合わせて、2-0。

ここまでは、書いての通り、ジェフペースで試合が展開しました。
が、2-0となって、一息ついたのかペースダウン。
昨日の福岡戦のスタメン組と違い、前線にボールを運ぶ過程でプレーがスピードダウンし、
徐々に徐々に、流経大の中盤の守備網に引っかかるようになってゆきます。

ボランチの勇人、茶島にプレッシャーがかけられ、
ボールを奪う事が出来れば、そこから両翼の裏へ、FWを走らせてる意図。

18分には、流経大がファーストシュート。
26分、流経大のCK、28分には24番が深く切れ込んでクロスと、攻撃機会が増えてゆきます。

その間のジェフも、27分に清武のカットから、ラリベイ、左に抜けた茶島からクロスなど、
散発的に攻撃機会を作るものの、序盤と違って、手元のノートにもメモが増えません。

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そんな中、ジェフ側で周りから一際大きな指示、あるいは叱咤激励が飛んでいるのが乾。
監督からであったり、あるいは増嶋から「開いてもらえ!」だとか、早く戻るようなど、盛んに声がかかります。そう言う中で、乾に「ナイスプレー」とか「ベリーグッド」とか、労わるような声をかけるラリベイは、自分が出れない中でもチームや、若手を思っていると言うか、副将に相応しい気遣いの持ち主だと思います。

31分には、そのラリベイがサリーナスのCKに合わせようとするも、ゴールならず。
ラリベイは、43分にも為田のお膳立てから、シュートチャンス。

34分、流経大がカットインから、ミドル。
37分、流経大が茶島からボールを奪って、20がシュートに持ち込むも。ブロックしてCK。
そうして、時間の経過と共に、流経大がペースを掴みつつある中で、ロスタイムに9番が抜け出してゴール。嫌な時間に点を返されて、前半を終了します。


後半頭から、選手交代は無し。
後半に入っても、流経大ペースは代わらず、53分に再び9番に抜け出されて同点にされてしまいます。
が、59分にサリーナスのCKから、再び乾が合わせて3-2と再びリード。

直後の60分にジェフは、予定通りの選手交代。
ディエゴや、浩平、大悟と共に、練習生の35番やU-18のフレッシュな面々を投入。

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すると、浩平・茶島の組んだ中盤がリズムを取り戻して、
61分、清武の直接FK、
65分、サリーナスのミドルからCKを獲得、
67分には、練習生の35番に立て続けにボールが入り、強引にシュート。
68分にも、今度はサリーナスの直接FK、さらに乾のミドルと攻勢。

75分には更にU-18勢を大量投入。
エスナイデルJrもここで投入されると、投入直後に彼が得点に絡みます。

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ペナルティエリアの少し外側、やや中央右寄りでボールを受けると、
ボックス内に駆け込む浩平に向けて、見事なスルーパスを通し、
抜け出した浩平の折り返しに大悟が合わせて4-2。

このパスは、お世辞抜きに上手かった。
なんだか、だんだん体つきも、大きく、がっしりしてきたように思うし、ポテンシャルはあるのかも。
まだ、あまり多くの時間観れているわけではないので、言い切る事は出来ませんが。。。

残り15分。
81分には、大悟、弾斗と繋ぎ、最後はJrがシュート。
84分には、最後の交代でエベルトが代わり、スタメン組で残ったのは乾だけに。
86分、CKから44番がヘッド。
87分、Jrから練習生35番に繋いで、強引にシュート。

流経大も最後まで攻める意識は失わず、ロスタイムに17番がシュートを放って試合終了となりました。
暑い中、練習試合に付き合って下さった、流経大の皆さん、本当にありがとうございます。
時間帯によっては、ほぼトップチームのジェフを押し込んでました。
さすがの組織力、連携力。GKのオビ・パウエル・オビンナ選手も、さすがの高さ、反応でした。


さて、ジェフは、ほとんどトップメンバーと言いながらも、
このメンバーをそのまま昨日の福岡相手にぶつけていたら、勝つことは難しかったと思います。

攻勢の時間帯は目立たなかったものの、相手が落ち着いて、自分達もペースダウンしてからは、
前線が渋滞して、割と狭いエリアでボールを回すものの、前線にボールを引き出す動きが足りなくて、結局ボールを戻して、ゆっくりと(相手が守備体系を整えられる速度で)逆サイドにボールを回したり、スペースよりも、人に合わせるボールが多く、流経大が時間と共に対応できるようになってました。

そして、守備では両翼の裏が、意識はしていても穴になっている事がある。
まさに、練習試合だけに、そこを常に意識して、増嶋や優也がコーチングしてましたが、埋めきれず。
やられたシーンは、この穴を狙われたものでした。

また攻撃では、やっぱり也真人や、旭のゲームメークが攻撃の生命線なんだなと再認識しました。
それだけに、この日はあまり長い時間実現しませんでしたが、茶島+浩平の組み合わせを、もっと見てみたいと思いました。
この2人が同時にピッチに居る時間帯に、後半は再度攻勢が仕掛けられるようになっていました。
也真人、旭、茶島、浩平で競わせて、誰が出ても良いチームになってくれれば。

同時に、トップでオンリーワンになっている船山。
この位置は、今日は清武でしたが、サリーナスや、為田も試してみて欲しいと思いました。
真ん中にポジションを取る事で、プレーの選択肢が増えて、新たな一面が見られるかも知れません。

他の選手達はと言うと、堅実なプレーぶりだったのが勇人とマサキ。
勇人は、茶島とボランチを組んだので、やや守備的な役回り。
それでも、強引なミドルを撃ったり、潰しで持ち味を発揮。
マサキは、攻撃がやや左に偏っていたので、不完全燃焼だったかも。

攻撃陣。
清武は積極性は買うけれど、やや空回り。
ここで、燻っているのが、本当に勿体無い。
本当なら、先発でチームを牽引すべき選手。
去年の前半戦だけで2桁獲った得点力に、FKに、ロングスロー。
リーグを見渡しても、2人と居ないマルチロール。
ジェフは、せっかくの手中の宝を活かせずに手放してしまうのでしょうか。

サリーナスは、右MFで先発。溌剌とプレー。
トップで使うなら、船山の位置だろうか。
けど、意外性、俊敏さ、強引さ、周囲の活かし方、いずれも船山には届かない。

悪くないけど、スーパーじゃない。
丁寧で、堅実とも感じる。

1得点はしたけれど、もう一歩、守備を破壊する「個」の力が欲しい。
来日時から変わらずだけど、「外国籍選手」として、違いを見せつけるまでのプレーがない。
いい選手だけど、そこで止まってしまっているのが残念だ。

守備陣。
エベルトは、物静かな職人。
淡々と、潰し、跳ね返し、繋ぐ。
スピードだけが少し難だけど、今日2得点の乾以上に、セットプレーでも強さを見せる。
ディフェンスラインが以前ほどの高さで無い今なら、エベルトと言う選択肢もあるのでは。

コーチングで、全体を引っ張っていた増嶋、優也は、
「調整試合」として、このゲームを受け止めていた様子。
優也からは、ゴール前でのFKを獲られた場面で、
練習なんだから、このシーンをしっかりと守備練習として守りきろうと言った趣旨の声も。

最後に乾は、2得点はしたけど、まだまだ守備は改善中。
良くなったと感じるプレーもあれば、判断の遅さを感じる場面も。
この試練を成長に繋げて欲しいと思います。
周囲も、凄く気を遣って、期待しているのが見て取れたので。

大悟と弾斗は、いずれも普段と異なるポジション。
大悟は、左MFでプレーし、時間帯によっては2トップの一角のような位置でもプレー。
浩平のアシストから、1ゴールでアピール。
弾斗は、中盤の底で、守備と繋ぎで堅実なプレー。
2人とも、試合で使えば、ぐんと伸びる世代だけに、ベンチ枠7人のうち誰かは、
彼らのような若手に当てがって、試合展開次第では実戦で使って欲しいとも思います。


この時期の練習試合となると、来季も見据えつつ、サポには見えない選手の意識の差も現れるもの。
限られた時間の中で、各々の選手が、力を出しきれるよう、願わずには居られません。

メンバーが固定化しつつあるトップチームに対して、厳しい立場ではあるけれど、
それだけにしっかりアピールして、試合に出られた時には、たまった鬱憤の分まで、結果を出して欲しいものです。頑張れ。

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疾風迅雷・船山貴之 第33節 vs福岡 △3-3

試合が終わって、ピッチに倒れ伏した両軍の選手達と同様、こちらもガックリ。

残り数十秒のところまで、ホームでリードしていたのだから、勝ちきらなくてはならなかった。最後の最後、溝渕が相手と競り合っていたとき、「頑張れ」「粘れ」「上げさせるな」と叫んでいましたが、さすがは福岡、さすはが城後。
坂田が居なくなっても、彼が押し込んで来ましたか。
サッカーが、時として情熱を力に変える競技であるならば、城後もまた、そういう選手であると言うことを、思い出させる幕切れではありました。

悔しい、勝ちたかった。
ただ、それだけです。

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スタメンは全く変わらず。
勝っている時は変えない。
その定石ながら、メンバー外の選手達にとっては、試練の日々が続きます。

試合全体を通してみれば、ジェフは、ここ2試合ほどには上手くゲームを運ぶ事が出来なかった。

福岡は、相変わらずプレスが、速くて、重たくて、容易には押し込めない。
単純にフィジカルの強さがあり、レオミネイロを始点と、起点にした、前線からのプレスに、石津の変則的な動きと、鈴木惇のゲームコントロール、そして連動した各選手の動きが、ジェフの選手達を自由にさせず、前半から押し込まれて、ラインを下げざるを得ない。

そして、ボールを下げる事で、選手の距離が遠くなり、思うようにボールを回す事が出来ない、苦しい試合展開を余儀なくされました。

ジェフは、ダブルボランチの熊谷、あるいは小島が、守備時には近藤と、鳥海の間に入って3バックの形になり、守備のバランスを取る守り方。
ただ、そうなってしまうと中盤の枚数が足りなくなり、距離も開いてしまうので、早めに指宿、サイドの旭、也真人に当てて、起点を作り、ポジションを戻してダブルボランチの形を維持し、あわよくば、2人のうち一人が攻撃に絡むシーンを作り出したい。

が、指宿、旭、也真人へのプレッシングが厳しく、なかなか前で基点が作れません。
かといって、ボールを戻せば、レオミネイロがしつこく追いかけてくる。

福岡の先制点も、そうしてレオミネイロがボールを右で持ち込んで、そこから、後方に控える鈴木惇に繋がったもの。

これはやばい。
ジェフの出来以上に、福岡の試合の入りが良い。
そう思った矢先に、也真人がPKをゲット。冷静に決めてみせる船山。
試合を振り出しに戻し、チームを落ち着かせる貴重な一撃。
この両軍の得点から、試合はますますヒートアップする事に。

福岡は、前述したようにハードなチェイシング、プレッシングから、やや長めのボールを駆使しつつ、馬力のある攻撃。特に前半20分過ぎから、35分ぐらいまでは、かなり福岡ペース。ジェフは、ラインを下げざるを得ず、なかなかチャンスに至らない。

が、その中でも細かいパス回しを交えつつ、ショートカウンターを狙っていたジェフは、35分には近藤のカットから、指宿、溝渕と繋いでクロスに繋がる攻撃を見せると、
37分には、也真人がカットからミドルシュートを放ち、ようやく福岡ペースを区切ると、何とか落ち着きを取り戻します。


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そして、ゲームは後半に。
抑えられていた、旭に代わって、為田が投入されると、その為田の前への推進力も活かしつつ、指宿が強引にシュートに持ち込んで、CK。そのCKの攻防の流れから、相手のハンドでFKを得ると、船山が角度の無いところから、ドロップする強烈な直接FKを叩き込んで、逆転に成功。

ワールドクラスのスーパーな一撃。

さらに、その流れに乗って、10分過ぎまではジェフが攻勢。
しかし、福岡も負けじと、プレッシャーを強めて、試合は、シュートまで強引に持ち込む福岡の攻勢をジェフが受け止め、ショートカウンターから裏を狙う展開に。

この日、ジェフのプレスが、前節・前々節のように前からハマって相手を押し込むシーンは最後までほとんど見られず。それくらいに、福岡のプレスは、速く重いもので。
代わりに、その攻勢のウラを衝いてのショートカウンターが、攻め手になっていました。

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惜しむらくは、為田が、船山が、左サイドから抜け出して、キーパーと1対1のシーンを作りながらも、自分では行かずに、中に居た指宿に合わせようとしてしまったシーン。もう少し、自分で撃つ勇気があれば。せめて、撃って、リフレクションを狙う考えがあれば、福岡の息の根を止められていたのかも知れません。

が、そうして点差を広げられずにいると、今度は自陣で不用意に与えたFKから同点弾を叩き込まれ、2-2の再び振り出しに。

ホームで勝ちきりたい、ジェフ。
昇格へ命脈を繋ぎ、ジェフの勢いを削いで、蹴落としたい福岡の意地と意地がぶつかり合い、両軍、交代を含めて、激しい攻撃の仕掛けあいに。

そして迎えた後半36分。
近藤から、右の茶島にボールが展開されると、深く抉って放たれたグラウンダーのクロスに飛び込んだのは、船山!この日、ハットトリックとなる活躍で、フクアリは最高潮に。
ボールを奪った近藤も含めて、船山、ラリベイ、為田の4人が、ペナルティエリアに殺到する、厚みある攻撃。まさに、狙い通り。チームで奪った勝ち越し点。


ジェフは、これで、試合を終わらせたかった。

が、そうはさせないのが、福岡であり、城後。
後半38分に投入。坂田が居なくなっても、彼が居たと、嫌な記憶が脳裏によぎる。

ロスタイムは3分。
既に、コーナーキックの場面をはじめ、時間稼ぎに入っていたジェフではあるけれど。
守ろうとして守りきる事が出来るほど守備が堅くはない。

そうして、溝渕がクロスを上げさせまいと戦っていたけれど、破れかぶれで放ったクロスが、鳥海に当たり、城後へ届くとは。哲煥のセーブも、下平のカバーも及ばず。最後は、もう一度城後に押し込まれ。

城後、城後か。。。と、呻くしか、ありませんでした。

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いやもう、ただひたすらに悔しいですよ。
ホームで、残り数十秒で、ドローに持ち込まれるとは。。。
そして、こう言う展開が多いだけに。

けど、3試合前までのジェフだったら、福岡に1-3でリードされてロスタイムを迎えて、特攻でかろうじて2-3にするような、展開がせいぜいだったかも知れません。

福岡の攻勢にかなり押し込まれたとは言え、1失点目は相手を褒めるしかないミドル、2失点目はセットプレー、3失点目もマークにつきながらも、相手の粘りが上回った失点と、パターン化された穴を衝かれただとか、とんでもないミスがらみとかではない。

逆に、攻撃は、数は多くなかったとは言え、パスカットからのショートカウンター、相手の裏を衝いた時に、複数の選手がゴール前に殺到する形が狙いを持って作れている。
攻守に、見所のあるゲームだったんじゃないかと思います。


こう言う、福岡のようなプレスの強度があるチームをいなすようなボール回しや、より回数を多く、プレスのウラを衝くような、飛び出しが出来れば、もっと攻撃はソリッドに、迫力あるものが見られそうです。


それにしても、船山。
やっぱり、船山を真ん中に置く、「船山システム」で戦う彼は、活き活きしてる。
ふてぶてしく、自分勝手なように見えて、献身的で、あらゆる場所に顔を出す。
ちょっと、過去のジェフに選手では、重ねられる選手が居ない不思議な選手。

これで、シーズン17得点。


好きなようにやりきって、ジェフを導いて欲しいもの。
次のフクアリでこそ、ヒーローインタビューを。
とにかく今日は、格好良かった。

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勝利を呼ぶ守護神・大野 第32節 vs岡山 ○2-0

アウェイで連勝。
しかも、2試合続けての完封。
そのゴールマウスを守るのが、プロ2試合目の哲煥だなんて。

3試合前のジェフからは考えられない。
まだまだ予断は許さないけど、ポジティブな変化が起こりはじめてます。

今日もDAZN観戦。
そして、タイトルの通り、勝利を呼び込んだのは哲煥のビッグセーブでした。
前半2分に指宿のゴールで先制した、すぐその後に喰らったPK。
真ん中に蹴りこまれた、岡山FW齊藤和樹のシュートを、足一本でセーブ。

『流れを相手に渡さない』

失点以上に、重い意味のある主導権の奪い合い。
それを、もぎ取ったセーブは、MOMに相応しい活躍でした。

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スタメンは、上記の通り。
前節からは、ゲリアが溝渕に代わっただけ。
途中退場、担架で運ばれていたゲリア、程度は分からないものの、やはり怪我でしょうか。

