JEFSPIRIT News

ジェフユナイテッド市原・千葉とサッカーに関するニュースと雑感記



サッカーの恐ろしさ、まざまざと。 第28節 vs湘南 ●0-1

いやー、何と言ったら良いか。。。
これだけ、思い通りに攻めながらも、得点を奪えず。
セットプレー一発で轟沈。

こう言う試合が、ある、とは知っているものの、
目の前で、それが起こってしまうと何ともやりきれない気持ちになる。

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今日のジェフは、現時点でやれる事を、100%、120%出し切った。
正直、このサッカーをやり始めて半年と少し。
ここまでやりたい事がピッチで表現できるものかと驚いたくらい。

ハイライン、ハイプレスで湘南を押さえ込み、
サイドチェンジと、サイドからの追い越しを織り交ぜ、
序盤から、次々と湘南ゴールに襲い掛かる。

そんな展開が、ほとんど90分続きながら、勝敗の結果だけは思うに任せなかった。

選手や、監督と同じく、この試合に勝てなかった悔しさばかりが今は募る。
けれど、この負けたからと言って、下を見て良い訳じゃない。
これだけの内容を出来た事に自信を持ち、勝てなかった悔しさを煮えたぎらせて、
次の試合に叩きつけて欲しい。

このゲーム内容を見て、このサッカーの未来を見たくなったサポーターも多いんじゃないかと思う。
次こそ、勝つために。これからの一試合、一試合が、大切だ。続きを読む
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勝利を呼び込んだ采配。 第27節 vs山口 ○2-1

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山口戦の先発メンバー。
意外な事に、前節・徳島戦から全く変更が無かった。

この日は、曇天で涼しさすら感じたとは言え、真夏の連戦。
コンディション次第では選手の入れ替えもあると思っていたけれども、逆にコンディションさえ悪くなければ、こうして同じメンバーで戦ってくると言うことか。そして、それだけ、前節に手応えを感じていたと言う証左でもあるだろう。

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そして、この日もジェフは素晴らしいプレーを見せてくれた。
ハイライン・ハイプレスが機能し、山口を狭いエリアに押し込み、ほとんど一方的に攻め込む。
ディフェンスラインが危ないボール回しをするようなシーンもほとんど無く、畳み掛けた。

狭いエリアに選手が固まっているにも関わらず、ボールがすいすいと進む。
ここ数年だったら、だるいバックパスと後ろのボール回しで時間が費やされていただろう。
けれど、この日は全く違った。

前線からのプレスでボールを追い込み、相手のパスコースを限定して、高い位置でボールを取り戻すや、あるときは、二列目のキープからサイドバックが攻め上がってクロスを上げ、あるときは、大きくサイドチェンジで揺さぶり、スペースへ走り込んでチャンスを作り続けた。

何が以前と変わったのか?もちろん、このサッカーを始めて8ヶ月。
適応できた選手が選別され、連携が高まったと言うのもあるだろう。

が、その中でまるで昔から居た選手のように、すっと溶け込んでいた選手が居る。
移籍して来てまだ3試合目の矢田旭だ。

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正直、名古屋時代の矢田は観たことがほとんど無い。イメージも無かった。
この日の矢田は、まずしっかりとプレスをかけ、体を寄せて、相手を追い込む。地味なプレーをしっかりこなす一方で、ボールを持つと、流れを切るどころか、むしろ攻撃のタクトを握って、周りを走らせる。これまでは、也真人が一人でこなしていたプレーを、二人で分散してやっているようで、これには、山口もやり辛い様子だった。

この日、壱晟はベンチ外だったが、この矢田のプレーは刺激にならざるを得ないのではないだろうか。
監督が、あの位置に何を求めているか、まざまざと見せつけてしまったから。

矢田が入った中盤の連携のよさもあり、
正直、もっと早く、もっと多く得点が奪えても良い試合だったとは思う。
それを許さなかったのは、山口の守備の粘り。
順位を考えれば、粘り粘って、一瞬に賭ける。
その勝機を残しておきたいのは当然だった。

結局攻めながらも、前半は得点は奪えず。
後半、更に攻勢を仕掛けるジェフ。
足が止まらないのは、涼しさもあるだろうし、自分達が主導権を持って攻め続けていると言うのもあるのだろう。

惜しいチャンスが続く。
特に、船山のロングシュートがポストを直撃したシーン、
ラリベイのポストプレーからのパスに、清武が合わせたシーンは決定的だった。

一方で、冷やりとしたピンチもあった。
福元の渾身のミドルを、佐藤優が抑えきれず、こぼしたボールを蹴りこまれたが、
幸い、オフサイドの判定で、事なきを得た。

先制点は、57分。町田也真人。
ボムヨンから、矢田、左の乾と繋がり、クロスをキーパーがパンチングしたボールに合わせて、ダイレクトボレー。これが、コース良く決まって、ようやくゴールを奪う。
スタンドに向け、「10番」を誇らしげに見せ付ける也真人に歓喜の輪が出来る。

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先制し、落ち着くことが出来たジェフは、その後もあまりペースを落とさず、セットプレーも交えながら追加点を狙っていく。72分には、ラリベイに代えて指宿、船山に代えて為田を投入。指宿は、相変わらず、懐の深いキープで周りを活かしながら戦い、為田は、ややアピールに焦りのあるプレーで、ちょっと流れに乗り切れない。

試合も終盤にさしかかり、ここまでゲームは完全にジェフだった。
けれど、そのまま終わらないのがサッカーと言うもの。
アディショナルタイム間近の89分、山口は小塚のパスから岸田が抜け出し、これを近藤が倒してしまい、PK。岸田が右上隅に叩き込んで、同点とされてしまう。

正直、これだけの内容で、しかもホームで、引き分けに持ち込まれたら、モチベーションは下がってしまう。ありがちな展開とは言え、負けに等しい引き分けになってしまう。

ここで、エスナイデル監督が動く。
矢田に代えて、若狭。
何故にディフェンス?と思う間もなく、最前線に近藤が上がってくる。
パワープレーだ。

しかも、PK与えた事もあって、近藤が、自分で取り返そうとやたらいきり立っている。
正直、この一手は賭けだ。バランスを崩して、相手に追加点をやる可能性もある。
が、ホームで、ここまでやって引き分けられるか。意地でも勝って終わるぞ、と言う監督のメッセージは、しっかりと選手にも、サポーターにも伝わった。

それが実ったアディショナルタイム3分。
右からのクロスを、指宿が頭で繋ぎ、さらに近藤が頭で繋ぎ、最後は清武が頭で叩き込んだ。
メイン側のコーナーフラッグに向けて滑り込んだ清武に、サポの大歓声と、ベンチから飛び出した選手達、そして誰よりエスナイデル監督がその輪に加わり、喜びを分かち合った。

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清武に向けて、猛ダッシュするエスナイデル監督は、この日のハイライトだった。

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ゲームは、この決勝点で2-1で辛勝。
夏休みでもあり、11,550人と久々に1万人を超えたホームのサポーターに、エンターテイメントを見せつけて、今季二度目の連勝となった。

強調したいことが2つある。
1つは、この日イエローカードなしで戦えたこと。
累積警告でリーチが多数居るが、出場停止なしで湘南戦を迎えられる。

そしてもう一つは、この連勝は、交代策がもたらしたこと。
1点を守りきった5バックを新しい選択肢として見せた徳島戦。
決勝点を奪うために、即断即決でパワープレーを選択した山口戦。

いずれもエスナイデル監督は、賭けに勝った。
裏目に出れば、非難は避けられなかっただろう。
けれど、そうはならなかった。

この日の決勝点が決まった後、監督自らも歓喜に加わり、大いに喜んだ。
選手も、スタンドも、監督やコーチ陣と共に喜び合った素晴らしい光景だった。
チームが出来つつある、瞬間瞬間に立ち会っている。
そう言う喜びが今のジェフにはある。

きっと、これからも、良い時も、悪い時もある。
けれど、悪い時こそ、監督や選手達と共に困難を乗り越えたいと思う。
この日の歓喜を忘れずに、これからの一試合一試合を本当の意味で「ALL」で戦えれば、きっと良い結果にたどり着けるはず。

さあ、今年は夏が楽しくなってきた。
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懐かしきプレス。大きな一勝。 第26節 vs徳島 ○1-0

大きな一勝でした。

この試合に敗れるような事があれば、無用な雑音が大きくなる。
それを杞憂に終わらせてくれた。
しかも、中身のあるゲームで。

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試合は、拮抗した好ゲーム。
相手のスタイルに合わせて戦術を敷くのではなく、
お互いが自らのスタイルを前面に出して、ぶつけ合う。

徳島は、よく繋いでくる。
攻守の切り替えが早く、ラグビーのようなボールのヨコへの展開と、
局面局面でのドリブル突破を織り交ぜて、ゴール前まで人数をかけて攻めてくる。

対するジェフは、ハイラインでの守備で、背後を狙う相手を網にかけまくり、
そして、今日は文字通りの「ハイプレス」で徳島を寸断。

徳島が繋ぐスタイルだったのでハマったのもあるでしょうが、
プレスの強度は間違いなく今季一番。
前線からのチェイシングは、ラリベイ、船山、清武、也真人、矢田がサボらず、
徳島陣内でも、3人からのプレスで相手を囲むシーンが多々。
体を当て、足を伸ばし、粘り強く、しっかりと闘えていました。

懐かしさすら感じた、プレス。
文字通りの、「ハイプレスハイライン」が機能した意味では、
今季のベストゲームだったのではないかと思います。

ただ、真夏の暑さの中で、このサッカーを90分続けるのは厳しい。
60分過ぎ、前線で大車輪の活躍を見せていた清武が足を攣ると、
他の選手たちも75分過ぎには、ガクっと運動量が落ちて、プレスもかからなくなってしまった。

そこで、エスナイデル監督が打ったのは、船山→若狭の交代策。
ディフェンスを5バックに変更して、サイドを封鎖。
攻めなくてはいけない徳島のスペースを潰して、カウンター狙いにシフトチェンジ。

これまで、愚直にハイプレスハイラインの90分完遂をやろうとしていたチームが見せた「変化」。
これが見事にハマって、徳島を沈黙させてしまった。

この交代の前に、矢田からアランダへの交代も、足が落ちてきた時間帯に、
体力全開のアランダがインテリオールに入ってくるのが、どれほど相手にとっていやらしいか。
こんな采配も執れるのかと驚かされるばかりでした。

そのエスナイデル監督、最終盤はベンチ前で、大きな声で身振り手振り。
疲れきった選手達に、サボるな、プレスに行けと、指示を出し続け、闘っていました。

両軍の力に差は無く、ジェフの負けも十分あり得るゲームだったと思います。
しかしながら、エスナイデルの采配と、
個々の選手達が最後まで全力を尽くした事が、勝利に繋がりました。

この日は、最終ラインでの危なっかしいプレーも少なく、メリハリの利いた守備で、クリーンシート。
(風の影響も考慮したのか、意図して優也も大きく蹴りだしているようでした)

そして、試合を決める貴重な一点を、エースのラリベイが決めてくれたのも大きかった。
この一点で、ゲームプランを組み立てることが出来た。

溝渕や、移籍加入の矢田も良いプレーを見せたし、
佐藤優也の好セーブもまたあった。
本当に収穫の多いゲームでした。

それを、アウェイで出来たのも良かった。

これから、連戦。
これと同じゲームをやろうと思っても、体力が持たないかも知れません。
けれど、固定メンバーで戦っていない強みが、きっと発揮できる事でしょう。

戦術の幅も拡がり、思ったよりも多くの引き出しを持っている監督だと改めて思いました。
これからも、もっと新しい采配を見せてくれるかも。楽しみでなりません。
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背番号「10」が大きく見えた 第24節 vs金沢 ○2-0

得点を奪えず、ミスから失点して自滅した熊本戦。
連勝は途切れ、岐阜戦で吹っ切れたかと思われた、
アウェイでの脆さは根深い問題としてまた、残ってしまっていた。

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その歯痒い思いを、選手達の中でもとりわけ溜め込んでいた、也真人。
試合後、お立ち台でスタンドに向かって語りかけた言葉は、
サポーター一人ひとりに、ずしりと響いた事だろう。

もがきながら、前に進むチーム。
その中で也真人の内面も大きく成長し、プレーだけでなく、
精神面でも、チームの中心となりつつあるようだった。

藤田俊哉に憧れて入団し、
深井正樹の魂を受け継いだ背番号「10」が、
日に日に大きくなっている。


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この日のスタメン。
前節からの変更点は、2トップを止め、従来の3トップに戻したこと。
また、壱晟がベンチにも入らず、故障の癒えたアランダがスタメンに戻ってきた。

リザーブでは、GK大野哲煥が初めてベンチ入りし、スタンドから大きな声援。
また、新加入の為田、U-18の古川もベンチ入りとなった。

対する金沢は、去年に続き、今年も順位では苦しんでいる。
一方、チームカラーとも言える堅守速攻、走力とスピードは健在でジェフにとっては厄介な相手。
アウェイで対戦は、両軍共に退場者を出し、ジェフは20本のシュートを放ちながらも敗戦。
試合終盤には、GK佐藤優也が自らドリブルで攻め上がって攻撃参加すると言う苦しいゲームだった。
二度目の対戦で、お互い、どうチームの色を出せるか。

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暑さの残る18時にキックオフ。
試合開始早々、ペースを握ったのはジェフ。
前半15分頃までは、セットプレーにロングスローを交え、ラッシュをかけて金沢を追い込む。
その攻撃的な姿勢が、3分には早くも得点に。

セットプレー崩れから、相手の中途半端なクリアが清武にわたると、
まだ選手が残っていたゴール前に低いボールが送り込まれ、
これをラリベイが2人に囲まれながらも、どんぴしゃのヘッドで合わせて早々に先制。

スタンドには、ラリベイと奥さんの両親が来日していたそうで、
大喜びでアピールを繰り返すラリベイ。

ジェフは、也真人の指揮で、ボールを散らし、左は清武と乾のコンビで崩し、右は船山にアランダ、時々真希が絡んでチャンスを作る。ゴールにはならなかったが、自陣のボール奪取から、前線まで4〜5本のパスが鮮やかに繋がって攻め込むシーンもあり、攻撃は上々だった。

一方守備では、金沢の鋭いカウンターに脅かされるシーンもあり、
佐藤優也の間一髪のセーブで事なきを得る。
また、乾も、前節の汚名を雪ごうと、普段以上に粘り腰のプレーで体を張り、少しでも前にボールを運び出そうと奮闘していた。

