JEFSPIRIT News

ジェフユナイテッド市原・千葉とサッカーに関するニュースと雑感記



そこにPasio'nはあったか 第19節 vs水戸 ●1-3

ショックな敗戦だった。
スコア以上に内容は完敗。

試合前、水戸が直近3連勝で11試合負けなし。
いいゲームを続けているのは知っていた。
けれど、ジェフとて前節は首位・福岡に互角以上の戦いを見せ、メンバーも徐々に固まって来た。
ようやく反転攻勢への明るい兆しが見えて来たと感じていただけに。
その淡い期待を、ガツンと頬を叩かれて、吹き飛ばされたようなゲームだった。

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久しぶりの水戸は快晴。
先週のフクアリと違って、砂嵐も無く、気温もそこまで上がらず、初夏の爽やかな気候だった。
道すがら、後援会バスの車窓から見える青々とした田んぼや、栗の花が織り成す里山の風景が綺麗で、それに目を奪われていると、高速を降りてほどなくスタジアムへ着いた。
駐車場に着くと、なにやらアニメの大きな横断幕がお出迎え。
水戸はアウェイゲートのすぐ近くにバスを停めてくれるので、楽チンでありがたい。

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(豚焼肉丼500円 けっこうボリュームあり)

キックオフまでしばらく時間が合ったので、屋台村を回って腹ごしらえ。
来るたびに食べ物も充実して来ているし、サポーターも増えている。
時間はかかっているけれども、水戸と言うチームが少しずつ良くなって来ているのを感じる。

さて。
メンバーが発表されると、福岡戦と全く同じメンバー。
前節、引き分けとは言え、悪くないと思っていたので、監督が同じ考えでいてくれたようなのが嬉しかった。前節は勝てなかったが、今日の課題は、どう点を獲って結果を出すかだ。

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スタジアムに入ると、ジェフサポの数は数年前よりだいぶ減ったように感じる。
水戸をアウェイジャックするくらいの年もあったのだけれど、今年は普通にアウェイを感じさせる人数しか居ない。動員は、成績、愛着と表裏一体。そのいずれも、今のジェフは作りかけの段階だ。

18時のキックオフ。
まだまだ陽が残っていて、メインスタンドの屋根の少し上辺りに夕陽が下りてきている。
空は、頭の上が濃い青で、絹のヴェールのような雲が、何本も南北に流れている。

試合開始と共に、お互いつば競り合いのように前線からのプレスの掛け合いが始まる。
水戸は、前の2枚、林と前田が猛然とプレスをかけてくる。
後のスタミナのことなどまるで考えないような激しいプレスだ。
古いジェフサポには、まるで、「大柴克友」が2人いるかのようと言えば、その激しさが分かるだろうか。ボールを下げても、猛然と喰らい付いて来る2人を、ジェフのディフェンスラインは明らかに嫌がっていた。

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加えて、水戸のディフェンスラインが異様に高い。
ほとんど、ジェフと同じような高さだ。
つまるところ、両チームは、同じようなハイライン・ハイプレスで、ぶつかり合っていた。
選手達は非常に狭い範囲の中でプレスをかけ合い、そこから攻撃の打開を図っていた。

それでも序盤、シュートまでもっていく事が出来ていたのは、ジェフのほうだった。
サイドチェンジを駆使し、右の也真人、船山、山本真が絡んで、中央の指宿げへボールをあわせる。
決定的とは言いがたかったものの、全くシュートまでもって行けない水戸よりも若干攻め手はあった。
けれど、それも序盤までだった。

狭いエリアでの戦いが続く中、その中で強さを見せたのは水戸だった。
前線の2人だけでなく、その他の選手もプレスが速い上に、局面局面での攻防戦で泥臭く粘り強い。
しぶとく追って、ミスを誘って、ボールを奪っては、シンプルに前線へボールを送り込む。
対するジェフは、緩慢なプレスで後手を踏む。これまでも「ハイライン」は兎も角、「ハイプレス」には疑問符だったが、この日は明らかに「ハイプレス」を実践していたのは水戸。ジェフは、時間とともに、ごちゃごちゃとボールを繋ぎすぎて渋滞する事が多くなり、也真人、高橋の二人が、効果的に動く事ができなくなっていた。

攻勢を強める水戸にビッグチャンス。
完全に崩されてシュートを放たれるものの、山本真が間一髪でクリアする危ない場面を作られる。
ジェフも、その後一本決定機を迎えるものの、ペースは水戸が掴みつつあった。

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そして、39分。水戸は、奪ったボールを橋本が中央から強烈なミドルシュート。
山本海の頭上に突き刺さる豪快な一発で、先制を許してしまう。

だが、まだ1失点。水戸の圧力に苦しんだ前半が終わり、ハーフタイムに入る。
ピッチには、誰も練習に出ていない。
監督から、檄が飛んでいるのだろうか。

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だが、後半頭の交代は無い。
同じメンバーが、ピッチに散っていく。
そして、後半開始の笛とともに、まず仕掛けようとしたのはジェフだったが、それを見透かしたかのように、また猛然と水戸のプレスが襲い掛かる。そして。奪われたボールを前線へ一気に運ばれると、前田のミドルシュートが、ゴールに突き刺さっていた。

ちょうど、軌道が真後ろから見える形で。
アウトサイドで強烈に蹴ったボールが、ポスト左に切れるかと言う軌道で放たれた後、右に急激に曲がって山本海の指先をかすめ、ポストにぶち当たってネットを揺らしていた。

ぐうの音も出ないファインゴールだが、前田の前に居た乾は、体のどこに当ててでも、シュートを撃たせないようにプレッシャーをかけるべきではなかったか。先制点もそうだが、なぜ、こうも気持ちよくシュートを撃たせてしまうのか。これではまるで、横浜FC戦の再現ではないか。

そして、これまでも何度か合った、「後半頭に出鼻を挫かれる」シーンをまたも観てしまったのが悲しかった。この試合、プレスや、局面の戦いでも、後半頭のさあ行くぞ、と言う場面でも、ジェフは「闘い負けて」しまっているのだ。

水戸は、連勝で各選手が自信を持っていたのもあるだろう。
各選手が、走り、闘うことを、忠実にやっているからこそ、決定機が作れるし、シュートが枠に飛ぶくらい、フリーで撃てているのだった。

首尾よく2点のリードを奪った水戸は、守りきるために早めにパウロンを投入。
やることをより明確化して、選手のプレーをソリッドにしていく。
西ヶ谷監督は、2015年6月の就任で、ちょうど3年目に入るところだ。
2015年が19位、2016年が13位と苦労したが、迎えた今年、結果を出しつつある。

ジェフは、高橋と船山に代えて、熊谷とラリベイを同時投入。
しかし、流れは変えられずに、62分には決定的な3失点目を喫してしまう。

反撃の間、指宿がポスト直撃弾や、フリーであと少しというシュートも放ってはいるものの、少ないチャンスを決められたか、決められなかったかは、スコアに大きな差をつけてしまった。水戸は、得点のシーンでシュートが振り切れていたけれども、ジェフは、プレッシャーを受けながらのシュートだった。決定力のディティールを詰めれば、よりフリーに、より速くシュートを撃てているか、また逆により速く、厳しく詰める事が出来ているか、その差に帰結してくる。

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それにしても、水戸のプレスは素晴らしかった。
後半、時間が過ぎていっても、一向に強度が落ちない。
涼しい気候のせい?連勝を続けて居ることが、気持ちを強くしている?いや、そうじゃない。
練習の成果だろう。間違いなく、水戸の方が、走る練習、闘う練習をしているのだ。
監督どうこうじゃなく、一人一人の意識を高く持って。

ジェフは、何が何でも勝とうとする姿勢を見せなくてはならなかったが、ピッチで闘う選手の気持ちは、必ずしも一つでなかったように思う。途中出場した熊谷が、緩いパスを何度か相手に詰められるシーンを観てしまうと、過去のミスに対する反省も、この試合を外から観ていて、自分が出たならばどうやって打開してやろうかと考える、準備に対するプロ意識の低さを感じざるを得なかった。

もう、あと何年プレーできるか分からないベテランが居る。
やっと試合出場機会を掴んだ移籍選手が居る。
中心選手といわれる選手が居る。
出番を掴んだ若手が居る。
なかなか試合に出られない助っ人が居る。
それぞれの思いは、あるだろう。
チームスポーツならではの難しさ、意思を一つに凝固する難しさはある。

そうであっても、目の前の相手を叩き潰すと言う戦う気持ちを、一人ひとりが持ち続けることは、プロとして最低限のことだ。負けているゲームなんだ。その中であっても、いま、ピッチに立っている意味を、どうにかして見せつける、そう言う気持ちだけは見せるというのが、「Pasio'n」を掲げた今年の公約ではないのか。

決して、全員がそうであったとは言わない。
けれど、チームとして見た時、水戸が明らかに走っていた、闘っていたと感じてしまったのは、この敗戦がただの負け以上に堪えた原因だった。

これは果たして、監督が、戦術がどうこう、と言う問題なのだろうか。
毎年、誰が監督でも、選手が変わっても、だんだんと同じような試合を見せられてしまうのは、なぜだろうか。根っこの部分、戦う意識が何故萎えて行ってしまうのか。
それを思うと、どこか、このクラブに甘えがあるような気がしてならない。
かつて御大が、「日曜日のようだ」と語ったように。

誰も足を吊るような事も無く、敗戦を受け容れてしまった。
監督も、選手も、「Pasio'n」が伝わる試合を今日は何故出来なかったのか。
それを良く考えて、次のゲームに臨んで欲しい。

誰のせいでもない。
監督も、選手も、一つになってやるしかないんだ。
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試金石の一戦 第18節 vs福岡 △0-0

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酷い砂嵐に見舞われ、逆サイドの視界もままならないフクアリ。
ジェフは現在14位。
対戦相手は、勝ち点10の差で首位を走る福岡。
その福岡相手にどんなゲームが出来るか、これからのジェフにとって大切な一戦となった。


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この日のジェフは4バックをチョイス。
何と言っても、今季初スタメンとなる、GK山本海人が目を引く。

これまで、極端なまでのハイラインを敷くジェフでゴールマウスを守り続けて来たのが佐藤優。
極端な戦術ゆえに、ミスもあったが、これまではポジションを譲らなかった。
それが、ここでついに山本海人を試す事になった。

フィールドプレーヤーでは、アランダに代わって、スタートから也真人。
また、前線には船山がスタメンに復帰。
純国産のメンバーとなった。

対する福岡は、前線にウェリントンと、ウィリアン・ポッピを並べ、その後ろには坂田らが並ぶ。
サブにも城後や、松田力が控え、スタメンと遜色の無い層の厚いメンバーだ。

試合が始まると、前半半ばまで試合をリードしたのはジェフ。
先発の也真人や、前線の指宿、清武らが絡み、中央でタメを作りつつ、乾、山本真の両翼の攻撃参加を引き出して、チャンスを作る。時折見せるミドルや、やや強引な突破からのシュートシーンで福岡を脅かすと、セカンドボールをキープして、ジェフの時間帯をなかなか切らせない。

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しばらくは押し込まれていた福岡は、段々にペースを取り戻すと、やはりと言うべきか、前線のウェリントン、ウィリアン・ポッピの個人技を活かしながら、ゴールに迫る。
ウィリアン・ポッピの突破から、中央のウェリントンがあわせるパターンは、分かってはいてもなかなか抑えることが出来ず、マークが居てもシュートを撃たれてしまう。あわや失点というシーンもあったものの、精度を欠いて、ジェフのゴールが揺れることは無い。

初先発の山本海人も、全く慌てるそぶりが無い。
佐藤優也の場合、黒ひげ危機一髪のように、極端な飛び出しでボールをクリアするのだが、山本海人の場合は、そこまで切羽詰って飛び出すシーンがこの日はあまり無かった。ハイボールは確実に処理するし、繋ぎも正確で、今日のゴール前には、どっしりとした落ち着きがあった。

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互いに一進一退の展開が続く。
お互い、セットプレーも含めて、チャンスはあるものの、決定打にはならない。
ゲームは後半勝負になった。

選手交代は無く、後半を迎えると、まずます砂嵐は酷くなった。
目を開けているのも辛く、スタジアムに吹き込んだ砂が、また風で舞い上がってつむじを巻いている。
両チームとも、暑さと相まって相当にやり辛かったろうが、悪コンディションもあまり感じさせず、後半も攻め合いとなった。

福岡が、前に出てきてくれる戦い易さはある。
篭られてしまうよりも、攻めてくれたほうが、カウンターの際にスペースはある。
前半同様に、也真人や、指宿を基点にしながら、サイドを崩し、中を窺うものの、福岡の寄せもなかなかに早く、決定機を作れない。

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逆に福岡には、こちらの守備の隙を衝かれ、決定機を許してしまう。
ただ、そのいずれも、山本海人がファインセーブでしのぎ、事なきを得る。
そして終盤、流れは再びジェフへと傾く。

交代で、菅嶋、熊谷、キムを投入して、3バックにチェンジしていたジェフ。
なかなか、流れの中からは崩せなかったものの、セットプレーからチャンスを掴む。

一度は、キーパーの弾いたボールを菅嶋がシュートしたシーン。
流し込むだけだったが、精度を欠いてしまった。

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そして、ロスタイムのシーン。
ラインを割っているようにも見えなくも無いが、こう言うシーンは何度も観てきた。
ネットに突き刺さなくては、得点にはなかなか認められないものだ。

そして、試合はドロー決着となった。

90分間を観ていて、ワンサイドで福岡にやられたと言う事は全く無かった。
危ういと言われていたディフェンスラインも、大きな破綻を見せなかった。
決められなかったという大きな問題は残るものの、両翼の崩しにせよ、中央からの攻めにせよ、形が出来つつあるように思える。

ようやく軸になるメンバーが固まりつつある。
ポスト役の指宿、その周囲を固める清武に船山、インテリオールの也真人とイッセイ、アンカーの勇人、センターバックに近藤と岡野、左にはボムヨンと乾が居て、右は山本真。キーパーには佐藤優に加え、山本海人が台頭した。