この日の岡山は、あいにくの雨模様。
しかも、試合途中からは、かなり激しい雨が、画面を通しても分かるくらい。
時折、選手が滑ってしまったり、ボールが水溜りで止まるようなシーンもありました。

試合開始と共に、両軍とも相手のDFラインの裏を攻略しにかかりますが、
岡山が守備のペースを掴む前に、いきなり得点を奪ったジェフ。
溝渕のクロスから、指宿へ。幸先良く先制。

溝渕は、試合を通してミドルシュートを放ったり、前節のゲリアの活躍に触発されたか、かなりアグレッシブなプレーぶり。

そして、前述した哲煥のビッグセーブで、岡山の気勢を削ぐと、
ジェフは前節同様に、前線からの連動したプレッシングで、ハーフェーライン付近、もしくは岡山サイドで追い込んだボールを奪ってはショートカウンター。

前節山口に比べて、岡山の守備ラインが低かった事と、折からの悪いピッチコンディションの影響、それにリードしている事もあって、バックパスもそれなりに多く、無理なチャレンジは避けて、安全なボール回しする慎重なゲーム運びが印象的でした。

が、後半になると、雨が少し弱まった事もあってか、追加点を狙い、前に出るジェフ。
よりボールが小気味良く回るようになり、岡山の守備を翻弄してゆきます。

岡山が中盤でボールを持ったときの、ジェフのプレスのかけ方が良い。
アンドリュー、小島の両ボランチと、その前の三枚、旭、船山、也真人との距離感が良く、2段階目、3段階目のプレスが効き、パスコースを区切ってくる。

これまでの試合では、プレスの連動が乏しく、
プレスを交わされては、DFラインの裏へボールを送り込まれていたのが、
時間が過ぎると共に、岡山がボールを送り込めなくなる。

後半、岡山の三連続CKを凌いだ後、也真人が交代するまでの20分までは特に動きが良く。
ボールを持った也真人が、溝渕にも、船山にも、指宿にも、あるいは旭にも、ボールが出せるような、スペースを作る動きを意識した走りが、各々の選手で出来ていて、ショートカウンターが面白いように決まっていました。

岡山は、ゴール前に人数をかけて、堅陣を築いていましたが、
ヨコにスライドしながらジェフがスペースを抉ってくるので、
2点目を生んだ、指宿のサイドからの切り崩しの際には、マーカーがいない状態になっていました。こう言うシーンが、直接得点にならないシーンでも、いくつも作れていたのが、このゲームのジェフの良さでした。

ゲームメイクの中心になっていたのは、今日も也真人。
が、彼にマンマークをつけたとしても、旭も近しい動きが出来る。
その点、相手はやりづらかったと思います。

ジェフが攻める時間が長かったので、守備の穴は見えづらい状態でしたが、
今日も、サイドバックの裏が完全にお留守になるようなシーンはほとんどなく、以前より深くなったラインが、粘り強く連動して突破を図る選手をフリーにさせなかった事が、無失点に繋がったのだと思います。

攻撃の時間が長かったこと、シュートを撃つ前に潰していたこと。
シュートそのものを撃たせない守備が出来ていました。


惜しむらくは、数的優位となりながら、追加点を挙げられず、
勝利を意識してからは、意識が後ろ向きになって、相手に反撃の隙を与えてしまったこと。
特に、後半40分を過ぎてからの岡山の攻勢を、まともに受けてシュートを何本も撃たれる詰めの甘さは、まだまだ危うさが同居しているなと思わせるものでした。


しかし、それにしても、アウェイで連勝とは。
いったい、いつ以来でしょうか。

前に出てくる山口にも、守ってカウンターを狙う岡山にも、
前からの連動したプレスをはめて、無失点で連勝した事は、選手達にも大きな自信になったはず。

この4-5-1の船山システムを見ていると、
「シーズン最初からやってくれよ」と、泣きたくもなりますが。。。
ようやく掴んだ、上昇気流を手放さず、最後まで走り抜いて欲しいものです。


スタメンから、外国籍選手達の名前が消え、
浩平や清武、マサキや乾がベンチから消えたり、悔しい思いをしている選手も多いと思います。ですが、それぞれの選手が、苦しい状況に耐えて、勝利を目指しているからこそ、この連勝があったのだと思います。

この勝利を無駄にせず、また、悔しい思いをしている選手達の力も、変わらず必要なのだと思いをめぐらして、次節、三節ぶりに戻ってくるホーム・フクアリで、この二試合で見せてくれた内容以上の試合を、見せ付けてくれることを期待しています。


最後に。
日曜日のアウェイ岡山、
豪雨の中で声を枯らしてくれた現地組、ありがとうございました。

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大切なのは次節 第31節 vs山口 ○4-0

出張先でスタメンを確認する。
キーパーがなんと、初先発のチョルファン。
さらに、ゲリア、小島といった、これまで出場機会の少ない選手の名前が並ぶ。

8月未勝利。厳しい状況が続く中で、唐突なスタメン変更。
博打とも思えた。

敵は、山口。
ここのところ勝利が無いとは言え、前節は大宮相手に阿道がハットトリックを決め、4得点を奪っている。攻撃的であり、走力に長け、まとまりのあるチーム。打ち合い上等とも毎回言われる対戦に、経験の無いキーパー。

果たしてどうなるかと、正直不安だった。
が、仕事を終えて、DAZNを電車の中で開くと、ちょうど、コーナーキックからの流れの中でジュリーニョがシュートを放つシーンだった。

「ガガガン」と、三度ボールは方向を変えて、弾き出され、事なきを得た。
船山の足に当たり、そしてチョルファンが変化した難しいボールを、片手一本で当て、さらにバーに当たったのだった。

このプレーが、勝負の分かれ目であったと思う。
ここで失点したら、またジェフは浮ついて、ペースを見失っていただろう。
勝負を左右するビッグプレーをしたチョルファン。
後半も、安定したプレーを続け、守りきった。
その姿に、かつてのタテさんが被って見えた。

出番が無くても、腐らずに、日々の練習をしっかりとこなせて、本番に備えられるか。
その意味では、ゲリアも、小島も同様だった。
期するものを、プレーにぶつけて、結果を出す。
素晴らしいプレーぶりだった。



前段が長くなってしまったけど。

この日のジェフは、素晴らしかった。
勝利した事よりも、得点を重ねた事よりも、前線から相手をチェイスし、追い込み、ボールを奪って、素早くタテに攻撃を仕掛ける。守りでも、要所を締めた戦いぶり。本当に久しぶりにジェフが、「らしい」サッカーを見せてくれたことが嬉しかった。

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システムは、4-5-1。
アンドリューと小島が組み、両翼にはボールを持って組み立てる事も、相手にプレッシャーをかけることも出来る、也真人と旭が並んだ。そして、中央には指宿のポストの裏に、船山が少し引いて構える。「船山システム」だ。

そう、去年の秋、うまくいったシステムに、また戻してきたのだった。

ただシステムを戻しただけでは、そうそう勝利には結びつかない。
今日は、中盤の距離感が良く、也真人を中心に、相手を追い込む連動が良かった。
後半、指宿のゴールのシーンが典型的で、ボールを中からサイドに追いたて、さらに相手が戻すボールにプレスをかけ、奪って、素早く前に繋いで、シュート、ゴールへと結びつけた。

こういったシーンが、試合の随所で見られたし、スペースを作る動きも良かった。
DAZNのハイライトで見られるので、チェックして欲しいのだけれども、前半早々に也真人がミドルシュートを撃つ場面。

後方から、最前線へ走り抜けて来たゲリアが、囮になってスペースを作る。
サイドバックが、ペナルティエリアの内側にそうして駆けてくるシーンは、ほとんど無く、プレーを見返して驚かされた。

水戸戦の後に書いた「意外性」と「主体性」のどちらもが、この試合にはあった。

何故、それが急に出来るようになったのか?
山口と言うチームの戦い方に対して、ジェフのやり方が上手くハマったと言う側面もあるだろうが、今日のジェフは、極端なハイライン・ハイプレスではなく、妙にバランスを重視したようなラインコントロールだった。

言ってみれば、「普通」のチーム。
チョルファンの起用も、そのあたりに理由があったのだろうか。
危ない飛び出しをするシーンも、ほとんど無く。
ボックスの中に構えていたし、ディフェンスラインも彼を気遣ってか、厳しすぎるバックパスをするようなシーンも少なかった。

山口は、スカウティングではあるはずのスペースが実際には無くなっていて、パスの出しどころに、戸惑っているようだった。特に、サイドの裏のスペースが狭く、センターバックのカバーも入るようになっていた。

これを、次節も続けるのかは「?」なのが、エスナイデル・ジェフの怖いところではあるのだけれども、去年と同じ秋の装いに模様替えしたような戦いぶりだった。


バランスは良かったけれども、先制点までには苦しんだ。
いくつも決定機を作りながらも決められなかった中、
先制点、そして2点目に繋がった下平のクロスは素晴らしかった。

欠けていた守備と、クロスの質の両方が下平にはある。
ポジションを奪われた乾、これからアピールを狙う弾斗には、貴重なお手本になるだろう。

今日は、本当にそれぞれの選手が良かった。
得点を決め、ポストでも粘り強くボールを繋いだ指宿、先制点の船山、90分間以上走り、攻撃のタクトを振るい続けた旭、中盤を引き締めた小島、途中出場ながらアシストを決めた茶島、粘り強く守った守備陣。

不本意な使われ方でも、不満を外に出す事もない外国籍選手達。
遠征メンバーを外れたディエゴが、「win by all!」とDAZNを見ながらツイートしている。
悔しさを堪えて、チームを思う。本当に素晴らしい人間性を感じる。
まだジェフは、チームとしてまとまりがある。


苦しい状況で、それに批判が出るのも当然だ。
期待の裏返しで、もどかしさが溢れる事もあるだろう。
が、サポが騒いだところで、どうにもならない事を、汚い言葉で書きたててもプラスはない。そんな事をするよりは、目の前で苦闘する選手達を応援して、そしてこうした勝利を得たときに、心から喜ぶほうが余程健全だ。

チームの一員に留まるか、よく考えて欲しいと思う。


さて、この勝利を喜んでも、これを再現できる勝利に変えていかなくてはならない。
大切なのは次節。
チームは変われると、ぜひ示して欲しい。
エスナイデル監督。

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問題は「ミス」や「個」ではない 第30節 vs東京V ●2-3

『大戦略』ってパソコンゲーム、プレーした事ありますか?

シミュレーションゲームで、
敵味方に分かれて、戦車や飛行機のユニットを操って、
相手の司令部を潰したら、勝ちってゲームです。

あのゲームで、敵プレーヤーの司令部を陥とそうと、ユニットを総動員して、攻撃に出る訳ですよ。良いところまで攻めてた時に、足の速い爆撃機ユニットを繰り出されて、前に出過ぎた対空砲の攻撃範囲も届かずに、一気に自分の司令部を陥落させられて負ける、あの感覚。

試合前に、そんな冗談話をしてたんですが。
今日のヴェルディ戦、まさにそんな負け方でした。
まあ、「いつもの」やられ方です。


・ドイスボランチでスタート。試合の入り方は悪くなかった。
・プレスがハマらず、いつものようにDFラインの裏を狙われ失点。
・指宿が決めていてくれれば、あるいは。

試合内容は、この3行で振り返れなくもないのですが。
わずかばかりの変化も見えつつあるので、
そこに目を向けながら、試合を振り返ってみたいと思います。

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8月最終戦。
秋の気配が見えた先週の水戸戦から、季節が逆戻り。
酷い残暑の中でのゲームになりました。

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ジェフは布陣を調整。
4-4-2のドイスボランチへ。
困ったときの勇人頼み。
止まらない失点、下降する順位に、監督をはじめ指導陣も現実策をようやく採用し出したのかもしれません。

対するヴェルディは、4-3-3でスタート。


選手達がコメントしている通り、試合の入りはここ数試合の中では良かった。
その中で変化を見せていたのが、勇人と組んだアンドリューの攻撃参加。

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アンカーだと、DFのカバーにも入らないといけないので、前に出ることはほとんど無くなってしまうのですが、勇人と組むと、ある程度リスクを犯して、前に出る事ができるようになる。

前回水戸戦のレポートで、ファーストプレーで、アンドリューの攻撃参加・飛び出しがあった事に触れましたが、このゲームでは、攻撃時に高い位置取りをして、左の為田、下平とトライアングルを作って、自身もフィニッシュの機会を伺っていました。

やっぱり、「もう1枚」の動きがあると相手も対応が遅れる。

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先制点も連携の良かった左から。
指宿→為田と繋いでクロス、指宿のヘッドがクリアされたこぼれ球に、為田の外側をオーバーラップして、ペナルティエリアの中へ入り込んでいた下平が詰めて、移籍後初ゴール。

その後も20分くらいまでは、ジェフの攻撃機会の方が多く、シュートまではなかなか至らないものの、押し込んではいました。

ただ、時間が進むと共に、ヴェルディの修正が効いて来る。
一つは守備面。水戸戦をはじめ多くの試合と同様に、ジェフのサイド攻撃に対して、必ず2枚以上の選手が対応し、良い形でクロスを上げさせない。

また、攻撃面では、右のインテリオールに入った16番・佐藤優平選手(アンドリューの対面)が、大きなジェスチャーで周りにアピールしながら、盛んに、右から左中へ流れつつ、DFラインの裏に飛び出す動作を繰り返している。

佐藤雄平選手は、守備時にはチェイシングも厳しく、厄介な存在でした。
そして、他の中盤の選手達も、同じように、「縦」と「斜め」の動きを意識しながら、裏を狙ってくる。ジェフは、この動きがケア出来ない。

前からプレスをかけているようでも、ボールの出し所を潰しきれて居ないし、飛び出してくる選手もケアできていない。危ないなと思っていると、それが「やっぱり」に変わってしまう。

28分、ヴェルディにジェフの右サイドの裏を狙われ、フリーでクロスを上げられると、良い動きをしていた佐藤優平選手がフリーでヘディングし、綺麗にゴール。
ヴェルディは、狙い通り。ジェフはいつも通り。。。

そして、この失点で、必要無いくらいに慌ててしまうのもいつも通り。
溝渕が、ドウグラスにパスしたときは、監督ならずとも頭を抱えてしまいました。
これだけ失点しているのだから、いい加減、吹っ切れて落ち着いてくれないものでしょうか。。。

さらに38分には、同じくジェフの右サイド深くから、逆の左サイドに大きくボールを振られ、そこで潰せずに、中央ど真ん中にボールを戻されて、フリーの奈良輪選手が、正確なミドルシュートを突き刺して、ゴール。

ジェフは、意外性のある奈良輪選手の攻め上がりに全く対応できず。
潰せず、振られて、突き刺される、悔しい失点でした。
この試合を終えて59失点に達するジェフの守備は、組織と共に、個人の問題も抱えている、それを感じた2失点でもありました。

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先制しながら、またもビハインドを負ったジェフは、ラリベイに代えて後半頭から、也真人を投入。自分自身、ラリベイのユニなので辛い交代。シュートシーンは少なかったものの、動き自体は悪くなかったので、勿体無い交代でした。

後半、手元の記録では、シュート数(ジェフ9、ヴェルディ2)と書かれています。
ジェフは、攻めながらも、決定機をほとんど作れなかった。


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開始すぐに勇人がロングシュートを放ち、
1分、也真人から船山にスルーパス、指宿のシュート。
同じく1分にCK、5分にFK、7分にもCK。
9分にも下平のクロスから指宿がヘディング。
自分の席からは決まったかと思ったけれども、枠外。
そうして攻勢を仕掛けるも、決定機を多くは作れず。
焦りが募り、体力が徐々に失われてくる。

ほとんど一方的に攻撃を受けていたヴェルデイは、65分。
ドウグラス選手から、藤本選手にパスが通りかける、危ないプレー。
その直後の66分にも、後半ファーストシュートを優也が処理。

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勝負の分かれ目は、68分。
一連のジェフの攻勢の中の最後のプレー。
船山から、也真人へパスが通り、ゴールラインまで抉った也真人が、グラウンダーのクロスを中へ。指宿の足下に入ったボールは、流し込むだけのボールだったけれども。ボールは、無情にもはるか上へ。

指宿は、奮闘していたので、このワンプレーだけが残念でした。

すると、その後の27分、本当にワンプレーでした。
深い位置からのサイドチェンジが、一気に35番藤本選手へ。
キープして、切り替えし、強烈なロングシュート!