35分過ぎにアクシデント。
真希が右サイドで傷み、プレー続行不可能に。
急遽、比嘉がピッチに投入される。
慣れない逆サイド、まずは落ち着いて前半を終えたいところ。

金沢からしてみれば、大きな隙になり、ジェフとしては失点する前に突き放したかった。
ただ、前半最初のようなペースがずっと続くものでもなく、やや停滞した攻撃が続いていた。

前半も終わろうとした46分、ここで大きなプレーが出る。
ゴール前にアバウトに送られたボール、残っていた乾が頭で落として、それが也真人へ。
乾が裏へ抜け出ようとしたところへパスだししようとするも、ディフェンスに阻まれてしまう。

そのボールが、再び也真人の足元に。
ここで、少し前までの彼なら、戻すか、パスだったろう。
が、2人3人と相手が詰める中、ステップを踏んで相手をかわし、左足で強引にシュートを選択。
これが、ゴールキーパーの逆をついて、ネットを揺らす。
試合の趨勢を決める、大きなプレーになった。

シュートを撃てる場面でパスを選択する、あるいは、戻して組み立てなおす。
より確率の高いプレーを選んだと言われても、スタンドはえてして失望のため息を漏らす。
シュートを撃ち切る意識、これは、何年かかっても、指導者が変わっても、改善できなかったもの。
それが、第一選択肢としてシュートを選ぶようになりつつある。

画期的なことだと思う。

エスナイデル監督の進める意識改革が、也真人の危機感と合わさって生まれたゴールだった。
これでジェフは楽になった。

後半、ジェフは再び開始からラッシュをかける。
ラリベイ、清武、也真人が、後半15分くらいまでに立て続けに決定的なシュートを放つも、
相手GK白井の正面にボールを蹴ってしまったり、相手のファインセーブに阻まれたりで、追加点は奪えない。

一方、カウンターを喰らうことも相変わらずあったが、佐藤優也がファインセーブを見せ、事なきを得る。

ただ、結果的に完封したものの、この試合でも、慌てる必要の無い場面で不必要に慌てるシーンは多々。バックパスの意思疎通のミスや、戻ってくるボールを掴めばいいものを、なぜかダイレクトボレーで蹴り返してみたり、あまつさえ負傷で外に出ている乾に気付かず、その乾に向かってスローしてみたりと。。。感覚的には2〜3失点したような心臓の悪さがあるのは、何とかして欲しい。

戦術上仕方の無い危うさは仕方ないが、普通にやれば、なんでもないプレーを大ピンチに変えるのは、決して目にしたいプレーではない。

試合は、そのまま2-0のまま経過。
指宿と為田が交代出場。

時間的に少なく、ゲームをクローズしつつある時間だったので難しかったと思うが、為田はドリブルからのカットインで、指宿は、懐の深いキープ、強引なシュート、オフサイド判定になったものの、クロスに合わせてネットを揺らすなど、競争の激しさを垣間見せた。

大脱走も響き、無事にホーム勝利。
冒頭の也真人のマイクパフォーマンスへと続く。
アウェイ連戦に向け、良い勢いづけが出来た。

この試合、也真人意外にも取り上げたい選手が居る。

まず、交代出場の比嘉。
逆サイドで難かったにも関わらず、再三船山とのガラの悪いコンビ(失礼)で右サイドを突破してチャンスメイク。これまでで一番のパフォーマンスだったのでは。真希の負傷もあり、北爪、溝渕と三つ巴で右サイドを争う事になるか。

そして、熊谷。
決定的なミスが減り、だいぶ戦術的に消化されて来た。
近藤、ボムヨンが上がってきたとき、アンカーの熊谷が吸収されて3バックのようになっているシーンがあり、監督コメントで質問を受けていたように、ビルドアップで貢献していた。
目立たないプレーも多いので、DAZNで彼を追って試合を見直してみるのも面白いのでは。

さて。

これから四国連戦。
間瀬さんの愛媛に、上位の徳島。
アウェイだけに、苦戦も予想されるものの、ここで結果を出して欲しいもの。
例年、夏の失速で苦しんでいるけれども、今年は直近の5試合で4勝1敗。

上位も下位も、団子状態。
ここを抜け出す力強さを見せて欲しい。
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敗戦と、収穫。 天皇杯3回戦 vsG大阪 ●0-2

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平日のフクアリに集った、3回戦一番の8,000人以上のサポーター。
その期待に違わず、両軍の良さが出たゲームだったんじゃないかと思います。

ホームでの敗戦は、悔しさしかありませんが、
勝利したガンバ大阪の皆さんには、おめでとうと言いたいです(ベングロシュ爺風)。

数年前に対戦した時とは、お互いのメンバーも、現在の立ち位置も変わってしまった現在。
それだけの差は、見せつけられてしまったと言うのが正直なところ。
ベストメンバーで臨み、それを分からせてくれた長谷川監督にも、感謝したい気持ちです。

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さて。
この日のジェフは、下記のような布陣。

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このチョイスは、結構びっくりしました。
そして、試合中に行われた交代もまたしかりで。
エスナイデル監督、前節の讃岐戦、そしてこのG大阪戦と、次節・熊本戦。
その全てを勝つために、相当に練りこんでいたんじゃないかと思いました。

まず、これまでフィールドプレーヤーで唯一出場の無かった溝渕を、スタメンに抜擢。
さらに、前節欠場していた近藤や、勇人を起用した、ターンオーバー気味に起用。

交代枠は早々に60分過ぎに使い切り、指宿の試運転と、古川にもチャレンジをさせる。
最終的に、岡野、乾、溝渕、壱晟、古川と言う、使える限りの若手をピッチに立たせる割り切りぶり。

が、決して、メンバーを落としたとは感じない。
ここまで、多くの選手を使ってきたからこそ、コンディションを踏まえ、
誰でも、自信を持ってピッチに送り出せる。
その采配と、若手の躍動が見られただけでも、無理して観に行って良かったと思える試合でした。

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試合は、序盤からガンバのペース。
最初から、ガツンと来られた感じで、
こう書くのも悔しいですが、正直、普段戦ってるJ2とは全然別のレベルでした。

当たりの強さしかり、技術の一つ一つのレベルしかり、連携のスムーズさしかり。
何より、ガンバがボールを持った時の切り替えの早さ。
一直線に、ゴールに向かって殺到してくる。

それが、アデミウソンのような、いかにも、と言う選手だけでなくて、藤本淳吾のような、あまり走るイメージの無い選手まで、しっかり走っている。ボールを前に運ぼうとしても寸断され、カウンターを喰らい、ラインは高く保とうとするものの、ぐいぐいと圧力をかけられて押し下げられてしまう。

そして、こちらが少しでも綻びを見せれば、それを逃さずラインの裏を衝かれる。
三浦にポスト直撃弾を食らい、失点こそしないものの、アデミウソンや、長沢にピンチを作られる。
重い、ボディブローのようなダメージが蓄積していく中で、集中力が保てなかったか、コーナーキックを山本海人が上手く弾ききれずに繋がれ、最後はファビオがアウトサイドで合わせてゴール。DFらしからぬ素晴らしいシュートでした。

ただ、試合の勝敗を考えたとき、この一点は重かった。
出来ればスコアレスで終えたかった前半でビハインドを背負ってしまい、
より、前に出ざるを得なくなってしまった。
それは、ガンバにとっては格好の狙いどころな訳で。。。

苦しい展開だった前半も、全くチャンスが無かったわけではなく。
特に溝渕は積極的な攻め上がりと、
得点の可能性を感じさせるクロスで、らしさを見せていました。

そして、試合は、後半へ。

攻めるしかないジェフは前がかりに畳み掛けます。
まずラリベイが遠目からシュートを放って口火を切り、清武、船山、也真人が絡んでチャンスを作るも、プレッシャーがきつく、ペナルティエリアに良い形で踏み込めない。ならばと、勇人や、ボムヨンが遠目から撃っていくも、精度が無く、ゴールを脅かすには至らない。

苦戦するジェフに対し、ガンバは、それをある程度余裕を持って受け止めている。
ガンバのカウンターが怖いという話をスタンドでしていた矢先。

溝渕の攻撃参加が堰き止められたところから、一気のカウンター。
基点は倉田。そして、その切り替えから、崩しきるまでが恐ろしく速い。
右翼を深々と抉られ、振り切られ、
最後は泉澤に流し込まれ、0-2。かなり苦しい状況になってしまいます。

試合展開をみていれば、ガンバにとって、2点はセーフティリードとも言える点差。
攻勢が止み、省エネなサッカーに移行したように見えました。

逆に、失うものの無いジェフ。

ここからエスナイデル監督は、指宿、乾、古川を次々に投入して、まず一点を奪いにゆきます。
この交代、60分過ぎに早々に3枚を使い切る形で、代わったのが、ラリベイに近藤に、清武。
リーグ戦に温存し、かつ試したい選手を使う、意図の濃い交代に見えました。

布陣的には、4-3-3のままですが、也真人がかなり下がり目の位置でボールを持ち、全体をコントロールしながら、攻め手を探り、代わりに壱晟がかなり前目に。
見ようによっては、勇人と也真人のダブルボランチの前にセントラルMFとして壱晟がいるような位置関係。

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その中で、まず壱晟が気を吐きます。
密集をかいくぐってのミドルシュートを2発。いずれも、もう一歩と言う弾道で(一発は相手に当たりましたが)、攻撃に勢いをつけると、今度は大悟。

コーナーキックからのドンピシャのヘディングを、東口が何とかセーブ。
さらに船山のクロスに飛び込むも、僅かにヘッドは枠外。

ロスタイムには、今度は溝渕。
これもドンピシャのクロスを指宿に合わせるも、僅かに枠外。。。

シュートが、この日は悉く、枠を捉えられず。
運、不運ではなく、ガンバのプレッシャーがきつく、良い体勢に、フリーにさせて貰えなかったのが、得点できなかった原因だと思います。その一方で、若手が、思い切ってプレーをして、可能性を感じさせていたのは収穫でした。

最後、残念だったのはロスタイムに岡野が退場したこと。
状況が良くわからなかったものの、引き上げる岡野を捕まえて近藤が何やら話しかけていたのを見ると、ちょっと問題があるプレーだったんでしょう。

結局、追撃は出来ず、0-2で終了となってしまいましたが、今出来ることはやりきったんじゃないかと思います。

個々の選手では、繰り返しになりますが、若手の活躍が光りました。

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初出場の溝渕は、攻撃面、特に攻撃参加、クロスの質に良いものを見せてくれました。
一試合の中で、3〜4本、得点に直結しそうなクロスを上げたのは、北爪もうかうかしていられないのでは。
一方、守備では課題も。特に失点したシーンでは、彼が上がった穴を見事に衝かれてしまいました。
練習試合でも、この上がった後のスペースの問題は見えていたので、チームとして、どう連携して埋めるか、対策が必要だと思いました。

次に高橋壱晟。
正直、この試合も途中までは消えかかっていた感じだったんですが、攻めるしかなくなってから積極性が出て、惜しいミドルシュートが2本。これが次節以降も続くことを期待します。

そして、大悟。
短い時間の中で、惜しいヘッドが2発。初ゴールも遠くないと思える出来。
ここまで3試合の出場で、加速度的に伸び、ただ一生懸命追いかけるじゃなく、FWらしく点を奪うプレーが出来ているのが驚かされるところ。この試合でも大きな養分を得たのでは。

これで、得点を奪い、勝利出来ていたら、もっと大きな成長に繋がる自信になったんでしょうが。
冒頭に書いたように、ガンバ、強かったですね。
ジェフも追いつけるよう、エスナイデル監督の下、積み重ねないと。

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試合後、倉田が挨拶に来てくれました。
彼がジェフに居たのが2010年とは。
そんなに時間が経ったのか、と言う気がします。

ガンバユース出身で、10番、この日はキャプテン。
日本代表にもなり、ガンバの象徴になりつつある倉田。
こうして、相見えるのは嬉しいこと。
ますますの活躍を祈ります。

次にやるときは、ジェフが勝ちますがね。
吹田にも行ってみたいし。早く、次の対戦の機会が来ますように。

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獲られても、奪い返す 第22節 vs讃岐 ○4-3

もっとスッキリと、この試合を楽しみたかったが、
残念ながら今日は、審判が目立ち過ぎるゲームになってしまった。
そう言うものも含めてサッカーだとしても、
クリーンなプレー、フェアなジャッジの下、熱いゲームを楽しみたいものだ。

勝つにはかったけれども、問題は多いゲームだった。

讃岐の1点目、3点目のファインゴールは相手を褒めるしか無いにしても、
讃岐の2点目、高木和正に容易に抜け出されてしまった守りの緩さ、
ロスタイムのPKのピンチを招いた、也真人のミス。
こんなプレーをしていては、連勝は続かないだろうし、昇格はおぼつかない。
その事は、しっかり肝に銘じて反省し、次節に生かしてもらいたいものだ。


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この日のスタメン。
近藤が、コンディション不良でベンチ外となり、代わりに大久保。
高橋壱晟に代わり、負傷の癒えた羽生がリーグ戦初先発となった。

リザーブでは、アランダがベンチを外れ、代わりに勇人。
また、古川大悟もベンチ入りした。
山本真や、指宿は、もう少しのようだ。

讃岐との試合は、僅差で終わることが多い。
実際、讃岐自体が、ここまでほとんど複数得点が出来ていない状況の中だったが、前半からゲームは目まぐるしく動いていった。

前半、その序盤は讃岐がやや前ががりに攻め込み、ジェフが受け止める展開だったが、
徐々にジェフのプレスがかかり始めると、讃岐は引き気味になって、ジェフがガードの上から殴りつけるような展開になる。讃岐の北野監督は、ジェフの強みを弱みに転換するには、引き込まなければならなかったと試合後に述べている。

耐えて、カウンターと言う狙いだったろうが、ジェフはそれを許さない。
セットプレーと、清武のロングスローと言う跳び道具で、じわりじわりと讃岐にプレッシャーをかけ続け、隙を伺っていく。

その効果は、意外と早く得点に繋がる。
13分、セットプレーからのこぼれ球を羽生がダイレクトボレーでロングシュート。
相手キーパー清水がファンブルしたところにラリベイが詰めて、先制点を奪った。
前節、前々節とゴールを決め、調子を上げて来ていたラリベイが早速結果を出し、さらにジェフが押し込む展開となる。

しかし、攻め込みながらも、あまりスペースが無いため、シュートまで効率的に持ち込めない。
クロスを上げようとしても、特に乾が警戒されているようで、なかなか良い態勢でボールが上げられない。右へ左へ、的を外れたボールが飛び交い、戻して仕掛け直すもどかしい展開に。