多くのメンバーが試合を経験し、その中で、だんだんに骨格が整ってきた。
そのメンバーで、自分達が志向するサッカーをし、首位に互角以上の戦いを演じたのは、自信を持って良いのではないかと思う。

もちろん、相手が篭ったときにどう言う戦い方が出来るのか、とか、課題は残る。
けれど、戦い方が安定するにつれ、「ガードの上から殴る」ような攻城戦も出来るようになるのではないだろうか。これから数試合、その成長を見るのが楽しみだ。

スコアレスドローに不満が無いわけじゃない。
けれど、それ以上にチームが成長していると感じられた一戦だった。
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ジェフで戦う意味。背中で伝える勇人 第16節 vs愛媛 ○4-2

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乾の初ゴールも、真希のゴラッソもあった。
けれど、今日の試合のMVPは勇人だと思う。

何より、気持ちがこもっていた。
泥臭く、粘り強く、戦っていた。
乾、岡野、高橋、若い選手がスタメンを張る中、ジェフで戦う事の意味を、プレーで語っていた。
ユース時代から、彼のプレーを観てずいぶん年月が経つ。
あとどれだけ自分は勇人のプレーを観られるのだろう。
勇人のプレーには、ただの一試合以上の重みがある。

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この日のスタメン、3バックでのスタートだった。
勇人は、重用されていた熊谷に代わってアンカーの位置に入る。
乾が左WBで初スタメン。也真人もスタメンに復帰した。

相手は、間瀬監督率いる愛媛。
秋田時代に見せた手腕は確かで、戦力的に厳しい見方もされていた愛媛を躍進に導いている。
選手として、通訳として、そして指導者として。
日本に二人といない経歴の持ち主。
これからの日本を背負う、若き指導者の一人になるべき人だろう。

その間瀬さんの愛媛。
非常にコンパクトでプレッシングが速く、ジェフはラインが高く維持できず、苦戦を強いられた。
ここのところ機能していた4バックから形を変えた事もあると思う。
失点も、3バックの外側のスペース、WBの裏を見事に崩されたもの。
スカウティング通りに、先制点を許してしまった。

ここで怖かったのは、失点に慌てて、バランスを崩してしまうこと。
実際、直後のプレーで、佐藤優也がボールの処理を誤るなど、バタつきそうになる瞬間はあった。
けれど、ここで崩れ切らなかったことが、この後の反転攻勢に繋がる。

目立ちはしないが、勇人をはじめ、他の選手たちも中盤で愛媛の選手と戦うことを厭わなかったこと。
それが大きかった。

徐々に失点の動揺から立ち直り、前線の指宿を基点に、いくつかのチャンスをつくると、31分。
ジェフの攻勢。ペナルティエリア内でボールをキープした清武が振り返ってクロスを送ると、指宿の後ろに詰めていた乾が渾身のヘディングシュート。これが決まって同点に追いつく。

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乾は、J初ゴール。
かつての、トーレの後ろに竹内のような、相手の意表を突く二枚刃の攻撃で、早い時間にゲームを振り出しに戻した。

すると、ジェフの勢いが増し、さらに素晴らしいゴールで逆転する。
大きなサイドチェンジを右で受けた山本真希。
これを、前に居た也真人に預けると、それを也真人がヒールで浮かせる。
阿吽の呼吸で、そのまま走りこんでいた真希が左足を振りぬくと、弾丸のようなシュートがニアを衝いてネットに突き刺さっていた。あんなコース、あんな勢いのシュート、世界の名手でも弾けるまい。
それほど、鮮烈な一撃だった。

長崎戦の清武→指宿→清武も素晴らしかったが、このゴールも素晴らしい連携だ。
今季途中からは、右のSBやWBと、慣れない、難しいポジションを任されているが、黙々とプレーし、結果を出している。

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さらに、44分には、清武が2人のマークを受けながら豪快なミドルシュート。
キーパーがかろうじて弾いた先には也真人。
流し込むだけで、3-1と、一気にリードを広げて前半を終えることが出来た。

初めての逆転。
「やられたらやり返す」が、16節にしてようやく出来た前半だった。
当たり前の話だが、不用意なミスをなくして、チーム全体が闘えていた事が、前半の好プレーに繋がったと思う。

そして後半も、大きくペースを崩さずにゲームを作ることが出来ていた。
前線では、この試合も指宿が目立っている。
とにかく、しっかりキープして、タメを作ってくれるのが大きい。
彼が居るだけで、プレーの選択肢がいくつも増えるし、シュートまで持って行ってくれるし、高さがあるから攻撃でも守備でも単純に高さを生かせる。こんな重宝な選手、なんで新潟が出してくれたのか理解できないが、やっぱり合う、合わないと言うのがあるのだろう。
どうやら、指宿は、今のジェフに合う選手のようだ。

4点目はセットプレーからだった。
清武のコーナーを、指宿が前でつぶれて、その後ろの近藤がバックヘッドで合わせて追加点。
4-1として、更に点差を広げる。

この状況に、間瀬監督の動きは早く、4点目が入る前、59分までには3枚のカードを切ってしまう。
それは、決して諦めない、勝って変えるという強い意志。凄みのようなものを感じるものだった。

対するジェフは、時間を考えながら交代に入る。
乾に変えて大久保を投入し、ボムヨンを左WBへ上げる。
この交代は、守備のバランス、スタミナを意図したものだろう。

その次に、也真人に代えて熊谷。
アンカーと違って、一列前で高橋と並ぶ形になる。
より攻撃的な位置で、冴えを見せてくれる事を期待したが、残念ながらあまりゲームに入れていなかった。スタメンを外れたことに、危機感を持ってもらいたいものなのだが。

ただ、次の交代はアクシデントだった。
近藤が接触プレーで落下した際、肩が外れたか、そのまま担架で担ぎ出されてしまう。
ジェフは、船山を投入。

大久保 近藤 岡野 の3バックから、ボムヨン 大久保 岡野 山本真 の4バックにチェンジして、アクシデントを最小限に止めようと修正を施す。が、その変更が落ち着く前に、愛媛はスローインからダイレクトに繋いで、小島がシュート。ディフェンス、キーパーが当たりながらも、勢いのあるシュートが決まって、2点差に迫られてしまう。

それでも、この日のジェフは崩れきりはしなかった。
この時間でも、勇人はつぶしをしながらも、前線に攻め上がる機会を伺い続け、
右サイドでは山本真希が限界を超えるようなスプリントを見せている。

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攻め続ける姿勢を失わず、指宿が山本真希のクロスに大きな身体を投げ出して飛び込み、
コーナーキックからの変化で、勇人がミドルを放つ。

愛媛も、最後まで攻め続け、互いに「攻め合い」でゲームがクローズしていった。
4-2、逆転で勝利を収めることが出来た。

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試合後、選手達が回ってきて、その先頭で勇人がスタンドを見上げながら手を叩いていた。
その後ろで、若手選手たちが勝利に喜び、はしゃいでいた。

実戦の中でしか伝えられないものが、あると思う。
そして、勇人でないと伝えられないものもまた、あると思う。
羽生が何かを伝えるために今季戻ってきたように、彼らには若手に伝えられるものがある。

願わくば、一試合でも多く、こう言う試合をみたい。
今日のゲームの勇人のプレーに、若手は何か感じるものがあったはず。
それを自分の中で大きくしていって欲しい。

チームは次節、今季初の連勝に挑む。
その中心に勇人が居れば、きっと良い結果を持ち帰って来てくれるだろう。


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フィットしつつある指宿 第15節 vs熊本 △1-1

一週間前のフクアリとは、うって変わっての晴天。
そのおかげもあって、観衆も10,000人を突破しましたが、
試合の方は、すっきりとした内容にはならず、1-1の引き分け。

前節の0-3の敗戦もあり、なかなか波に乗れず、苦戦しています。


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メンバーは、5-0で快勝した長崎戦をベースに、アンカーが勇人から熊谷に。
熊谷は、この位置でのプレーにエスナイデル監督が拘りをもっているようで、前節では、致命的なプレーもありながら、継続して使用されている事からも、期待の程が窺えます。

対する熊本は、清武の古巣であり、元ジェフの巻が先発と、なかなか因縁深い相手。
昨年は、震災後の再開初戦がジェフだったこともあり、場内ではその募金活動も。

ゲームが始まると、プレーで勢いを見せたのは熊本。
前線の巻と、グスタボの追い込みが厳しく、余裕を持ったプレーが出来ません。
センターバックは、岡野がグスタボを、近藤が巻を見ていましたが、岡野はかなり手を焼いている様子で、かろうじてグスタボに付いて行っている様子。

ボールを奪ったら、シンプルに前線に当てる熊本は、やることがハッキリしていて、迷いがありません。ボールの奪いどころも、熊谷あたりへのプレッシャーが厳しく、実際、彼のボールロストからのピンチのシーンもありました。対策どおり、と言ったところなのでしょう。

ジェフは、速攻がなかなか仕掛けられないものの、両翼を使いながら、単発ながら反撃。
清武の思い切りの良いミドルや、指宿の強引な突破、セットプレーからチャンスを作るものの、シュートシーンそのものが少なく、無得点に。

これまでの試合でもそうですが、ショートコーナーのパターンで、コネ過ぎて、カウンターを喰らうシーンが半分くらいあるように思います。作戦なんでしょうが、得点の確率が一向に高まらないので、別のやり方を考えた方が良いのでは。

さて。

後半に入って、アランダに代えて、也真人。船山に代え、菅嶋。
疲れもあったのでしょうが、正直アランダを代えるよりは、熊谷かなとも思っていました。
監督の中では、アランダはアンカーではなく、2列目の選手になったようですね。

この交代もあり、後半開始からペースを掴んだのはジェフ。

しかし、先制したのは熊本でした。
清武のバックパスがグスタボの目の前に。これを、グスタボがそのまま持ち込んでゴール。
・・・だったんですが、このとき、メイン側の線審がオフサイドフラッグを高々と上げており、カバーが一瞬躊躇してしまったのかと。ゴールの判定は覆らなかったものの、場内は騒然として、後味悪いものとなってしまいました。

それにしても、ミスは怖い。
ほとんど、最近のジェフが先制点を与えるのはこのパターン。
ペースを握り、攻め続け、得点を奪えず、ミスを犯し、先制点を許し、浮き足立って自滅する。
途中までは、ゲームを作っているだけに、惜しいことが多い。

今日も、そのまま崩れてしまうのではと心配でしたが、何とか踏ん張ります。
アウェイで、先制した熊本が、早々に守りに入った事もあって、流れはジェフに。
ただ、熊本の守りは堅く、前半以上に決定機が作れません。

途中からラリベイも投入して、攻勢を仕掛けるものの、自分で仕掛けてシュートまで行ける選手が少なく、どうしても相手を剥がしきれない。

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時間だけが過ぎていく中、その膠着した展開を破ったのは指宿。
也真人からのボールを受けると、相手2人を背負ったまま、反転しながら右足を振りぬき、これがゴール左隅に決まって、同点。83分、ようやくの同点でした。

そこからは、更に攻勢を仕掛けたものの。
もう一点がどうしても遠く、そのままドローでの決着となりました。
痛い。。。

歯切れの悪い試合ではありましたが、試合後はジェフサポから、熊本サポへ、
「頑張れ熊本」のコール。そして、熊本からは「サンキュー千葉」のコール。
震災から一年、気持ちの良いエールの交換で、一日が終わってゆきました。


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ジェフとして収穫だったのは、指宿が周囲と噛み合いつつあること。
彼のポストプレーが作る「間」は大きな武器になっています。

そしてそれ以上に、大きいのが、彼が個人でシュートまで持っていく力があること。
徳島戦のドリブルシュートだけでなく、この試合も同点ゴールの場面、前半のシュートシーンでも、2人を背負いながらも強引にシュートまで持っていく、フィニッシャーとしての能力。

ラリベイが「点」で合わせるストライカーのため、周囲のタイミングや、精度が噛み合わなくて力が発揮できていない一方で、今のジェフでは、指宿のように自分で打開する能力は貴重。
今後も、彼を基点とする前線に、也真人、アランダ、イッセイ、清武、船山、サリーナスあたりが絡む攻撃が作れれば、点が入らないと言う事は無くなりそうな面子は確実に居るんですが。。。

兎にも角にも、指宿が噛み合いつつあるのは収穫。
次節も、フクアリ。次こそ、気持ちの良い試合をしてもらいましょう。続きを読む
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試合前から、勝負はついていた。 第13節 vs長崎 ○5-0

試合前から、勝負はついていた。
そう、コイントスに近藤が勝ったときから。
「コートチェンジ」は高木琢也監督、最大にして唯一の戦術。
この時に、既に長崎のゲームプランは崩れ去っていたのである。

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・・・か、どうかはさておき。

終わってみれば、5-0の完勝。
今季初めての3得点以上どころか、清武のハットトリックのおまけつき。
酷い雨の中、フクアリで声を枯らしたジェフサポに報いる勝利となりました。

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スタメンは、4-1-2-3。
若狭と熊谷が出場停止。怪我明けの也真人はベンチスタート。

注目すべきは、今季初スタメンの岡野、そしてようやくスタメンに復帰したアランダが1列前で起用。
熊谷の位置には、勇人が入り、右のサイドバックには何と、山本真。
エスナイデル監督は、「クロスの質」を最優先にしたようにも見える起用方法。

激しい雨の中でのキックオフ。
最初は長崎が激しいプレッシャーをかけ、ジェフが押し込まれる展開。
その一連の攻撃を凌いだところで、ジェフがコーナーキックのチャンスを得る。

キッカーは清武。ファーに蹴ったボールを、ボムヨンがヘディングシュート。
これをゴール前で張っていた船山がコースを変えてゴール。
幸先良く先制点を奪い、流れを掴みます。

この日のジェフは、前からのプレッシャーが良い。
アランダがプレッシャーをかけ、その後ろに勇人が控えて、嫌なスペースを埋めている。
長崎の裏狙いのシンプルなボールは厄介だったけれど、局面局面で、山本真や、岡野、それ以外の選手たちも身体を張って、長崎にチャンスを許さない。逆にジェフは、指宿の連携がスムーズになってきていて、ポストプレーに、そして自ら突破してシュートとチャンスをつくる。