DAZNで見てみると、DFの選手達も、まだ撃って来るとは考えていなかった様子。
けれど、メインで見ていたサポ仲間からは、「ぽっかりとシュートコースが空いた」と言う、その一瞬を逃さず、ファインゴール。

決定機を逃したジェフを尻目に。
素晴らしいゴールで、ゲームを決定付ける3点目を奪います。

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追い詰められたジェフは、矢田の素晴らしい直接FKで1点を返すも、徐々に時間に追い詰められ。
最後まで諦めずに戦うものの、
最終盤に、近藤を上げ、さらに優也を上げ、、、と言う「特攻」も「いつも通り」に。

2-3。
複数失点で、またもホームで敗戦。
非常に厳しい結果になってしまいました。

30試合で59失点。
ほぼ1試合2失点。
これじゃあ、勝てない。

ジェフの改善速度があまりにゆっくりで、
対戦相手のジェフ対策がはるかに上回っているように思います。


何度も書いていますが、攻守とも問題が改善されていない。
それが、辛い。

「ハイプレス」が効かず、ボールを前線に送られる。
「ハイライン」を敷きながら、オフサイドは取れず、広大なスペースを使われる。
そして、守備は「後手」で「1対1」を対応する事が余りに多い。

「ハイライン」で、コンパクトなエリアで戦おうとするものの、前線は渋滞。
サイドに活路を求めるも、フォロー不足で数的不利を強いられ、精度の高いクロスが上げられない。

対戦相手は、その問題に対して入念に対策をして来ている。
監督が、ミスや、個人の問題に敗因を求めていては、解決しない問題だと思います。

「ハイライン・ハイプレス」そのものが悪いんじゃなく。
プレスの強度が相手を自由にさせないくらい強くはなく、
ラインを高くしても、整然と、コンパクトで、上げ下げが素早くないから、
容易に裏に飛び込まれて決定機を作られる。
中途半端で、やり切れていない。

徹底的にやりきるか、理想に現実が追いつかず、
やっぱり出来ないのならば、別のやり方を探すしかない。
コーチ陣、GMも含めて、解決策を見いださなくては。

練習試合を組んでみたり、今日のようにドイスボランチでのスタートは、現実に即したポジティブな変化だと思いますが、残り12試合。

口惜しいですが、今季の目標を「J2残留」に修正して、
それをクリアした上で、来季の事を考える、現実的な判断も必要だと思います。
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練習試合 vs町田 ○2-0

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いやー、見てください、この豪華さ!
先発に外国籍助っ人5人が揃い踏みですよ、奥さん。
昨日の水戸戦と、どっちがトップチームなんだか。
これを「選手層の暑さ」とみるか、「補強の迷走」と見るか。
・・・後者なんでしょうな、やっぱり。
どう見ても、勿体無い。。。

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練習試合と言う事もあって、この試合に「どのように」臨むのかは、選手の意識次第。
コンディションの維持・調整、試合勘を取り戻す、トップへのアピールなどなど。
チームとして、まとまれるかどうか、その難しさはあるものの、
しばらく前までは、このTG自体が組まれなかったのだから、貴重な機会を大事にしたいところ。

試合自体は、昨日のトップの試合同様の問題を抱えた内容。
攻撃の工夫の少なさと、精度不足を見せ、前半は無得点。
後半33分に、ようやくサリーナス→ラリベイのラインで先制し、
後半43分に、清武のシュートから相手のOGで追加点という得点経過。


個々の選手をちょいちょい追ってみましょうか。
危なげない見せていたのは、ロドリゲス、増嶋、エベルト、浩平、山本、ラリベイと言った面々。
彼らは、このゲームに対して、調整的なアプローチ。
ある程度プレーを抑えながら、要所を締めているような感じでした。


特に、ロドリゲスは最後尾から大きな声を飛ばして、チーム全体を鼓舞。
DFライン裏を狙う相手のフィードボールは、
「キーパー!!!」
の大声を発しながら、一目散に飛び出してきて、豪快にクリアしてました。


そのロドリゲスや、エベルト、他の選手達からも一際声が飛ばされていた先は、
左サイドバックの。チーム全体が、乾を何とか奮い立たせようとしている感じ。
誰よりもたくさんの声がかかって、乾もそれに応えるように、守備の修正であったり、
攻撃でのチャレンジだったり、意欲的にゲームに取り組んでました。

一朝一夕では問題はクリアにならないでしょうが、下平と言うお手本も間近に見つつ、
攻守に何段階も、レベルアップして欲しいものです。


一方、前線でやや不完全燃焼になっていたのが、清武
去年前半戦のように、チームの中心になってなかなか戦えないフラストレーションは、
相当に溜まっていると思います。
プレー、発言に、イライラが感じられ、力が入り過ぎていた様子。
前半8分、9分と、立て続けに決定機を逃し、その後もややプレーがラフ。

ただ、練習試合ながら、それだけ気持ちが入っていたとも言えますし、
後半最後に、OGを誘発する豪快なシュートを放って結果を残すあたりは、
それだけチャレンジをしていた証。
得点力がチームでも最上位である事は誰もが認めるところなので、
心を整えて、トップで力を発揮して欲しいところです。

シュートだけでなく、フリーキックにロングスロー、
清武が出ていれば、武器はいくつも増えるのですから。


いまだ秘密のベールに包まれたままのゲリアは、前半は目立たないプレーも、
時折、「あれ、やっぱりスピードあるんじゃ?」と思わせる、
相手選手との競走シーンで目をひくと、
後半25分にはサリーナスとのコンビから、DFライン裏に抜けてクロスと言うシーンも。
綺麗な突破だったので、スタンドからは大きな拍手。
ようやくのようやくですが、ちょっと光が見えてきたかも。


そのゲリアの前で、トップで言う船山の位置に入って生き生きしていたのがサリーナス
たぶん、今日の全選手の中で、一番仕掛けて、クロスやシュート、
あるいは、コーナーキックを獲得したりしていたのでは。

決してスーパーではないけれど、船山や為田が疲れたとき、
もう一段ギアを入れ直す役割は十分に担えそう。


スタメンでもう一人、小島は、スタート時は普段と違うアンカーを担当した事もあり、
周囲とのバランス取りで苦戦していた印象。
乾の次くらいに「シュウト」と、周りから声がかかってました。
印象的なプレーをするには、もう一列前でやるか、ダブルボランチの方が良さそう。


さて、交代で後半13分に入ったのが、勇人、大悟、弾斗の3人。
勇人に関しては、特に良いでしょう。
怪我が原因のメンバー外で無い事が分かっただけでも。

大悟と、弾斗は、もう少しプレー時間が欲しかった。
特に、このゲームでは、右のサリーナス中心に攻撃がされていた事もあって、
ボールが、そこまで集まって来なかった。

後半21分、小島→大悟と左へ展開して、そこから清武に繋いでシュートまで持ち込んだシーン。
あるいは、CKのクリアボールを、弾斗が拾ってクロス、エベルトのヘディングシュートを生んだシーン。

そう言うシーンがもっと欲しかった。
けれど、TGすら無かったこれまでを思えば、試合の中で小さくともアピールできたのは収穫では。
2人とも、きっかけを掴んで欲しい。
停滞を破るのは、いつだって、若い力だ。

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後半37分には、一気に4枚代え。
GKに大野、さらにU18組の、ファーガソン・カルム、大和、それにエスナイデルJrが投入される。

エスナイデルJrは、正直U18を見に行っても、試合に出ていることが少なく、
プレーを間近に見たのは、ほとんど無かった。

時間は少なかったけれど、右から思いのほか鋭い突破を見せて、
クロスを上げたシーンは、こんなプレーも出来るのかと驚いた。
親父の仕事の関係で、言葉の通じぬ異国の地。
苦労もあると思うけど、ちょっと以前より明るくなったように見えたのはよかった。

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試合終了時の布陣はこんな感じ。
大和は、FWの位置にも見えたので、実際は少し違っているかも。


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さて、各選手、エスナイデル監督には、どのように映っただろうか。
それにしても、外国籍選手がみんな、サブ組に居るのは勿体無さ過ぎる。異常だ。
試合に出ているラリベイや、ロドリゲスは兎も角、
サリーナス、エベルト、ゲリアは、フィットさえすれば、チームの力を大きく底上げする存在のはず。GM、強化担当は、何で監督がトップで使わないのか、何が悪いのか、よくよく考えて欲しい。


話は変わるけれども、ユナパの見学者が多かった。
ぶっちゃけ、この順位で、昨日も負けた後にも関わらず、これだけのファンが集まるのは、
試合結果だけじゃない固定ファンが、かなり根付いて来た事の証でもあると思う。

それは良いこと。
けど、それに胡坐をかかず、どうすればもっとファンが出来るか、
ファンになった人が、興味を失って去ってしまわないか、それをチームには考えて欲しい。

開幕前の期待を裏切る、苦しいシーズンになってしまっているからこそ、
何で苦しんでいるのか、いまチームは何を考えていて、
何を目指すチームを、ファン、サポーターに応援して欲しいと考えているのか、
もっと詳らかにして行ってほしい。


さて、このTGは来週のホームにどう生きるか。
ヴェルディ、またもや強敵。
結果が残せますように。
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秋の訪れと共に『熱さ』を失ってはいないか 第29節 vs水戸 ●0-1

またも、長谷部さんに勝てなかった。
得点を奪う事も出来なかった。

終了間際の失点は、たしかに堪えるものではあったけれども、
それ以上にジェフのパターン化された戦いが、
見透かされているようで悔しかった。

2016年終盤に指揮を執り、去年1年間はコーチとして、
一歩退いた立場の違いを忍耐しながら支えてくれた長谷部さん。
去年終盤と、今のジェフ。
この違いを、どう見ていたのだろうか。

−−−−−

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町田戦から、一週間しか経っていないのに、この気候の違いは何なんだ。
空は高く、絹雲がたなびき、やがて太陽が傾くと、燃えるような夕焼けが、
その絹雲たちを赤々と染め上げて、
幻想的とも言える光景を描き出していた。

が、ピッチの中で繰り広げられていたのは、泥臭い我慢比べ。
ボールをキープし、サイドを抉り、得点の糸口を掴もうとするジェフと、
それは先刻お見通しとばかりに、サイドに防御網を敷き、
ジェフが必ず隙を見せる、キーパーへのバックパスを掻っ攫わんと、
猟犬のように追尾するFWの槍衾を構える城への、
難解な攻城戦を仕掛けているように見えた。

そして、これは、幾度も見てきたパターンだ。

ガードの上から如何に手数を放ち、防御を破って、得点を奪い、
相手が城から打って出るように出来るか、だ。

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この日のスタメンは、指宿と矢田が入った。
前節、町田戦の後半に、反撃の機運を生んだ2人。
調子の良い選手を先発で使うのは、エスナイデル監督らしいチョイスだ。

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そして、サブには也真人が戻ってきた。
スタンドにも『待ってたぞ俺達のNo.10』と手書き幕が掲げられ、
大きな声援が、何度も彼にかけられていた。

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この試合、最大の見せ場は、前半開始直後のプレーだったと思っている。

指宿→為田→指宿と繋ぎ、
そこから、右の溝渕に展開、一列中の船山に戻し、
後ろから飛び出してきた、アンドリューにスルーパス!

ペナルティエリアの中に進入したアンドリューへの対応は追いついていない。
惜しむらくは、アンドリューのクロスが不正確だったこと。

が、これは、本当に長らく見ることが出来なかったプレーで。
アンカーの攻撃参加、DFラインの裏への飛び出し、
これは、それこそ、オシム監督時代の阿部+勇人の組み合わせや、
あるいは、最後方からのイリアンの攻撃参加に匹敵するもの。

これをやられると、相手は、全く予想外で対応できない。
つまり、得点のチャンスが大きく広がる。
最初にこれを見せてくれた事で、今日はちょっと違うものをみせてくれるかと、
大きく期待をしたのだけれども、残念ながら、このワンプレーしか出せなかった。

が、パスもダイレクトで繋がり、素晴らしい連動だった。
この後ゲームは膠着するが、
解決のヒントは、自分たち自身のファーストプレーにあったと断言できる。

ジェフの攻撃に足りないのは、「意外性」と「主体性」だ。


試合全体を通じ、ボールを持っていたのは、この試合でもジェフだった。
が、シュート数で上回った前半でも、よりゴールに近かったのは水戸だったように思う。

5分の水戸のCKから、ジエゴのヘッド。
15分には、ジェフの左翼からクロスを立て続けに上げられ、
22分にも、DFライン裏へ送られたボールの対応に優也が遅れそうになり、
後ろ向きでボールをキャッチする危ういピンチが続く。

松本戦や、町田戦でも感じた、細部の詰めを、水戸もまた徹底している。
優也がボールを持つと、近くのDFにボールを繋ぐ。
そこには常に2人が居る。

矢田、茶島がボールを持てば、周りから選手が囲み、縦パスを防ぐ。
この時、ボールを引き出す動きが乏しいジェフは、わざと空けられたサイドに送るか、
もしくは、プレスを嫌って、逆サイドに各駅停車でボールを回すしかない。

たまに、最終ラインから逆サイドにフィードを送ろうとするものの、
そのボールは、目的の選手に届く手前でクリアされる事が多かった。


ジェフは、攻めあぐむ中、サイド攻撃にこの試合も頼っていた。
エスナイデル監督は、町田戦の前にも「縦に速く」を意識付けしようとしている。
クロスだけでなく、中からも攻めたい。
けれど、それを選手が体現できない。

そこに監督はもどかしさを感じているし、
我々見ている側は、プレーで表現できるよう、仕込めない監督にもどかしさを感じている。
「分かっているのに、出来ない」が、この試合でも続いた。

そうして、頼みの綱のサイド攻撃。
振り返ってみれば、水戸が警戒して、守備網を敷いていたわりには、
特に為田&下平、船山&溝渕は、よく抜け出してクロスを上げるところまでは行っていた。

が、そこからの精度が、致命的に低かった。
上げても、明後日の方向に飛ぶ、キーパーにセーブされる、DFにクリアされる。
生きて、味方にたどり着いたクロスがほとんど無い。

精度の問題と、中に飛び込む選手が少ないのと、両方。
「遅い」
「意外性が無い」

DFラインとキーパーの間にアーリークロス、
そこに何人もの選手が飛び出す−−−ような、
教科書通りのプレーも欲しい。

粘りに粘って、ゴールライン間際からの苦しいクロス、だけじゃ辛い。
相手は、そんなに毎試合、ハンドをしてくれはしない。


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手元の集計では、後半、ほぼシュートは撃てていなかった。
58分、船山のCKから、指宿のヘッド。
87分、船山から為田へ繋ぎクロス、船山、
そして、交代出場の也真人がシュートチャンスを掴むも、ボールは力なくキーパーへ。
本調子なら、決めていただろう。
チャンスは、この2回ぐらいだったのではないだろうか。

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交代で出た、也真人も、また浩平と2人で新旧10番が組んだ後も、
局面を打開する、目の覚めるような連携は、今日はまだ見られなかった。

試合も残り少なくなり、迎えた90分。
ジエゴのロングスローをクリアしたボールが、伊藤選手の目の前に。
詰める事も出来ずに、フリーで正面から叩き込まれ、ゲームを決められた。
攻めあぐねていた城から、最後に突然、大砲が出てきたようなものだ。

監督は、これを詰められなかったミスというが、
それまでに攻め切れなかったジェフの攻撃精度の方が問題だ。

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繰り返すが、「意外性」と「主体性」が出せなければ、
この先、攻撃もますます停滞するだろう。

選手達は頑張っているが、攻守共に「ワンパターン」。
毎試合、悪い意味で、いつか見た試合のリプレイを見ているかのようだ。
発見に乏しい。

もちろん、復帰した也真人や、浩平、茶島、矢田ら、アイデアのある中盤に期待はかかる。
しかし、彼らのアイデアを生かす為にも、チームとして、
相手の意表を衝く為に、誰が、どう動いてパスコースを作るのか、もっと練習で煮詰めて欲しい。


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試合後コメントは、ずいぶん短いものだった。
悔しさもあったのだろうが、正直、これだけだと監督の考えが伝わって来ない。
考え方どころか、『熱さ』も伝わって来ない。

この試合にどう臨み、何が悪かったから負けたのか。
どんな練習をして、出来た事はなんだったのか。

選手達への評価は?
この成績でも遠征してくるサポへ、
自分を信じてもらうために、何か伝える事はないのか?