逆に少ないながらも讃岐がカウンターを仕掛け始めると、34分。
乾の裏のスペースを衝かれ、一度は攻撃を弾き返すも、こぼれ球を馬場に見事な、
地を這うような弾道のシュート(キャプテン翼の松山君のイーグルショットのような)を、
ニアサイドに突き刺されて、同点となってしまう。

前半は、このままスコアが動かず、1-1で終了する。

後半も、ゲームの入りは穏やかで、ジェフが押し込み、讃岐が守る展開だった。
ただ、イエローカードが多く、選手達もベンチも神経質になっているのは見て取れる。
ゲームが動かない中、ジェフはサリーナスと、高橋壱晟を投入、
一方の讃岐は高木和正と、木島徹也を投入。
昼間の熱気が残り、夏特有の蒸し暑さがフクアリを覆う中、互いに攻撃の駒を切って打開を図る。

そして、ここからが、一気にゲームは良くも悪くもヒートアップしてしまった。

まず65分、讃岐陣内からのフリーキック。
大きく蹴り出されたボールが前線の高木に届けられる。
このボール、普段の佐藤優也なら、前に出てクリアしてても良いようなボールだったが、この日はまだゴールマウスの中で構えていた。ボムヨンも、乾も、何も出来ないまま、高木は余裕を持ってキーパーの位置を見定めてゴールに流し込む。あっさりと、失点を許してしまった。

ジェフはすぐに追いつく。
68分、北爪が讃岐陣内に少し入ったところから、左足でタテに長いボールをペナルティエリア内に放り込むと、これを清武が頭で合わせて5試合連続ゴール。2-2の同点に追いついてみせる。

一気に逆転へ、と言うムードだったが、74分に事態は急変。
大久保が2枚目のイエローで退場となってしまう。
さらに、そのファウルで相手に与えたフリーキックを、木島が素晴らしい弾道で沈めてみせ、2-3と再びリードを奪われてしまう。

ビハインド、数的不利、状況は限りなく厳しいものになってしまった。
ここで、これまでのジェフなら、失点に意気消沈し、バタバタし、崩れていってしまった事だろう。
アウェイの横浜FC戦、ヴェルディ戦、そんなゲームばかりだった。

が、この日は、吹っ切れたように攻め込み続けた。
どうしても勝ちたい讃岐が、望外のリードを奪って、引いたこともあっただろうが、エスナイデル監督は攻撃態勢を整える。熊谷アンドリューを下げて岡野を投入。アンカーの居ない、4-2-3システムに切り替え、11人の時と変わらない攻勢を仕掛ける。

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失点のすぐ後の80分、PKの判定。
これをラリベイがレイナウド宜しく、ゴールネットの天井に叩き込んで、同点。
すぐさま、ボールを持ってペナルティスポットに戻り、同点では足りないと言うメッセージを送ると、フクアリのボルテージは最高潮となる。1人少なかろうが、残りが何分だろうが、関係ない。手拍子と歓声がフクアリの屋根に反響し、夕立のように降り注いでくる。

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久方ぶりに感じる、ここが劇場と呼ばれるが所以の歓声の波だ。
その歓声に後押しされるように、83分には、乾のクロスをサリーナスが折り返し、ラリベイが頭で押し込んで逆転。ハットトリックを完成させる。わずか数分の間に、状況が変わる。味方も、相手も、何が何だか分からないままに。

獲られても、奪い返す。
言うほど簡単じゃないが、エスナイデル監督は、「そういうサッカー」を目指している。
それを、スタンドも含めて、各々が理解して、相手を呑み込んだ結果がこの逆転劇だった。

その後、逃げ切りを図ったものの、冒頭に書いたように、也真人のあの時間帯では許されないミスもあって、佐藤優也のPKストップと言うおまけつきのエンターテイメント溢れるゲームが完成した。

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何で逆転まで持っていけたのか?
スタジアムに居ないと、なかなかそれが理解出来ないゲームの一つだった。
ジャッジも、歓声も、選手達の気持ちの昂ぶりも、監督の必死の指示も。

ジェフにとっては、得るものの大きな試合だった。
後半戦のスタートを、フクアリでの無敗を途切れさせず、三連勝として終えられたこと。
復調著しいラリベイのハットトリックという、反転攻勢に欠かせないストライカーの覚醒をみたこと。
そして、3点獲られようが、4点を奪って、勝って終わると言うメンタルの成長をみせたこと。

エスナイデル監督が言うように、課題は多々ある。
それは、監督が、指導陣が、選手達が、改善してくれればそれでいい。
必要なのは、このサッカーをサポーターが信じて後押しすることだ。
その気持ちがあれば、今日の逆転を生んだような、フクアリの空気は何度でも作れる。

シーズン始めに書いたように、今季はサポーターの覚悟が求められているシーズンだ。

失点して、ため息が響き、声援が聞こえないフクアリにするも。
まだまだこれからだ。走れ、闘え、奪い返せと伝えるフクアリにするも。

信じるも、信じないも、サポーター一人ひとりに委ねられている。
今季残り半分、今日のようなフクアリの空気であってほしいと願う。
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練習試合 vs明海大学 ○4-0

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11時から行われた、練習試合の感想を少々。
この暑い中、ずっと日なたで立って指揮していたエスナイデル監督はすごい。
さすが、Pasio'nの化身。

さて、メンバーの方は、公式サイトをご覧下さい。
昨日出場した、アランダ、サリーナス、古川は出場した一方、完全休養となった選手も。
このあたりは、コンディション調整、ターンオーバーと、トップに出られるかどうかの見極めをしている選手との差があるのかも知れません。

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期限付き移籍で加入した為田選手(13番)も、90分間フル出場。
周りとの連携を気にしつつ、試運転と言う感じでした。

得点シーンは、こんな感じ。

先制点は、24分。左サイドから、やや中に比嘉がドリブルで仕掛けつつ為田とのワンツーで、ペナルティエリア深くまで侵入すると、グラウンダーの折り返しをサリーナスが流し込んでゴール。

38分には、左の為田からのクロスを、サリーナスが受け、ワントラップしてからシュートしてゴール。
サリーナスは、強引にシュートまで持ち込もうと言うシーンも多く、積極的。

40分には、ペナルティエリアに入るか入らないかのあたり、中央やや右でボールを持ったアランダが、右から上がってきた溝渕にパスを出し、角度の無いところからのシュートが決まってゴール。

後半になると、ユース組が大挙して出場し、前線はほとんどユースっ子に。
その後半23分、まず古川が相手ディフェンスライン裏に抜け出て1対1になりかけたところを倒され、FKに。ペナルティエリアの少し外側左のFKを直接は蹴らず、右に繋いで、これを右で構えていた溝渕がクロス。中央でディフェンスを背負っていた大悟が、体を大きく捻りながらヘッドで合わせ、これがポストを叩きながらゴールイン。強さと上手さを見せたゴールでした。

さて。

気になった選手では、まず、まだ出場の無い溝渕。
本人も焦りがあるかも知れませんが、この日は1得点1アシストをマーク。アピールに成功。
全体的なプレーで言えば、積極的で熱い反面、やや向こう見ずと言えるプレーも。と言うのも、この日だけかもしれませんが、自分がボールを奪うと決めた選手をどこまでも追いかけて行ってしまうので、本籍地の右サイドバックの位置がぽっかり穴になっていることが何度か。
もう少し、戻りを早くするか、周りとの連携でお出かけしたら、留守番をして貰えるようにしらら良いのでは。泥棒に入られそうです。
その一方、コーチングが素晴らしく、ユース組を先導し、リーダーシップを強く発揮。
このあたり、坂本さん風な感じがします。

古川は、精力的なプレーも、やっぱり昨日の疲れが少しはあるのか、それとも張り詰めた本番リーグ戦との違いか、やや安全なプレーぶり。シュートシーンは多くなかったものの、きっちりチャンスに決めるあたり、一皮剥けつつあるのかも。若い選手に、一試合の経験の大きさは計り知れないものがあるので、今後も出番が得られる事を期待。

羽生は老練。
この中にいると、ピッチ上の指揮官として、全体をプレーと、コーチングの両面で引き締めてくれる。
コンディションは問題なく、今後は体力の落ちた時間帯に也真人との交代などで出番が増えて来るのでは。

比嘉さんは、審判、プレーへの文句が多い(苦笑)。そして、髪型が目立つ。
キャラなんでしょうが、あの大声は、コーチングに使った方が良いのでは。
アシストはあったものの、好調の乾がポジションのライバルである事を考えると、もっとプレーで目立ちたかったところ。

センターバックのイジュヨンは、ミス無く、そつなく、集中したプレー振り。
キムボムヨン加入以来、難しい立場になってしまっているけれど、集中していた。
これが、トップの試合でももっと出来ていたなら。
キャリアを考えれば、他のチームへの移籍もありだと思う。
兵役がまだなんだろうし、ゲームに出たいはず。

若狭選手は。。。年齢も年齢、立場も立場なんだから、もっと集中しないと。
この練習試合だって、来年の契約を勝ち取る為の生き死にの場のはず。
大学生相手にも、ミスパス(意図が無いフィードなので、相手に渡ってしまう)、挙句、誰が見ても分かるホールディングで相手にフリーキックを与えてしまったりと、正直良くなかった。集中って叫びたかったですよ。

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後は、後半から出場した、ぐぴおさん。
大きなピンチも無く、見せ場も無かったんですが、久しぶりにプレーしてるとこ観ました。
贔屓のひきたおしですが、トップで観たいんですよね、背番号1は。
まだまだ、佐藤優にも、山本海にも、プレーで負けていないと思います。

そして、為田選手は、前述したように試運転状態。
このゲームでどうこう言えるのはありません。アシストも決めていたし、早く馴染んでくれるのでは。
しかし、清武、船山が居て、サリーナス、菅嶋も居るポジション。
にも関わらず、獲得したのだから、その意図、期待されるプレーが気になるところ。
シーズンが終わったときにどんな評価になっているか楽しみです。

そんなこんなで、皆、暑い中、頑張っていました。
後半前5人がユース組になると、途端に連携が良くなって、いいパス交換してたのも面白かった。
時折スタンドから、おおっと、感嘆の声も。持田、大和は、高校一年生。この間まで、中学生。それが、大学生相手に気後れせず、よくやるもんです。

この日のプレーぶりが、エスナイデル監督の目にはどう映ったか。
来週の讃岐戦、誰がきっかけを掴むか楽しみです。
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エル・バティの咆哮 第21節 vs大分 ○4-1

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ユナパでのU-18プリンスリーグ関東・三菱養和戦。
このゲームに、古川が居なかった。
「もしかしたら」と思っていたら、
16時過ぎに入ってきたトップのメンバーに彼の名前があった。

近年無かった二種登録選手のトップチーム帯同。
少なからず、彼らにも刺激があった事だと思う。
畔蒜と、安光のゴールで、2-0で勝利したのを見届け、雨上がりのフクアリへ向かった。


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今節でリーグ戦は前半が終了となる。

メンバーは、前節6-4で勝利した岐阜戦から少々入れ替わった。
前半終了間際のジャンピングボレーの際、足を少し傷めたらしい指宿に代わって、トップにラリベイ。
インサイドハーフには、アランダに代わって壱晟。
大久保に代わってボムヨンがセンターバックに入る。

リザーブには、羽生、サリーナスが怪我から戻ってきたほか、
前述の古川がリーグ戦では初めてメンバー入りした。

対する大分には、元ジェフの竹内、そしてサトル。
正直、サトルへのブーイングには、少々びっくりした。竹内へが大きな拍手だっただけに。
もういいんじゃないかとも思ったが、裏を返せば、それだけ彼への期待であり、愛情はかつて深かったと言う事なんだろう。移籍前、二度と戻って来れないかも知れない、そう言う思いで頑張れと彼に声をかけたのを昨日のように思い出す。
10年経っても忘れられないくらいに。そう言うことなんだよ、サトル。

それにしても、竹内共々、元気そうでなによりだった。

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試合前の勝ち点は、ジェフが27、大分が32。
J3からの昇格にも関わらず、ここまでの数字を残しているのは、片野坂監督の手腕と、竹内をはじめとした要所の補強が効いているからだろう。

ゲームは、ジェフペースで進んで行った。
ラインを高くし、いつものように相手に圧力をかける。
大分は、引いてそれを受け止めつつ、カウンターを狙っている様子だった。
ジェフは、攻めつつも前線が渋滞気味でなかなか決定機、シュートまで至らない。

対する大分も、危険なプレーがほとんど出来ていない。
二試合前の水戸戦のように押し込まれなかったのは、大分のプレスが水戸ほど厳しくなく、
また、ボールを奪った後も、あまり正確でなかったからだろう。

ジェフは中央で也真人、壱晟、清武が絡んで突破を図りつつ、両翼の乾、北爪、とりわけ乾が時折、ぐいぐいと突破をして来て、大分の守備陣に穴を開けていく。この乾、ボールを持った後の強引さと、かつての村井のようなウナギっぽい妙な間合いのドリブルの組み合わせで、結構な確率でクロスまで持っていく。
しかも、クロスの質が、速くて低い。前節もゴールとアシストを決め、ノリつつある。

膠着した展開が続く中、それを破ったのは、ここまで3試合連続ゴールで攻撃陣を引っ張る清武だった。ペナルティエリア内でボールを受けるとフェイントを入れつつ、リフティングでボールを浮かせ、落ちてきたボールを逆の左足で叩きつける。曲撃ちのような華麗な足技から放たれたシュートを相手GKがかろうじて弾いたところへ、船山が詰めて先制に成功する。

展開が重たかっただけに、この一発はチームの雰囲気をぐんと明るくした。

後半に入ると、反撃に出ようとする大分を逆手にとって、ジェフがさらに攻勢を強めた。
48分、左でボールを受けた乾が、対面のマーカーを振り切り、ゴールラインギリギリからクロスを上げると、飛び込んだのは清武。ジャンピングボレーで美しく合わせてリードを広げる。

そして、ここから前節ゴールを決めて、いよいよ調子を上げて来ていたラリベイが爆発する。
65分には、清武のCKにニアで竹内を抑え込んでヘッド。
フクアリのゴール裏に向かって初めてのゴール。歓喜のラリベイは何度も雄叫びとガッツポーズをみせる。

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さらに、決まりはしなかったが、乾からのボールを受け、
ゴール正面でターンしながら、浮かしたボールをボレーで叩きつける!
キーパーが押さえ切れずにファンブルするほどの威力と、豪快かつ繊細なボール捌きで場内をざわつかせると、80分だった。