膠着した展開の中、雨はますます酷くなり、サポーターもずぶぬれ。
フクアリのピッチをもってしても、すべる選手がそこかしこで出始め、思わぬミスも出てしまう。
そのまま、前半は、1-0。

横浜FC戦から使い始めた4バックは悪くない。
ハイラインが目立つ事はあまりなく、まずまず。
けれど、どちらに転んでもおかしくない、そんな試合内容だった。
 
それが、後半、こんな展開になるとは。

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後半キックオフ。
選手交代、イッセイから也真人。
確かに、前半あまりイッセイは目立っていなかった。
監督的には、物足りなさを感じたのだろう。
さて、怪我明けの也真人が、どれだけやってくれるか。。。

とか、考えているうちに。
目の覚めるようなプレーで追加点が決まる。

右の山本真からのアーリークロスを、清武がヒールで浮かせると、指宿が頭で落とし、そこに突っ込んできた清武が、ダイレクトでアウトサイドに引っ掛けてシュート。
何年かに一度もお目にかかれないような美しい連携。
これが見事に決まって、長崎の出鼻を挫く。

清武は、さらに10分後には、ゴール正面からのFKを突き刺して2点目。
さらにその10分後にも、指宿のパスからゴールを決めて、20分間ほどでハットトリックを完成。
試合を決めてしまった。

船山も、ゴールを決め、5-0。
それ以外にも、ボムヨンの突破から、アランダのシュートがポストを叩いたシーンや、
裏に抜けた大久保から、フリーの指宿にボールが渡ったシーンなど、さらに数点を加えられそうな展開が続き、ゴール裏は、久しぶりのゴールラッシュにお祭り騒ぎになっていた。

清武の1点目が、長崎にとってはとにかく痛かったろう。
これで、長崎は前に出ざるを得なくなった。
実際、2-0となった直後には、右からのクロスに飯尾がDFラインの裏に走りこんで、ダイレクトであわせ、佐藤優も反応できずに、シュートがポストを叩くと言うシーンもあった。

これが決まっていれば分からなかったし、
長崎は点差が開いても、得点を奪い返す事をあきらめず、失点してもおかしくないようなシュートシーンが、他に3つはあった。その全てを、佐藤優が寸でのところで守っている。実は、この試合、影のMVPは佐藤優であり、完封したとは言え、守備が完全に機能していたとは言い難い。

そこは、大量得点であっても、しっかり直視して省みなければならない。

一方、攻撃は見事にハマった。
支配率は高いし、シュートの本数も、セットプレーも多い、けれど得点は少ない。
それが、これまでのジェフだったが、この試合ではセットプレーから2点が奪えた。

加えて、ボールを奪う位置が、これまでよりも高く、ショートカウンターから、シュートに行くまでの時間が短くなっていた。これは、アランダを一列前に上げた事と、後半は特に也真人が、この位置でボールを追いかけまくり、シンプルにボールを捌いて、ペースを作っていたことが大きかった。

あとは、仕上げは個人技だ。
清武の1点目は、もはや別格にしても、ゴールになったシーンでは、相手のミスを逃さずに、この力で決めきった。

その中で、指宿のポストプレーは、素晴らしいものがあった。あの巨躯をして、高さにはもちろん強いし、周りを活かす足元も、自分で突破できる技術もある。得点こそ今日はなかったが、彼が作った「タメ」が大量点に繋がったことは疑いようが無い。
彼を、チームの中で活かせるようになってきたのは、大きなプレス要素だ。

初スタメンの岡野も、まずまずの出来を見せたし、その岡野と交代出場で乾も今季初出場。
(岡野が足をつらなければ、清武と交代予定だった菅嶋は残念。)

いろいろ、今後に向けてプラス要素の多いゲームだったのでは。

逆に気になったのは、失点こそしなかったものの、被決定機の多さと、
2-0、3-0となった後の、守備的な気の緩み。
なんとなく、「もう、こんなものでいいかな」と、プレーが緩くなり、
ミスパスや、消極的なバックパスが増えた時間帯があったこと。

このあたりは、次節以降の改善点として欲しい。

何はともあれ、この試合がきっかけとなって、チームが良い流れを掴んでくれれば 。
本当にチーム状態が悪ければ、5-0なんてスコア、そうそう出ないもの。
今やっているサッカーに、きっと監督が言うように明るいものがあるってことです。

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そうそう、船山さんが得点出来て良かった(笑)
雨の中、みんな、お疲れ様でした。 
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佐藤優也が見せた「点を獲る」勇気 第12節 v金沢 ●1-2

エスナイデル監督は言う。
「ゴールチャンスを作ることはできましたが、それを生かす決定力がなかった。」

その通りではあると思う。
あれだけキープし、相手の倍以上のシュートを放ちながらも、結果は敗戦。
決定力の言葉の前には、どう得点を奪うかと言う問題が立ちはだかる。

そのヒントを誰よりも体現したのが、GKの佐藤優也だったのは、皮肉としか言いようが無い。
最後の攻撃。時計は既にロスタイムを終えようとしていた。
あそこでもし、ボールを大きく蹴っていたら、周りに繋いでいたら、きっと笛は鳴っていただろう。

最後まで諦めない気持ちが、佐藤優也にドリブルを選択させた。
審判も面食らっただろう。
ゲームを切らず、一直線に駆け上がられては、ただ彼を追いかけるしかなかった。
ぐいぐいと持ち上がり、センターサークルも超えて、スルーパスを近藤へ送る。
キーパーにマーカーがいようはずも無い。金沢は全く対応できなかった。

右に展開されたボールは、クロスとなり、ラリベイが渾身のヘッドを叩きつけたが、枠外。
捨て身の攻撃も実らなかった。

「何が何でも得点を奪う」
佐藤優也には、その気持ちがあった。
相手の虚を衝く意外性があった。
ゴールへ一直線に向かうドリブルと、スルーパスがあった。

要はそう言うことだ。

ゴールへの最短コースを衝く、気持ちと、プレー。
それがジェフに足りないものだ。

この支配率に、佐藤優也のような気持ちとプレーが加われば、
勝利を積み重ねる事は、そう遠い話ではない。
やるか、やらないか、それだけだ。

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工夫なき90分間 第11節 vs讃岐 △1-1

今日は、あまり書くこともありません。

ほとんど、讃岐のゲームプラン通りに戦われてしまったし、それに対して、何の工夫も無い90分間でした。守りを固める相手に対して、正面から攻城戦を挑むだけでは、ドローと言う結果も妥当でしょう。正直なところ、同じシーンの繰り返しに、途中から眠気が差してしまったほど。

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ここ2試合全く同じメンバーだったと思ったら、今日は大きく変更。
ターンオーバーの意味合いもあるのでしょうが、試合内容を見る限り、この変更の意味は不明。
前線に構えるラリベイ&指宿のツインタワーが、活かされることも無く、本当に「調子の良いメンバーを並べただけ」では無いかと言う気すらします。

「3バックに戻した意味、ツインタワーにした意味が全く見えない」
「事前に讃岐対策をしていたかどうか見えない」
「膠着した戦線を打開する引き出しが見えない」

この3点で、今日の試合は不可解でした。

確かに、ボールはキープできるものの、文字通り「持たされて居ただけ」で、堅く閉じられた讃岐の守りを綻ばせ、破るだけの工夫は最後まで見えず。

自分達のサッカーを全うすることは大切ですが、相手がそれを利用してきた時のプランBは必要では。

一方、良かった点としては、この試合でもハイラインのディフェンスは、大きな破綻を見せなかったこと。守備のリスクコントロールが少しずつ出来ているのであれば、これからの大きな課題は、ますます攻撃の構築と言う事になります。
回数の割りに、得点の気配に乏しいセットプレーの改善も合わせてお願いしたいところです。


前述したように、今のジェフは、自分達ばかりを考えて戦っているように思います。
そこでまた、昔話ですが。

2001年のベルデニック監督時代は、やはりハイプレス(ゾーンプレス)のカウンターサッカーを志向していました(ラインはここまで高くはありませんでしたが)。様々なディプシリンで、選手の動きをオートマティックにする一方、次に当たるチームへの対策に深く注意を払う監督でした。

同監督は、試合前の木曜か金曜になると念入りに、次節戦うチームに見立てた紅白戦を実施して、試合中に相手がやってきそうな色々なパターンを想定して対策を施していました。
そのイメージがあるから、実戦でも各選手の判断が早く、効果的に戦えていたように思います。

今は、そう言う準備が出来ているのでしょうか?
この試合では、正直、準備不足だったように思います。

自分達のサッカーが出来なければ相手の事まで考えられない、と言うことも無いはず。
来日前にたくさんのジェフ戦を研究してくれたエスナイデル監督のこと、長谷部さんや江尻さんと知恵を出し合って、膠着した攻撃を何とか活気付けて貰いたいものです

いずれにしても、群馬や、讃岐と言った、他のチームが勝ち点を得ているチームから「3」を得られ無かったのは大きな痛手。何とか、上位に喰らい付きながら、チームを成長させたいものです。
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課題は、先制から追加点までの70分間 第10節 vs徳島 ○2-0

前節、横浜FCに0-4の大敗。
前半は思い通りのボール回しも、ゴールに迫ることが出来ず。
後半に1対1で悉く敗れて失点を重ねた。

その試合から一週間、ジェフは エスナイデル監督の下の取り組みが、
正しいものである事を示すために、
ただの一試合以上に、どうしても負けられない ゲームだった。

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(サポ連ブースに書かれたメッセージと、画伯のイラスト)

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スタメンが発表されると、意外なことにメンバーは前節のスタメンと全く変わらなかった。
選手の入れ替えが割合に激しいエスナイデル監督だが、おそらく監督は、前節の前半の出来に手応えを得ていたのだろう。

そして、サブにはアランダが久しぶりにベンチ入り。
スタンドからは、何度も大きなコールが送られ、選手紹介の時には、誰よりも大きな声援がフクアリを包んでいた。ホっとしたサポーターも多かったことだろう。
また、ベンチには怪我が回復した指宿も名を連ねた。

強風で、砂塵が舞い込む中のゲーム。
試合開始からペースを掴んだのはジェフ。
横浜FC戦の前半と同じように、前からのプレスで相手を押し込み、攻撃を仕掛ける。
前へ前へ押し込んでいるので、徳島が裏へボールを狙いを持って蹴りだすシーンもあまりない。

高橋が挨拶代わりにとシュートを見舞い、
ちょっとした驚きだったのは、その後のプレーで近藤がスルスルと攻め上がって、シュートまで持ち込んだシーン。相手は、近藤を捕まえられずにシュートを許している。このプレー。昔、イリアンが得意としていたけれども、相手とするとマークの決まっていない選手が急に現れると、対応が後手になる、意外性のあるプレーだ。この選択肢があると、攻撃に幅はぐっと増える。ぜひ、これから、狙っていって欲しい良いプレーだった。

その後もジェフが押し気味の中、突然アクシデントが起こってゲームが壊れる。
13分過ぎ、徳島の馬渡選手が、サイドに出たボールをボールボーイから受け取ろうとしたとき、思うような意思疎通が出来なかったのか、ボールボーイにボールを投げ返し、小突くように見えるしぐさをしてしまう。

血相を変えて飛び出してくるジェフのスタッフ。
しばらくもめた後、也真人が、スタッフが、審判が、徳島の選手が、ボールボーイを励ますような様子を見せた後、馬渡選手には一発でレッドカードの判定。正直、Jをずっと見てきたけれども、初めての出来事だったので、何が何だか分からなかったが、スタンドからは大きなブーイングがなされ、ちょっと騒然とした空気となる。

徳島は前半早々に10人となってしまい、そのフォローの為に選手交代で修正を図る。
ジェフは、ここぞとばかりに攻勢を強め、相手が負傷もあって9人になった隙を衝いて、清武→高橋のラインでスルーパスが通って、高橋がこれを振り抜いて先制。
幸先良く欲しかった先制点を奪う。
しかも相手は10人、一気呵成にトドメを刺しに行くべきだった。

ただ、ここからジェフは大きく攻めあぐねてしまう。
劣勢となって、ラインを下げた徳島に対して、ジェフはシュートを打ち切ることが出来ない。
記録上は18本のシュートがあるが、殺意が篭ったようなシュートはほとんどなかった。

まるで、完全に崩さないとシュートを撃ってはいけないルールがあるかのように、相手を崩しかけても、より確実な選択肢を求めるようなプレーで悉く自滅。いかんせん、クロスにしろ、パスにしろ、突破のドリブルにしろ、得点の一歩手前のプレーの精度が低い。

徳島も守るのが仕事な訳だからそれは必死に守るけれども、
相手が良く守ると言うよりも、ジェフの精度、アイデア、決断力が足りなくて、相手に引っ掛けてしまっていると言った感じだ。時間ばかりが過ぎていって、前半が1-0のまま終了したとき、「これはまずい」と言う空気が自分の中にはあった。

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後半、なかなか選手達が出てこない。
審判が呼びに言って、ようやく出てきたところを見ると、同じようにペースを握りながら得点を奪えずに大敗を喫した、前節と同じ轍を踏まないように、監督が相当に檄を飛ばしたのではないだろうか。

そして、懸念通りの試合展開がその後も続いてしまう。
退場を知らずに試合を観ていた人が居たなら、きっと徳島が1人足りないとは思わないだろう。
徳島は劣勢の中でも守備組織を整備して、カウンターに活路を見出すアウェイの戦い方に専心していた。

特にヴァシリエビッチが厄介で、彼との勝負になると、なかなか打開できない。
やや演技がかったファウルの貰い方もさすがと言った感じで、ジェフはずるずると時間を使われてしまう。

ラリベイが中央でボールを受けて、反転からシュートを放ったシーンなどは、ようやく待望の流れの中からのゴールが彼に生まれるかとも期待したものの、キーパーの正面へ。
そのラリベイが75分に指宿に交代。また、その10分前には清武が怪我で羽生に交代していた。