これだけじゃ、「Pasio'n」が伝わって来ないんだ。
監督も、高橋GMもそうだ。
もっと話そう。もっと語ろう。
みんな苦しいんだ。

だから、どう苦しんでいるのかは、どう考えているのかは、オープンにして欲しいんだ。
それが伝わらなければ、分からないし、冷めてしまう。
『諦めない』ってのは、『冷めない』ってことでもあるはずだ。

一つ一つの会見、一つ一つの言葉が、チームの結束を固くもすれば、
綻ばせると言う事を、指揮官には分かって欲しい。

失点しても、声援はますます大きくなった。
試合が終わった後も、悔しさを堪えて、みんな選手達を迎えていた。
そうでなければ、容易にこの結束は崩れてしまうから。

誰かのせいじゃない、皆で自分のパートを背負って乗り切る心をもって。
そのために、指揮官も、GMも『熱さ』を忘れないで欲しい。
辛い、敗戦の後であっても。

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細部の差を感じる、上位との対戦 第28節 vs町田 △3-3

最後まで戦い、3PKとはいえ、アウェイでドロー。
今やれる事はやった。
そう、肯定的に捉える事も出来る。

けれど、自分には、2位の町田にチームの成熟度の差を見せられた、限りなく敗戦に近い試合だったと感じた。この試合でも、3失点。優也の活躍と、ポストに当たらなければ、さらに失点は増えていた。複数失点する事が当たり前になっていて、感覚が麻痺しつつある。
これは、異常な事なんだ、こんなに点を獲られて良いはずが無い。

今日でシーズンの2/3が終了した。
現実問題、昇格は困難。
今季の残り試合をどんな位置付けで戦うのか、チームのありようが問われている。


−−−−−

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低い雲が空を覆い、蒸し暑さに拍車をかける野津田。
今回は、ユナイテッド後援会のバスツアーで参戦。

この試合からエスナイデル監督がベンチに戻って来たジェフは、
前節からメンバーを大きく入れ替え。

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ロドリゲス→優也、勇人→アンドリュー、矢田→茶島に加え、
レンタルで獲得したばかりの下平を、乾に代えていきなりスタメンで使って来た。

試合前、エスナイデル監督は、「相手陣地でボールを奪ったら、相手のフォワードが早く動き出してボールをそこに蹴るというのは分かっています。」と、町田の戦いぶりについては理解していた。
それは、ここ何試合もの失点の原因にも通じるもので、理解していても、解決策を示せていないのが大きな問題だった。下平の獲得、投入は、抜本的な問題解決ではなく、あくまで、ベターな選手に置き換えることで、問題を小さくしようとするものだった。

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試合が始まり、その下平は、無難なプレーを見せ続ける。
その中で、ロングフィードをラリベイにピタリと合わせ、チャンスを作るシーンも作った。
先任の乾よりも、守備に対しての意識が強く、1対1になっても粘れる。
そこは良かった。

が、ジェフの守備の問題はそれだけじゃ済まない。
ちょうど、町田は格好の比較対象だった。

ジェフと町田は、近しい戦いをしていた。
すなわち、前線からプレスをかけ、それをシンプルに前に運んでゴールを目指す。
ハイライン、ハイプレス同士のミラーゲームのようだった。

が、その細部が異なる。
例えば、サイドの守備。
町田は、ジェフの選手がボールを持つと、2人が対処に当たる。
ジェフは、サイド攻撃を仕掛けようとするも、有効なボールがほとんど上げられない。

対して、ジェフのサイドの守備は、サイドバックの裏にボールを出されて、
あるいは、そこでボールを持たれてから、それをマークにあたる選手が、後ろから「間に合えぇぇぇぇっ!!」ぐらいの勢いで、一か八かで追っかけて対応する。

そんなんだから、しょっちゅう、致命的な1対1を作られてしまうし、
開幕戦の増嶋が犯してしまったように、後ろから相手を倒してしまったりする。
そう、開幕戦の頃から、ほとんど改善できていないのだ。

サイドがそんなだから、フォローに入る選手のプレーも、余裕が無くなる。
今日の1失点目、きっかけになったフリーキックは、アンドリューが犯した、不要なバックチャージからもたらされたものだった。

同じような戦いをしていても、偶然性に頼っているのがジェフで、
詰め将棋のように確率を上げているのが町田だった。

そうして、オウンゴールから失点した後も、
試合展開自体は五分五分に近いように見えても、
攻められている回数が多くは無くても、
よろい致命的な状況に陥っているのは、ジェフの方だった。

44分、2失点目。
ジェフの右サイドから深々と突破を許し、ペナルティエリア内に戻ったアンドリューが何とかクリアするも、それを拾われ、平戸に反転しながらシュートを決められてしまう。


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後半開始と共に、矢田旭を印象の乏しかった浩平に代えて投入。
矢田自身のコンディションは上々で、ゲームへの溶け込みもスムーズ。
けれども、まだこの段階では大きな流れは変えられない。
むしろ、町田の時間帯が増えていく。

54分には、ジェフのCKからカウンターを受け、
一気にシュートまで持ち込まれるも、ポスト。
さらに、60分にも波状攻撃を受けて、連続でシュートを喰らう。

ポストと、優也のセーブが無ければ、このあたりで、0-4までリードれていただろう。
が、それでも防ぎきれず、63分には、再び右を破られ、
詰めていたアンドリュー、鳥海も及ばず、最後は下平もかわされて、
再び平戸に、その能力の高さをまざまざと見せ付けられて3点差とされる。

正直、この時点で、今日はかなり厳しいと思っていた。
クロスは上げても、シュートにはいけないシーンばかりだったから。

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ただ、途中投入の矢田の展開力、突破力と、
指宿の長い足を活かしたキープと、意外性のある突破は、
船山、為田の両翼のDFライン裏への抜け出しを導き、
わずかばかりの可能性は見せていた。


が、まさか、ここからこんな展開になるとは。。。

74分に、CKの展開。指宿が中に上げようとしたボールが
相手の手に当たって、PKを獲得。これを指宿が自身じ鎮めて、まず1点。

77分、指宿がDF裏に抜け出して、ペナルティエリア内で倒され、PK。
船山が沈めて、2-3とする。

さらに、81分。
今度は、町田の左翼を抉って、クロスを上げようとすると、
これがまた手に当たって、PK。船山が決めて同点。。。

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こんな短時間で三発のPK。
どれも、妥当な判定だったので、ピッチ内もそこまで揉めなかったけれども、
陸スタで、反対側が見えづらい野津田だけに、ホーム側のサポからすれば、
納得できない心情は、正直、分からないではない。

当然、スタジアムの空気は、ここでは感じた事が無いぐらい、
殺伐としたものがあったけれども、
それも「珍しい記録」として、しばらくすれば片付けられるぐらい、妥当なものだった。

そうして、試合を振り出しに戻したジェフ。
戻されてしまった町田。

町田も、ジェフよりは、ケアをしていた両翼の裏側が、
セーフティリードに気が緩んだか、
あるいは、連続PKの浮ついた空気に、一瞬集中が途切れてしまったか。
とにかく、あの時間帯だけだった。

お互い、ドローでは終われないと攻め合うも、精度を欠き、
決定的なチャンスは迎えられない。

ジェフは最後の攻撃のコマとして、為田に代えて、乾をウイングで投入も、
スコアは動かずにタイムアップとなった。

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最初に書いたように、試合は町田のものだったと思う。
細かい部分の精度がだいぶ違った。
町田は、順位だけのチーム力がある。

ジェフは、PKで無ければ、得点は奪えなかっただろう。
クロスが、当たらずに、そのまま上がっていれば、ファーに流れたか、
それともキーパーにキャッチされたか、点にはなっていなかったと思う。

酷暑の中、選手の頑張りは認められるべきもの。
けれど、この試合でも問題は解決せず、「足踏み」を感じてしまった。

ユナパレポを読んでも、監督、コーチ陣が、敵を分析できていない訳ではないし、下平を獲得したように、問題点がどこにあるのかを分かっていないわけじゃない。

けれど、それを、チームにどう落とし込んで、ピッチで改善するのか。
それが、できていない。
分かっていても、選手に伝わらなくては。

それはつまり、日々の練習の中で、改善方法を身体に教え込む事が出来ていないとも感じる。「わかっていて、改善できない」もどかしさに、ジェフの問題の大きさを感じてならないのだ。

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練習見学雑感記(2018/08/10)

姉崎時代は、しょっちゅう行っていた練習見学も、
距離は近くなったのに、なかなか行けないと言う矛盾。
まあ、試合日でない土日が非公開かOFFの事が多い現在じゃ、なかなか難しいですわな。


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さて、平日休みで久々にユナパへ。
今日も今日とて、異常とも暑さの中、練習は10時から。
監督、コーチ陣と、選手達は10時10分頃からピッチに登場。
先日、マリノスから新加入した下平選手の姿も。



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10時半頃までは、軽いランニングと、マーカーなどを使った短いダッシュなどを折り混ぜ、
ウォーミングアップ。ちょっとした事で笑いが起きたり、雰囲気は悪くない。


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それから、ボールを使った練習に移行。
チームを半分に分け、ディフェンスは置かずに、キーパーのみに守らせ、
サイドからクロスを上げて合わせたり、
一度ポストを入れてからシュートを撃つ、形を確かめるような練習。
暑さもあってか、それともいつも通りか、強度は低め。

相変わらず、こう言うプレッシャーが低いシュート練習で外す選手が多い。
これは、昔からどの監督の時代もあまり変わらないので、正直謎。
試合とは違って集中力の問題か、それとも、そもそも足でボールを扱うって事が、
それだけ難しいって事なんだろうか。

個々の選手を見ていると、ラリベイやエベルト、矢田、溝渕あたりは、練習でも「真面目さ」が滲む。
一つ一つのプレーを噛み締めるような感じがある。
一方、久々に見る浩平は、「遊び心」が出ている。
シュートを決めた後、外した後のリアクションも、それぞれに特徴があって面白い。
けど、みんな大人しい。
昔であれば、坂本さんだったり、あるいはヤザーだったり、練習中にも響く「声」があったんだけど、
皆、飄々とこなしてる感じがした。悪いプレーがあったら、怒鳴るくらいでいい。

11時ごろからは、紅白戦。
主力組に対して、サブメンバーは、「対町田想定」と言うよりは、
Bチームのメンバーをバランス良くピッチに配置しただけな感じ。
シミュレーションは、明日の非公開練習の中でだろうか。
(そもそも、そう言う想定練習はやっているのだろうか?)

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前節、苦い思いをした乾には、ハッパをかける意味もあってか、首脳陣から声が良く飛ぶ。
ここが踏ん張りどころ。
ポジションを守る為に、一層の奮起をして欲しい。

紅白戦は、ちょくちょく監督がプレーを止めて確認する。
この時間になると、暑さも、日差しも強烈。
給水もこまめに。

指示内容は、やっぱり攻撃に関しての内容が多い。
個々のプレーに対して、守備の問題が指摘される事ももちろんあるけれど、
「声」で「指示」が飛ぶだけの場合がほとんど。
Bチームに攻めさせて、それをトップが繰り返し守るとか、
ある局面でプレーを止めて、監督が「こう守るんだ!」と手本を示してみせるとか、
そういったシーンは見られない。

(御大や、ベルデニック監督は、
特にそう言う「プレーを区切って」「印象付ける」練習やってたんですよ。)

守備が問題なのだから、もっと、そう言う練習を、絞り込んでやった方が良いのではとは思う。
特に前回、散々にやられた、サイドバックの裏のスペースのケアなんかは特に。。。
練習見学に行けていなかったから、やってるのか、やってないのか、あまり分からなかったけど、
この日の練習からは、あまり守備に重点を置いた反復練習をやってる様子は無かった。

このあたり、補強とは別に、高橋GMは、どんなコミュニケーションを取っているのだろう?
(放置とか、制御不能とかは、止めて欲しい。。。)

そんなこんなで、紅白戦は30分ほど続き、
なんとなくオフェンスの感覚を掴んだところで、この日の練習は終了。

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目立っていたと言うか、注目して見ていたのは浩平。
球離れが、シンプルで、精度も以前より高くなったように感じる。
也真人と組ませたら、この2人、噛み合うんだろうか?打ち消しあってしまうんだろうか?

この暑さの中、出待ちしてたら死んでしまうので、早々に撤収。

やっぱり日曜日の注目は、左サイド。
夕方に登録の済んだ下平がいきなりスタメンになるか、
乾がポジションを守るか、弾斗が捲くるか、それとも大穴で、ゲリアや、エベルト、サリーナスが来るか。

いずれにしても、大きな変化は無く、
「やりたいサッカーを貫く」アーティスティックな姿勢で日曜日は布陣しそうな気配。
それとも、明日の非公開で何かが変わるのか。
エスナイデル監督がベンチに復帰するだけに、町田戦は注目です。

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「勝手口」を破られて 第27節 vs松本 ●2-3

負けるにしても、負け方が悪過ぎる。

こんなの、相手が反町監督でなくても、
素人のサッカーファンでも誰でもわかる、守備の穴を放置して。
そこを、いいように使われて、あっさりと失点し、試合に敗れる。


毎試合、今日こそは、その穴を塞いでくれただろうと試合を観る。
が、問題点はそのまま。
こんな繰り返しじゃ、選手の自信も失われてしまう。
監督、コーチが一体何を指導しているのか。
会見場に乗り込んで、質問を浴びせてやりたいような負けっぷりだった。

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メンバーは上記の通り、アンドリューが前節終盤に傷み、先発は勇人。
浩平の相方には、コンディションが整った矢田が入り、
さらに、左のウイングには清武が入った。

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キックオフと共に、双方に攻め手のある、互角の展開。
ジェフは、前線からのチェイシングと共に、守備時には、勇人がバックラインに下がり、矢田・浩平がドイスボランチを組むような守備陣系で松本の速攻に対応する。松本は割と丁寧に組み立てをし直し、最後方から、反対側のサイドへサイドチェンジをし、ジェフの陣形を揺すぶりながら、じわりじわりと攻撃を仕掛けてくる。

2トップは、前田と永井。
足の速い二人を並べ、あからさまに「ディフェンスラインの裏を狙いますよ」と宣言している。

昼間の熱気が残る厳しいコンディションだったが、前半はジェフの圧力が優り、時間が進むごとに、松本を押し込んでいく。早い時間帯から、セットプレーのチャンスも幾つかあったし、枠には行かないものの、浩平のミドルなど、チャンスも作った。

そして、前半40分、右からのクロスに相手がハンドを犯し、PKを獲得。
これをラリベイではなく、船山が沈めて先制。
PKではあったものの、そこまで、かなり何度も攻め込み、ようやく奪った得点だったので、流れを切らさず、得点を奪えた事は、大きなアドバンテージになる、はずだった。

ところが、先制点の熱気も覚めやらぬスタンドに、冷や水が浴びせかけられる。
左サイドでバックパスを受けた近藤が、一瞬判断を迷い、そのボールを詰めていた前田に掻っ攫われ、キーパーと1対1からゴールを許してしまう。

あれだけ、苦労して挙げた点が一瞬でチャラに。
こう言うときに落ち着かせて欲しいベテランのミスに、空気が澱んでしまう。

ただ、松本からすれば、これは必然だった。
試合途中から、左に前田が流れるようになっており、バックパスがあれば、厳しくチェイスを行っていた。そして、ジェフの左サイドには、それとは別に広大なフリースペースがある事を、前田は前半で実感していただろう。

まさに、ジェフの左サイドは、「勝手口」だった。

後半に入り、ギジェルモコーチは、「松本が修正してきた」と言うが、そうだろうか。

前半で「勝手口」に誰も居ない事を確認した松本からすれば、後半頭からジェフが、当然そこを修正してくるだろうと考えていたのではないだろうか?ところが、「勝手口」は開け放たれたまんま。「狂ってるんじゃないか?」「罠なんじゃないか?」そうとすら思ったかも知れない。

けれど、そんなにフリーであるならば、試してみないのも勿体無いと松本は、その穴を集中的に衝く。易々と突破できる。得点できる。
ついでに、近藤に前田がチェイスに行くシーンもまた、何度も見られた。

スコアボードは、あっという間に、1−3に変わっていた。

が、ジェフの選手達は、必死に戦っていた。
それは強調しておきたい。

特に攻撃に関して言えば、何度も組み立てなおし、前線へ運び、シュートチャンスを伺った。途中出場の為田は特に、何度と無く個人の力で打開を図り、ドリブルを仕掛けた。

けれど、それ以上に松本の守備は整備されていた。
サイドでジェフがボールを持てば、必ず2人以上が対応する。
たとえ、クロスを上げられたとしても、決してフリーの体勢で上げさせる事は許さない。

高さがあるのは、指宿が出るまではラリベイ1人。
いかにも分が悪い。当たり前だが、理詰めで、失点の確率を減らしている。

それ以外のシーンでも、例えば浩平や矢田、あるいは茶島がボールを持っても、フリーでシュートが撃てるシーンは許さない。結局、サイドに散らさなければいけなくなっていた。
ジェフは、ボールは持てても、シュートは撃てなかった。
そして、厳しい守備に遭って、カウンターを受け続けた。

ロングパス一発が、前線の前田らに届くシーンを何度も観て、
何試合か前に、大宮の大前が同じようにボールを受けていたなとデジャヴがよぎった。

80分に乾→指宿。
茶島が右SBに下がり、左には溝渕がサイドを変える。

最後まで、諦めずに戦うジェフは、為田→指宿の芸術的ヒールで、2−3とする。
しかし、時既に遅し。時間を使い切られて敗戦となった。

酷暑のピッチを走りぬいた選手達に、感動の一つも沸きそうなものだが、
頭にポツンと浮かんだのは「何て非効率な」と言う、頭を抱えたくなる一言だった。


冒頭、書いたように、チームとして守備の穴が埋められ無かった事が、致命的な敗戦の要因になった。ポジションで言えば、確かに乾ではあるおだけれど、疑問は多々残る。

1.チームとして左サイドをどう守ると決めていたか?
2.乾は今日の先発として適切だったか?
3.何故、後半頭からの修正が出来なかったか?