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也真人からのボールを受け、キーパーの位置を見定めると、
ゴールへボールをやさしく置くようなループシュートを決めて、4-1と大分を突き放す。
大分に追撃の一点を許した後だっただけに、このダメ押しは大きかった。
歓喜に任せてゴール裏に駆け寄り、ジャンプ一番、太鼓をポンと叩いて戻っていくラリベイ。
ついにエル・バティが、本領を発揮し始めた。

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しかし、その直後に足を吊って御役御免。
交代で投入されたのが、なんとU-18の古川。まさか、今日の今日で出番があるとは。
その古川、数日前のコラム記事にもあったように、かつての巻を髣髴とさせるような泥臭いプレーで、終盤のチームを引き締める。臆する事無く、相手を浴びせ倒すくらいの突破をみせ、前から前から、全力でボールを追いかける。

ハイライトは、その古川がプレスで奪ったボールを、壱晟がヘディングでシュートしたシーン。
惜しくもポストに弾かれたものの、さらにその跳ね返りを古川が押し込もうと相手と競り合う。
若い2人が作り出したチャンスに、これからのジェフの明るさを感じずにはいられなかった。

試合は、そのまま危なげなく逃げ切って、4-1で勝利。
鮮やかな得点を見せた攻撃陣以外にも、収穫の多い試合だった。

一つには、後半に見せたラインを少し低くしてカウンター気味に構える戦術。
天皇杯ヴェルディ戦から見せた、善後策が上手くこの日はハマッた。
とにかく前から前からだけでなく、状況に応じて戦い方の幅が出来た。
これは、エスナイデル監督の新しい一面だ。

選手起用でも、後半途中にアンドリュー→アランダの交代と言うのはこれまであまり見られなかったもの。途中から、クローザーとしてアランダが出てくるのは、相手にとっては相当に厄介だろう。
それに、サリーナスが復帰して、試合に出られたのもよかった。
古川の交代出場も含め、いずれの交代も、チームの流れを良くするものであったと思う。

メンバーを入れ替え、システムも、4バックと、3バックを併用しながら戦い、いつの間にか選手層も、戦術の幅も増えてきたように思える。ようやく攻撃陣にも火が入って来た。
致命的なミスや、失点時にすぐバタバタする悪癖はまだまだあるものの、試行錯誤しながらチームの状態が良くなりつつあるのは、確かじゃないだろうか。

リーグの半分が終わり、現在13位。が、3位徳島とは勝ち点で6の差しかない。
そして、総得点は名古屋に並んで首位タイだ。
ここから先、現実的な目標はプレーオフになるだろう。その為に、この団子状態の順位のうちに、少しでも上に上がらなければならない。その為には、得点が必要だ。その得点が奪えるようになって来たのは、間違いなく良い兆しだ。

次もホーム。この勢いを更に確かにするために、勝利を収めたいところ。
今年こそ夏の攻勢を仕掛けるため、フクアリで後押ししましょう。
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そこにPasio'nはあったか 第19節 vs水戸 ●1-3

ショックな敗戦だった。
スコア以上に内容は完敗。

試合前、水戸が直近3連勝で11試合負けなし。
いいゲームを続けているのは知っていた。
けれど、ジェフとて前節は首位・福岡に互角以上の戦いを見せ、メンバーも徐々に固まって来た。
ようやく反転攻勢への明るい兆しが見えて来たと感じていただけに。
その淡い期待を、ガツンと頬を叩かれて、吹き飛ばされたようなゲームだった。

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久しぶりの水戸は快晴。
先週のフクアリと違って、砂嵐も無く、気温もそこまで上がらず、初夏の爽やかな気候だった。
道すがら、後援会バスの車窓から見える青々とした田んぼや、栗の花が織り成す里山の風景が綺麗で、それに目を奪われていると、高速を降りてほどなくスタジアムへ着いた。
駐車場に着くと、なにやらアニメの大きな横断幕がお出迎え。
水戸はアウェイゲートのすぐ近くにバスを停めてくれるので、楽チンでありがたい。

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(豚焼肉丼500円 けっこうボリュームあり)

キックオフまでしばらく時間が合ったので、屋台村を回って腹ごしらえ。
来るたびに食べ物も充実して来ているし、サポーターも増えている。
時間はかかっているけれども、水戸と言うチームが少しずつ良くなって来ているのを感じる。

さて。
メンバーが発表されると、福岡戦と全く同じメンバー。
前節、引き分けとは言え、悪くないと思っていたので、監督が同じ考えでいてくれたようなのが嬉しかった。前節は勝てなかったが、今日の課題は、どう点を獲って結果を出すかだ。

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スタジアムに入ると、ジェフサポの数は数年前よりだいぶ減ったように感じる。
水戸をアウェイジャックするくらいの年もあったのだけれど、今年は普通にアウェイを感じさせる人数しか居ない。動員は、成績、愛着と表裏一体。そのいずれも、今のジェフは作りかけの段階だ。

18時のキックオフ。
まだまだ陽が残っていて、メインスタンドの屋根の少し上辺りに夕陽が下りてきている。
空は、頭の上が濃い青で、絹のヴェールのような雲が、何本も南北に流れている。

試合開始と共に、お互いつば競り合いのように前線からのプレスの掛け合いが始まる。
水戸は、前の2枚、林と前田が猛然とプレスをかけてくる。
後のスタミナのことなどまるで考えないような激しいプレスだ。
古いジェフサポには、まるで、「大柴克友」が2人いるかのようと言えば、その激しさが分かるだろうか。ボールを下げても、猛然と喰らい付いて来る2人を、ジェフのディフェンスラインは明らかに嫌がっていた。

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加えて、水戸のディフェンスラインが異様に高い。
ほとんど、ジェフと同じような高さだ。
つまるところ、両チームは、同じようなハイライン・ハイプレスで、ぶつかり合っていた。
選手達は非常に狭い範囲の中でプレスをかけ合い、そこから攻撃の打開を図っていた。

それでも序盤、シュートまでもっていく事が出来ていたのは、ジェフのほうだった。
サイドチェンジを駆使し、右の也真人、船山、山本真が絡んで、中央の指宿げへボールをあわせる。
決定的とは言いがたかったものの、全くシュートまでもって行けない水戸よりも若干攻め手はあった。
けれど、それも序盤までだった。

狭いエリアでの戦いが続く中、その中で強さを見せたのは水戸だった。
前線の2人だけでなく、その他の選手もプレスが速い上に、局面局面での攻防戦で泥臭く粘り強い。
しぶとく追って、ミスを誘って、ボールを奪っては、シンプルに前線へボールを送り込む。
対するジェフは、緩慢なプレスで後手を踏む。これまでも「ハイライン」は兎も角、「ハイプレス」には疑問符だったが、この日は明らかに「ハイプレス」を実践していたのは水戸。ジェフは、時間とともに、ごちゃごちゃとボールを繋ぎすぎて渋滞する事が多くなり、也真人、高橋の二人が、効果的に動く事ができなくなっていた。

攻勢を強める水戸にビッグチャンス。
完全に崩されてシュートを放たれるものの、山本真が間一髪でクリアする危ない場面を作られる。
ジェフも、その後一本決定機を迎えるものの、ペースは水戸が掴みつつあった。

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そして、39分。水戸は、奪ったボールを橋本が中央から強烈なミドルシュート。
山本海の頭上に突き刺さる豪快な一発で、先制を許してしまう。

だが、まだ1失点。水戸の圧力に苦しんだ前半が終わり、ハーフタイムに入る。
ピッチには、誰も練習に出ていない。
監督から、檄が飛んでいるのだろうか。

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だが、後半頭の交代は無い。
同じメンバーが、ピッチに散っていく。
そして、後半開始の笛とともに、まず仕掛けようとしたのはジェフだったが、それを見透かしたかのように、また猛然と水戸のプレスが襲い掛かる。そして。奪われたボールを前線へ一気に運ばれると、前田のミドルシュートが、ゴールに突き刺さっていた。

ちょうど、軌道が真後ろから見える形で。
アウトサイドで強烈に蹴ったボールが、ポスト左に切れるかと言う軌道で放たれた後、右に急激に曲がって山本海の指先をかすめ、ポストにぶち当たってネットを揺らしていた。

ぐうの音も出ないファインゴールだが、前田の前に居た乾は、体のどこに当ててでも、シュートを撃たせないようにプレッシャーをかけるべきではなかったか。先制点もそうだが、なぜ、こうも気持ちよくシュートを撃たせてしまうのか。これではまるで、横浜FC戦の再現ではないか。

そして、これまでも何度か合った、「後半頭に出鼻を挫かれる」シーンをまたも観てしまったのが悲しかった。この試合、プレスや、局面の戦いでも、後半頭のさあ行くぞ、と言う場面でも、ジェフは「闘い負けて」しまっているのだ。

水戸は、連勝で各選手が自信を持っていたのもあるだろう。
各選手が、走り、闘うことを、忠実にやっているからこそ、決定機が作れるし、シュートが枠に飛ぶくらい、フリーで撃てているのだった。

首尾よく2点のリードを奪った水戸は、守りきるために早めにパウロンを投入。
やることをより明確化して、選手のプレーをソリッドにしていく。
西ヶ谷監督は、2015年6月の就任で、ちょうど3年目に入るところだ。
2015年が19位、2016年が13位と苦労したが、迎えた今年、結果を出しつつある。

ジェフは、高橋と船山に代えて、熊谷とラリベイを同時投入。
しかし、流れは変えられずに、62分には決定的な3失点目を喫してしまう。

反撃の間、指宿がポスト直撃弾や、フリーであと少しというシュートも放ってはいるものの、少ないチャンスを決められたか、決められなかったかは、スコアに大きな差をつけてしまった。水戸は、得点のシーンでシュートが振り切れていたけれども、ジェフは、プレッシャーを受けながらのシュートだった。決定力のディティールを詰めれば、よりフリーに、より速くシュートを撃てているか、また逆により速く、厳しく詰める事が出来ているか、その差に帰結してくる。

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それにしても、水戸のプレスは素晴らしかった。
後半、時間が過ぎていっても、一向に強度が落ちない。
涼しい気候のせい?連勝を続けて居ることが、気持ちを強くしている?いや、そうじゃない。
練習の成果だろう。間違いなく、水戸の方が、走る練習、闘う練習をしているのだ。
監督どうこうじゃなく、一人一人の意識を高く持って。

ジェフは、何が何でも勝とうとする姿勢を見せなくてはならなかったが、ピッチで闘う選手の気持ちは、必ずしも一つでなかったように思う。途中出場した熊谷が、緩いパスを何度か相手に詰められるシーンを観てしまうと、過去のミスに対する反省も、この試合を外から観ていて、自分が出たならばどうやって打開してやろうかと考える、準備に対するプロ意識の低さを感じざるを得なかった。

もう、あと何年プレーできるか分からないベテランが居る。
やっと試合出場機会を掴んだ移籍選手が居る。
中心選手といわれる選手が居る。
出番を掴んだ若手が居る。
なかなか試合に出られない助っ人が居る。
それぞれの思いは、あるだろう。
チームスポーツならではの難しさ、意思を一つに凝固する難しさはある。

そうであっても、目の前の相手を叩き潰すと言う戦う気持ちを、一人ひとりが持ち続けることは、プロとして最低限のことだ。負けているゲームなんだ。その中であっても、いま、ピッチに立っている意味を、どうにかして見せつける、そう言う気持ちだけは見せるというのが、「Pasio'n」を掲げた今年の公約ではないのか。

決して、全員がそうであったとは言わない。
けれど、チームとして見た時、水戸が明らかに走っていた、闘っていたと感じてしまったのは、この敗戦がただの負け以上に堪えた原因だった。

これは果たして、監督が、戦術がどうこう、と言う問題なのだろうか。
毎年、誰が監督でも、選手が変わっても、だんだんと同じような試合を見せられてしまうのは、なぜだろうか。根っこの部分、戦う意識が何故萎えて行ってしまうのか。
それを思うと、どこか、このクラブに甘えがあるような気がしてならない。
かつて御大が、「日曜日のようだ」と語ったように。

誰も足を吊るような事も無く、敗戦を受け容れてしまった。
監督も、選手も、「Pasio'n」が伝わる試合を今日は何故出来なかったのか。
それを良く考えて、次のゲームに臨んで欲しい。

誰のせいでもない。
監督も、選手も、一つになってやるしかないんだ。
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試金石の一戦 第18節 vs福岡 △0-0

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酷い砂嵐に見舞われ、逆サイドの視界もままならないフクアリ。
ジェフは現在14位。
対戦相手は、勝ち点10の差で首位を走る福岡。
その福岡相手にどんなゲームが出来るか、これからのジェフにとって大切な一戦となった。


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この日のジェフは4バックをチョイス。
何と言っても、今季初スタメンとなる、GK山本海人が目を引く。

これまで、極端なまでのハイラインを敷くジェフでゴールマウスを守り続けて来たのが佐藤優。
極端な戦術ゆえに、ミスもあったが、これまではポジションを譲らなかった。
それが、ここでついに山本海人を試す事になった。

フィールドプレーヤーでは、アランダに代わって、スタートから也真人。
また、前線には船山がスタメンに復帰。
純国産のメンバーとなった。

対する福岡は、前線にウェリントンと、ウィリアン・ポッピを並べ、その後ろには坂田らが並ぶ。
サブにも城後や、松田力が控え、スタメンと遜色の無い層の厚いメンバーだ。

試合が始まると、前半半ばまで試合をリードしたのはジェフ。
先発の也真人や、前線の指宿、清武らが絡み、中央でタメを作りつつ、乾、山本真の両翼の攻撃参加を引き出して、チャンスを作る。時折見せるミドルや、やや強引な突破からのシュートシーンで福岡を脅かすと、セカンドボールをキープして、ジェフの時間帯をなかなか切らせない。

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しばらくは押し込まれていた福岡は、段々にペースを取り戻すと、やはりと言うべきか、前線のウェリントン、ウィリアン・ポッピの個人技を活かしながら、ゴールに迫る。
ウィリアン・ポッピの突破から、中央のウェリントンがあわせるパターンは、分かってはいてもなかなか抑えることが出来ず、マークが居てもシュートを撃たれてしまう。あわや失点というシーンもあったものの、精度を欠いて、ジェフのゴールが揺れることは無い。

初先発の山本海人も、全く慌てるそぶりが無い。
佐藤優也の場合、黒ひげ危機一髪のように、極端な飛び出しでボールをクリアするのだが、山本海人の場合は、そこまで切羽詰って飛び出すシーンがこの日はあまり無かった。ハイボールは確実に処理するし、繋ぎも正確で、今日のゴール前には、どっしりとした落ち着きがあった。