試合も終盤に差し掛かると、段々に佐藤優が目立ってくる。
ジェフの運動量が落ちるところを狙っていた徳島の選手達が、虎視眈々と「ワンプレー」を狙っている。
焦らなくてもいいのに、びっくりドッキリの飛び出しをせずにはいられない佐藤優と、その後ろの広大なスペースは格好の狙いどころだ。正直、残り15分は、どんなレアプレーで点が入ってしまうのか、冷や冷やものだった。

けれども、なんとかかんとか乗り切るジェフ。
11対11であれば、違う結果であったかも知れないが、同点は許さずに時間が過ぎる。

75分に入った指宿は、前線でドスドスと動いて、相手にプレッシャーをかけていたが、
也真人のクロスをヘディングでジャストミートした場面のように、自分の良さを短い時間の中で出していた。そして、ロスタイム。ジェフはもう時間稼ぎモードに入っていたが、左サイド深くでボールを受けた指宿がドリブルで突破を図る。

ドスドスドスと、ゆっくり確実に、ぬるっと攻めあがってくる指宿を、徳島のディフェンスは疲れているのか、捕まえきれない。あれよあれよとゴール前まで持ち込むと、最後のディフェンスを小気味の良いフェイントでタイミングをずらすと、キーパーを抜いて決めてしまった。

大きな身体と、ゆっくりしたドリブルからはなんとも想像しがたい最後のタッチだったが、ラストプレーでダメを押して、勝利を決定付けた。移籍後、初ゴールを、ホームのゴール裏に向かって決めたのは、これ以上無い名刺代わりになっただろう。


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試合後は、選手も一緒になったオブラディと、
イッセイの「俺たちジェフ」で試合を締めくくった。
前節の大敗のショックは、この声と共に拭えただろう。


ただ、ゲーム全体を見たときに課題は多かったと言わざるを得ない。
試合後に近藤が、「今日は当たり前のように4-0、5-0で勝たなければいけない試合。」と言い、
北爪も、「ミスが多い試合だったと思います。」と語ったように、先制してから、ロスタイムの追加点までの長い、長い時間は、同じ課題が残ってしまった。

前節よりは、「決定機を作る以前の問題」から「決定力の問題」と言えるようになったかも知れないが、この試合でもミスの多さや、判断の勿体無さが目に付いた。
横浜FCから学ぶものがあったとすれば、「勝負する」「シュートを撃つ」その責任感があるかどうかだろう。より良い選択肢を探すことが悪いとはいえないが、自分がシュートを撃つと言うオーラが少しでもあったのは、先制点の高橋と、清武、そして交代出場した指宿くらいではなかったか?

守備に課題の多いと言われるこの戦術で、完封試合はこれで4試合目。
40%の確率で、そして勝ち試合は全てゼロに抑えて勝っている。

問題は攻撃だ。
数的有利が無ければ、果たして今日のゲームで得点出来ていただろうか。
もう一段の勇気を、日々の練習で精度を、それぞれ高めて、これからの連戦、乗り切って欲しい。


最後に、高橋壱晟は本当に素晴らしい選手だ。
俺たちジェフ。
俺たちの高橋壱晟だ。
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戦術以前の問題 第9節 vs横浜FC ●0-4

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0-4と言う結果以上に、課題が多く出た試合でした。
選手、監督には、しっかり切り替えて、この敗戦を次の勝利に繋げて欲しいと思います。

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さてこの日は、スタメンからシステムを弄ってきたエスナイデル監督。
オプションとしてこれまでも使っていた4バックでスタート。

前半は、これが上手く機能していました。

高いラインをバランスよくキープして、熊谷を中心とした中盤が、ボールを上手く回収し続け、後ろの選手も常にサイドチェンジを意識しながら、ピッチを広く使ってゲームを組み立て。サイドバックの2人も、常に一列前の清武、船山がボールを持った際に、そのウラを狙ってランを続けていました。

守備では、佐藤優の出番もほとんど無く、横浜のセットプレーからの早いリスタートで、ゴールを狙われたシーンではファインセーブ。ちょうど目の前だった若狭や北爪が集中し、身体を張った守りで跳ね返し、付け入る隙を与えませんでした。

その一方で、問題は攻撃。
攻めても、攻めても、決定的と言えるシーンが殆ど無い。
怖さが無い、ワンパターンとも言い換えられます。
自分でシュートを撃たない。突破しない。あと一歩リスクを犯さない。クロスを上げても精度がない。相手の意表を衝くスピードもアイデアも無い。で、
「竹光(※)で斬りつけているかのよう」
(※削った竹を刀身に見せかけて作った、形ばかりの刀。) 

「名剣ラリベイ」を携えながら、鞘から抜きさえもせず(活かす術を知らず)、 耐える横浜の城壁に工夫無く弓矢を射掛けているかのような状況でした。

監督は、「決定力の差」と試合後に述べていましたが、否、「決定機を作れたかどうかの差」でしょう。
支配率が70%にも達した前半で、チャンスらしいチャンスを構築できなかったこと。
そして、それがこの試合に限った事ではなく、これまでの試合でも同様だったことが、今のジェフの最大の課題であるように思います。

そして迎えた後半。
船山と、清武の位置を入れ替え、横浜に更に揺さぶりをかけて先制点を狙いに行くジェフ。
立ち上がりは狙い通りで、前半のように横浜を押し込み、失点の直前には、右に張った船山にフリーでボールが渡って、「自分で撃てば一点もの」と言うシーンになっていました。

が、ここでも選択はパス。 
難無く守られて、そこからカウンター狙いに意思統一していた横浜は、
中盤を経由して前線のイバにボールを繋ぎ、
ジェフは、ディフェンスが居たにも関わらず、近藤も、ボムヨンも、イバの切り返しにあっさりと剥がされてしまって、ペナルティエリア外から体制を整えてミドルシュート。
この、素晴らしいシュートが決まって失点すると、悪いジェフが顔を出します。

すなわち、失点してしまうと、浮ついて、誰も立て直せなくなってしまう。
この時点でまだ一点。焦る必要は無く、切り替えて同点を狙えば良かったのですが。
あっという間に横浜のペースに呑まれてしまう。

その二分後に、今度はスローインからの流れで、野村にボールが渡ると、
ここではボムヨンが居たにも関わらず、左足を振り切らせてしまい
ファインゴールがまたも決まって失点。

さらに、その6分後には、若狭が付いていたにも関わらず、
ジョンに右足を振り切らせてしまい
、3失点目。
69分にも、完全に相手をフリーにしてしまって、野村が2点目。

問題は、ハイラインが破られたのではなく、それよりも、1対1を仕掛けた方がジェフのディフェンスは与し易いと、横浜に思わせてしまったこと。そして、ディフェンスが1対1で相手を抑える事ができずに、気持ちよくシュートを振り切らせてしまっていること。
正直、こんな失点が続くのは、情けない限り。
練習試合でも、こんなに振り切ったシュートがバンバン決まるなんて見たことがない。

流れに呑まれて浮ついた試合は、これまでもあったわけで。
その経験を活かして、1失点目の後に落ち着けなかったのも、情けない。

4失点を喫した事よりも、
過去の試合の経験を活かせず失点に浮ついてしまったこと、
1失点目を教訓として同じような失点を防げなかったこと、
その2つが、非常に心を重たくさせました。 

スタンドからは、「何とかまず1点」「最後まで諦めるな」と
応援が続いていましたが、選手交代も実を結ばずに試合終了となってしまいました。

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◆ ハイプレス・ハイラインの戦術は、この試合では破綻していない
◆ 怖さの無い攻撃が最大の問題
 (この戦術は、失点してもそれ以上の得点を獲る必要がある戦術)
◆ 失点を想定して、切り替えられるメンタルが必要
 (チームを落ち着かせられるリーダー的存在も)
◆ 戦術以前の闘争心が足りないのでは

大敗とは言え、一敗。
選手に言いたいのは、これまでの戦術的な取り組みは破綻していない。
だから、自信を失わずに、疑問を抱かずに、取り組み続けて欲しいと言うこと。

そして、監督に伝えたいのは、
シュートが撃ち切れない理由の一つには、チーム内での約束事が何かあるのでは?
(たとえば、セットプレーで必ずトリックプレーになるように) 
一定のルールは必要だろうけど、「何か」が選手を縛っているのなら、
それを開放することも必要なのでは。 

監督、コーチ陣、選手たち、敗戦の後こそ、上手く行かない時こそ、
一つになって次の試合に向けて取り組んで欲しいと思います。 
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守護神がもたらした勝利 第8節 vs山口 ○1-0

今日はDAZN観戦です。
ChromeCastで観てたら、最初っからカクカクで止まりまくりだったので、結局タブレットに切り替えて観戦してました。そのDAZN中継がまだ終わる前に、公式の「1-0で勝利しました!」ツイートを見てしまったのはご愛嬌。ネット配信、こう言うこと(タイムラグ)もありますわな。

さて。

ここまで4試合勝ちが無く、いろいろサポーターが雑音を発し始めているジェフ。
チームの中でも、アランダが今日もベンチを外されてしまい、どんな事態がチームの中で起こっているか、気になるところではあります。心配が、杞憂で終わることを願ってやみません。

先発は、そのアランダを抜けているものの、也真人が復帰。
攻撃のタクトを振るう彼が戻ったことで、前線の活性化が期待されます。
また、ラリベイが先発から外れ、代わりに船山。
前線は機動力重視の布陣に。

対する山口には、サトケンと福元と元ジェフの2人が先発。
鳥養は残念ながらメンバー外。

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上の図のように、3バックでスタートしたのですが、
ゲームが始まってしばらくすると、システムを4バックに移行。
近藤、若狭がセンターバックになり、左にボムヨン、右に北爪が高めに構える陣立てに。
エスナイデル監督、ちょっと弄って来ました。

山口は、これまで対戦したチームと同様に、ジェフのディフェンスラインの裏を衝く作戦。
最大のピンチは、前半早々にジェフの左サイドを突破されて、折り返しをヘッドで合わされたシーン。
これを横っ飛びで弾き、バーに当てて守りきった佐藤優が、波に乗ります。

試合は、概ねジェフがボールを支配して、細かいパスを繋ぎながら山口を攻め立てる展開。
悪くは無いものの、最後の崩しのアイデアや、フィニッシュへの思い切りに欠けるジェフ。
イッセイのミドルシュートや、船山のバー直撃弾と言ったチャンスも作るものの、決め手を欠きます。
特にイッセイは、前節の得点で自信をつけたのでは?
プレーの積極性が増したように見えます。

後半に入ってもゲームを押し込んでいるのはジェフ。
しかし、なかなか点が奪えず、嫌な展開。
セットプレーにも全く得点の空気が無いのが痛い。

山口は、守りを固めながら、前半同様長いボールをディフェンスの裏に放り込んで来ます。
前節の失点のように、キーパーの裏へシュートを放たれた事もありましたが、これもポストへ。
そうして命拾いしたシーン以上に、この日は佐藤優の飛び出しが冴え冴えとしていました。

あと数歩飛び出しが遅かったら、相手に掻っ攫われていただろうボールにことごとく追いつき、
クリアにクリアを重ねて、山口に攻撃の糸口を与えない、奮迅の戦いぶりでした。
前半のビッグセーブとあわせ、今日は彼の日だったと言っていいでしょう。

ただ、その奮闘も、時間と共に苦しさが増します。
70分を過ぎてくると、段々と疲労が足を重くして動けなるジェフイレブン。
それを待っていた山口は、彼らの強みの走力を前面に出して、点を奪いにかかります。

半ば、山口の作戦は成功していたと思います。 
ジェフに攻めさせて、自らは体力を温存。残り時間で強みを生かして勝負をかける。
ただ、彼らも決め手を欠いて迎えた90分、ペナルティエリア内でイッセイがPKを獲得。

このプレー、正直、相手DFの足はかかっていませんでした。
ただ、イッセイもわざと倒れた訳でもなかった。
まあ、こう言うプレーで、損もすれば、得もして来たよね。。。と思う判定ではありました。

このPKを、ラリベイが船山に譲って貰って、決めて決勝点。
ラリベイ、これでノってくれれば良いのですが。

そして、残り時間を何とか守りきってタイムアップ。
苦しい試合が続いていただけに、何とか、勝てて良かったと言うのが、正直なところ。

今日は、勝てたと言うこと以上に、試合を通しての流れが良かったのでは。
奮闘した佐藤優をはじめ、守備陣が名古屋戦以来の完封を達成。
ディフェンスラインの裏側は、本当に佐藤優がカバーしきって、守りきってしまいました。
慌てたプレーも、今日は少なめだったのでは。

そして、也真人が戻った攻撃陣は、あと一歩かなという印象。
シュートも18本撃っているものの、判断が遅いと感じるシーンが多々。
今日の機動力重視の前線のメンバーなら、もっと意外性のあるプレーが出来ると思うのですが。
それは、今後の楽しみとしましょう。

日曜日のTGで、点を取った菅嶋も出場機会を得ましたね。
だから、岡野や、乾や、溝渕選手も、アランダやイジュヨンや西野も、来るべき、その機会に向けて良い準備をしておいて欲しいと思います。4バックのオプションを実戦で試したことで、去年、その形でやっていた選手にはチャンスのはず。

勝利がきっかけとなって、ジェフに良い風が吹きますように。

サポーターが信じなくて、誰が監督を、選手を信じるのか。
このチームの土台を堅くするも、崩してしまうも、信頼の度合い次第。
やってくれると信じて応援してるから、勝ってくれた時にメシが美味いんですよ。
チームと共に、一歩一歩、強くなってゆきましょう。 
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練習試合 vs東京23フットボールクラブ △3-3

モヤモヤっとした試合の後は、選手や監督がどんな様子か気になって仕方ない。
そんなわけで、あいにくの雨でしたが、ユナパに行って来ました。 
今日は、11時から東京23フットボールクラブとの練習試合。