1.は根本的な話だ。何試合かジェフを見ていれば、両翼の裏に穴があるのは誰でも分かる。守備時には、3バックにして、スペースを埋めようとしているもの分かる。けれど、サイドでもボールを持った相手をどう潰すかが、全く整理されていない。
 乾の位置は、「常に」「高すぎて」、相手にボールが出ても、物理的に追いつけない。
 そして、スピードタイプをぶつけられると、足の速さで負け、切り返しで容易に振られる。これは、乾がそう言う選手なのだから、仕方ない。問題は、どう言うポジションをとらせ、致命的な状況を作らないよう、チームで守るかなのだが、全く出来ていなかった。

2.今日の試合、いや、今日だけでなく、乾の良さが全く出ていない。乾の良さは、守備のデメリットを補って余りある攻撃だと、個人的には思っている。村井のような、ウナギドリブルに、足でも、頭でも、FWと見紛うばかりのシュートだ。
 むしろ、ウイングで使った方が良いとすら思ってる。
 が、今日は何も無かった。ボールを持っても全く仕掛けず、臆病にボールを戻すだけだった。メリットが何も無かった。果たして、今日の先発に耐える状況だったのだろうか。

 この部分は、後で補足する。

3.そして、試合中の修正を施さなかったこと。
最終的に80分に乾は指宿と交代し、溝渕が左へ回った。溝渕は、同じように苦戦はしていたものの、少なくとも、相手に喰らいついて、ファウルを取られてでも、遅らせる事は最低限出来ていた。これは、前半終えた段階でも出来たし、2点目を喰らった段階でも修正できたはず。放置して、3点目を喰らっても、修正無しなのが、理解できない。


プロでありながら、こうまで修正が出来ない、
同じ失敗を繰り返すチームを正直、見たことがない。
本当に、試合後会見に臨む記者には、何故なのか、聞いて貰いたいけれども、ロクなコメントが残されていない。残念だ。


乾が、力を発揮できなかった理由として、
気にかかるのが、この試合に向けて、どんな練習がされているのかと言う事。
なんだか、松本がどんな戦いをしてくるか、わかっていなかったように見えた。

相手を想定した練習は、していないのだろうか?
また古い話になるけれども、かつてベルデニック監督(2001年)などは、毎週試合前にまると、Bチームを敵に見立てた紅白戦を行っていた。相手に背の高いFWが居れば、それを想定した選手を置いたりする。そして、試合中に何度も止めて、問題点をチェックして、「仮想○○」を皆で共有して、試合に臨む。

今のチームは、どうなのだろう。
自分達のやりたい事をやろうとしか、していないんじゃないだろうか。
勝敗よりも、試合で、表現したいサッカーを如何に見せられるかの方が、そんなアーティスティックな拘りの方が、優先順位が高くなってはいないだろうか。

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もやもやっと残ったのは、
監督や、コーチ陣が、勝利の為に最善の準備を尽くしたと、思えなかったこと。
自分達のやりたいサッカーのベースがあるのは結構。
が、その上で、意地でも勝つ事が、最優先じゃないんだろうか。

選手達の頑張りが、「拘り」に足を引っ張られているようじゃいけない。
「勝利」の先にこそ、「自信」に裏付けられた、やりたいサッカーへの「確信」があるはずだ。

特に前半、良いサッカーの片鱗が見えていただけに、
ミスと、分かりきった守備の穴で勝ち点を失った事が、悔しくてならない。

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逆パターンの粘り勝ち 第26節 vs新潟 ○2-1

正直、後半途中からは、引き分けで何とか終わってくれと願ってました。
それがまさか、この試合内容で勝って終わるとは。

近い試合を挙げるなら、アウェイの大宮戦。
圧倒的に攻め込まれながらも、何故か運も味方しての勝利。
年に二度もこんな試合があるとは。
いや、本当に苦しいゲームでした。


真夏の連戦。
その上、今日の新潟は観測史上最高の38度オーバーの酷暑日。
水曜日の甲府戦で勝利を掴んだものの、疲労困憊のジェフは、
メンバーを大きく変えて臨みました。

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スタメンは、またも4-3-3のアンカー。
前回は、浩平の出来の良さに救われた感のある、まだまだ不安定なシステム。
トップには、指宿が入ったのをはじめ、連戦で疲労のある選手は、入れ替えに。

試合が始まるとしばらくは、お互い似たような展開でカウンターの仕掛け合い。
ジェフは右から船山が、新潟は田中達也が執拗に乾の裏を狙い続けて、クロスからチャンスを伺う。
乾は田中達也に全く対応できず、対応が後手後手。

先手を取ったのはジェフ、船山、船山、と攻めていたところで、この時は左の為田。
タイミングよく上げたクロスを船山が流し込んで先制。

が、喜んだのもつかの間、直後に田中達也から矢野にクロスを上げられ、
これを綺麗に合わせられて、同点。

そこからは、新潟はペースを握り、
ジェフはボールをキープするものの、ネガティブなボール回ししか出来ず、
新潟は、そのジェフのボール回しの中で起こるミスを衝いては、
カウンターを仕掛けると言う展開に。

ジェフは、ラインは高く保とうとするものの、プレスはかからず。
新潟のカウンター対応で、ますます体力を奪われてしまって、防戦一方の展開に。
両サイドバックの裏のスペースは使われ放題。
波状攻撃を受けに受けまくって、シュートも撃たれ放題。

ラリベイ、矢田の投入も功を奏さず、時間の経過と共に状況は苦しくなるばかり。
正直何とか、同点で終わってくれと思う展開。

ところが、前半にはディエゴが1対1をスーパーセーブ。
後半に入っても、矢野のヘッドはポストを叩き、
高木のシュートは、ディエゴの正面へ。
フリーのヘッドは、茶島がカバーに入ってクリアと、
新潟の決定機が悉く得点にならない。

そうなると、「流れ」は気まぐれにジェフにやってくる。
新潟が中盤でミスパスをすると、それが為田に渡って独走。
ニアを抜いたシュートがネットを揺らして、何とジェフが勝ち越しに成功する。

「ありがち」な展開ではあるけれど、
それはジェフが決められず、相手がジェフのミスを衝いて一発で試合を決めるパターンを
見てきたからであって、「逆パターン」が起こるとは。

新潟は焦って攻撃を仕掛けるも、逃げ切りモードに入ったジェフの各選手が、
そこかしこで、ちんたらボールを回しはじめると、
それまでの時間帯のような連動した攻撃が出来なくなってしまっていた。

反対にジェフは、カウンターから為田のシルキーパスに、ラリベイが抜けて1対1と言う、
絶好機を迎えるも、これを決められず。
アンドリューが負傷退場、さらに各選手の疲労も限界と言う中、
残り時間を何とか凌ぎきってタイムアップ。

新潟からすれば、どうして勝てなかったのか分からない、
ジェフからしても、何で勝てたのか分からない、そんなゲームになりました。

新潟のミスパスが無ければ、
MVP=為田のシュートが決まらなければ、逆の結果もあったでしょう。
立場を入れ替えて考えれば、恐ろしいゲームでした。

為田は前節に続き、2試合連続。
無得点の苦しみから解放されて、一気にノッて来ました。
勝負する姿勢がいい。

一方、ゲーム全体を通してみれば、ポジティブな要素はあまり見当たらない試合。
暑さにやられたのは考慮しても、戦術のマイナス面ばかりが出てしまった。
前節のキーマン・浩平はボールを捌けなかったし、
新潟の守備の前に、後ろでのボール回しを強いられる中、乾、アンドリューをはじめ、
確実に繋ぐべきなショートパスで、信じられないような「軽い」パスが多々。
そして、ターンオーバーしながらも明らかなスタミナ不足。

ゲーム内容は連敗中に戻ったようなものだったので、
勝ち点3の獲得を喜びつつ、負け試合のつもりで次節の勝利の為、
戦術の問題点を洗い出しして、穴を塞いでもらいたいもの。

自分達がやりたいサッカーをする為に、相手の長所を潰すような対策を練らないと、
今日のような、一方的に殴られるサッカーになってしまう。
その点、次の松本・反町監督は、徹底してジェフが嫌がる事をやってくるはずなので、
その姿勢を見習うぐらいであってほしいもの。


それにしても、本当に「不思議な勝ち」でした。
現地組の皆さん、お疲れ様でした。
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浩平が外から見ていたもの 第25節 vs甲府 ○2-1

定時ダッシュをして、特急に乗り、フクアリに着いたのが前半15分になろうかと言うところ。
ちょうど、甲府のフリーキック、金園のヘッドが吸い込まれるところだったから、消沈もした。
が、嫁さんがとっておいてくれた、南側のゴール裏に収まると、向かい側に見えたゴール裏がすっかり埋まっている。

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夏休みとは言え、水曜日。
しかも、ここまでリーグは三連敗、公式戦は四連敗。
フクアリでも三連敗にも関わらずだ。

期待を裏切る成績に、ネットじゃずいぶん、辛辣な言葉も飛んでいる。
監督批判、フロント批判、それが出ても仕方の無い成績だろう。
だから、正直、今日のフクアリは、かなりガラガラなんじゃないかと思っていた。
無理して観る必要があるもんじゃないのだから。

けれど、蓋を開けてみると、フクアリは9,000人近いサポが集っていた。
こんな成績でも、わざわざ平日にスタジアムに無理してでも駆けつけるサポが、こんだけ居る。心強かった。

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ゴール裏に張り出された手書き幕も、なかなか良いフレーズだった。
「熱く激しく泥臭く!最後まで走り抜く!!それが俺達のスタイルだ。俺達はピッチで闘う選手たちを信じ続ける。」

まだまだジェフはやれる。
改めて確信して、ビハインドのピッチに目をやった。

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スタメンは、4-3-3。

大きな違いは、浩平のスタメンと共に、
茶島が前で、インテリオールで起用されたこと。
ターンオーバーもあっただろう、清武、溝渕のスタメンも目をひいた。
また、サブには、矢田が戻って来た。

これまでも上手く行かなかったアンカーシステム。
正直、不安の方が大きかった。
試合速報でも、いきなり裏を取られたとか、書かれているし。

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このシステム。
従来も試していたけれど、守備時になると、アンドリューが下がって、
3バックのセンターのような位置取りをする。

その時、インテリオールの2人は、ドイスボランチの役割を果たして、
中盤に穴が出来るのを防ぐ形に、システム上はなる。
頭の中では、そうやって機能するシステムも、
これまでは、インテリオールが、ボランチとしては機能せず、
相手に自由にボールを持たせるシーンばかりが目立っていた。

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ただ今日は、復帰した浩平が、特に前半、この難しい役割を消化していた。
プレスに行くのもしかり、シンプルにパスを叩くのもしかり。
完全に崩しきるシーンは、そう多くは無かったものの、
浩平にボールが入ったとき、その後のテンポが良い。

そこに、運動量豊かに船山が、右だけでなく中央でもボールに絡んで、
最前線へとボールを引き出していく。

早い時間に失点しても、この試合でバタバタと崩れなかったのは、
この中盤のボール回しの落ち着きが、チームのリズムを崩さなかったのだと思う。


失点してすぐ、ジェフも反撃に移る。
左から崩し、最後は船山がスライディングで飛び込む合わせられず。
が、そのすぐ後、左の突破から、ラリベイが絡んで、茶島が地を這うようなミドルシュート!
ちょうど目の前だったものの、どこをすり抜けたのか分からないような、
絶妙なコントロールショットで、同点に追いつく。

その後も前半は、抜け出られそうで、抜け出られない惜しいチャンスが続く。
ラリベイにスピードは無いので、相手DFが付いていると、キープは出来ても、
抜け出てシュートにはなかなかいけない。

代わりに、船山が抜け出てシュートを放つシーンを作るも、僅かに上に。
前半は、そのまま1-1で終了。


後半に入り、甲府も選手交代と合わせて、
ジェフの中盤のボール回しを分断するために、浩平、茶島への圧力を高める。
すると、前半のようにペースが握れなくなり、主導権は甲府へ移動。
立ち上がりに危ないチャンスを2度迎えてしまう。

一つは、ディフェンスの裏を衝かれ、ディエゴが1対1とされたシーン。
ここは、ディエゴのプレッシャーに相手がコントロールを誤ってくれた。

もう一つは、溝渕がライン際でシュートをかき出したシーン。
いずれも1点ものだったが、何とか防ぎ、勝負の分かれ目になった。

ジェフは、58分に茶島→矢田。68分に清武→為田にスイッチ。
為田は、早速、乾の突破からパスを受けて、挨拶代わりのシュートを見舞う。


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一方、甲府も63分に田中を投入して、鈍足の乾、エベルトが陣取るジェフの「左」を崩しにかかろうとする。交代時に、ちょっと乾と触れ合ってからピッチにインする田中。

お互い、なかなか決定的なチャンスを作りきれないジリジリした展開が続いたが、
82分、その膠着を、ついに為田が破った。
ボールを奪った浩平が、右の矢田へ。そのクロスを、為田が頭でループシュート。

あれだけ、突破して、シュートを撃ってる為田が頭で(!)
入るときは、こう言うものなんだな、そう思わせるゴールだった。
これまできつかったろう。きっと、殻を破る一発になるはずだ。

その後、指宿の投入をキャンセルし、増嶋を守備固めに入れ、
キープしつつも、得点を諦めるわけではない姿勢を見せて甲府を牽制し、タイムアップ。
これまでの試合で見られたような、バタバタした感じは最後までなく、
自分達でゲームのコントロールしながら、勝利をもぎ取った。

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勝利の瞬間、祈るように吼えていた、ディエゴの姿に、
この一勝の重みを改めて思い知った。


勝敗は紙一重の差であったし、
これまでの試合の問題点が、解消された訳ではない事は前提にしながらも、
ポジティブな変化の見られた一戦だった。

前述したように浩平が入った中盤は、攻撃時の4-3-3と、守備時の5-4-1を、
少なくともこれまでの試合よりスムーズに機能させた。
また、それだけでなく、浩平自身のボールカットから、決勝点を導いたプレーは、
そのプレーのシンプルさと、縦への速さと言う2つの意味において、
外から見たジェフの問題点を、浩平がゲームの中で消化し、
プレーで表現してみせた成果であったと思う。

エスナイデル監督からすれば、浩平が加入する前でも、
こう言う機能のさせ方をしたかったんだろう。
が、浩平を出すか、出さないかで大きくリズムが変わってしまう。
現状ではまだ、リスクを孕んだシステムと言わざるを得ない。

誰が出ても、今日の前半のようなプレーが出来れば良いのだが。。。

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溝渕の根性、矢田の復帰、為田の初ゴールと、前向きなポイントがいくつもある。
これまでの試合であっさり失点を続けていたジェフ。
溝渕の見せた泥臭いプレーは、ゴール裏に掲げられた横断幕に応えるものだったのでは。
陰のMVPと言っても良いのではないだろうか。


さてようやく一勝。
冒頭にも書いたけれども、苦しい戦いの中にあって迎えたホームが、
選手と共に戦う覚悟を見せてくれたのは何より良かった。

足の引っ張り合い、誹謗中傷、誰かをスケープゴートにしての責任論、
それらは、他のチームの大好物で、ジェフを自壊させるものでしかない。

苦しい状況はこれからも続く。
苦しくとも、ぐっと堪えて声援を送る。
それが、何よりチームの為になる。
そうすることで、
フロントにはフロントの、
現場には現場の仕事に集中して欲しいと思います。

この一戦をきっかけに、一つ一つ、
全員の力で、目の前の勝利を。

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とりあえず穴を塞いでくれ 第24節 vs讃岐 ●1-2

試合前日に飛び込んできたエスナイデル監督の4試合ベンチ入り禁止。
苦しい状況にあって、厳しい敵との連戦に指揮官が不在。
逆境が続きます。

今季のジェフの低迷、どうにも自爆感が強く。
理想を突き詰めて勝ち方を忘れたり、
補強し過ぎて去年からの継続のメリットが薄れたり、
それで若手の出場機会が去年より無くなったり、
ミスから失点しては、
さらに慌てて次の失点を呼び込んだり、
それで指揮官自身が、自信を失ってしまったりと。