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互いに一進一退の展開が続く。
お互い、セットプレーも含めて、チャンスはあるものの、決定打にはならない。
ゲームは後半勝負になった。

選手交代は無く、後半を迎えると、まずます砂嵐は酷くなった。
目を開けているのも辛く、スタジアムに吹き込んだ砂が、また風で舞い上がってつむじを巻いている。
両チームとも、暑さと相まって相当にやり辛かったろうが、悪コンディションもあまり感じさせず、後半も攻め合いとなった。

福岡が、前に出てきてくれる戦い易さはある。
篭られてしまうよりも、攻めてくれたほうが、カウンターの際にスペースはある。
前半同様に、也真人や、指宿を基点にしながら、サイドを崩し、中を窺うものの、福岡の寄せもなかなかに早く、決定機を作れない。

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逆に福岡には、こちらの守備の隙を衝かれ、決定機を許してしまう。
ただ、そのいずれも、山本海人がファインセーブでしのぎ、事なきを得る。
そして終盤、流れは再びジェフへと傾く。

交代で、菅嶋、熊谷、キムを投入して、3バックにチェンジしていたジェフ。
なかなか、流れの中からは崩せなかったものの、セットプレーからチャンスを掴む。

一度は、キーパーの弾いたボールを菅嶋がシュートしたシーン。
流し込むだけだったが、精度を欠いてしまった。

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そして、ロスタイムのシーン。
ラインを割っているようにも見えなくも無いが、こう言うシーンは何度も観てきた。
ネットに突き刺さなくては、得点にはなかなか認められないものだ。

そして、試合はドロー決着となった。

90分間を観ていて、ワンサイドで福岡にやられたと言う事は全く無かった。
危ういと言われていたディフェンスラインも、大きな破綻を見せなかった。
決められなかったという大きな問題は残るものの、両翼の崩しにせよ、中央からの攻めにせよ、形が出来つつあるように思える。

ようやく軸になるメンバーが固まりつつある。
ポスト役の指宿、その周囲を固める清武に船山、インテリオールの也真人とイッセイ、アンカーの勇人、センターバックに近藤と岡野、左にはボムヨンと乾が居て、右は山本真。キーパーには佐藤優に加え、山本海人が台頭した。

多くのメンバーが試合を経験し、その中で、だんだんに骨格が整ってきた。
そのメンバーで、自分達が志向するサッカーをし、首位に互角以上の戦いを演じたのは、自信を持って良いのではないかと思う。

もちろん、相手が篭ったときにどう言う戦い方が出来るのか、とか、課題は残る。
けれど、戦い方が安定するにつれ、「ガードの上から殴る」ような攻城戦も出来るようになるのではないだろうか。これから数試合、その成長を見るのが楽しみだ。

スコアレスドローに不満が無いわけじゃない。
けれど、それ以上にチームが成長していると感じられた一戦だった。
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ジェフで戦う意味。背中で伝える勇人 第16節 vs愛媛 ○4-2

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乾の初ゴールも、真希のゴラッソもあった。
けれど、今日の試合のMVPは勇人だと思う。

何より、気持ちがこもっていた。
泥臭く、粘り強く、戦っていた。
乾、岡野、高橋、若い選手がスタメンを張る中、ジェフで戦う事の意味を、プレーで語っていた。
ユース時代から、彼のプレーを観てずいぶん年月が経つ。
あとどれだけ自分は勇人のプレーを観られるのだろう。
勇人のプレーには、ただの一試合以上の重みがある。

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この日のスタメン、3バックでのスタートだった。
勇人は、重用されていた熊谷に代わってアンカーの位置に入る。
乾が左WBで初スタメン。也真人もスタメンに復帰した。

相手は、間瀬監督率いる愛媛。
秋田時代に見せた手腕は確かで、戦力的に厳しい見方もされていた愛媛を躍進に導いている。
選手として、通訳として、そして指導者として。
日本に二人といない経歴の持ち主。
これからの日本を背負う、若き指導者の一人になるべき人だろう。

その間瀬さんの愛媛。
非常にコンパクトでプレッシングが速く、ジェフはラインが高く維持できず、苦戦を強いられた。
ここのところ機能していた4バックから形を変えた事もあると思う。
失点も、3バックの外側のスペース、WBの裏を見事に崩されたもの。
スカウティング通りに、先制点を許してしまった。

ここで怖かったのは、失点に慌てて、バランスを崩してしまうこと。
実際、直後のプレーで、佐藤優也がボールの処理を誤るなど、バタつきそうになる瞬間はあった。
けれど、ここで崩れ切らなかったことが、この後の反転攻勢に繋がる。

目立ちはしないが、勇人をはじめ、他の選手たちも中盤で愛媛の選手と戦うことを厭わなかったこと。
それが大きかった。

徐々に失点の動揺から立ち直り、前線の指宿を基点に、いくつかのチャンスをつくると、31分。
ジェフの攻勢。ペナルティエリア内でボールをキープした清武が振り返ってクロスを送ると、指宿の後ろに詰めていた乾が渾身のヘディングシュート。これが決まって同点に追いつく。

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乾は、J初ゴール。
かつての、トーレの後ろに竹内のような、相手の意表を突く二枚刃の攻撃で、早い時間にゲームを振り出しに戻した。

すると、ジェフの勢いが増し、さらに素晴らしいゴールで逆転する。
大きなサイドチェンジを右で受けた山本真希。
これを、前に居た也真人に預けると、それを也真人がヒールで浮かせる。
阿吽の呼吸で、そのまま走りこんでいた真希が左足を振りぬくと、弾丸のようなシュートがニアを衝いてネットに突き刺さっていた。あんなコース、あんな勢いのシュート、世界の名手でも弾けるまい。
それほど、鮮烈な一撃だった。

長崎戦の清武→指宿→清武も素晴らしかったが、このゴールも素晴らしい連携だ。
今季途中からは、右のSBやWBと、慣れない、難しいポジションを任されているが、黙々とプレーし、結果を出している。

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さらに、44分には、清武が2人のマークを受けながら豪快なミドルシュート。
キーパーがかろうじて弾いた先には也真人。
流し込むだけで、3-1と、一気にリードを広げて前半を終えることが出来た。

初めての逆転。
「やられたらやり返す」が、16節にしてようやく出来た前半だった。
当たり前の話だが、不用意なミスをなくして、チーム全体が闘えていた事が、前半の好プレーに繋がったと思う。

そして後半も、大きくペースを崩さずにゲームを作ることが出来ていた。
前線では、この試合も指宿が目立っている。
とにかく、しっかりキープして、タメを作ってくれるのが大きい。
彼が居るだけで、プレーの選択肢がいくつも増えるし、シュートまで持って行ってくれるし、高さがあるから攻撃でも守備でも単純に高さを生かせる。こんな重宝な選手、なんで新潟が出してくれたのか理解できないが、やっぱり合う、合わないと言うのがあるのだろう。
どうやら、指宿は、今のジェフに合う選手のようだ。

4点目はセットプレーからだった。
清武のコーナーを、指宿が前でつぶれて、その後ろの近藤がバックヘッドで合わせて追加点。
4-1として、更に点差を広げる。

この状況に、間瀬監督の動きは早く、4点目が入る前、59分までには3枚のカードを切ってしまう。
それは、決して諦めない、勝って変えるという強い意志。凄みのようなものを感じるものだった。

対するジェフは、時間を考えながら交代に入る。
乾に変えて大久保を投入し、ボムヨンを左WBへ上げる。
この交代は、守備のバランス、スタミナを意図したものだろう。

その次に、也真人に代えて熊谷。
アンカーと違って、一列前で高橋と並ぶ形になる。
より攻撃的な位置で、冴えを見せてくれる事を期待したが、残念ながらあまりゲームに入れていなかった。スタメンを外れたことに、危機感を持ってもらいたいものなのだが。

ただ、次の交代はアクシデントだった。
近藤が接触プレーで落下した際、肩が外れたか、そのまま担架で担ぎ出されてしまう。
ジェフは、船山を投入。

大久保 近藤 岡野 の3バックから、ボムヨン 大久保 岡野 山本真 の4バックにチェンジして、アクシデントを最小限に止めようと修正を施す。が、その変更が落ち着く前に、愛媛はスローインからダイレクトに繋いで、小島がシュート。ディフェンス、キーパーが当たりながらも、勢いのあるシュートが決まって、2点差に迫られてしまう。

それでも、この日のジェフは崩れきりはしなかった。
この時間でも、勇人はつぶしをしながらも、前線に攻め上がる機会を伺い続け、
右サイドでは山本真希が限界を超えるようなスプリントを見せている。

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攻め続ける姿勢を失わず、指宿が山本真希のクロスに大きな身体を投げ出して飛び込み、
コーナーキックからの変化で、勇人がミドルを放つ。

愛媛も、最後まで攻め続け、互いに「攻め合い」でゲームがクローズしていった。
4-2、逆転で勝利を収めることが出来た。

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試合後、選手達が回ってきて、その先頭で勇人がスタンドを見上げながら手を叩いていた。
その後ろで、若手選手たちが勝利に喜び、はしゃいでいた。

実戦の中でしか伝えられないものが、あると思う。
そして、勇人でないと伝えられないものもまた、あると思う。
羽生が何かを伝えるために今季戻ってきたように、彼らには若手に伝えられるものがある。

願わくば、一試合でも多く、こう言う試合をみたい。
今日のゲームの勇人のプレーに、若手は何か感じるものがあったはず。
それを自分の中で大きくしていって欲しい。

チームは次節、今季初の連勝に挑む。
その中心に勇人が居れば、きっと良い結果を持ち帰って来てくれるだろう。


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フィットしつつある指宿 第15節 vs熊本 △1-1

一週間前のフクアリとは、うって変わっての晴天。
そのおかげもあって、観衆も10,000人を突破しましたが、
試合の方は、すっきりとした内容にはならず、1-1の引き分け。

前節の0-3の敗戦もあり、なかなか波に乗れず、苦戦しています。


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メンバーは、5-0で快勝した長崎戦をベースに、アンカーが勇人から熊谷に。
熊谷は、この位置でのプレーにエスナイデル監督が拘りをもっているようで、前節では、致命的なプレーもありながら、継続して使用されている事からも、期待の程が窺えます。

対する熊本は、清武の古巣であり、元ジェフの巻が先発と、なかなか因縁深い相手。
昨年は、震災後の再開初戦がジェフだったこともあり、場内ではその募金活動も。

ゲームが始まると、プレーで勢いを見せたのは熊本。
前線の巻と、グスタボの追い込みが厳しく、余裕を持ったプレーが出来ません。
センターバックは、岡野がグスタボを、近藤が巻を見ていましたが、岡野はかなり手を焼いている様子で、かろうじてグスタボに付いて行っている様子。

ボールを奪ったら、シンプルに前線に当てる熊本は、やることがハッキリしていて、迷いがありません。ボールの奪いどころも、熊谷あたりへのプレッシャーが厳しく、実際、彼のボールロストからのピンチのシーンもありました。対策どおり、と言ったところなのでしょう。

ジェフは、速攻がなかなか仕掛けられないものの、両翼を使いながら、単発ながら反撃。
清武の思い切りの良いミドルや、指宿の強引な突破、セットプレーからチャンスを作るものの、シュートシーンそのものが少なく、無得点に。

これまでの試合でもそうですが、ショートコーナーのパターンで、コネ過ぎて、カウンターを喰らうシーンが半分くらいあるように思います。作戦なんでしょうが、得点の確率が一向に高まらないので、別のやり方を考えた方が良いのでは。

さて。

後半に入って、アランダに代えて、也真人。船山に代え、菅嶋。
疲れもあったのでしょうが、正直アランダを代えるよりは、熊谷かなとも思っていました。
監督の中では、アランダはアンカーではなく、2列目の選手になったようですね。

この交代もあり、後半開始からペースを掴んだのはジェフ。

しかし、先制したのは熊本でした。
清武のバックパスがグスタボの目の前に。これを、グスタボがそのまま持ち込んでゴール。
・・・だったんですが、このとき、メイン側の線審がオフサイドフラッグを高々と上げており、カバーが一瞬躊躇してしまったのかと。ゴールの判定は覆らなかったものの、場内は騒然として、後味悪いものとなってしまいました。

それにしても、ミスは怖い。
ほとんど、最近のジェフが先制点を与えるのはこのパターン。
ペースを握り、攻め続け、得点を奪えず、ミスを犯し、先制点を許し、浮き足立って自滅する。
途中までは、ゲームを作っているだけに、惜しいことが多い。

今日も、そのまま崩れてしまうのではと心配でしたが、何とか踏ん張ります。
アウェイで、先制した熊本が、早々に守りに入った事もあって、流れはジェフに。
ただ、熊本の守りは堅く、前半以上に決定機が作れません。

途中からラリベイも投入して、攻勢を仕掛けるものの、自分で仕掛けてシュートまで行ける選手が少なく、どうしても相手を剥がしきれない。

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時間だけが過ぎていく中、その膠着した展開を破ったのは指宿。
也真人からのボールを受けると、相手2人を背負ったまま、反転しながら右足を振りぬき、これがゴール左隅に決まって、同点。83分、ようやくの同点でした。

そこからは、更に攻勢を仕掛けたものの。
もう一点がどうしても遠く、そのままドローでの決着となりました。
痛い。。。

歯切れの悪い試合ではありましたが、試合後はジェフサポから、熊本サポへ、
「頑張れ熊本」のコール。そして、熊本からは「サンキュー千葉」のコール。
震災から一年、気持ちの良いエールの交換で、一日が終わってゆきました。


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ジェフとして収穫だったのは、指宿が周囲と噛み合いつつあること。
彼のポストプレーが作る「間」は大きな武器になっています。

そしてそれ以上に、大きいのが、彼が個人でシュートまで持っていく力があること。
徳島戦のドリブルシュートだけでなく、この試合も同点ゴールの場面、前半のシュートシーンでも、2人を背負いながらも強引にシュートまで持っていく、フィニッシャーとしての能力。

ラリベイが「点」で合わせるストライカーのため、周囲のタイミングや、精度が噛み合わなくて力が発揮できていない一方で、今のジェフでは、指宿のように自分で打開する能力は貴重。
今後も、彼を基点とする前線に、也真人、アランダ、イッセイ、清武、船山、サリーナスあたりが絡む攻撃が作れれば、点が入らないと言う事は無くなりそうな面子は確実に居るんですが。。。