試合結果は、公式にアップされていますので、コチラをどうぞ。

前半は、昨日出た船山、羽生、山本真も加えてのメンバー構成。
後半は、乾がFWをやっていたりと、前半までに試合に出なかったメンバーを、普段やっていないポジションにも当てはめてのメンバー構成ということで、ちょっと意味合いの異なる試合になっていました。

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かなり雨も降っていましたが、エスナイデル監督とギジェルモコーチ、通訳の3人は、一度もテントの中に入らずに、ピッチサイドで指示を送り続けていました。

ゲーム内容はと言うと、1stチーム同様に高いラインをキープして、両翼の攻め上がりを引き出しながら、ショートカウンターでゴールを狙いに行くところまではトップと一緒。東京23は、ジェフのディフェンスラインの背後を狙うことを徹底した戦いをしていました。

相変わらず気になったのが、ジェフの選手の静かさ。
もう10年以上も前からの伝統的な問題なんですが、こう言う練習試合で、指示を出し合う、ミスを指摘しあう、そう言うコミュニケーションの声が無さ過ぎる。東京23の選手達は、うるさいくらいに声を出しているので、だんだん試合中に問題点が解決していっているようにも思えるのですが、なんなんでしょうね、この静けさは。
昔の坂本さんのような選手はホントにまれで、どうしてこう、黙りこくってしまうんだか。

そんな中でもプレーで熱さを見せる選手もいます。
菅嶋、羽生、山本真、溝渕と言ったメンバー。
特に、出場機会を伺う菅嶋、昨日の前半、あまりうまくいかなかった山本真は、溝渕とも絡んで、右サイドでトライアングルを作りつつ、時には山本真が自らスペースに抜けてクロスを上げたり、また別のタイミングでは溝渕が裏へ抜けてクロスを上げたりと、連動した動きが何度も見られました。

逆サイドでは乾。彼の場合、溢れ出る熱さではなく、飄々とした感じ。
その中でも、周りから色々注文を受けながらも、クロスに、シュートと、守りだけでなく面白いプレーを見せていました。そのうち、右の溝渕共々、出場機会を掴むかも。精度と言う意味では、二人ともまだまだですが。

前半一番目立ったのは、強烈なミドルでの先制弾のあった菅嶋。
今のところ、清武、船山、に続くポジションのようですが、アピールしていたと思います。
逆に攻撃陣では、船山のプレーが後一歩。ダイレクトボレーに、羽生のスルーパスから完全1対1の独走、キーパーまでかわした場面などは、本当に決まっていておかしくない。いや、決めて欲しい場面だったんですが、枠に打てなかったり、切り返しをした間に敵に詰められてしまったり。
本人も周囲ももどかしいところ。

前半は、2-2で終了。
前述の菅嶋のミドルのほか、終了間際にコーナーキック崩れから、クリアされかけたボールを再度中に放り込み、混戦状態の中で、最後大久保が詰めたもの。東京23には、だいぶ裏を取られてしまっており、海人が仕事するシーンもそこそこありました。

昨日の群馬戦もそうでしたが、ハイプレスになってないんですよね。
相手も、プレスがかかる前にアバウトに前に蹴ったりしますし。

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ちなみに、アランダも出場していました。
怪我などは無さそうですが、ちょっとらしくないミスが目立っていました。
もちろん、らしいボール奪取や、攻め上がりなどもあるのですが、ピッチコンディションもあるんでしょうが、パスミスや判断の遅いシーンが目立ったようにも思います。なんで、試合に出ていないんだろうと、自分も思いますが、単純にちょっとコンディションが良くないのかも知れません。 

後半は、 残りのメンバーを投入。
乾がFW、大久保と溝渕がオフェンシブ、岡野が 右WBなど、だいぶ普段とは異なるポジション。
昔々、山岸智がセンターバックをやらされていたなあとか、思い出していました。

かなり心配だったのが岡野選手。
自分の目には、不慣れなポジションと言うこと以上に、プレーが良くなかったように思います。昨年後半にレギュラーを掴みかけたのに、いま、こうして厳しい状況にあるのは、本人も苦しくて仕方ないはずですが、気持ちは切らさないで欲しいと思います。

みんな期待しているし、機会は必ずやってくる。
また昔話ですが、10年ほど前にいたFW高橋泰選手。オシム監督時代にTGで年間100点くらいブチ込んでいましたが、チーム内のライバルにあたる林丈統選手の前に、なかなか試合出場機会がありませんでした。が、彼は腐る事無く、そう言う厳しい経験も力に変えて、息の長い選手として活躍しました。

気持ちを切らさずにやっていれば、それを首脳陣は、誰かは見ている。
逆に切らしてしまったら、たとえ他でも上手く行かない。
間違いなくジェフの希望である彼。気持ちを強く持って欲しいと思うと共に、
江尻さんや、長谷部さんが上手くサポートしてあげて欲しいと思いました。

それにしても、後半も選手間の声が少なかったなあ。

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響くのは、ぐぴおさんの声ばかり。
あと、溝渕選手は、ポジションを変えようが、雨が降っていようが、とにかく熱いので、このメンバーの中では、結構声を出して、最後まで走っていたように思いましたが。

後半は、ディフェンスで西野選手も出ていました。
ボムヨンにポジションを奪われたような感じになっていますが、アランダの件も含めて、チーム内競争の激しさ、ベストな組み合わせを探る試行錯誤、運動量の多い戦術によるコンディションの維持の難しさ、色々な理由が、ポジションが固まらないなかにはあると思いますが、競争の中できっかけを見つけて、次に繋げて欲しいと思います。

このサッカーを続ける上で、プレスをかけるために走る。
囲い込む為に、ラインをコンパクトにするために、スペースに走りこむために、声を出し、アピールすること、それらは必須の事だと思うので、そこは、選手達が自覚をもって、練習からしっかりやって欲しいと思います。

個々の選手の頑張りは、やってる選手からは伝わります。
それ以上に、このサッカーを突き詰めるんだと言う意思、それを声に出して取り組んで欲しいものです。 
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ハイプレス無きハイライン 第7節 vs群馬 △1-1

先週に続いてのホームゲーム。
残念ながら、天候はまたも雨で観客も7,000人台止まり。
桜は咲いたけれども、なかなかジェフの開花宣言は出ないようです。

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さて、メンバーは下記の通り。
前節に続いて、ボランチには熊谷が入り、ディフェンスには多々良が復帰。
左サイドには、サリーナスが入りました。
特にディフェンスライン、なかなかメンバーが固定できないのは気になります。

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前節の京都戦後には、近藤から「自滅」という言葉もあり、巻き返しが期待されましたが、正直、この試合により強い思いを持って臨んだのは、群馬の方だったようです。
キックオフから、とにかく、がむしゃらに走る走る。

開幕から数試合は、キックオフと共にジェフがラッシュを仕掛けて、相手が面食らうという展開でしたが、この試合では完全に逆。群馬のラッシュに後手を踏み、ジェフは全くといって良いほどプレスをかけられず。

そして、ハイプレスの前提が無い状態でのハイラインがどれだけ危険かを露呈してしまいました。
試合展開を論ずる前の前半5分に、相手を褒めるべきかも知れませんが、相手の狙い通りに中盤で熊谷からボールを奪うと、高井は佐藤優の位置が高いのを見越して、センターサークル付近から迷わずシュート。これが見事に決まって、あっさりと先制を許してしまいます。

前節同様、相変わらずバタつく守備陣。
佐藤優は、この日もセーフティファーストとは程遠いプレーぶりで、なかなかチームを落ち着かせることが出来ません。キックはことごとくラインを割るか、相手に渡してしまうので、ボールを取り返すところから始めなくてはならない。ここは、見ていて大きなストレスでした。

そして、悪いことに攻撃陣も、前半はピリッとせず。
ミスパス、もしくは濡れたピッチに足を取られてしまったりと、思い通りにボールを操れず。
カウンターにも、スピードも精度も無く、正直、今季ワーストの前半の戦いぶりでしたね。

ラインを上げることだけに気が行っていて、プレスがかかっていないから、ボールの出しどころとタイミングを相手に支配されている事に気が付いていない。いや、分かっていても修正する術が無いのか。
もし、群馬がカウンターから掴んだシュートがバーを叩いた、あのプレーが決まっていたら、そのまま敗れていたでしょう。

兎にも角にも、最悪の前半を経て後半。

ジェフは、山本真に代えて、負傷の癒えた也真人を投入。
これが、攻撃のスイッチを入れます。
群馬がリードを守ろうと、少しラインを下げてカウンター重視に気持ちが行った事もあるのでしょう、後半はとにかく也真人を使って、そして彼も周囲を使って、動く動く。やっぱり、今のチームでは完全に王様は也真人。状況が一変しました。

特に、右サイドで北爪に出すパスが素晴らしい。
長年のコンビプレーもあるのでしょうが、北爪の上がりを引き出す間の図り方、パスの強弱。
そして、この日唯一となったゴールもここから。
也真人のパスから、北爪が抜け出て中へクロス、そして詰めたのは高橋!
ルーキーのゴールで、フクアリ全体が、沈滞した空気を吹き飛ばされ、一気に燃え上がる・・・と思ったんですが。。。何だか今日は、その燃え上がりが長続きしなったような。

前半から比べたらよいものの、フィニッシュの回数が少ない。
群馬がジェフ以上に必死だったのもありますが、崩しているけど、最後のアイデアが無い。
もしくは、プレーがワンテンポ遅れている。

交代で入った船山が放ったシュートも枠外。
ほか、幾つかのシュートシーンも、精度が足りず。
まだまだあると思っていた時間はいつの間にか過ぎて、タイムアップとなってしまいました。
うーん。

この戦術、先に書いたように、ハイラインはハイプレスとセット。
ハイラインは、プレスの一部であり、コンパクトなフィールドの中で、相手のボールを奪ってカウンターへ持ち込むための手段となっています。

それが、相手の強烈なプレスにこちらが負けた状態でハイラインだけを維持し続けたら。
それは、相手が狙い放題の「広大なディフェンスラインの裏のスペース」と言う、美味そうな餌を晒しているようなもので、最初の失点の場面に通じるように餌食にされてしまいます。チームは、ハイプレスが劣勢になった場合、どうやって状況を立て直し、本来やりたい形に持ち込むか、そのプランが必要だったように思います。

正直、この試合、ジェフの選手が限界まで走ってプレスをかけていたか?と言われたら、選手によってずいぶん温度差があったように思います。もっと出来ただろうし、やらない選手はスタメンとして選ばれるべきではないでしょう。そこには、このスタメンを選んだエスナイデル監督ら指導陣の責任もあります。

が、選ばれた選手達には、必死になって欲しい。
まさに情熱の部分で負けていたように思います。
走れていたか、最後まで追えていたか、当たれていたか、、、自分には、ユニフォームを掴もうが、ピッチの外にオーバーランしようが、スタミナ関係無しにやっていた群馬の選手の方が、戦っていると感じました。

そういえば、ジェフの選手が足をつる事がここのところは少ないような。
体力がついたんじゃなく、サボりどころを覚えたんじゃ困ります。

次節は、昨年しっかり走っていた山口が相手。
ジェフが、走れているかどうかを測るには良い相手では。

苦しい状況ですが、勝つためには、相手より多く走って、より多くシュートを放つ。
その為に、日々の練習を積み重ねて、相手を研究し、対策を思案する。
その繰り返ししかありません。

少し勝てないだけで、モヤモヤが溜まって来たなら、立ち止まって過去を振り返ってみるといいと思います。
特効薬は無いし、隣の芝生は青く見える。
今年は、このサッカーでやると決めたら、それを信じて熟成させる。
それしかないし、それで良いと思います。

次こそしっかり勝てるよう、一週間、いい準備をして欲しいと思います。 
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もったいない試合 第6節 vs京都 △2-2

タイトルの通り。
もったいない試合。
落ち着いてプレー出来ていれば勝てた試合。
何故それが出来なかったと考えても答えが出てこない。
モヤモヤが残る試合だった。

4月になったと言うのに、真冬の寒さのフクアリ。
小雨も降っており、今日の観衆は7716人。
連敗を喫し、3試合ぶりにホームに戻って来たチームを励ますには、少々寂しいスタンドだった。

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メンバーは上記の通り。
大きく前節から変わった。

オフェンスでは、清武、山本真が先発。
この二人は、水曜日の練習でもキレのある動きを見せていた。

問題は守備陣。
アランダがベンチスタート。戦術の問題?コンディションの問題か分からないが、熊谷が先発。
にも関わらず、ディフェンスラインには、加入したばかりのボムヨン。
西野はベンチにもおらず、難しいことをやっている割には、なかなかメンバーを安定させられない。
とにかく、公式戦では初めてとなるボランチとディフェンスの組み合わせでゲームがスタートした。

ゲームが始まると、これまでの2試合とは打って変わって、躍動感のある攻撃で京都を攻め立てる。
中核になったのは、清武・高橋・山本真。
清武は、フィニッシャーとして、高橋はスルーパス、ドリブル、シュートを織り交ぜたハイレベルなプレーで、山本真は広い範囲をカバーしながら、時にはサイドに流れてクロスを上げたり、自らもフィニッシュに関わるなど、ヤマトを欠いてダイナミズムを失っていた攻撃陣が、この日は3人の連動した動きをもって、キレのある攻撃を見せていた。

そして、早くも8分に、その高橋、ラリベイ、清武が絡み、ワンタッチプレーの連続でゴールを陥れる。アシストは高橋、フィニッシュは清武。完全にGK菅野と1対1になって、確実に決めた。美しく連動した、素晴らしい攻撃だった。

先制し、尚も流れはジェフ。
京都はアウェイで失点し、リスクを負ってでも攻めなくてはならない状況に。
が、ここまで調子の上がらない京都は、さらに怪我人も続出し、攻撃にさしてプレッシャーはない。
このままなら、2点目、3点目とジェフが奪っていけるだろう。そう思っていた。

が、どうしたことだろう。
大したプレッシャーも受けていないにも関わらず、ディフェンスの落ち着きが無い。
怪しいプレーのきっかけは、初めて先発からディフェンスに入るボムヨン。守り方に慣れていないのがありありで、不用意にバックラインでボールを持ちすぎてしまい、あわてて、近場にパスをして相手に狙われる・・・と言ったシーンから始まった。