強化部にせよ、監督にせよ、選手達にせよ、それぞれが頑張ってるとは思うんです。
けど、それぞれが空回りしてる感じで、結果がついて来ない。
自分も開幕前は、今年こそは行けるんじゃないかとは思いましたが、
現実問題、この危機的な状況を何とか脱して、J3降格回避、
そして来季に向けてどうチームを作っていくか、考え直さなきゃいけないでしょう。

アンオフィシャルなものではなく、
オフィシャルな声明を出していかなくては、チームから求心力が無くなる。
今季が終わってからではなく、「今」、今季残りをどう戦うのか、
高橋GMや、前田社長から、説明がなされるのを自分は待っています。

今季を諦める訳じゃもちろんありませんが、
失敗を認めて、前を向かないと。


さて。
猛暑の中で迎えた讃岐戦。
試合前は、突然の夕立でピッチはずぶぬれ。

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スタメンは、4-5-1。
船山をトップ下に置き、熊谷と小島がドイスボランチに並ぶ布陣は、
現時点で考えられるシステムでは、最も安定感を期待できるもの。
(矢田が怪我?で今節も不在で、勇人もメンバー外)

ディフェンスラインは、左に乾。右に鳥海。
右を見る限り、やや守備重視なのか?と思わせる並びでした。


キックオフと共に、試合の大まかな展開としては、
ジェフがボールをキープし、右でゲームを作りながら、
左にボールを回して、為田が突破を仕掛けてチャンスを作ると言うもの。

効果的な攻撃は、かなり左サイド偏重で、
右の茶島は、なかなか際どいチャンスには絡めない。
ここは、鳥海が右SBに入った弊害と思いました。
真希と違って、攻撃参加のパターンが単調。

とは言え、試合の入り方自体は、悪くなかったと思います。

いくつかチャンスをジェフが作った後、あっさりと讃岐が先制します。
19分、鳥海が上がったままで「誰も居ない右サイド」を破られて、中に折り返されて、
誰も触れずに、相手に合わされて失点。

そして、後半に入ってすぐには、今度は左サイドを同じように崩され、
反対サイドから入ってくる、相手をフリーにして失点。

ハイラインは良いんですが、両翼の裏のスペースのカバーに、何の対策も取られていない。
全体をコンパクトにしてオフサイドの網にかける事も出来ず、
かといって実質的に2バックで守るディフェンスラインの両サイドには、
使ってくださいとばかりに大きな穴が開いている。

3バックでスタートした前節も問題は同じで、枚数の問題じゃない。
ボランチがカバーに入るなり、
もしくは4バックがスライドするなり、カバーリングの約束事が無いのが問題。

そして、そこに出てくるボールを出どころで潰す事も出来ていない。

「守備的になれ」って言っているんじゃないんです。
致命的な穴が開いたまま放置されているから、
塞いでくれって話なんです、今のジェフは。

加えて、攻められた時に、あまりに粘れずに、あっさりと決められ過ぎる。
(それだけ、相手をフリーにしている証左でしょうが。。。)

今日の試合で言えば、鳥海の先発が逆効果。
守備的に残るのかと思えば、慣れない攻撃をとんでもなく高い位置で続けて、
その後ろに広大なスペースが空いてしまい、先制点ではそこを衝かれました。

この様子を見て、途中までは、真希の交代出場を切望してました。
根本的な問題解決にはならないけれど、
少なくとも、真希を出して茶島と絡ませれば、
前節のようにジェフの攻撃機会が増えて、
相対的に讃岐の攻撃を減らす事が出来るだろうからと。
(攻めきる事が出来れば、守りに戻る時間も稼げる。)

が、そのカードは最後まで切られませんでした。

讃岐は、
「とりあえず引いて守って」、
「足の速い前線の選手に走らせる」、
やってたのは、これだけなんです。

けれどジェフは、自分達の我を押し通そうとするばかりと言うか、
状況に応じた戦い方を出来ない為、長篠の戦いで武田騎馬軍団が、
防馬柵の向こうから鉄砲を撃ち込む織田・徳川の連合軍に嬲られたように、
自分達の攻撃機会で、思惑通り得点できなければ、
罠に嵌ったまま、混乱の中で試合を終えてしまうと言う状況。

この試合で言えば、前線で孤軍奮闘するラリベイのシュートが、
2度、GK清水の正面に飛んだ事が不幸だったとも言えましょう。
また、PKとも思えなくもないシーンが見逃されたと言う人もいるでしょう。

が、結局のところ、今季ずっと抱えたままの守備の問題を放置したまま、
讃岐が施したジェフ対策(他のチームも同じようにやって成功している)に
嵌ったと言うのが、実のところではないのでしょうか。


守備の問題以外にも、攻撃面でも試合後に浩平が言っていたように、
サイドからだけでなく、中から崩すパターンも必要でしょう。

試合終盤のラリベイ、指宿、或いは近藤や、優也まで上げての空爆は、
「何とかしたい」との気持ちは伝わって来るものの、
やはり、そうなる前に、何とかしておかねばならないもの。


ここまで、公式戦4連敗。
リーグも3連敗。
順位は17位。

ここから、甲府、新潟、松本と、難敵を相手にしなくてはなりません。

この失点数は異常。
繰り返しますが、「守備的になれ」と言うのではなく、
まず失点の原因をしっかり対策しなくては。

粘りの無い守備、失点の連鎖に、
選手の気持ちが切れかけているように見えるのも気になる。
何とか、奮起して、立て直しのきっかけを掴んで欲しいものです。

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この試合は一体なんだったのか 第23節 vs金沢 ●3-4

前節、大宮戦の敗戦、
水曜日、天皇杯での大敗。
殺人的な暑さに見舞われたフクアリには、嫌な空気が漂っていた。

成績に対する不満、確度の分からない情報への不安、
先の見えない状況に対する怒りや諦念。


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バス迎えを行い、選手が姿を見せれば、必死の声援を注ぐ。
漂う空気を振り払おうと、ただの一戦ではない切実さが、そこにある。

この試合のテーマは、水曜日の大敗の中で監督や選手達が掴んだと言う「手応え」を、
試合の中で表現し、そして勝てるかどうかと言う事だった。
結果だけでなく、内容も強く問われる試合。

スタメンは普段よりも早く、キックオフの2時間15分前には発表になった。
エスナイデル監督の選択は、3-4-3。
天皇杯のスタメンを強く意識させるメンバーだった。


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ラリベイ、エベルトが先発し、サリーナスがサブに入っているため、
ディエゴは枠にあぶれてメンバー外。

一見して、両翼の裏が穴だ。
特に左はスピードの無い乾とエベルトが並んでおり、カバーリングが必須。
右も、茶島と、岡野では、容易に崩されかねないだけでなく、
ファウルからのPKや退場が懸念される。

ボランチには小島が入り、アンドリューと並ぶ。
大宮戦の前半で下がった矢田は、やはり怪我だったのだろうか。

このメンバーでハイライン+ハイプレス+ハイスピードアタックが90分間出来るか?
が、試合は開始から意外な様相を見せ、時間帯に寄って、そして両監督の采配によって、
目まぐるしく展開も得点も変わるゲームとなってしまった。


キックオフと共に、互いに主導権を握ろうと、
暑さにも関わらず、激しくせめぎ合う両チーム。
ボールを奪った金沢が、いきなりロングシュートを見せたのは、ハイラインを敷こうとするジェフと、佐藤優也への牽制球のようなものだろう。

5分を経過して、ペースを握りつつあったのは金沢だった。
運動量、イーブンボールへの出足で優り、ジェフの機先を制しては、予想通り両翼の裏にボールを送り、そこからゴールに迫る。これが、悲しいかな実に効果的で、チャンスを幾度も作られ、13分には左の裏を衝かれ、そこから細かいパスをゴールまで繋がれてしまった。

そこからしばらくは酷いものだった。
あまりの動揺ぶりに、スタンドがざわめき、普段ならバックパスに文句の声も飛びそうなところ、「いいよ!落ち着いて!時間かけろ!」と、動揺を何とか抑えようと、悲鳴のような声が飛ぶ。

さらに状況に拍車をかけていたのは、岡野のプレーぶりだった。
何らかのアクシデントが起きていたのではないだろうか?
明らかにプレーぶりがおかしい。
ボールに寄せられないし、ぼーっとしてしまっていて、熱中症に侵されているかのよう。
少なくとも「試合に出してはいけない」コンディションに見えた。
スタメン選びの時点で、大きなミスをチームとして犯してしまったのだ。

岡野は、ゲームに入れないまま、ベンチからの指示でストッパーではなく、サイドバック、それもえらく高い位置に移動させられ、ロクにプレーにも絡めず。
35分に交代するまでジェフは、1人少ないメンバーで戦わされているかのようだった。


ここまでが、1つ目のターン。


岡野が交代し、山本真希がピッチに送り込まれる。
ここで、早くも1つ目の枠を使わなくてはいけなかったのは、本当に痛い。

システムは、4-5-1のダブルボランチ。船山をトップ下に置く「船山システム」になり、右には山本真希と茶島が並び、左には乾と為田が縦に並ぶ。そこにプレーエリアを限定されずに膨大な運動量で船山が絡んでくるので、数的優位がそこかしこの前線で作られる。

ジェフにとっては、ここからが本来のキックオフ。
流れは大きく変わった。

さらに、前半ほとんど最後のプレーで同点に追いつく事すらできた。
船山のCK、増嶋の頭と繋いで、ラリベイの右足!
流れを変え、スコアも振り出しに戻して、サポ側に攻める後半を迎える事が出来た。

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そして、後半も前半に掴んだ流れのままに、怒涛のように襲い掛かる。
船山がリンクマンとなって、両翼をサポートし、そこに距離感良く、小島とアンドリューも絡む。ラリベイも、ターゲットとしてボールを散らしつつ、チェイスもこなして鬼気迫る戦いぶり。後半が始まってすぐは、ボールも良く拾うことが出来て、ハーフコートマッチとも言える、攻勢を仕掛ける事が出来た

その中で得たセットプレー。
船山のCKから、エベルト!さらに増嶋!
立て続けにゴールを奪い、さらにジェフペースは続く、猛烈な暑さの中で、スタンドの熱気も高まり、さらに、もっと、ゴールを奪える。この流れならば行く事ができるぞと、信じられる空気が、スタンドを包んでいた。

山本真希、茶島が絡んだ右サイド、一度マサキが上げたボールが阻まれ、
戻ってきたボールを、丁寧にフリーの小島へ−−−。
トドメとなるはずのシュートは、宇宙の彼方に飛んで行った。

ここでジェフは、2人目のカードを切る。
疲労が見えていた、茶島に代えて、サリーナス。


ここまでが2つ目のターン。


サリーナスの投入と共に、システムが再度変更される。
アンドリューをアンカーに置き、その前に小島とサリーナスを置く、4-3-3へ。
改めて文字に起こすと、悪い予感しかしない。
これで、守りが上手くいった事など無いのだから。

この時、金沢は56分にマラニョン、68分に清原と、スピードのある選手2人を投入し、既に反撃の布石を打っていた。ジェフは、後半最後まで走りきるほどの体力は無い。これまでの試合でのジェフの失点パターンを見れば、誰でもこう言うカードを切るだろう。

その、素人でも分かるような罠に、ものの見事に嵌るのが悲しくもあり、
今のジェフの問題の根深さでもある。

「ホームで」「2点のリード」を守りきる約束事もメンタルも無いのだ。

少し引いて、前に出てくる相手の背後を船山、為田、サリーナスあたりで衝く。
それだけでも相手は及び腰になっただろうし。
点差、時間帯に応じた戦いようはあっただろう。

だがジェフは、守備で機能した事のないシステムにわざわざ変えて、
金沢の攻勢を呼び込んでしまった。

オウンゴールしかり、マラニョンのゴールしかり。
一瞬何が起こったのかわからない、電光石火のゴールは、
そういえば先週も大前がそんな間合いでのゴールを決めていた、
デジャヴが蘇るシーンだった。


ロスタイム、PKがどんな状況だったのか遠くて良く分からなかった。
が、そもそも「ホームで」「2点のリード」を守り切れず、
結局FW近藤の特攻作戦を採らざるを得ず、それでも攻めきれずに、
逆にCKを与えてしまった時点で、こう言う結末も覚悟しなくてはならなかったのだ。


試合後、審判に対しエスナイデル監督が抗議で退席処分を喰らい、
スタンドからはブーイングが起こっていたけれど、ハッキリ言って見苦しい。
負けたのは、自分達の責任だろう。

スタメン選びを誤り、無駄な交代で戦術の幅を狭め、
過去に機能しなかったシステムへの変更で、自ら流れを手放す。

ホームフクアリでの三連戦で、13失点。
今後もあるか分からない大失態。
全く、守備が構築できていない。

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この酷暑の中、選手達が勝利を掴もうと、必死で戦っていたのは分かる。
それだけに、ブーイングも混じるスタンドで彼らを迎えねばならないのが悲しくてならなかった。


監督が退席になってしまった事で、
「やりたいサッカーが出来たのか?」をこの試合後に聞く機会は永遠に失われてしまった。
恐らく、2つ目のターンは、それに近いものだったろう。

じゃあ、何故、岡野のコンデシションを見極める事が試合前に出来なかったのか。
4-5-1の「船山システム」にした方が、あれほどハマるのに、
最初から(いや、昨年分かっているのだから、シーズン最初からか)、
チョイスできなかったのか。

何で、機能しないと何度も見てきているアンカーに、
逃げ切りの場面で拘って要らぬリスクを犯したのか。
何を狙っての交代、システム変更だったのか。。。

この試合は、一体何だったのか。
何故、勝てなかったのか。


この状況に対し、クラブから何ら発信が無いのがとても悲しい。
自分が知らないだけならば、教えて欲しい。
ジェフは今、どこに向かおうとしているのか。

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このままでは同じ負け方の繰り返し 第22節 vs大宮 ●1-3

先制しながら、相手に止めを刺せずに逆転負け。
つい最近、松本でのアウェイゲームでも見た負け方だった。

失点は一向に減らず、上昇機運はつかめない。
シーズンも後半戦に入り、今季をどう終えるか、今後にどう繋ぐか、
クラブの考え方が問われる局面になっている。

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3週間ぶりに迎えたホームゲーム。
アウェイでは、小島のゴールで辛勝した大宮をフクアリへ迎えた。

スタメンは、4-4-2。登録上はFWは4枚の4-2-4になっていた。
高木が柏へと移籍してしまい、左SBには乾。逆には茶島。
どれだけ守れるか、ではなく、どれだけ攻める事が出来るかが鍵になる2人。

中盤には、矢田がアンドリューとドイスボランチを組み、
ここのところ組んでいたダイヤモンドよりも、役割分担がハッキリして、
期待の出来そうな布陣にみえる。

為田と船山が左右に開き、前線はラリベイと指宿が構える。


対する大宮は、前回の対戦で途中から出場して素晴らしい動きを見せていた、マテウスが先発に名を連ね、シモビッチはベンチスタートとなった。

西日本で水害が発生し、関東も南からの湿った風でかなり蒸し暑い。
その昼間の余熱が残る18時に試合は始まった。


開始から、主導権を握ったのは大宮。
出足良くジェフにプレッシャーをかける。
1分には、乾からアンドリューへのバックパスミスをマテウスに拾われ、あわやのピンチを迎えると、10分までに次々とセットプレーを奪って、ディエゴを脅かす大宮。

が、劣勢にも関わらず、先制点はジェフだった。
左サイドを、為田が深々と抉り、クロスボールにラリベイが足で合わせてコントロールショット。ゴールに向かって右隅に流し込み、嫌な流れを一掃。

その後は、左右を広く使いながら、追加点を奪うべく攻勢を仕掛ける。
24分には、茶島、指宿が連続でシュートチャンスも活かしきれず、
大宮もセットプレーの早いリスタートや、カウンターから機を伺う激しい展開。

すると、ジェフ側の右サイドに居たマテウスが、いつの間にかポジションを左へ移していた。狙いは、乾の裏側だった。そこを、右SBの酒井と、ポジションを移したマテウスがコンビネーションで崩しに行く。

29分、早くもその狙い通り、酒井→マテウスのラインで抜け出され失点。
乾は、高さはあるものの速さが無く、裏を取られると全く追いつけない。
この試合を通して、その守備的なリスクは改善できなかった。

ただ、同点に追いつかれたものの、前半はジェフのペースが続いた。
中盤の矢田とアンドリューのバランスは良く、守備時には矢田もディフェンスラインに下がって、アンドリューと「つるべ」のような、上げ下げの関係が出来ている。
そして、そこから供給されるパスを両翼がフィニッシュへと繋ぐ。