兎にも角にも、指宿が噛み合いつつあるのは収穫。
次節も、フクアリ。次こそ、気持ちの良い試合をしてもらいましょう。続きを読む
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試合前から、勝負はついていた。 第13節 vs長崎 ○5-0

試合前から、勝負はついていた。
そう、コイントスに近藤が勝ったときから。
「コートチェンジ」は高木琢也監督、最大にして唯一の戦術。
この時に、既に長崎のゲームプランは崩れ去っていたのである。

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・・・か、どうかはさておき。

終わってみれば、5-0の完勝。
今季初めての3得点以上どころか、清武のハットトリックのおまけつき。
酷い雨の中、フクアリで声を枯らしたジェフサポに報いる勝利となりました。

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スタメンは、4-1-2-3。
若狭と熊谷が出場停止。怪我明けの也真人はベンチスタート。

注目すべきは、今季初スタメンの岡野、そしてようやくスタメンに復帰したアランダが1列前で起用。
熊谷の位置には、勇人が入り、右のサイドバックには何と、山本真。
エスナイデル監督は、「クロスの質」を最優先にしたようにも見える起用方法。

激しい雨の中でのキックオフ。
最初は長崎が激しいプレッシャーをかけ、ジェフが押し込まれる展開。
その一連の攻撃を凌いだところで、ジェフがコーナーキックのチャンスを得る。

キッカーは清武。ファーに蹴ったボールを、ボムヨンがヘディングシュート。
これをゴール前で張っていた船山がコースを変えてゴール。
幸先良く先制点を奪い、流れを掴みます。

この日のジェフは、前からのプレッシャーが良い。
アランダがプレッシャーをかけ、その後ろに勇人が控えて、嫌なスペースを埋めている。
長崎の裏狙いのシンプルなボールは厄介だったけれど、局面局面で、山本真や、岡野、それ以外の選手たちも身体を張って、長崎にチャンスを許さない。逆にジェフは、指宿の連携がスムーズになってきていて、ポストプレーに、そして自ら突破してシュートとチャンスをつくる。

膠着した展開の中、雨はますます酷くなり、サポーターもずぶぬれ。
フクアリのピッチをもってしても、すべる選手がそこかしこで出始め、思わぬミスも出てしまう。
そのまま、前半は、1-0。

横浜FC戦から使い始めた4バックは悪くない。
ハイラインが目立つ事はあまりなく、まずまず。
けれど、どちらに転んでもおかしくない、そんな試合内容だった。
 
それが、後半、こんな展開になるとは。

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後半キックオフ。
選手交代、イッセイから也真人。
確かに、前半あまりイッセイは目立っていなかった。
監督的には、物足りなさを感じたのだろう。
さて、怪我明けの也真人が、どれだけやってくれるか。。。

とか、考えているうちに。
目の覚めるようなプレーで追加点が決まる。

右の山本真からのアーリークロスを、清武がヒールで浮かせると、指宿が頭で落とし、そこに突っ込んできた清武が、ダイレクトでアウトサイドに引っ掛けてシュート。
何年かに一度もお目にかかれないような美しい連携。
これが見事に決まって、長崎の出鼻を挫く。

清武は、さらに10分後には、ゴール正面からのFKを突き刺して2点目。
さらにその10分後にも、指宿のパスからゴールを決めて、20分間ほどでハットトリックを完成。
試合を決めてしまった。

船山も、ゴールを決め、5-0。
それ以外にも、ボムヨンの突破から、アランダのシュートがポストを叩いたシーンや、
裏に抜けた大久保から、フリーの指宿にボールが渡ったシーンなど、さらに数点を加えられそうな展開が続き、ゴール裏は、久しぶりのゴールラッシュにお祭り騒ぎになっていた。

清武の1点目が、長崎にとってはとにかく痛かったろう。
これで、長崎は前に出ざるを得なくなった。
実際、2-0となった直後には、右からのクロスに飯尾がDFラインの裏に走りこんで、ダイレクトであわせ、佐藤優も反応できずに、シュートがポストを叩くと言うシーンもあった。

これが決まっていれば分からなかったし、
長崎は点差が開いても、得点を奪い返す事をあきらめず、失点してもおかしくないようなシュートシーンが、他に3つはあった。その全てを、佐藤優が寸でのところで守っている。実は、この試合、影のMVPは佐藤優であり、完封したとは言え、守備が完全に機能していたとは言い難い。

そこは、大量得点であっても、しっかり直視して省みなければならない。

一方、攻撃は見事にハマった。
支配率は高いし、シュートの本数も、セットプレーも多い、けれど得点は少ない。
それが、これまでのジェフだったが、この試合ではセットプレーから2点が奪えた。

加えて、ボールを奪う位置が、これまでよりも高く、ショートカウンターから、シュートに行くまでの時間が短くなっていた。これは、アランダを一列前に上げた事と、後半は特に也真人が、この位置でボールを追いかけまくり、シンプルにボールを捌いて、ペースを作っていたことが大きかった。

あとは、仕上げは個人技だ。
清武の1点目は、もはや別格にしても、ゴールになったシーンでは、相手のミスを逃さずに、この力で決めきった。

その中で、指宿のポストプレーは、素晴らしいものがあった。あの巨躯をして、高さにはもちろん強いし、周りを活かす足元も、自分で突破できる技術もある。得点こそ今日はなかったが、彼が作った「タメ」が大量点に繋がったことは疑いようが無い。
彼を、チームの中で活かせるようになってきたのは、大きなプレス要素だ。

初スタメンの岡野も、まずまずの出来を見せたし、その岡野と交代出場で乾も今季初出場。
(岡野が足をつらなければ、清武と交代予定だった菅嶋は残念。)

いろいろ、今後に向けてプラス要素の多いゲームだったのでは。

逆に気になったのは、失点こそしなかったものの、被決定機の多さと、
2-0、3-0となった後の、守備的な気の緩み。
なんとなく、「もう、こんなものでいいかな」と、プレーが緩くなり、
ミスパスや、消極的なバックパスが増えた時間帯があったこと。

このあたりは、次節以降の改善点として欲しい。

何はともあれ、この試合がきっかけとなって、チームが良い流れを掴んでくれれば 。
本当にチーム状態が悪ければ、5-0なんてスコア、そうそう出ないもの。
今やっているサッカーに、きっと監督が言うように明るいものがあるってことです。

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そうそう、船山さんが得点出来て良かった(笑)
雨の中、みんな、お疲れ様でした。 
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佐藤優也が見せた「点を獲る」勇気 第12節 v金沢 ●1-2

エスナイデル監督は言う。
「ゴールチャンスを作ることはできましたが、それを生かす決定力がなかった。」

その通りではあると思う。
あれだけキープし、相手の倍以上のシュートを放ちながらも、結果は敗戦。
決定力の言葉の前には、どう得点を奪うかと言う問題が立ちはだかる。

そのヒントを誰よりも体現したのが、GKの佐藤優也だったのは、皮肉としか言いようが無い。
最後の攻撃。時計は既にロスタイムを終えようとしていた。
あそこでもし、ボールを大きく蹴っていたら、周りに繋いでいたら、きっと笛は鳴っていただろう。

最後まで諦めない気持ちが、佐藤優也にドリブルを選択させた。
審判も面食らっただろう。
ゲームを切らず、一直線に駆け上がられては、ただ彼を追いかけるしかなかった。
ぐいぐいと持ち上がり、センターサークルも超えて、スルーパスを近藤へ送る。
キーパーにマーカーがいようはずも無い。金沢は全く対応できなかった。

右に展開されたボールは、クロスとなり、ラリベイが渾身のヘッドを叩きつけたが、枠外。
捨て身の攻撃も実らなかった。

「何が何でも得点を奪う」
佐藤優也には、その気持ちがあった。
相手の虚を衝く意外性があった。
ゴールへ一直線に向かうドリブルと、スルーパスがあった。

要はそう言うことだ。

ゴールへの最短コースを衝く、気持ちと、プレー。
それがジェフに足りないものだ。

この支配率に、佐藤優也のような気持ちとプレーが加われば、
勝利を積み重ねる事は、そう遠い話ではない。
やるか、やらないか、それだけだ。

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工夫なき90分間 第11節 vs讃岐 △1-1

今日は、あまり書くこともありません。

ほとんど、讃岐のゲームプラン通りに戦われてしまったし、それに対して、何の工夫も無い90分間でした。守りを固める相手に対して、正面から攻城戦を挑むだけでは、ドローと言う結果も妥当でしょう。正直なところ、同じシーンの繰り返しに、途中から眠気が差してしまったほど。

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ここ2試合全く同じメンバーだったと思ったら、今日は大きく変更。
ターンオーバーの意味合いもあるのでしょうが、試合内容を見る限り、この変更の意味は不明。
前線に構えるラリベイ&指宿のツインタワーが、活かされることも無く、本当に「調子の良いメンバーを並べただけ」では無いかと言う気すらします。

「3バックに戻した意味、ツインタワーにした意味が全く見えない」
「事前に讃岐対策をしていたかどうか見えない」
「膠着した戦線を打開する引き出しが見えない」

この3点で、今日の試合は不可解でした。

確かに、ボールはキープできるものの、文字通り「持たされて居ただけ」で、堅く閉じられた讃岐の守りを綻ばせ、破るだけの工夫は最後まで見えず。

自分達のサッカーを全うすることは大切ですが、相手がそれを利用してきた時のプランBは必要では。

一方、良かった点としては、この試合でもハイラインのディフェンスは、大きな破綻を見せなかったこと。守備のリスクコントロールが少しずつ出来ているのであれば、これからの大きな課題は、ますます攻撃の構築と言う事になります。
回数の割りに、得点の気配に乏しいセットプレーの改善も合わせてお願いしたいところです。


前述したように、今のジェフは、自分達ばかりを考えて戦っているように思います。
そこでまた、昔話ですが。

2001年のベルデニック監督時代は、やはりハイプレス(ゾーンプレス)のカウンターサッカーを志向していました(ラインはここまで高くはありませんでしたが)。様々なディプシリンで、選手の動きをオートマティックにする一方、次に当たるチームへの対策に深く注意を払う監督でした。

同監督は、試合前の木曜か金曜になると念入りに、次節戦うチームに見立てた紅白戦を実施して、試合中に相手がやってきそうな色々なパターンを想定して対策を施していました。
そのイメージがあるから、実戦でも各選手の判断が早く、効果的に戦えていたように思います。

今は、そう言う準備が出来ているのでしょうか?
この試合では、正直、準備不足だったように思います。

自分達のサッカーが出来なければ相手の事まで考えられない、と言うことも無いはず。
来日前にたくさんのジェフ戦を研究してくれたエスナイデル監督のこと、長谷部さんや江尻さんと知恵を出し合って、膠着した攻撃を何とか活気付けて貰いたいものです

いずれにしても、群馬や、讃岐と言った、他のチームが勝ち点を得ているチームから「3」を得られ無かったのは大きな痛手。何とか、上位に喰らい付きながら、チームを成長させたいものです。
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課題は、先制から追加点までの70分間 第10節 vs徳島 ○2-0

前節、横浜FCに0-4の大敗。
前半は思い通りのボール回しも、ゴールに迫ることが出来ず。
後半に1対1で悉く敗れて失点を重ねた。

その試合から一週間、ジェフは エスナイデル監督の下の取り組みが、
正しいものである事を示すために、
ただの一試合以上に、どうしても負けられない ゲームだった。

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(サポ連ブースに書かれたメッセージと、画伯のイラスト)

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スタメンが発表されると、意外なことにメンバーは前節のスタメンと全く変わらなかった。
選手の入れ替えが割合に激しいエスナイデル監督だが、おそらく監督は、前節の前半の出来に手応えを得ていたのだろう。

そして、サブにはアランダが久しぶりにベンチ入り。
スタンドからは、何度も大きなコールが送られ、選手紹介の時には、誰よりも大きな声援がフクアリを包んでいた。ホっとしたサポーターも多かったことだろう。
また、ベンチには怪我が回復した指宿も名を連ねた。

強風で、砂塵が舞い込む中のゲーム。
試合開始からペースを掴んだのはジェフ。
横浜FC戦の前半と同じように、前からのプレスで相手を押し込み、攻撃を仕掛ける。
前へ前へ押し込んでいるので、徳島が裏へボールを狙いを持って蹴りだすシーンもあまりない。

高橋が挨拶代わりにとシュートを見舞い、
ちょっとした驚きだったのは、その後のプレーで近藤がスルスルと攻め上がって、シュートまで持ち込んだシーン。相手は、近藤を捕まえられずにシュートを許している。このプレー。昔、イリアンが得意としていたけれども、相手とするとマークの決まっていない選手が急に現れると、対応が後手になる、意外性のあるプレーだ。この選択肢があると、攻撃に幅はぐっと増える。ぜひ、これから、狙っていって欲しい良いプレーだった。

その後もジェフが押し気味の中、突然アクシデントが起こってゲームが壊れる。
13分過ぎ、徳島の馬渡選手が、サイドに出たボールをボールボーイから受け取ろうとしたとき、思うような意思疎通が出来なかったのか、ボールボーイにボールを投げ返し、小突くように見えるしぐさをしてしまう。

血相を変えて飛び出してくるジェフのスタッフ。
しばらくもめた後、也真人が、スタッフが、審判が、徳島の選手が、ボールボーイを励ますような様子を見せた後、馬渡選手には一発でレッドカードの判定。正直、Jをずっと見てきたけれども、初めての出来事だったので、何が何だか分からなかったが、スタンドからは大きなブーイングがなされ、ちょっと騒然とした空気となる。

徳島は前半早々に10人となってしまい、そのフォローの為に選手交代で修正を図る。
ジェフは、ここぞとばかりに攻勢を強め、相手が負傷もあって9人になった隙を衝いて、清武→高橋のラインでスルーパスが通って、高橋がこれを振り抜いて先制。
幸先良く欲しかった先制点を奪う。
しかも相手は10人、一気呵成にトドメを刺しに行くべきだった。

ただ、ここからジェフは大きく攻めあぐねてしまう。
劣勢となって、ラインを下げた徳島に対して、ジェフはシュートを打ち切ることが出来ない。
記録上は18本のシュートがあるが、殺意が篭ったようなシュートはほとんどなかった。

まるで、完全に崩さないとシュートを撃ってはいけないルールがあるかのように、相手を崩しかけても、より確実な選択肢を求めるようなプレーで悉く自滅。いかんせん、クロスにしろ、パスにしろ、突破のドリブルにしろ、得点の一歩手前のプレーの精度が低い。