少し慌てた様子のジェフに、京都がプレッシャーをかける。
ディフェンスラインの裏を狙う。
けれど、名古屋、湘南、松本に比べたら、どうという事のない無い程度のプレッシャー、そしてランだった。が、ディフェンスラインがそれを受け止めきれない。オフサイドがかかりきらない。パスが短くて相手にかっさらわれる、GKの飛び出しが中途半端で、相手に狙われる。慌てた状態で、近場の味方につなごうとして、相手に高い位置でプレッシャーをかけられる。キーパーからのフィードがラインを割る。。。全ての対応が後手になる。。。

全部、ミス。
しかも、焦る必要も無ければ、体力的に余裕もある状態。 
特にGKの佐藤優は、経験のある選手。
一旦プレーを切る事も出来たろうし、杓子定規にボールを焦って早く出さずに、しばらく自分で持つことも、ラリベイめがけてロングキックをするとか、自分の心に余裕を取り戻す、周りを落ち着かせるプレーの選択肢もあったはずなんだが。

焦っちゃったんだろうか。
それとも、なかなか落ち着けないタイプなんだろうか。
エスナイデル監督の指笛に、手を上げて応えるも、プレーは一向に落ち着かない。
しまいには、ディフェンスと被って、相手FWへフリーの状態でボールが出て、ミスから失点。
もったいないとしか、言いようが無い。

せっかくの良い流れもフイになってしまい、もはやオカルトのレベルになったディフェンスに、心臓をバクバクさせられながら、ようやく前半を終えることが出来た。
もはや、気温や風よりも、背筋が寒くて仕方が無い。

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後半、メンバー交代無し。
お願いだから、落ち着いてくれよ、と祈りながらキックオフを迎える。 

相変わらず、攻撃陣のコンビネーションは好調。
後半も清武、高橋、山本の3人が際どいシュートを放ち続けていく。
特に、高橋はこの日は、これまでの出場試合の中でも際立った出来。
ボールの受け、相手の剥がし方、自分でドリブルに、シュートに行く判断、それぞれ素晴らしかった。
ドリブルからのミドルシュートの場面、ポストに弾かれたが、フクアリなんだから内側に弾かれてくれよと思わずにはいられなかった。初ゴールも、もう間近だろう。

流れを取り戻したかに見えたが、相手のチャンスは即、決定機という状況が続く。
ジェフは、佐藤優に限らず、とにかく焦ってしまっていた。
60分、カウンターから、京都がぺナルティエリア右カドあたりから、ふんわりとしたミドルシュート。
佐藤優の頭の上を超え、あっさりと逆転されてしまった。

京都は、ここまで4連敗。何が何でも、勝って自信を取り戻したい。
そう言う気持ちがプレーにも現れてくる。残り30分もあるのに、時間を使うようなプレーが増え、あからさまに自陣に戻っている人数が増えている。そりゃそうだろう。大したプレーをしていないにも関わらず、ジェフ側の自滅のような形で転がり込んだ2点で、アウェイでリード。こんなオイシイ展開は無い。

逆転され、エスナイデル監督が動く。
まず、若狭に代えて船山。
これでシステムが、4-3-3に変わる。
ディフェンスが左から、比嘉、ボムヨン、近藤、北爪、ボランチに熊谷、その前に高橋と山本真、ラリベイを頂点に左に船山、右に清武。京都が引いたこともあって、明らかにジェフの攻撃が良くなった。が、得点は動かない。京都は、菅野がさすがのプレーを見せて、際どいシュートを弾き返し、人数をかけた守りで、ジェフのスペースを奪い、ボール運びが渋滞したところへプレッシャーをかけて、カウンターの機会を伺う。

カウンターが発動すれば、もれなくピンチ。
でも、攻めるしかない。

ジェフは、71分、疲れの見えた山本真に代えて、サリーナスを投入。
サリーナスは、そのまま山本真の居た位置へ。
さらに、その後77分には足をつった比嘉に変えて、羽生を投入。
サリーナスは左サイドバックの位置へポジションを変える。

惜しいプレーが続き、もう一歩でゴールというシーンが何度もある。
が、あと一歩の精度が足りない。
クロスは上がっても、中の、ラリベイに全く合わない。
京都も必死に守り、そしてカウンターを仕掛けながら時間を使う。
時間は刻々と過ぎていく。 

エスナイデル監督は最後の指示。
近藤に上がるように伝え、もはや布陣がよく分からなくなる。
ディフェンスラインは、サリーナス、ボムヨン、北爪?
とにかく、相手が攻めてきたら、誰かが当たって遅らせろ、と言ったスクランブル布陣だ。

そして、それでもゴールが割れずにいた90分過ぎ。
不思議なもので、あれだけクロスを上げても、ラリベイのアタマには合わなかったのに。
サリーナスのクロスが、近藤の頭に合って、滞空時間の長い、ループを描いたシュートが対角線上のゴールネットへ。土壇場で同点へ追いつく。バタバタとうなだれる、京都の選手達。

気落ちしたところで、再逆転を狙いたかったが。
時間が少なかった。

4分間のロスタイムを終えて、両者痛み分けのドローとなった。

京都からすれば、棚ボタの勝利が、するりと消えてしまったようなもの。
ジェフからすれば、ミスで勝てる試合を潰してしまったようなもの。
どちらも、歯切れの悪い結果だった。

勝てた試合だったと思う。
攻撃陣が、ここ2試合と打って変わってイキイキしていただけに。
特に、ワンタッチプレー、スルーパス、局面でのドリブル突破。
前述した、清武、高橋、山本真のコンビネーションは、ヤマト不在でも出来る事を示してくれていた。

それだけに、守備の乱調はもったいない。
佐藤優や近藤には、ゲームを落ち着かせて欲しかったし、アランダが出場できなかったり、移籍加入したばかりのボムヨンが、戸惑いを見せたりと色々エクスキューズはあったけれども、試合中に修正して、ゲームを落ち着かせる事は出来なかっただろうか。

守り方の問題よりも、メンタルコントロールの問題にも思うのだが。。。

先制点のままに勝てていれば、また自信を復活させるきっかけになっただけに。
それが何よりも勿体無い。

攻撃陣のプレーを見れば、練習の成果は出ている。
あと少しの精度があれば、得点の量産も出来るだろう。

守りも、ハイラインを破られたというよりは、ミスによる自滅。
ただ、反省しなければならないのは、失点に繋がったアバウトな裏へのボールを、京都に蹴らせてしまっていたということ。それは、ハイプレスと謳いながら、そんなに強度のあるプレスをかけ続ける事が出来ていない、という事でもある。

もっと一人ひとりが、前線から、相手を「狩り込む」プレスを仕掛けなければならない。
まして、今日のような気温なら、それはやり易かったはず。
ミスを生んだ原因は? 焦ってしまった原因は?チームとしてなんだったのか。
来週のフクアリまでに、修正してもらいたい。

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そして、来週は、より多くのサポーターでフクアリを埋めてサポートを。
産みの苦しみからずっと応援していれば、それがモノになったときの思い入れ、何倍にもなりますよ。 
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練習見学雑感記(2017/03/29)

代休だったので、ユナパで練習見学。
10時からだったけど、待てど暮らせど選手が出て来ない。10時半過ぎに、ようやくキーパー陣が出て来て、フィールドプレーヤーは、50分くらいになってピッチへ。

中で、相当念入りなミーティングをやっていたのだろうか?
選手達は、慌ただしくランニングからウォーミングアップへと移る。15分ほどメニューをこなすと、二組に分かれ、地面に置かれた環っかでステップを踏んでからダッシュ。徐々にボールを使って動きをつけ、サイドの駆け引きから、クロスボールを上げる手前まで、の動きをイメージするような練習へ。

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これが終わると、メンバーをごちゃ混ぜにした紅白戦へ。開始早々にイッセイがゴール。見学者から拍手。少しプレーが進むと、監督が頻繁にプレーを止めて指示を出す。

『スペースがあるのに、何でボールを出さなかったんだ!?』

消極的とみたプレーには手厳しい。
実戦さながらに、選手達は激しく競り合っている。局地戦では、北爪と乾のマッチアップが面白かった。直線的な北爪と、村井のような柔らかさのある乾。まだ、乾にはポジションに戸惑いがあるようだったけれど、粘ってクロスを上げたり、左のセンターバックとポジションチェンジしたり。サリーナスや、比嘉とはまた違ったプレーを見せていた。

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前目の選手では、清武は相変わらず、シュートが冷静。羽生もフルでメニューをこなしていた。菅嶋も、チャンスを得る為に精力的な動き。

やや気になっているのは、ラリベイになかなかボールが入らないこと。触れば、違いを見せるプレーをするし、足下も上手い。周りを活かせる。なのに、なかなかボールが集まらない。

ヨンスと大柴のような、2トップでの補完関係が出来れば面白いのだけど。
清武と組ませて、ヤマトがトップ下か、もしくはヤマトと組んで、羽生がトップ下か。。。船山との関係値が良くなれば一番良いけど。

もう少しシンプルに、ラリベイ狙いのクロスもあって良いと思うけど、ここはぜひ、改善して欲しい。かつてのハースの初日も、4月だった。そろそろか。

紅白戦は、メンバーを入れ替えつつ、途中からコートを小さく絞って続いた。
ラインをコンパクトにコントロールする練習だろうか?狭くなったスペースで、より早く正確な判断が求められる。

みっちりと約一時間、紅白戦は続けられていた。連敗しているが、監督、コーチ陣、もちろん選手達も、暗い空気など微塵も無い。むしろ、どうにかして戦術をモノにしようと、レギュラーに割って入ろうと、コンビネーションを高めようと、コミュニケーションを取りながら取り組んでいた。

土曜日は久しぶりのホーム。
この二試合の反省を活かして、より激しく闘う姿を見せてくれるだろう。続きを読む
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湘南というモノサシで現在地を測る 第5節 vs湘南 ●0-2

今節はDAZN観戦でした。

前節、松本に敗れたジェフ。
今節も、也真人の復帰は間に合わず、ラリベイをベンチスタートとして、若狭と比嘉がスタメンを飾るなど、少しメンバーを弄って来ました。ベンチには、指宿に代わって、吉田が始めてメンバー入り。

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湘南とは、2014年以来の対戦となります。
あの年は、前半戦は鈴木監督の下で0-6の衝撃的な大敗を喫し、後半戦は関塚監督に交代してすぐの対戦で、1-1で引き分け。湘南が繰り出す、かつてのジェフのような「走るサッカー」で悔しい思いをしたのが、つい昨日のようです。

それから3年。多くの主力選手を抜かれながらも、キジェ監督の下で一貫して強化と改善を続ける湘南は、手本にしなくてはならない、地に足の着いた素晴らしいチームだと思っています。
またこうして、キジェ監督の率いる湘南と戦えるのが嬉しい。

なぜなら、今のジェフが、どれだけ出来るのか、あの大敗の試合とどう違いを見せることが出来るのか、それが楽しみだったからです。

試合が始まると、お互いが真っ向勝負の目まぐるしいサッカーを展開します。
ジェフは、高いラインを維持し、シンプルに前線にボールを繋ぐいつものプレーを展開。
今日はラリベイがベンチのため、ボール回しは前線にかかると地上戦が多くなっていました。

それに対して、湘南は、ジェフを上回るプレスとチェイスで対抗。
ボールはキープできていても、その圧力に押されて、なかなか良い形で前に繋ぐことが出来ない。
フリーな選手にボールが回っても、援護の選手が近づく前に、3人もの湘南の選手が寄せている、そんな苦しい展開が序盤から続きました。

最初の20分くらいは、まだ良かったものの。
シュートで終わるシーンでも、湘南の圧力が厳しくて、良い体制で打てない。
湘南の守備を上回るアイデアが出せずに、徐々に徐々に、パスは湘南の網にかかり始め、押し込まれはじめると、前半の31分。スローインからボールをつながれ、中に送られたボールにジネイが合わせて湘南が先制。松本戦とおなじような時間帯に点を奪われ、攻めなくてはならない展開に。

湘南は、ゲームプラン通りとばかりに、ジェフのボール回しをしっかりとプレスで受け止め、そして鋭いカウンターを繰り出すというシンプルな作戦を続けます。

後半に入り、ジェフはまずイッセイに代えて、マサキを投入。
さらに、足を傷めた船山に代わってラリベイを投入し、反転攻勢をしかけようとするも、これと言った攻め手が作り出せず、歯切れの悪い攻撃からカウンターを喰らうという時間が続きます。

ある程度は、出来ているんです、ジェフも。
湘南のカウンターを何度もオフサイドにかけているし、局面の戦いでも戦っている。
下げずに前へボールを送ろうとする意図は感じるし、清武をはじめとして局面を打開しようとする、個人でのチャレンジもある。けれど、その上を行かれてしまっている。キジェ監督の想定の範囲内を、ジェフがトレースしているようで、それ以上のプラスアルファを示せなかった。

70分過ぎ、今季初出場のマキトを投入するも、その後に2点目を奪われ、さらに苦しくなったジェフ。
最終盤は、スタミナ切れを起こし、湘南のカウンターから、フリーでシュートを撃たれるシーンも何度か作られてしまい、0-2で終わってくれて良かったとも言える敗戦でした。

完成度の差、ありあり。
完敗でした。

けれど、中継で水沼さんとかも、しきりに「ハイラインハイプレスのジェフ」と伝えていましたが、これ、ある意味すごいと思うんです。ここ数年、カラーが変わりすぎて、「ジェフのサッカーって?」って聞かれたら、誰も答えられなかったと思うんですよ。
ヘタをすれば、強化担当や、監督自身ですら。

それが、この何ヶ月かで、マスコミ、ライターやら、サッカー解説者やら、我々サポーターも、 「ハイラインハイプレス」がジェフの特徴だって言い始めている。たぶん、ジェフの歴史を紐解いても、ベルデニック監督時代か、オシム御大の時代しか、ジェフのサッカーのカラーを、周りも含めて言えた時代って無いのではないかと思う。