36分には、乾が村井ばりの「うなぎドリブル」でヌメヌメと攻め上がって、そのままシュート。37分にも乾から左クロス。40分には、船山のコーナーキックからの強烈なヘッドを、相手にライン上で阻まれ、船山、ラリベイのミドルシュート、乾がフリーでボールを受けるも、相手の必死の守りでシュートを撃てず、など、得点機は多くあった。

が、決めきれないのがジェフ。
相手の頑張りもあれば、ジェフ側の判断の遅さ、あるいは意外性の無い素直さが原因なのかもしれない。いずれにしても、追加点を奪う事は出来なかった。

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後半頭から、選手交代。
矢田に変えて小島。
前回対戦でゴールしているとは言え、怪我から復帰したばかりの小島の緊急出動と言う事は、矢田に何らかのアクシデントがあったのだろうか?そうとでも思わないと、前半の矢田の出来からすれば、交代は意外でしかなかった。

後半、「あっこちゃん」に乗せ、攻勢をかけるジェフだが、精度のないクロスが行きかうばかりで、前半と違って一向にシュートを撃つことが出来ない。
ジェフの攻勢の中、乾の裏側を相変わらず虎視眈々と狙う大宮。
10分には大前が、そのスペースを使って右クロス。

状況を打開できないジェフは12分に早くも2枚目となる清武を指宿に代えて投入。
けれども、全く彼が前を向いてボールを受けるシーンが作れない。

18分には、マテウスが足を吊って交代。
嫌な選手が下がってくれたが、しかし、彼はその鋭い動きで、ジェフをすっかり消耗させていた。まだ後半の半分にもならないが、ジェフの動きが目に見えて悪い。走り過ぎ、走らされすぎた。スタミナ切れだ。

すると、ディフェンスラインから、甘いミスパスが中盤の高い位置で奪われ、
危ないシーンを招くと、それがスイッチになったように大宮の攻勢を呼び込み、

23分には、大宮の右クロスから中央で富山が余裕を持ってボールを受けて、ハーフボレーで逆転弾を打ち込むと、26分にはハーフェーライン付近で船山がキープしきれずにボールを奪われて、それを一気に前線に送られると、大前が近藤との1対1から追加点。

さらに、31分にもカウンターから突破を許し、PKを取られても仕方の無いようなシーンが続く。一度失点すると、バタバタしてしまい、チームの誰も落ち着かせる事が出来ない。もう、何度も言われて来た事だ。

点差が2点に広がり、この時点で、ジェフは後半シュートゼロ。
大宮は、試合を締める為、シモヴィッチを投入。
このあたりの采配で、もう勝負あり、だった。

ファウルを得て、清武が狙うも正面。
クロスや、コーナーキックは、相手GK笠原が長身を利して難無く捌く。
迫力の無い攻めを、単調に繰り出しては、相手に受け流されるジェフは、見せ場無くタイムアップを迎えるしかなかった。


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ブーイングも起きたが、それもまばらだった。
そうしたところで、どうなるものではないと言う悩みの深さが、試合後の澱んだ空気を作ったのだろう。


残念ながら、試合内容に一向に改善が見られない。
試合に直結するようなミスを監督は嘆くけれども、そう言うミスが発生しやすいリスクの高い戦術を選んだのは監督自身なのだから、そのリスクを減らす戦い方や、もしくはリスク以上のリターンが攻撃面で見せられるような戦い方の進化を見せなくてはならない。

が、ハイライン・ハイプレスと言われたジェフの戦い方は、だんだんに凡庸な過去のジェフと同じような戦い方に収束しつつある。

ペナルティエリアの周囲でボールを回すばかりで、縦に速く崩す選択肢が無く、サイドに逃げては精度の低いクロスを上げるばかり。残念ながら、J2では屈指だろう、ラリベイと指宿の高さも活きていない。

ハイプレスを仕掛けようにも、そもそも運動量が相手チームを上回っていない。
今季の始動は早かったが、残念ながら敵を圧倒するような体力は、2003年のジェフのように身につけられては居ない。


今のジェフは全て、中途半端になってしまっている。
ハイラインでプレーエリアを限定し、ハイプレスでショートカウンターを仕掛けるようなシーンはほとんどもう見られなくなっている。ポゼッションして、回すだけでは、点に繋がらないのは、今行われているワールドカップでもスペインあたりが苦しんでいた。

自分達の戦い方に迷いがあるから、
あらゆる意味で「速さ」を失っているんだろう。

が、ジェフが魅力的なサッカーをしていたのはいつだって、「速さ」があった時だ。
ベルデニック監督、オシム監督、木山監督の就任直後、そしてエスナイデル監督が昨季終盤に見せた7連勝のとき。ゴールへの道筋は、シンプルに速かった。
回すだけじゃない、縦に速い、シンプルな攻撃を。

そして、守りにおいても、ハイラインのリスクを軽減したはずの中庸のラインが上手く行かないのなら、ハッキリしたハイラインに戻して、裏はオフサイドとラップと、ディエゴに任せるような、シンプルな守備を。

プレーエリアが狭ければ、運動量は少なくて済むのもハイラインの利点だったはず。
ハイライン・ハイプレスを、「何のために」仕掛けていたか、思い出して欲しい。

カドを落として洗練されていくなら良いが、
特徴を無くして凡庸な戦術に逆戻りしていたのでは、脇の甘さばかりが目立つ。

状況が変わるたびに迷っているだけじゃ、
待っているのは「同じような敗戦」だけだ。
正念場が続く。監督、選手の奮起を期待したい。

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【本の紹介】 東欧サッカークロニクル(長束恭行)

インターネットを始めた20年前くらいから、作者の長束さんが当時運営されていたサイト『クロアチアに行こう!!』は、よく拝見させて頂いていました。

当時のジェフは、祖母井GMが強いコネを持っていた東欧ルートで、ザムフィール、ベルデニック、ベングロシュ、そしてオシム監督を次々と招聘。
彼らと繋がりのある東欧系の選手が、助っ人として噂に上るも、ネットで調べてもほとんど分からない。そんな時は、決まって長束さんのサイトをアテにしていました。

また、この本を出す少し前には、twitterで、
ジェフのスカウトだった当時の間瀬さん(前愛媛FC監督)と、ジェフの助っ人探しをした時の裏話を紹介されてました。ホント、いつも貴重な情報の数々、ありがとうございます。


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過去の長束さんのレポートを一冊にまとめたもの。
なので、最近の話ではないものも多くあります。

取り上げられている国名、地域名だけを列記すると、

・クロアチア
・沿ドニエストル(モルドバ)
・セルビア
・ラトビア
・ジョージア
・ボスニア・ヘルツェゴビナ
・リトアニア
・スロベニア
・ウクライナ
・ポーランド
・コソボ
・エストニア
・アイスランド
・フィンランド
・ギリシャ
・キプロス

いや、ホント濃いです。
クロアチアはもちろん、今回のW杯ロシア大会に初出場して大きな話題になった、アイスランドが小国で気候も厳しい中で強くなれた事情。オシム御大が母国ボスニア・ヘルツェゴビナのW杯初出場に向け、サッカー協会平常化に尽力された時のエピソードなどなど。

一番興味深かったのは、クロアチアからディナモ・ザグレブサポーターに混じって、沿ドニエストルへの遠征記。レンタカーを借りて、むさ苦しい男ばかりで乗り込んで、酒を煽りつつ、途中で別のサポのクルマとキャラバンを組んで、、、

その光景は自分も、何年か前までは「J」の遠征で感じていたもの。
ディナモサポほど、強烈じゃあありませんが、そんな風に仲間と相乗りしてアウェイに行っていたのを思い出しました。

そうやって、今も、どこかの町の、どこかのクラブのサポが、クラブの誇りを賭けて戦っている。或いは、国を、民族を、歴史のいきさつを重ね合わせて。

地続きで、民族が複雑に入り混じって、過去の戦争の惨禍の陰も残る国々。
周りを海に囲まれた、日本では決して感じられない、「空気」が、臭って来るような生々しさで描かれていました。

普通にサッカー雑誌や、インターネットを見ているのでは触れられない世界。
興味のある方は、ぜひ。

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【本の紹介】 解説者の流儀 (戸田和幸)

2018/05/30に出版された、元日本代表・戸田さんの初めての著作。
ジェフサポ的には、2008年のJ1残留戦線での彼の活躍が記憶に焼きついていると思う。

引退後、解説者に転向されて、
彼の解説に触れる機会が何度かあり、その分かり易さと、的確な分析が印象に残っていた。
自分と年代が近い事もあり、どんな考えで仕事をしているのか興味を持っていたので、それを知るには格好の一冊だった。

解説者になるまでの、自叙伝的な内容から始まり、
それから、どんな考え方で、解説者という仕事に取り組んでいるかが続く。

「解説者」と言う言葉が示すとおり、難しいこと、分かり辛い事を、
噛み砕いて、聴く人、読む人に伝え、サッカーの楽しさをより良く伝える。

そこには、元選手ならではの、選手、コーチ、監督への敬意があるし、
ゴールシーンだったり、或いはスター選手であったり、
これまでのメディアが「分かりやすく」伝える為にディフォルメ化してきたやり方とは、違うやり方で、もっとプレーの過程、サッカーの奥深さを「分かりやすく」伝えたいと言う熱意が篭っていた。

その為に費やされる膨大な努力の過程や、
ある日のスケジュールを読むと、
本の枠組みを超えて、同年代の仕事に対する熱意、創意工夫、拘り、信頼の構築など、
戸田和幸と言う自身をプロデュースする日々のストイックさ、仕事への姿勢に、
とても刺激を受ける。

内容が新しいので、ぜひ「今」読んで欲しい一冊。
ほんの少しだけれども、2008年の最終節にも触れてくれている。
あの日、あの時を共有した元選手が、今も自分を高めてサッカー界で活躍してくれている。
今後の活躍、指導者への飛躍も楽しみに、その原点として読む価値のある本だと思う。


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読めない布陣、読めないチーム 第12節 vs岡山 ○1-0

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スマホでスタメンを見たとき、正直布陣がわからなかった。
4バックなのか?それとも2バックなのか?
或いは、アンドリューを下げて、フォアリベロ気味の3バックなのか?
(結局、答えは「全部正解」)

切羽詰った成績で、それでも、サポが考えるような“普通”の布陣、
安牌と思われるような事は決してやろうとしない。
観ているこっちはやきもきして、気が狂いそうになるけれど、
その狂気の裏っ側で、好調の岡山相手に、しれっとクリーンシートをかましたりする。

ほんと、観ていて飽きない監督だ。
これで、安定して勝ってくれれば、言う事はないのだけれど。。。


前節甲府戦は、最後の最後で追いついたけれど、ゲーム内容は酷いものだった。
先発のサリーナスのサイドから、簡単にクロスを上げられて失点。
中でジュにオール・バホスのマークに衝いて居たのは、茶島だった。
ミスマッチも甚だしい。

そんな失点から始まった前半は、
前線に基点もなく、メンバーも明らかに連携不足で、
一方的にやられるばかりで大量失点も覚悟しなければならないような出来だった。

後半、指宿が交代で出場して基点が出来て、
何としても勝ちたい甲府が、引き気味になった後半こそ、
何とかパワープレーの余地があったものの、シュートはわずか2本。

劇的な展開を噛み締めるような気持ちは沸いて来ず、
目指すサッカーは一体何なのか、霞がかってしまっていた。


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そして迎えた今日の試合。
特攻かとも思った布陣は、堅牢な守備をウリにして快進撃を見せていた岡山に、
意外なほどに上手く噛み合って、試合の主導権を掴んでいた。

試合前は、これまでと同じように、
プレスをかわされてディフェンスラインの裏に簡単にボールを送られ、
何度も危ないシーンを作られるだろうと思っていた。

ところが、この日は、
サイドバックの茶島、サリーナスも加えた分厚い中盤がボールを保持して、
岡山がボールをキープする時間そのものが少ない。
岡山ボールにならないから、縦パスを放り込まれる回数自体が少ない。

加えて、守備に回った時には、近藤と増嶋の2人に加えて、
アンドリューがディフェンスラインに下がって、3バックのような布陣に切り替わる。
この関係は、以前からもあったけれども、ラインはやや深め。
裏のスペース自体が狭くなっている。

岡山は、攻撃らしい攻撃がほとんど出来ていなかった。


ただ、自分にはどうも解せない。
これまでさんざ、崩壊状態にあった守備が、
裏を取られまくっていたディフェンスラインが、そんなに簡単に安定するものだろうか。
しかも、これほど、攻撃的なメンバーで。

そこを考えると、この日は、ミスやトラブルが少なく最後まで試合をこなせた事が
勝利に繋がったんじゃないかとも思う。

アウェイで苦杯を舐めさせられた、東京V、徳島、大分、金沢、福岡にせよ、
何かしらミスが絡んで失点を食らっている。
失点すると、そこから一気に気持ちが浮ついて、
攻撃に意識が傾注し、プレスも、ラインの管理も甘くなって、
相手の突破を許しまくっては、体力を消耗し、追加点を食らって、自信まで失う。

今日も、一つのミスでそうなる可能性はあったんじゃないだろうか。
けれど、今日は焦る前に、守備が噛み合って、落ち着く事が出来た。
戦術的なフィットももちろんあったけれども、
メンタル的な安定が、大きかったように思う。


一方、攻撃はこの試合でも苦戦していた。
前を厚くした事で渋滞が発生。
帰陣の素早い岡山の守備もあって、前にスペースが見当たらない。
良い形でボールを奪っても、チャレンジできずにボールを戻してしまう。

特にサイドは厳重にケアされていて、
こちらの2枚に対して、常に3枚が相対するよう、布陣されていた。

外からカットインしつつ、切れ込んでも、
1枚剥がしても、2枚目、3枚目があらわれる。
なかなかシュートまで持ち込めない。

攻撃のスイッチが入らない中、楔を打ち込んだのは為田だった。
プレスから、相手ボールを絡め獲って突破し、フリーで構える船山へクロス。
ダイレクトで撃った船山のシュートは、かろうじて戻った岡山DF喜山の頭で
クリアされてしまう。船山は、さらにもう一本、ロングボールを受けて、
そのまま雪崩れ込むように放った決定的なシュートがあったけれども、
これもキーパー・一森の好セーブに遭ってしまう。

前半、押し気味ながらも、スコアは動かず後半へ。


後半は風上に立ち、ゴール裏からは「あっこちゃん」が響き、
ゴールを期待する空気が高まっていく。

ゴールをこじ開けたのは、船山だった。
指宿からラリベイへの交代後すぐ。
カウンターで右サイドを深々と抉ってシュートを放つもブロックに遭う。
そのこぼれ球を、拾って、中央に折り返すと、ボールはポストの内側を叩いて、
ラインを越えていた。

喜びに沸く選手達は、生まれたばかりの矢田の長男を祝って、
皆でゆりかごのパフォーマンス。

得点した後も、ラリベイを基点に、
カウンターを仕掛けようとする岡山の背後を狙い、
ゲームをコントロールするジェフ。

ジェフのカウンターを悪い体制で受けていた岡山は、
濱田が抜け出ようとした選手に後ろから手をかけて、
二度目のイエローを受けて退場となってしまう。
逆に、ジェフは、これでさらに落ち着くことが出来た。


この状況で、ホームで2点目を奪いきれば、ゲーム運びは完璧だったが、
ベンチは守備的に戦うことを選んだ。
エベルトを投入して3バックに移行すると、無理な攻撃は避けてボールを回し、
5分のロスタイムに入る前から、キープで時間を潰しにかかった。

とにかく勝つことで、勝ち点を稼ぐ。
その考え自体は、先週の甲府がジェフに同点に持ち込まれたプレーからも
十分に理解できるものだったけれども、
「守りきれる」よりも、むしろ「攻めきって」しまう方がリスクの少ない
メンバーに思えただけに、残り時間はヒヤヒヤしながら時計を見る事になった。

残り時間が短くなって、岡山はGK・一森も上げて最後の攻撃。
ゴールがガラ空きになっていても、
ジェフは無理に攻めずに、クリアボールをひたすらキープ。

残り時間を潰しきって、勝ち点3を掴むことが出来た。


前節のロスタイムでの同点を無駄にしない為にも、今日の勝利は大切だった。
雑音をこれ以上大きくしない為にも、最後の守りきるプレーは、
不恰好でも必要だったのだろう。

終わってみれば、クリーンシート。
こんなメンバーでスタートして、ほとんどペースを握って勝利。
改めてよく分からないチーム、監督だ。


ディフェンスラインの調整、
キープが出来るメンバーを生かしたとも言える布陣、
きっかけを掴んだようにも思う反面、
このメンバーで安定して勝つのはあまり想像が出来ない。