徳島も守るのが仕事な訳だからそれは必死に守るけれども、
相手が良く守ると言うよりも、ジェフの精度、アイデア、決断力が足りなくて、相手に引っ掛けてしまっていると言った感じだ。時間ばかりが過ぎていって、前半が1-0のまま終了したとき、「これはまずい」と言う空気が自分の中にはあった。

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後半、なかなか選手達が出てこない。
審判が呼びに言って、ようやく出てきたところを見ると、同じようにペースを握りながら得点を奪えずに大敗を喫した、前節と同じ轍を踏まないように、監督が相当に檄を飛ばしたのではないだろうか。

そして、懸念通りの試合展開がその後も続いてしまう。
退場を知らずに試合を観ていた人が居たなら、きっと徳島が1人足りないとは思わないだろう。
徳島は劣勢の中でも守備組織を整備して、カウンターに活路を見出すアウェイの戦い方に専心していた。

特にヴァシリエビッチが厄介で、彼との勝負になると、なかなか打開できない。
やや演技がかったファウルの貰い方もさすがと言った感じで、ジェフはずるずると時間を使われてしまう。

ラリベイが中央でボールを受けて、反転からシュートを放ったシーンなどは、ようやく待望の流れの中からのゴールが彼に生まれるかとも期待したものの、キーパーの正面へ。
そのラリベイが75分に指宿に交代。また、その10分前には清武が怪我で羽生に交代していた。

試合も終盤に差し掛かると、段々に佐藤優が目立ってくる。
ジェフの運動量が落ちるところを狙っていた徳島の選手達が、虎視眈々と「ワンプレー」を狙っている。
焦らなくてもいいのに、びっくりドッキリの飛び出しをせずにはいられない佐藤優と、その後ろの広大なスペースは格好の狙いどころだ。正直、残り15分は、どんなレアプレーで点が入ってしまうのか、冷や冷やものだった。

けれども、なんとかかんとか乗り切るジェフ。
11対11であれば、違う結果であったかも知れないが、同点は許さずに時間が過ぎる。

75分に入った指宿は、前線でドスドスと動いて、相手にプレッシャーをかけていたが、
也真人のクロスをヘディングでジャストミートした場面のように、自分の良さを短い時間の中で出していた。そして、ロスタイム。ジェフはもう時間稼ぎモードに入っていたが、左サイド深くでボールを受けた指宿がドリブルで突破を図る。

ドスドスドスと、ゆっくり確実に、ぬるっと攻めあがってくる指宿を、徳島のディフェンスは疲れているのか、捕まえきれない。あれよあれよとゴール前まで持ち込むと、最後のディフェンスを小気味の良いフェイントでタイミングをずらすと、キーパーを抜いて決めてしまった。

大きな身体と、ゆっくりしたドリブルからはなんとも想像しがたい最後のタッチだったが、ラストプレーでダメを押して、勝利を決定付けた。移籍後、初ゴールを、ホームのゴール裏に向かって決めたのは、これ以上無い名刺代わりになっただろう。


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試合後は、選手も一緒になったオブラディと、
イッセイの「俺たちジェフ」で試合を締めくくった。
前節の大敗のショックは、この声と共に拭えただろう。


ただ、ゲーム全体を見たときに課題は多かったと言わざるを得ない。
試合後に近藤が、「今日は当たり前のように4-0、5-0で勝たなければいけない試合。」と言い、
北爪も、「ミスが多い試合だったと思います。」と語ったように、先制してから、ロスタイムの追加点までの長い、長い時間は、同じ課題が残ってしまった。

前節よりは、「決定機を作る以前の問題」から「決定力の問題」と言えるようになったかも知れないが、この試合でもミスの多さや、判断の勿体無さが目に付いた。
横浜FCから学ぶものがあったとすれば、「勝負する」「シュートを撃つ」その責任感があるかどうかだろう。より良い選択肢を探すことが悪いとはいえないが、自分がシュートを撃つと言うオーラが少しでもあったのは、先制点の高橋と、清武、そして交代出場した指宿くらいではなかったか?

守備に課題の多いと言われるこの戦術で、完封試合はこれで4試合目。
40%の確率で、そして勝ち試合は全てゼロに抑えて勝っている。

問題は攻撃だ。
数的有利が無ければ、果たして今日のゲームで得点出来ていただろうか。
もう一段の勇気を、日々の練習で精度を、それぞれ高めて、これからの連戦、乗り切って欲しい。


最後に、高橋壱晟は本当に素晴らしい選手だ。
俺たちジェフ。
俺たちの高橋壱晟だ。
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戦術以前の問題 第9節 vs横浜FC ●0-4

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0-4と言う結果以上に、課題が多く出た試合でした。
選手、監督には、しっかり切り替えて、この敗戦を次の勝利に繋げて欲しいと思います。

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さてこの日は、スタメンからシステムを弄ってきたエスナイデル監督。
オプションとしてこれまでも使っていた4バックでスタート。

前半は、これが上手く機能していました。

高いラインをバランスよくキープして、熊谷を中心とした中盤が、ボールを上手く回収し続け、後ろの選手も常にサイドチェンジを意識しながら、ピッチを広く使ってゲームを組み立て。サイドバックの2人も、常に一列前の清武、船山がボールを持った際に、そのウラを狙ってランを続けていました。

守備では、佐藤優の出番もほとんど無く、横浜のセットプレーからの早いリスタートで、ゴールを狙われたシーンではファインセーブ。ちょうど目の前だった若狭や北爪が集中し、身体を張った守りで跳ね返し、付け入る隙を与えませんでした。

その一方で、問題は攻撃。
攻めても、攻めても、決定的と言えるシーンが殆ど無い。
怖さが無い、ワンパターンとも言い換えられます。
自分でシュートを撃たない。突破しない。あと一歩リスクを犯さない。クロスを上げても精度がない。相手の意表を衝くスピードもアイデアも無い。で、
「竹光(※)で斬りつけているかのよう」
(※削った竹を刀身に見せかけて作った、形ばかりの刀。) 

「名剣ラリベイ」を携えながら、鞘から抜きさえもせず(活かす術を知らず)、 耐える横浜の城壁に工夫無く弓矢を射掛けているかのような状況でした。

監督は、「決定力の差」と試合後に述べていましたが、否、「決定機を作れたかどうかの差」でしょう。
支配率が70%にも達した前半で、チャンスらしいチャンスを構築できなかったこと。
そして、それがこの試合に限った事ではなく、これまでの試合でも同様だったことが、今のジェフの最大の課題であるように思います。

そして迎えた後半。
船山と、清武の位置を入れ替え、横浜に更に揺さぶりをかけて先制点を狙いに行くジェフ。
立ち上がりは狙い通りで、前半のように横浜を押し込み、失点の直前には、右に張った船山にフリーでボールが渡って、「自分で撃てば一点もの」と言うシーンになっていました。

が、ここでも選択はパス。 
難無く守られて、そこからカウンター狙いに意思統一していた横浜は、
中盤を経由して前線のイバにボールを繋ぎ、
ジェフは、ディフェンスが居たにも関わらず、近藤も、ボムヨンも、イバの切り返しにあっさりと剥がされてしまって、ペナルティエリア外から体制を整えてミドルシュート。
この、素晴らしいシュートが決まって失点すると、悪いジェフが顔を出します。

すなわち、失点してしまうと、浮ついて、誰も立て直せなくなってしまう。
この時点でまだ一点。焦る必要は無く、切り替えて同点を狙えば良かったのですが。
あっという間に横浜のペースに呑まれてしまう。

その二分後に、今度はスローインからの流れで、野村にボールが渡ると、
ここではボムヨンが居たにも関わらず、左足を振り切らせてしまい
ファインゴールがまたも決まって失点。

さらに、その6分後には、若狭が付いていたにも関わらず、
ジョンに右足を振り切らせてしまい
、3失点目。
69分にも、完全に相手をフリーにしてしまって、野村が2点目。

問題は、ハイラインが破られたのではなく、それよりも、1対1を仕掛けた方がジェフのディフェンスは与し易いと、横浜に思わせてしまったこと。そして、ディフェンスが1対1で相手を抑える事ができずに、気持ちよくシュートを振り切らせてしまっていること。
正直、こんな失点が続くのは、情けない限り。
練習試合でも、こんなに振り切ったシュートがバンバン決まるなんて見たことがない。

流れに呑まれて浮ついた試合は、これまでもあったわけで。
その経験を活かして、1失点目の後に落ち着けなかったのも、情けない。

4失点を喫した事よりも、
過去の試合の経験を活かせず失点に浮ついてしまったこと、
1失点目を教訓として同じような失点を防げなかったこと、
その2つが、非常に心を重たくさせました。 

スタンドからは、「何とかまず1点」「最後まで諦めるな」と
応援が続いていましたが、選手交代も実を結ばずに試合終了となってしまいました。

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◆ ハイプレス・ハイラインの戦術は、この試合では破綻していない
◆ 怖さの無い攻撃が最大の問題
 (この戦術は、失点してもそれ以上の得点を獲る必要がある戦術)
◆ 失点を想定して、切り替えられるメンタルが必要
 (チームを落ち着かせられるリーダー的存在も)
◆ 戦術以前の闘争心が足りないのでは

大敗とは言え、一敗。
選手に言いたいのは、これまでの戦術的な取り組みは破綻していない。
だから、自信を失わずに、疑問を抱かずに、取り組み続けて欲しいと言うこと。

そして、監督に伝えたいのは、
シュートが撃ち切れない理由の一つには、チーム内での約束事が何かあるのでは?
(たとえば、セットプレーで必ずトリックプレーになるように) 
一定のルールは必要だろうけど、「何か」が選手を縛っているのなら、
それを開放することも必要なのでは。 

監督、コーチ陣、選手たち、敗戦の後こそ、上手く行かない時こそ、
一つになって次の試合に向けて取り組んで欲しいと思います。 
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守護神がもたらした勝利 第8節 vs山口 ○1-0

今日はDAZN観戦です。
ChromeCastで観てたら、最初っからカクカクで止まりまくりだったので、結局タブレットに切り替えて観戦してました。そのDAZN中継がまだ終わる前に、公式の「1-0で勝利しました!」ツイートを見てしまったのはご愛嬌。ネット配信、こう言うこと(タイムラグ)もありますわな。

さて。

ここまで4試合勝ちが無く、いろいろサポーターが雑音を発し始めているジェフ。
チームの中でも、アランダが今日もベンチを外されてしまい、どんな事態がチームの中で起こっているか、気になるところではあります。心配が、杞憂で終わることを願ってやみません。

先発は、そのアランダを抜けているものの、也真人が復帰。
攻撃のタクトを振るう彼が戻ったことで、前線の活性化が期待されます。
また、ラリベイが先発から外れ、代わりに船山。
前線は機動力重視の布陣に。

対する山口には、サトケンと福元と元ジェフの2人が先発。
鳥養は残念ながらメンバー外。

image

上の図のように、3バックでスタートしたのですが、
ゲームが始まってしばらくすると、システムを4バックに移行。
近藤、若狭がセンターバックになり、左にボムヨン、右に北爪が高めに構える陣立てに。
エスナイデル監督、ちょっと弄って来ました。

山口は、これまで対戦したチームと同様に、ジェフのディフェンスラインの裏を衝く作戦。
最大のピンチは、前半早々にジェフの左サイドを突破されて、折り返しをヘッドで合わされたシーン。
これを横っ飛びで弾き、バーに当てて守りきった佐藤優が、波に乗ります。

試合は、概ねジェフがボールを支配して、細かいパスを繋ぎながら山口を攻め立てる展開。
悪くは無いものの、最後の崩しのアイデアや、フィニッシュへの思い切りに欠けるジェフ。
イッセイのミドルシュートや、船山のバー直撃弾と言ったチャンスも作るものの、決め手を欠きます。
特にイッセイは、前節の得点で自信をつけたのでは?
プレーの積極性が増したように見えます。

後半に入ってもゲームを押し込んでいるのはジェフ。
しかし、なかなか点が奪えず、嫌な展開。
セットプレーにも全く得点の空気が無いのが痛い。

山口は、守りを固めながら、前半同様長いボールをディフェンスの裏に放り込んで来ます。
前節の失点のように、キーパーの裏へシュートを放たれた事もありましたが、これもポストへ。
そうして命拾いしたシーン以上に、この日は佐藤優の飛び出しが冴え冴えとしていました。

あと数歩飛び出しが遅かったら、相手に掻っ攫われていただろうボールにことごとく追いつき、
クリアにクリアを重ねて、山口に攻撃の糸口を与えない、奮迅の戦いぶりでした。
前半のビッグセーブとあわせ、今日は彼の日だったと言っていいでしょう。

ただ、その奮闘も、時間と共に苦しさが増します。
70分を過ぎてくると、段々と疲労が足を重くして動けなるジェフイレブン。
それを待っていた山口は、彼らの強みの走力を前面に出して、点を奪いにかかります。

半ば、山口の作戦は成功していたと思います。 
ジェフに攻めさせて、自らは体力を温存。残り時間で強みを生かして勝負をかける。
ただ、彼らも決め手を欠いて迎えた90分、ペナルティエリア内でイッセイがPKを獲得。

このプレー、正直、相手DFの足はかかっていませんでした。
ただ、イッセイもわざと倒れた訳でもなかった。
まあ、こう言うプレーで、損もすれば、得もして来たよね。。。と思う判定ではありました。

このPKを、ラリベイが船山に譲って貰って、決めて決勝点。
ラリベイ、これでノってくれれば良いのですが。

そして、残り時間を何とか守りきってタイムアップ。
苦しい試合が続いていただけに、何とか、勝てて良かったと言うのが、正直なところ。

今日は、勝てたと言うこと以上に、試合を通しての流れが良かったのでは。
奮闘した佐藤優をはじめ、守備陣が名古屋戦以来の完封を達成。
ディフェンスラインの裏側は、本当に佐藤優がカバーしきって、守りきってしまいました。
慌てたプレーも、今日は少なめだったのでは。

そして、也真人が戻った攻撃陣は、あと一歩かなという印象。
シュートも18本撃っているものの、判断が遅いと感じるシーンが多々。
今日の機動力重視の前線のメンバーなら、もっと意外性のあるプレーが出来ると思うのですが。
それは、今後の楽しみとしましょう。

日曜日のTGで、点を取った菅嶋も出場機会を得ましたね。
だから、岡野や、乾や、溝渕選手も、アランダやイジュヨンや西野も、来るべき、その機会に向けて良い準備をしておいて欲しいと思います。4バックのオプションを実戦で試したことで、去年、その形でやっていた選手にはチャンスのはず。