そう言うチャレンジをしている事が嬉しいし、湘南という強敵を相手にして、時間帯によっては主導権を握れている時間帯もあった。これは、大きな進歩だと思う。それに、メンバーを入れ替えながらも、概ね同じサッカーが出来ている。これも、チームに戦術が浸透している証拠だと思う。

今日の試合では、湘南の完成度、経験値に負けたけれども、彼らも最初からこの完成度であったわけではもちろん無いし、メンバーを失いながらも、苦しみながらチームカラーを磨き続けている。
ジェフもまた、3年後でもいい。他サポから「ジェフは3年前から、あのサッカーをやっているんだから、完成度が違う。かなう訳ない。」 と言わせたいものだ。

連敗は辛い。けれど、松本戦も、湘南戦も、自分達がやりたいサッカーをぶつけて敗れた、この先に活かせる敗戦だった。この先も一歩ずつ、勝ちからも負けからも、経験を積み重ねて、ジェフのサッカーを磨いて欲しい。

次はホーム。より大きな声援で、選手達を勇気づけ、勝利したい。 
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失点しても慌てない気構えを 第4節 vs松本 ●1-3

仕事の方は繁忙期。
今回は、たまたま店舗応援が入らなかったので、
チケットがまだあるようだったので、急遽参戦。

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行きも、帰りも今年は千葉←→松本直通の、特急『あずさ』で行って来ました。クルマも良いけど、一人の時はゆっくり出来る電車も良いですね。昔、ブルートレインで大分へ行ったのは、懐かしい思い出です。

もっとも、先に仕事の予定が分かっていれば、後援会バスでしたが。

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松本駅に到着して、シャトルバスでアルウィンへ。毎年、いろんなな名物でおもてなししてくれる松本ですが、今年はJA長野様が、キノコたっぷりのスープカレーを用意してくれてました。ごちそうさまでした。

さて。
アウェイゴール裏に向かいつつ、飛び込んで来たスタメン。イッセイのスタメン復帰は良いけど、、、あれ。也真人も羽生もおらん。。。

これは。
也真人が中心だっただけに、かなり厳しい。

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メンバーは、こんな感じ。
二列目に、イッセイと、アンドリュー。
ディフェンスには、近藤が復帰。

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相変わらず、アルウィンの応援は凄い。
このキャパのスタジアムなら、たぶん日本一。
浩平たちも、幸せだろうな。

試合が始まると、いつも通りに前からプレス、高いラインで松本を追い込みにかかる。
が、ボールは持てても、滑らかさが全然無い。一つは、也真人の不在。もう一つは、カラカラに乾いたピッチ。そう言えば、試合前に全然、水を撒いていた様子が無い。オンロード用のクルマが、ダートを走らされているような、ザリっとした違和感がずっとあった。

やろうとしている事は、いつもと一緒でも、どうにも相手に引っ掛かる。こちらのボール回しのテンポが悪いところに、さらに、山雅のシンプルな裏狙いがボディブローのように効いていく。

シュートで終われない。
相手に引っ掛かってカウンターを食らう。
ボールを戻す。
相手のプレスを食らい、サイドチェンジをしようとしたボールが、ラインを割って敵にわたる。

嫌な展開だ。
チャンスらしいチャンスが無く、相手に詰め将棋を指されているようだ。

とは言うものの、まだ0-0焦る必要は無かった。
だけど、嫌な展開にミスが加わると、均衡は破れる。24分、右サイドで切れそうなボールをセルフジャッジしてしまった。
切れなかったボールに、松本の選手が多々良の後ろから追い付き、喰らい付く多々良からボールを剥がして、味方につなぎ、クロス。中へ切れ込んでいたド真ん中の隼磨にボールが通り、決められてしまった。痛い。

そこから先も、ラリベイや、アンドリューが消えているような時間帯が続き、流れを掴め無いままに前半終了。

スタンドも、嫌な流れを痛いほど感じて、後半頭から、あっこちゃんで後押ししたが。。。後半頭、松本の攻撃が炸裂する。
ジェフの攻勢を凌いだ松本が、一気のカウンター。本当にキレイなボールの繋がりだった。高崎のクロスに宮阪がダイレクトで合わせ、これは佐藤優がファインセーブで耐える。

しかし、直後のコーナーキックから、高崎に合わされて、致命的な二点目を負う。
さらに10分後には、交代出場のキムボムヨンが、相手を倒してしまい、フリーキック。これを、また高崎にドフリーで合わされて、あっという間に、3-0とされてしまう。マークに付いていた、西野は何も出来ず。

高いディフェンスラインの裏を衝かれるのは、やむを得ない。やられても仕方無いリスクある戦術なのだから。
けれど、ミスとこれほど鮮やかにセットプレーを決められては。。。勝機は掴めない。
何が悪かったのかは、検証して活かさなくては。

そして、3-0となってからは、すっかり悪いところが出てしまった。焦って、プレーが雑になって、相手のインタセプトを誘発。さらに、スタミナ切れから、陣形が間延び。

交代出場した清武が一矢報いたものの、狙いとした形とは言い難く。
収穫と言えるのは、終盤に見せた4バック、ハマったとは言えないがツインタワーの空爆といった、従来は見られなかった「プランB」が見られた事だろうか。

とは言え、指宿を投入したものの、どう使うか?が、あまり明確でなく、シュートチャンスを増やせなかった。意図が伝わらなかったか、体現するだけのスタミナが残っていなかったか、全体的に、バラバラな印象を受けた。

残念だったのは、失点で明らかに動揺して、落ち着いてプレーする事が出来なくなってしまったこと。
失点の形は、正直、良くないものだったが、元々、失点のリスクも織り込み済みの、攻撃的な難しい戦術にチャレンジしているのが、いまのジェフ。

で、あるなら、失点したなら、むしろさらにやり方を変えずに愚直に攻める。
そう、落ち着けるぐらいの図太さが欲しい。
3-4で勝つと、すぐさま切り替えられるくらいであって欲しい。

負けたのは悔しいけど、也真人不在の大きさも感じたし、今後の成長に向け、教訓になる試合だったと思う。
次も、更なる強敵の湘南。
相手の方が走力も、スタミナも、完成度が遥か上なのは、当たり前。

それでも。
失点しようが、動揺を見せずに黙って殴り返す、そんなゲームを見せて欲しい。

ジェフサポの多くが、今、新しく積み上げられつつある「ジェフのサッカー」に注目している。
勝つときも、負けるときも、それを後押しして共に成長する。
いま、ジェフは近年無かった、正常なサイクルにようやく入りつつある。
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紙一重で掴んだきっかけ 第3節 vs名古屋 ○2-0

この日は都合が合わず、ホームでは久しぶりの欠席。
帰宅してから、DAZNで観戦しました。

結果は、皆さんご存知の通り、2-0の快勝。
内容も良く、清武にも移籍後初ゴールが出て、web版のサカダイや、スポルティーバゲキサカでも、好意的な記事が書かれていました。

正直、戦前は、ジェフの戦術と、寿人の得意とする「DFラインの裏を取る」プレーの相性の悪さも相まって、ハットを食らっても仕方ないと、腹を括っていました。
それだけに、結果を見た時は、まさかの完封で本当に望外の喜びでした。

DAZNで観たジェフは、90分間を通じ、前からのプレスを敢行し、とにかく相手にボールを渡しませんでした。ボール支配率が7割に迫る数字で、正直出来過ぎだったかと。
この内容では、名古屋・風間監督が、自軍のプレー振りに批判的になるのも、無理ありません。

けれど、「もしも」を考えるのならば、前半早々に名古屋側に訪れていた決定機を寿人が決めていたなら、結果は全く別のものになったようにも思います。

そのピンチは、前半9分、カウンターから中央でボールを持った永井から、左から中央へ切れ込みつつボールを受けた寿人が放ったシュート。寿人と言う選手は、こう言うウラへ抜ける瞬間、ボールが出て来る場所に向けて、ターボがかかったように加速をしてくる。

そして、受けたボールを、間髪いれずに、正確に、GKとDFが届かないタイミングでシュートを放って来る。昔から変わらない、感覚と、経験によって研ぎ澄まされた、正に名人芸とも言えるプレーです。

けれど、この時は、幸いにして「右足」で放たれたシュートは、ゴールポストの外へ切れていった。
最大のピンチを逃れたジェフは、その後もペース崩さず、だんだんにゲームをの流れを支配していったのです。

先制を許していたなら、ジェフのメンタルは、「やはりやられたか」と寿人に対しての警戒感から消極的になっていたでしょう。
逆に、名古屋は、まだ移籍後初ゴールの無かった寿人の一発で勢いを得て、警戒心から引き気味になったジェフのプレスの隙間を衝いて、ペースを取り戻していたかも知れません。

そうならなかったのは、GK佐藤優をはじめ、ジェフのDF陣が、ピンチを迎えながらも最後まで食らいついて行ったからだと思います。

勝負の分かれ目となったプレーを乗り越えて、ペースを握ったジェフは、前半終了間際にサリーナスのFKを西野が頭で合わせて先制。ロスタイムに、也真人のパスを受けた清武がダメ押しの2点目を決め、勝利しました。

懸念されたスタミナ切れも、この試合では起こさず。
各記事にもあったように、常にボールを保持し、相手の攻めに対処するシーンが少なかった事が、スタミナの消費を抑えて、運動量の維持にも繋がったのだと思います。

それぞれが持ち場の中で奮闘したのはもちろん、中でも也真人の充実ぶりは目を見張ります。
ボールに触れる回数が格段に増えているのではないでしょうか。
その中で、彼の持つ、パスであり、シュートであり、アイデアが活きている。
そして、彼がいるからこそ周囲が活きる。

そして、この日先発で組んだ熊谷も良い出来でしたが、途中交代で入った羽生との組み合わせ。新旧のコンダクターの競演と言った感じで、ぐっとくるものがありました。お互いがお互いを活かしあい、相手には的を絞らせない。
これからも、二人が揃った時には、献身性とアイデアの両方を見せてくれるでしょう。

本論からずれてしまいましたが、薄氷の勝利だった事は冷静に振り返らないといけないと思います。その上で、この試合で得た自信を、過信や驕りとする事無く、謙虚に次の試合へ臨みたいものです。

次節は、浩平とパウリーニョの居る、そして策士の反町監督が率いる松本。
難しい戦いになることは間違いないでしょうが、迷わずにわが道を行くのみ。
このサッカーを完成させることを、選手と共に目指して、アルウィンの大声援に負けないよう、後押ししたいものです。

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手応えは掴むも、ゴールは遠く 第2節 vs山形 △1-1

今季から、木山さんが指揮する山形。
それだけに、一筋縄には行かないだろうなと思っていました。
一試合を通じて振り返ると、戦前の予想通りに、双方が作戦をぶつけ合った展開。
その中で、予想外だったのは、思いの外ジェフの戦術が前半は形になっていた事でしょうか。

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今日の布陣は、こんな感じ。
前節同様の、3-1-4-2です。
だいぶ、エルゴラや、WEBのサッカー評などでも、ジェフのハイプレス&ハイラインについては記事が増えてきたので、それに対して木山さんももちろん対策済み。それは、それとして、木山さんらしく、コートチェンジでこちらのペースをまず崩しにかかります。

もしかしたら、これが、策士策に嵌った感じだったかも。
これまでの試合でも、ジェフのハイプレスが持つのは、前半がせいぜい。
後半にかけては、どんどんペースが落ちていきます。
まるで、ゼンマイ式のオモチャのよう。

そのジェフに、コートチェンジを行ったことで、サポの応援に向かって攻め込むのが、一番元気なときになってしまった。 それがどれだけ影響したかどうかはわかりませんが、開始早々にコーナーキックを奪い、決定的な西野のヘディングシュートを放つなど、いけいけドンドンなペースで何度も波状攻撃を仕掛けます。

守備時にオフサイドにかけるシーンも無いくらいに攻撃のターンが続くジェフ。
山形は正直面食らったのでは。
思いの外、パスは繋がるし、特に速い時間帯はシュートまでも持ち込めた。
高橋の粘りから、ラリベイが強烈なシュートを放ったシーンをはじめ、攻撃がテンポ良く決まって、観ていて面白い時間が続きます。

が。
得点が奪えないままに時間が過ぎ、ミスも出て、徐々に徐々にペースダウン。
選手達も、このいい時間帯に点が取れていればと話していましたが、本当に一点でも取れていれば。
逆に山形は、ここを凌いで反撃の機を伺います。

後半に入り、やっぱりペースは徐々に下り坂。
その中で、53分、西野が粘りきれずに左翼の深いところから相手の突破を許してしまい、それを中で待っていた阪野に決められて、逆に失点をしてしまいます。山形としては、狙い通り。

より攻めるしかないジェフは、60分にラリベイが倒されて、PK。
これを船山が決めて、何とか同点に。

前後して、熊谷や清武を投入して、攻撃の推進力を高めようとしますが、全体として落ちた運動量を補うところまではいかず。逆に、DFがいっぱいいっぱいでクリアするシーンが増えてくる。特に、後半30分過ぎからは完全に山形のペース。

噛み合わなくなったDFラインの裏を衝かれ、二度にわたって汰木選手に抜けられたシーンは、正直やられたと思いましたが、GK佐藤優が何とか間一髪で凌いでくれ、これ以上の失点は許さず。
何とかかんとか、ドローで終えることが出来ました。

タイトルの通り、手応えのあったゲームだと思います。
監督のコメントも、そうでしたし。

特に、前半にかけたラッシュは、ここ数年見られなかった、新しいジェフの姿ではないかと。
ただ、まだまだ完成度は低くて、決められなかった。
そして、スタミナの問題も、当然残っている。

でも、少しずつ、前に進んでいるんじゃないかと感じ取れるサッカーでした。
その成長を間近に見られるのは楽しいもの。
サポミで、Oさんが演説してくれていたように、このサッカーで強くなる過程を応援できればと思います。

ルーキーの溝渕選手は、ジャージまで脱いでデビューチャンスだったけど、出られなくて残念。
次こそ出られるよう、期待しています。 
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勝利は何よりの良薬 第1節 vs町田 ○1-0

期待と不安の交錯する開幕戦。
Jも25年の歴史を数えますが、開幕は独特の空気があるものです。

2月開幕とは思えない、穏やかな暖かさ。
野津田に登る坂道、バスの車窓から、たくさんの梅の花が咲き誇っていました。

ジェフにとっては、ここまでのTGでなかなか結果が出ず、下馬評もなかなか厳しいもの。
否応無くやってきた本番は、「やるしかない」と吹っ切れるしかない。

スマホに入ってきたスタメンに、「高橋壱晟」の名前。
とたんに気持ちが高ぶる。
いつ以来だろう?高校卒業予定のルーキーがスタメンを飾るなんて。
ユースっ子の高校生Jリーガーは何人も見てきているけど、城や、茶野、和裕、広山あたりまで振り返らないと、居なかったかも知れない。どこまで出来るか。あるのは期待ばかりだ。


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スタメンは、このメンバーになった。
ラリベイがまだフィットしきれていないのだろうか?トップには、船山と清武。
ディフェンスラインには、近藤が再び真ん中に戻った。

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ユニフォームは2ND。
1STは、ホームまで温存したのだろうか?