試行錯誤が続いているけれども、
今日のメンバーが、岡山を分析したメンバーならば、
次は大宮用に細部をチューニングして欲しい。

特にアウェイで勝利を掴むには、もっと正確なプレーと、平常心が必要だ。
以前の試合後コメントでも監督が述べていたように、このチームはミスが多い。
正確なプレーが必要とされる場面で、繋がれば上手いと言えるけれど、
ミスになってしまう、チャレンジと言うよりは、不要なリスクを犯したような
プレーが多く見られる。

そこから、容易にペースを乱してしまう。
対戦相手は、逆にそう言う基本のプレーが正確で、確実だ。
次のアウェイは、細かいプレーの精度と平常心を意識して、
戦ってもらいたい。

GWで間隔を空けずに次の試合がやってくるのはありがたい。
次はアウェイで大宮。
調子を上げて来ているだけに、難しいゲームになるだろうけれども、
アウェイ初勝利目指して、全力を尽くして欲しい。

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総力戦への布石 第6節 vs京都 ○2-0

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掴んだきっかけを、より確かなものにする為のホームゲーム。
フクアリを見守る桜は、すっかり満開になっていた。
水曜日とはうって変わって、汗ばむほどの陽気。
日々変わる春の気候と同じく、ジェフもまた大きくスタメンを変更してきた。

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前節大活躍の高木、さらに、ラリベイ、山本がベンチ外に。
彼らに代わって、弾斗、指宿、溝渕、また勇人に代わって茶島がスタメンとなった。

システムは変わらず、3-4-3ではあるものの。
勇人と茶島では、役割は大きく異なる。
ここが、どう機能するか、また、若い両WBがどこまでやれるかもポイントだった。

試合が始まると、10分間ほどは探りあいのような展開になった。
前節のようには、序盤からプレスを厳しくはめらず、シュートまで持ち込む展開がなかなか出来ない。

一つには、この時間帯では、まだ弾斗がセーフティにプレーしていたこと、
もう一つは、勇人が居ないことで、潰しの強度が緩かったこと。

ただ、代わりに入った茶島は、彼の特性を生かしたプレーで、徐々にリズムを作りつつあった。
キープしたボールは容易に奪われない。
少し彼にボールを持たせれば、守備側には極めて危険なパスが、予想外のタイミングで繰り出される。
攻撃のスイッチを入れる配給役として、時間が過ぎると共に存在感を増していっていた。

ここで、アクシデントが起こってしまう。
コーナーキックの守備からのカウンターの場面だったと思う。
清武が倒れて動けない。一度外に出て、復帰したものの、プレーの続行は不可で、為田にチェンジ。
前線で、船山と共に、チェイシングの急先鋒となり、フィジカルの強さで基点を作っていた清武が消えてしまった事で、バランスが崩れる可能性があった。

ところが、その清武が交代してすぐに、得点が生まれる。
右の溝渕が、大きくクロスを上げると、反対サイドから飛び込んだのは、ドフリーのエベルト。
弾丸のようなヘディングシュートが突き刺さって先制。

さらに、指宿が倒されて得たFKを茶島が蹴り、壁に当たったボールを再びシュート。
そのこぼれ球がアンドリューの足元に収まって、キーパーと1対1に。
冷静に流し込んで、一気に2-0と点差を広げた。

勢いに乗って攻め込むジェフは、カウンターからシュートチャンスを掴み、
弾斗を使ってゴールを強襲する。強烈なミドルが2度、京都ゴールを襲ったものの、
キーパーにファインセーブされるなどして、追加点には至らない。
けれども、弾斗の可能性の一端を窺わせる、アピールにはなった。
左は、高木、弾斗、そして乾と、まずスタメンを掴むのが難しい激戦区になってきた。

その後、前半は、ジェフがずっとキープしてボール回しをするような時間帯もあり、
2-0でそのまま終了。3点目が奪うチャンスもあったが、落ち着いて終えることが出来た。

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迎えた後半、ホーム側での得点が期待されたが、そう上手くは行かなかった。
開始早々に、指宿がカウンターから抜け出したシーンがあったものの、ボールが足につかずに流れてしまうと、惜しいところまでは攻め込むものの、シュートまではなかなか至らない展開になる。

京都も、落ち着きを取り戻してしまい、
また、闘莉王の位置を高くして、ゲームを支配しようとしてくる。
本当に闘莉王の存在は、対戦相手からすると厄介極まりない。
コンタクトすれば、十中八九負けてしまう、その屈強さ。
いまだに、十分戦術兵器として機能してしまう。

京都がボールを持つ時間が長くなり、守備に追われる時間帯が長くなるジェフ。
59分には、矢田が弾斗に代わって入り、為田が左WBに。
矢田が、船山と並んで、2シャドーを形成する布陣となる。

監督の、矢田への期待の大きさと、為田とのコンビネーションへの期待を伺わせる交代だったが、
この日の矢田は、少々ブレーキになってしまっていた。
思い切りが悪く、球離れが悪く、良い時の矢田が見せてくれる、推進力もしなやかさも無い。
乾燥した竹のような、ぎこちないプレーぶりだった。

展開は膠着していたが、より状況を難しくさせたのは、65分の鳥海の負傷退場。
ここで、急遽ゲリアが出場。
システムも、4-2-3-1となり、ゲリアは、本来の右ではなく、左SBに入る。
いかにも、おっかなびっくりと言った感じで、投入直後はミスパスもあったものの、
時間の経過と共に、落ち着きつつあるようだった。

両チーム、得点は生まれない。
ジェフ側には、そのゲリアからの素晴らしいクロスボールからのチャンスだったり、
撃てそうで、撃ちきれなかった、矢田のチャンスなどがあり、
京都は京都で、ロドリゲスが、横っ飛びで防いだ強烈なシュートなど、一進一退。

流れをなかなか掴めないまま、時間が過ぎて、ロスタイム。
ラストプレーで、為田から矢田に出たパスをミドルで狙うが枠外。
為田からのラストパスは、前半にも弾斗に出したものと合わせて、
2アシストになってもおかしくなかったが、得点には繋がらなかった。

ゲームは、そのまま2-0で終了。

勝因は、と言われれば、守備の安定だろう。
前線からのチェイス、ボールの出所へのプレス。
京都は、明らかにジェフのディフェンスのウラ狙いだったけれども、
東京V戦や、徳島戦のように、完全にフリーで抜け出られたり、
サイドを攻略されるシーンはほとんどなかった。
出所をしっかり潰しているのが大きい。

その前からの頑張りと合わせて、中盤で相手からボールをもぎ取るアンドリューと、
最後尾で、ラインを支える近藤。相手の攻撃を堅実に潰す、エベルトと鳥海。
要所を押さえて、京都に得点を許さなかった。

そして、メンバーを変えながらも、それが出来たことが大きい。
今日のメンバーで言えば、ルーキーが2人、新加入の茶島を不慣れなポジションで使いながらも、
ゲームを構成する事が出来た。また今後の試合に、幅を広げる試合だったと言えるだろう。

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試合後、勝って気分が良いのか、エスナイデル監督が、サブ組のランニングを見に来ていた。
どの選手にも、こうして目を配り、時には声をかけてコミュニケーションを図る。
この日、ちょっとイマイチだった矢田も、何事かアドバイスを受けて苦笑いを浮かべていた。

この監督、予想がつかない事をしてくるけど、選手はきちんと試合で使って判断する。
試合中の激しいアクションも含めて、いろんな意味で目が離せない、魅力ある監督だ。
この先も、楽しみでならない。

連勝したが、2勝3敗1引き分けの12位。
反転攻勢には、まだまだ足らない。
怪我人も増えてしまい、次節も大きくスタメンが変わるかも知れないが、
誰が出ても勝てる、常に総力戦のチームを目指して、一週間後に備えて欲しい。

次も一戦必勝。
アウェイが続く、4月、サポも含めて総力戦が始まる。
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鬱憤を叩きつけて 第5節 vs讃岐 ○6-1

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桜が咲き始めたと言うのに、関東は冷たい雨や雪になった。
ジェフは開幕から四試合勝ち無し。
フクアリにも、この空模様のように、重たい空気が漂っていた。

開幕前の期待が大きかっただけに、この結果に誰しもが戸惑い、焦りを覚えている。
けれども、終わってしまったゲームは戻らない。
やれる事は、残り38試合にベストを尽くすことだけ。
そう言う覚悟が、今日のゲームにはあった。

12時過ぎに届いたスタメンにまず驚く。
前節からの大幅変更で、俄かには布陣が分からない。
近藤が復帰し、エベルトも、鳥海も居るから、これは3バックだと気付く。

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さらに、勇人、清武、船山がスタメンに入り、
昨年のジェフをベースに、3-4-3のドイスボランチと思しき布陣。
そしてサブには、指宿、也真人、為田、茶島、矢田がずらりと控えている。

正直、今日、これだけメンバーを弄って来るとは思わなかった。
90分、11人で戦えれば、4-3-3のアンカーでも結果は出せる、
監督はまだ拘るんじゃないか、その予想は驚きと共に裏切られた。

恐らく、讃岐にとってもこの布陣変更は予想外だったのだろう。
雨の中、ゲームが始まると、対応できない讃岐をジェフが押し込む展開になった。

守備面でのポイントは2つ。
近藤の復帰と、ドイスボランチの採用だ。

ディフェンスリーダーの復帰によって、ラインコントロールが俄然安定した。
それに加えて、ドイスボランチで熊谷と勇人がボールの出し所を潰しまくる。
讃岐は、原一樹をはじめ、危険な選手を擁してはいたものの、これまでの対戦相手と違って、
容易にジェフのラインの背後をつく事が出来なくなっていた。

3バックになったことで、高木、山本の裏をエベルト、鳥海がカバーするようになり、
敵のサイドアタックもケアできるように整備されていた。

この守備の安定をベースに、チームは縦に早くボールを動かす。
船山、清武の2人は、サポーター以上に鬱憤を溜め込んでいたことだろう。
ラリベイとのトライアングルは、昨年を通じて練りこまれて来た連携。
そこに、この試合で結果を出すという強い意志が、2人からありありと見えて、
早い時間からゴールへの臭いを漂わせていた。

その流れのままに、ゴールを生み出したのは、左のWBに入った高木だった。
高木は、この日MVPとも言える活躍で、讃岐の右を蹂躙しまくった。
13分には、ドリブルで持ち上がり、そのままシュート。
コースを衝いたミドルシュートがそのままゴールへ。

見事な先制点かと喜んだのもつかの間。
不可解なオフサイド判定で取り消しに。

それでも、その6分後の19分に、清武のクロスを頭で合わせて正真正銘の先制弾。
この得点だけでなく、5点目のPKを奪ったドリブル、6点目を生んだ左からのクロス、
それ以外の場面でもクロスを上げる、時には中に切れ込むなど、自由自在のプレーを見せて、
ジェフの攻撃を牽引した。これほど、攻めることが出来る選手だったとは。

前半は、この高木の1得点のみではあったものの、大きな流れはジェフ。
ただ、数度は讃岐に深々と攻め込まれ、あわやというシーンは作られてしまっていたし、
安易と思えるGKへのバックパスも散見されていた。

攻撃では、決定力を欠いた前半。
後半、仕留める事が出来るか?
それが大きなテーマだった。

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そして、後半、これまで沈黙していた攻撃陣がついに火を噴いた。
前半以上に、セカンドボールを素早く繋いで攻めるジェフは、波状攻撃を展開して、
讃岐を自陣に釘付けにしていく。

清武のシュートが2度、惜しくも枠を捉えきれない。
しかし、ゴールには近づいて来ている。
そう思った矢先、右からの船山の突破、シュートから、ボールが清武にこぼれ、
ワンフェイクを入れて、ボールを流し込む。

さらに、CKからのこぼれ球を近藤がシュート。
そのボールを船山が迷わず振り抜いて、3-0と突き放す。
今季、これまで、我慢の時間が続いた2人が、立て続けに結果を出す。

ここで、エスナイデル監督が動く。
讃岐は、更に押し込むことが出来ると睨んだのだろう、勇人に代えて茶島、
さらには、熊谷に代えて矢田を送り込んで、
矢田&茶島という、超攻撃的なドイスボランチで、更なる得点を奪いにいく。

ドイスボランチと書いているものの、
これまでやってきた、インテリオール2枚からアンカーを抜いてしまったような、
ある意味では、守備を放棄したような、「攻撃は最大の防御」を地で行くような布陣だ。

そして、それがこの日は効いた。
82分には、茶島が素晴らしいコントロールショットで、左隅に打ち込み、
エンブレムを叩いてゴール裏を煽れば、

高木の突破で得たPKをラリベイが沈めて、
これまたスタンドに向かって吼える。

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トドメは、高木の突破から左クロス。
ラリベイのボレーは届かなかったものの、山本が詰めていて、6-0とする。

ロスタイムに、高木が足を吊って下がり、10人になったところで失点したのは残念だったが、
これまでの鬱憤晴らしをするようなゴールラッシュで、一気に得失点差を+-0とし、
ホーム・フクアリで、出直しを誓う勝利をあげることが出来た。

本当にようやくの勝利だった。


2〜4節、近藤の負傷と言うアクシデントで、急造の守備陣で戦わざるを得なかった。
もしかしたら、緊急出場だったのかも知れないが、それでも今日はその近藤が居たおかげで、
チームは安定を取り戻した。

追い込まれた中で、理想よりも現実にシフトしたシステムで、得点と勝利をもぎ取った。
失われつつあった、自信を取り戻すという意味では、何よりも勝利が必要だった。
ここで負けていたら、本当に危なかった。
チームは、ギリギリのところで踏みとどまった。

が、出遅れた分、これからますます一戦一戦が大切になる。
まず、今週日曜のホーム・京都戦。
そして、4月は苦手のアウェイばかりの戦いになる。

大勝したとは言え、脆さは、そこかしこに垣間見えた。
そこを分析して、より安定感ある戦いに繋げて欲しい。

清武、船山の、去年から居るメンバーが結果を出した。
一方で、今季加入した茶島も結果を出した。
ベンチに温存された也真人も、今度こそは自分だと意気込んでいるだろう。

小島、溝渕、増嶋、そしてゲリアもいる。
今日の勝利と、ますます激しくなるポジション争いでチームを高めて、
これから一つずつ、勝利を積み重ねていって欲しい。

あと37戦。
雨に濡れた桜も、
このフクアリの熱気と、地道な練習があれば、
もうすぐ咲き誇ることだろう。

皆で支える、皆で戦う。
その覚悟で頑張りましょう。

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急に遠征に行きたくなったら






「東欧サッカークロニクル」
長束恭行(著)
クロアチアW杯準優勝

ディープな東欧サッカーの世界。読むと、何でこの協会でクロアチアが決勝に行けたのか不思議になる一冊。オシム御大のボスニア・ヘルツェゴビナ協会正常化に向けた奮闘も掲載。



「解説者の流儀」
戸田和幸(著)

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オシム元監督関連書籍


Number PLUS
イビチャ・オシム
日本サッカーに告ぐ2014
文藝春秋 (2014/4/14)

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集英社文庫(2008/5/20)

ジェフサポのバイブル。旧ユーゴ時代監督時代の奮闘に涙し、オシム監督と共に戦った日々に奮い立ち、感謝出来る一冊。文庫版では、代表監督時代38頁を大幅加筆。



オシムが語る
シュテファン・シェンナッハ(著)、 エルンスト・ドラクスル (著)、 小松 淳子 (著)、 木村 元彦 (著)
集英社インターナショナル(2006/12/15)

ジェフの監督として来日する前、オーストリアで2002年に出版された本の和訳です。サッカーの話に止まらず、御大の哲学、人となりに触れる事が出来る一冊。御大自身が語った言葉が多い本で読み応えがあります。



イビチャ・オシムの真実
ゲラルト・エンツィガー (著), トム・ホーファー (著), 平 陽子 (著)
エンターブレイン(2006/11/24)

以前、サッカーJ+で連載されていた、ジェフ入団前までのオシム監督の半生を語る一冊。元々はオーストリアで刊行されたもの。現地の視点での同監督の分析が興味深い。



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オシムからの旅
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イースト・プレス (2011/12/21)



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西部 謙司 (著)
双葉社 (2007/04)



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みすず書房 (2009/12/23)



オシムのトレーニング
千田 善 (著) 、イビチャ・オシム(監修)
池田書店 (2012/4/12)



オシムの戦術
千田 善 (著)
中央公論新社 (2010/05)



勝つ日本
田村 修一 (著)
文藝春秋 (2012/4/10)



考えよ!
なぜ日本人はリスクを冒さないのか?
イビチャ・オシム (著)
角川書店(2010/4/10)



恐れるな!
なぜ日本はベスト16で終わったのか?
イビチャ・オシム (著)
角川書店(2010/10/9)



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