勝利がきっかけとなって、ジェフに良い風が吹きますように。

サポーターが信じなくて、誰が監督を、選手を信じるのか。
このチームの土台を堅くするも、崩してしまうも、信頼の度合い次第。
やってくれると信じて応援してるから、勝ってくれた時にメシが美味いんですよ。
チームと共に、一歩一歩、強くなってゆきましょう。 
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練習試合 vs東京23フットボールクラブ △3-3

モヤモヤっとした試合の後は、選手や監督がどんな様子か気になって仕方ない。
そんなわけで、あいにくの雨でしたが、ユナパに行って来ました。 
今日は、11時から東京23フットボールクラブとの練習試合。

試合結果は、公式にアップされていますので、コチラをどうぞ。

前半は、昨日出た船山、羽生、山本真も加えてのメンバー構成。
後半は、乾がFWをやっていたりと、前半までに試合に出なかったメンバーを、普段やっていないポジションにも当てはめてのメンバー構成ということで、ちょっと意味合いの異なる試合になっていました。

image

かなり雨も降っていましたが、エスナイデル監督とギジェルモコーチ、通訳の3人は、一度もテントの中に入らずに、ピッチサイドで指示を送り続けていました。

ゲーム内容はと言うと、1stチーム同様に高いラインをキープして、両翼の攻め上がりを引き出しながら、ショートカウンターでゴールを狙いに行くところまではトップと一緒。東京23は、ジェフのディフェンスラインの背後を狙うことを徹底した戦いをしていました。

相変わらず気になったのが、ジェフの選手の静かさ。
もう10年以上も前からの伝統的な問題なんですが、こう言う練習試合で、指示を出し合う、ミスを指摘しあう、そう言うコミュニケーションの声が無さ過ぎる。東京23の選手達は、うるさいくらいに声を出しているので、だんだん試合中に問題点が解決していっているようにも思えるのですが、なんなんでしょうね、この静けさは。
昔の坂本さんのような選手はホントにまれで、どうしてこう、黙りこくってしまうんだか。

そんな中でもプレーで熱さを見せる選手もいます。
菅嶋、羽生、山本真、溝渕と言ったメンバー。
特に、出場機会を伺う菅嶋、昨日の前半、あまりうまくいかなかった山本真は、溝渕とも絡んで、右サイドでトライアングルを作りつつ、時には山本真が自らスペースに抜けてクロスを上げたり、また別のタイミングでは溝渕が裏へ抜けてクロスを上げたりと、連動した動きが何度も見られました。

逆サイドでは乾。彼の場合、溢れ出る熱さではなく、飄々とした感じ。
その中でも、周りから色々注文を受けながらも、クロスに、シュートと、守りだけでなく面白いプレーを見せていました。そのうち、右の溝渕共々、出場機会を掴むかも。精度と言う意味では、二人ともまだまだですが。

前半一番目立ったのは、強烈なミドルでの先制弾のあった菅嶋。
今のところ、清武、船山、に続くポジションのようですが、アピールしていたと思います。
逆に攻撃陣では、船山のプレーが後一歩。ダイレクトボレーに、羽生のスルーパスから完全1対1の独走、キーパーまでかわした場面などは、本当に決まっていておかしくない。いや、決めて欲しい場面だったんですが、枠に打てなかったり、切り返しをした間に敵に詰められてしまったり。
本人も周囲ももどかしいところ。

前半は、2-2で終了。
前述の菅嶋のミドルのほか、終了間際にコーナーキック崩れから、クリアされかけたボールを再度中に放り込み、混戦状態の中で、最後大久保が詰めたもの。東京23には、だいぶ裏を取られてしまっており、海人が仕事するシーンもそこそこありました。

昨日の群馬戦もそうでしたが、ハイプレスになってないんですよね。
相手も、プレスがかかる前にアバウトに前に蹴ったりしますし。

P1010022

ちなみに、アランダも出場していました。
怪我などは無さそうですが、ちょっとらしくないミスが目立っていました。
もちろん、らしいボール奪取や、攻め上がりなどもあるのですが、ピッチコンディションもあるんでしょうが、パスミスや判断の遅いシーンが目立ったようにも思います。なんで、試合に出ていないんだろうと、自分も思いますが、単純にちょっとコンディションが良くないのかも知れません。 

後半は、 残りのメンバーを投入。
乾がFW、大久保と溝渕がオフェンシブ、岡野が 右WBなど、だいぶ普段とは異なるポジション。
昔々、山岸智がセンターバックをやらされていたなあとか、思い出していました。

かなり心配だったのが岡野選手。
自分の目には、不慣れなポジションと言うこと以上に、プレーが良くなかったように思います。昨年後半にレギュラーを掴みかけたのに、いま、こうして厳しい状況にあるのは、本人も苦しくて仕方ないはずですが、気持ちは切らさないで欲しいと思います。

みんな期待しているし、機会は必ずやってくる。
また昔話ですが、10年ほど前にいたFW高橋泰選手。オシム監督時代にTGで年間100点くらいブチ込んでいましたが、チーム内のライバルにあたる林丈統選手の前に、なかなか試合出場機会がありませんでした。が、彼は腐る事無く、そう言う厳しい経験も力に変えて、息の長い選手として活躍しました。

気持ちを切らさずにやっていれば、それを首脳陣は、誰かは見ている。
逆に切らしてしまったら、たとえ他でも上手く行かない。
間違いなくジェフの希望である彼。気持ちを強く持って欲しいと思うと共に、
江尻さんや、長谷部さんが上手くサポートしてあげて欲しいと思いました。

それにしても、後半も選手間の声が少なかったなあ。

P1010029

響くのは、ぐぴおさんの声ばかり。
あと、溝渕選手は、ポジションを変えようが、雨が降っていようが、とにかく熱いので、このメンバーの中では、結構声を出して、最後まで走っていたように思いましたが。

後半は、ディフェンスで西野選手も出ていました。
ボムヨンにポジションを奪われたような感じになっていますが、アランダの件も含めて、チーム内競争の激しさ、ベストな組み合わせを探る試行錯誤、運動量の多い戦術によるコンディションの維持の難しさ、色々な理由が、ポジションが固まらないなかにはあると思いますが、競争の中できっかけを見つけて、次に繋げて欲しいと思います。

このサッカーを続ける上で、プレスをかけるために走る。
囲い込む為に、ラインをコンパクトにするために、スペースに走りこむために、声を出し、アピールすること、それらは必須の事だと思うので、そこは、選手達が自覚をもって、練習からしっかりやって欲しいと思います。

個々の選手の頑張りは、やってる選手からは伝わります。
それ以上に、このサッカーを突き詰めるんだと言う意思、それを声に出して取り組んで欲しいものです。 
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ハイプレス無きハイライン 第7節 vs群馬 △1-1

先週に続いてのホームゲーム。
残念ながら、天候はまたも雨で観客も7,000人台止まり。
桜は咲いたけれども、なかなかジェフの開花宣言は出ないようです。

image

さて、メンバーは下記の通り。
前節に続いて、ボランチには熊谷が入り、ディフェンスには多々良が復帰。
左サイドには、サリーナスが入りました。
特にディフェンスライン、なかなかメンバーが固定できないのは気になります。

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前節の京都戦後には、近藤から「自滅」という言葉もあり、巻き返しが期待されましたが、正直、この試合により強い思いを持って臨んだのは、群馬の方だったようです。
キックオフから、とにかく、がむしゃらに走る走る。

開幕から数試合は、キックオフと共にジェフがラッシュを仕掛けて、相手が面食らうという展開でしたが、この試合では完全に逆。群馬のラッシュに後手を踏み、ジェフは全くといって良いほどプレスをかけられず。

そして、ハイプレスの前提が無い状態でのハイラインがどれだけ危険かを露呈してしまいました。
試合展開を論ずる前の前半5分に、相手を褒めるべきかも知れませんが、相手の狙い通りに中盤で熊谷からボールを奪うと、高井は佐藤優の位置が高いのを見越して、センターサークル付近から迷わずシュート。これが見事に決まって、あっさりと先制を許してしまいます。

前節同様、相変わらずバタつく守備陣。
佐藤優は、この日もセーフティファーストとは程遠いプレーぶりで、なかなかチームを落ち着かせることが出来ません。キックはことごとくラインを割るか、相手に渡してしまうので、ボールを取り返すところから始めなくてはならない。ここは、見ていて大きなストレスでした。

そして、悪いことに攻撃陣も、前半はピリッとせず。
ミスパス、もしくは濡れたピッチに足を取られてしまったりと、思い通りにボールを操れず。
カウンターにも、スピードも精度も無く、正直、今季ワーストの前半の戦いぶりでしたね。

ラインを上げることだけに気が行っていて、プレスがかかっていないから、ボールの出しどころとタイミングを相手に支配されている事に気が付いていない。いや、分かっていても修正する術が無いのか。
もし、群馬がカウンターから掴んだシュートがバーを叩いた、あのプレーが決まっていたら、そのまま敗れていたでしょう。

兎にも角にも、最悪の前半を経て後半。

ジェフは、山本真に代えて、負傷の癒えた也真人を投入。
これが、攻撃のスイッチを入れます。
群馬がリードを守ろうと、少しラインを下げてカウンター重視に気持ちが行った事もあるのでしょう、後半はとにかく也真人を使って、そして彼も周囲を使って、動く動く。やっぱり、今のチームでは完全に王様は也真人。状況が一変しました。

特に、右サイドで北爪に出すパスが素晴らしい。
長年のコンビプレーもあるのでしょうが、北爪の上がりを引き出す間の図り方、パスの強弱。
そして、この日唯一となったゴールもここから。
也真人のパスから、北爪が抜け出て中へクロス、そして詰めたのは高橋!
ルーキーのゴールで、フクアリ全体が、沈滞した空気を吹き飛ばされ、一気に燃え上がる・・・と思ったんですが。。。何だか今日は、その燃え上がりが長続きしなったような。

前半から比べたらよいものの、フィニッシュの回数が少ない。
群馬がジェフ以上に必死だったのもありますが、崩しているけど、最後のアイデアが無い。
もしくは、プレーがワンテンポ遅れている。

交代で入った船山が放ったシュートも枠外。
ほか、幾つかのシュートシーンも、精度が足りず。
まだまだあると思っていた時間はいつの間にか過ぎて、タイムアップとなってしまいました。
うーん。

この戦術、先に書いたように、ハイラインはハイプレスとセット。
ハイラインは、プレスの一部であり、コンパクトなフィールドの中で、相手のボールを奪ってカウンターへ持ち込むための手段となっています。

それが、相手の強烈なプレスにこちらが負けた状態でハイラインだけを維持し続けたら。
それは、相手が狙い放題の「広大なディフェンスラインの裏のスペース」と言う、美味そうな餌を晒しているようなもので、最初の失点の場面に通じるように餌食にされてしまいます。チームは、ハイプレスが劣勢になった場合、どうやって状況を立て直し、本来やりたい形に持ち込むか、そのプランが必要だったように思います。

正直、この試合、ジェフの選手が限界まで走ってプレスをかけていたか?と言われたら、選手によってずいぶん温度差があったように思います。もっと出来ただろうし、やらない選手はスタメンとして選ばれるべきではないでしょう。そこには、このスタメンを選んだエスナイデル監督ら指導陣の責任もあります。

が、選ばれた選手達には、必死になって欲しい。
まさに情熱の部分で負けていたように思います。
走れていたか、最後まで追えていたか、当たれていたか、、、自分には、ユニフォームを掴もうが、ピッチの外にオーバーランしようが、スタミナ関係無しにやっていた群馬の選手の方が、戦っていると感じました。

そういえば、ジェフの選手が足をつる事がここのところは少ないような。
体力がついたんじゃなく、サボりどころを覚えたんじゃ困ります。

次節は、昨年しっかり走っていた山口が相手。
ジェフが、走れているかどうかを測るには良い相手では。

苦しい状況ですが、勝つためには、相手より多く走って、より多くシュートを放つ。
その為に、日々の練習を積み重ねて、相手を研究し、対策を思案する。
その繰り返ししかありません。

少し勝てないだけで、モヤモヤが溜まって来たなら、立ち止まって過去を振り返ってみるといいと思います。
特効薬は無いし、隣の芝生は青く見える。
今年は、このサッカーでやると決めたら、それを信じて熟成させる。
それしかないし、それで良いと思います。

次こそしっかり勝てるよう、一週間、いい準備をして欲しいと思います。 
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オシム元監督関連書籍


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イビチャ・オシム
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過去にNumber誌上で掲載されたオシム元監督のインタビュー記事を集めたもの。ジェフ時代について触れた内容もあるので、当時を知らない方もぜひ。



オシムの言葉
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集英社文庫(2008/5/20)

ジェフサポのバイブル。旧ユーゴ時代監督時代の奮闘に涙し、オシム監督と共に戦った日々に奮い立ち、感謝出来る一冊。文庫版では、代表監督時代38頁を大幅加筆。



オシムが語る
シュテファン・シェンナッハ(著)、 エルンスト・ドラクスル (著)、 小松 淳子 (著)、 木村 元彦 (著)
集英社インターナショナル(2006/12/15)

ジェフの監督として来日する前、オーストリアで2002年に出版された本の和訳です。サッカーの話に止まらず、御大の哲学、人となりに触れる事が出来る一冊。御大自身が語った言葉が多い本で読み応えがあります。



イビチャ・オシムの真実
ゲラルト・エンツィガー (著), トム・ホーファー (著), 平 陽子 (著)
エンターブレイン(2006/11/24)

以前、サッカーJ+で連載されていた、ジェフ入団前までのオシム監督の半生を語る一冊。元々はオーストリアで刊行されたもの。現地の視点での同監督の分析が興味深い。



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オシム監督の旧ユーゴ代表監督時代の苦悩を収めたドキュメンタリー。ユーゴスラビア紛争に伴う代表の崩壊までが生々しく記録されている。サッカーよりも、民族紛争と戦争と言った、当時のユーゴの困難な状況を知る上で貴重な資料。



オシムからの旅
木村 元彦 (著)
イースト・プレス (2011/12/21)



イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く
西部 謙司 (著)
双葉社 (2007/04)



オシムの伝言
千田 善 (著)
みすず書房 (2009/12/23)



オシムのトレーニング
千田 善 (著) 、イビチャ・オシム(監修)
池田書店 (2012/4/12)



オシムの戦術
千田 善 (著)
中央公論新社 (2010/05)



勝つ日本
田村 修一 (著)
文藝春秋 (2012/4/10)



考えよ!
なぜ日本人はリスクを冒さないのか?
イビチャ・オシム (著)
角川書店(2010/4/10)



恐れるな!
なぜ日本はベスト16で終わったのか?
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角川書店(2010/10/9)



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