相模原戦から一週間、さてどれぐらいの改善を見せてくれるか?
キックオフすると、これまでの試合と同じように高いディフェンスラインを作りながら、前線からのプレスを仕掛けるジェフ。町田もそれは先刻承知とばかりに、その裏へ抜け出そうと仕掛け、また佐藤優の高い位置取りの隙を衝いて、ロングシュートを撃って来たりする。

ゲームの入りから、「変わったな」と感じたのは、ボールへの厳しい寄せ、局面での戦い。
そして、ボールを奪った後に、大きなサイドチェンジを何度も試みて、フリーの逆サイドを活かそうとする。

ディフェンスラインも、危なっかしさはあるものの、狙ったもの、たぶん偶然に近いものも合わせて、何度もオフサイドの網に相手選手を引っ掛けていく。もちろん、仕掛けきれずに裏に通されたシーンもあったけれども、佐藤優が心臓に悪い飛び出しを繰り返して、何とか事なきを得ていく。

前半は特に、時間が過ぎるにつれて、決して多くは無いけれども、「狙い」が見えるシーンが増えてくる。
たとえば、清武が迎えた決定機のシーンでは、左でボールを受けた清武が、右の北爪にサイドチェンジを行い、その北爪が、大外からフリーで走り込む清武にクロスを合わせたもの。
キーパーの正面に行ってしまったものの、展開としては完璧なものだった。

それ以外にも、サリーナスや、北爪が、サイドを深々と抉るシーンが目に付く。
ただ、その先の精度を欠いて、先制点はなかなか生まれない。

ジェフペースと、町田のカウンターが行ったり来たりする展開。
その中心に居たのは、ボールを刈り取る中盤の心臓・アランダと、まさに中心としてゲームをコントロールしていた也真人だった。特に也真人は、プレーに凄みが増した。自在なパスで、攻め込む選手達を操り、ペースを作っている。

それも、今季、前線に幾人もの選手が居るからだ。
相方の壱晟、両翼のサリーナスと北爪、前線の船山と清武。
パスの出しどころが多いのと、去年より圧倒的に「前」にボールを出せる選択肢が増えている。
リスクはあるが、面白みがある。その中心に也真人がいる。

そして、先制点も也真人だった。
40分、北爪からのボールを受けてドリブルを開始。
DF3人を引き連れて、切り返してタイミングを外し、ニアへ、ゴールにボールを置くように、冷静に流し込んだ。深井から引き継いだチャントが響く中、プレーもまた、深井のそれを思い起こさせるようなゴールだった。

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前半は、このまま1-0で終了。
攻撃に関しては、ずいぶんやりたいことが出来ていたんじゃないかと思う。
精度に関してはまだまだで、後半、さらに加速することを期待していた。

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ここまであまり触れなかったけれど、壱晟について。
何というか、末恐ろしい「冷静さ」「普通さ」がある。
思えば、過去に高卒スタメンを飾った選手達と同じように、そこに居ることに違和感が無いのだ。
ありがちな「イキのいいプレー」や、「危なっかしいシーン」が無く、ただただ、当たり前の佇まいがある。ボールを普通に展開するし、身体も張れる。ルーキー?何年かプロでやって来た、移籍選手なんじゃないのか?そんな感じすらした。

どうなるんだろう、この選手。
まだ、ぜんぜん、才能の欠片くらいしか見せていない。

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後半、こちらに向けて攻め上がってくる。
ベンチの前では、エスナイデル監督がメディアに呼ばれて、大急ぎでジャケットを着こんでいる。
なんだか可愛い。

メンバー交代は無し。
問題は、ここからだ。
 
後半20分くらいまでは、前半に近い流れを続けられていた。
特に、後半最初のコーナーキックのチャンス。
ここも、変化を加えたリスタート。サリーナスが受けて、ボールを放り込み。
それを船山がボレー。壱晟、それに西野が詰めて一点ものだったけれど、ここは決められず。

2点目が遠い。

そして、時間の経過と共に、徐々に危うくなるのはスタミナ。 
ディフェンスが、徐々に対応が遅れがちになり、町田が放り込む長いボールの対応に、佐藤優が忙殺される。たぶん、監督の指示なんだろうが、佐藤優は、大きく蹴りだすシーンがあまりない。近くにボールを繋ぐので、そこに町田の選手が詰めてくる。危ないシーンもいくつかあった。

逆に、ジェフ側で目立っていたのが、清武のチェイス。
相手キーパーが予期していなかったタイミングで、猛烈なプレッシングを仕掛けてくれるので、慌てたキーパーが、ボールを外に蹴りだしたりしてくれる。こう言うプレーは、地味にありがたい。

それにしても、運動量は本当に厳しくなるサッカーだ。
50分過ぎに船山が足をつったのを皮切りに、次は西野が足をつる。
西野は、ちばぎんでもそうだったから、今のサッカーでは60分くらいしか持たないのだろう。
この西野に、1枚目の交代でイジュヨン。
さらに、船山に代えて、ラリベイを投入。

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前半から立ちっ放しのエスナイデル監督、このあたりからさらにジェスチャーが大きくなる。
チャンスはありながら、決めきれない2点目に、運動量が落ち間延びするラインに、声を出さずにはいられないのだろう。 

お互いにカードを切りあう中、77分にジェフは最後のカードとして羽生を投入。
交代のシーン、櫛野が羽生のところへ行って、背中をポンと叩いていた。
何かを彼に託していた、そんなシーンだったんじゃないだろうか。

羽生は、二列目に入り、也真人がトップに入る。
この二人が同時にプレーするのも、なんだかグっと来るものがある。

羽生は、ピッチに入るや、大きな身振り手振りで、ボールを引き出す。
彼自身がボールを受けるだけでなく、どこにフリーで効果的な選手が居るか、指し示している。
この10年。自分自身が水を運ぶだけでなく、どうやら水をどこへどう運ぶか、指示出しする力も身につけていたようだ。 

選手を入れ替えつつ、2点目を狙いながらも、町田の反撃を耐えるジェフ。
残り15分で更にピンチのシーンは増える。
町田も、ホーム開幕で負けるわけにはいかない。

正直、失点しなかったのは、運もあったと思う。
ただ、それ以上に、近藤を中心とした守備陣が。思い切り良く飛び出してボールを弾き続けた佐藤優が、何より各選手が、各々の持ち場でサボらずに戦ったことが、寸でのところで失点を防いでいたと思う。

90分を過ぎ、残り時間も少なくなる中、あからさまな時間稼ぎはなかった。
まだそこまでの余裕は無いのか、それとも最後まで攻めきると言う意思の表れか。
まだそれはわからないが、とにかく4分のロスタイムも、決定的なピンチをどうにかこうにか防いで、タイムアップ。貴重な、貴重な、開幕戦勝利を収めた。

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何はともあれ。
勝利と言う結果は、何よりの良薬だ。
自分達が取り組んで来たことが正しいのか?それを確かめ、自信に変えることが出来る。 

まして、新10番の也真人が決め、壱晟がスタメンフル出場を果たし、羽生の復帰が観られ、完封まで出来たのだから。素晴らしい勝利だ。

もちろん、課題が多いのは分かっている。
けれど、間違いなく、ポジティブな要素も多かった。
この新鮮な気持ちを忘れずに、一年間戦いたいものだ。

さあ、来週は、フクアリ開幕だ。
今日出番の無かった選手、メンバーに入れなかった選手達の巻き返しにも期待したい。
今日の試合に大いに刺激を受けて、チャンスを掴んで欲しい。 続きを読む
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2017シーズン開幕にあたって

早いもので、今年のJも開幕。
明日からの戦いを前に、自分の頭のナカを整理。

2017年のジェフは、
「昇格を目指しながらも、今年はチーム作りの年」

この認識で、一年を通して観て行きたいと思います。

今年は、高橋GMが初めて、監督選びから行った年。
そして、エスナイデル監督は、相当に難しいサッカーにチャレンジしている。

たぶん、最初からスイスイと勝ち星を積み重ねる事は無く、
特に6節の京都戦あたりまでは、昇格を窺う強敵との対戦が続き、
非常に厳しい結果が出る可能性も高いんじゃないかと見込んでいます。

監督がやろうとしている、ハイプレス&ハイラインのサッカーは、
2001年ベルデニック監督のゾーンプレス&ショートカウンターに、
トルシエJAPANのフラット3をミックスしたようなもので、
尋常じゃない運動量と、ラインコントロール、スペースのカバーリングを同時に成り立たせねばなりません。
めちゃくちゃアタマも使うし、
今のままではフィジカルが伴わず、夏場の失速も懸念されます。

オーバースペックな戦術で、チームが形になる前に、成績が伴わずに方針がブレ、
崩壊するリスクも多分にある。

これまで何度と無く監督交代を行って来たジェフが果たして、我慢しきれるのか。
同時にまた、サポーターも、成績が伴わなかったときに、我慢できるのか。
その覚悟が問われているシーズンだと思っています。

ただ、思うに、難しい事に取り組んでいる分、「もしも形になったら」と想像すると、素晴らしく面白いサッカーが見られるんじゃないかと言う期待はあります。

最前線から、猛烈なプレスで相手を押し込め、高い位置からボールを奪って、手数をかけずにシュートまで持ち込む。相手がディフェンスラインの裏を狙おうとすれば、高く張られたディフェンスラインが、オフサイドの網にかけて、相手の攻撃を許さない。

そんな完璧なサッカー、一ヶ月や二ヶ月の練習でなかなか出来るものじゃない。
何年かかかって、それに合った選手を育て、試行錯誤の末にようやく形になるようなものなのでは?

だからこそ、チームが、エスナイデル監督が目指すサッカーに今後のジェフを託すのなら。
本当に覚悟を持って、長期的な視点で、我慢してチームを作って欲しい。
アカデミーダイレクターまでスペイン人スタッフにしたのは、その表れだと思っています。

一年が終わったとき、目指すサッカーへの道程を間違いなくブレずに進んだと言えること。
降格争いには加わらず、去年よりも1つでも順位を上げて、土台をつくること。

去年11位のチームであることを忘れずに。
一つでも上の順位を願い、あわよくば昇格争いに絡める事を期待して、一歩ずつ、辛抱強く。
実りある一年だったと振り返れるよう、観て行きます。

さて、自分も明日は、現地観戦。
長くて短い一年のはじまりです。

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オシム元監督関連書籍


Number PLUS
イビチャ・オシム
日本サッカーに告ぐ2014
文藝春秋 (2014/4/14)

過去にNumber誌上で掲載されたオシム元監督のインタビュー記事を集めたもの。ジェフ時代について触れた内容もあるので、当時を知らない方もぜひ。



オシムの言葉
フィールドの向こうに人生が見える
木村 元彦 (著)
集英社文庫(2008/5/20)

ジェフサポのバイブル。旧ユーゴ時代監督時代の奮闘に涙し、オシム監督と共に戦った日々に奮い立ち、感謝出来る一冊。文庫版では、代表監督時代38頁を大幅加筆。



オシムが語る
シュテファン・シェンナッハ(著)、 エルンスト・ドラクスル (著)、 小松 淳子 (著)、 木村 元彦 (著)
集英社インターナショナル(2006/12/15)

ジェフの監督として来日する前、オーストリアで2002年に出版された本の和訳です。サッカーの話に止まらず、御大の哲学、人となりに触れる事が出来る一冊。御大自身が語った言葉が多い本で読み応えがあります。



イビチャ・オシムの真実
ゲラルト・エンツィガー (著), トム・ホーファー (著), 平 陽子 (著)
エンターブレイン(2006/11/24)

以前、サッカーJ+で連載されていた、ジェフ入団前までのオシム監督の半生を語る一冊。元々はオーストリアで刊行されたもの。現地の視点での同監督の分析が興味深い。



引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜[DVD]
ビデオメーカー(2007/03/21)

オシム監督の旧ユーゴ代表監督時代の苦悩を収めたドキュメンタリー。ユーゴスラビア紛争に伴う代表の崩壊までが生々しく記録されている。サッカーよりも、民族紛争と戦争と言った、当時のユーゴの困難な状況を知る上で貴重な資料。



オシムからの旅
木村 元彦 (著)
イースト・プレス (2011/12/21)



イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く
西部 謙司 (著)
双葉社 (2007/04)



オシムの伝言
千田 善 (著)
みすず書房 (2009/12/23)



オシムのトレーニング
千田 善 (著) 、イビチャ・オシム(監修)
池田書店 (2012/4/12)



オシムの戦術
千田 善 (著)
中央公論新社 (2010/05)



勝つ日本
田村 修一 (著)
文藝春秋 (2012/4/10)



考えよ!
なぜ日本人はリスクを冒さないのか?
イビチャ・オシム (著)
角川書店(2010/4/10)



恐れるな!
なぜ日本はベスト16で終わったのか?
イビチャ・オシム (著)
角川書店(2010/10/9)



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オシムが心酔した男の行動哲学
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