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ジェフユナイテッド市原・千葉とサッカーに関するニュースと雑感記



補強は順調でも行うは難し 第2節 vs水戸 △0-0

開幕前、どれだけ補強が順調でも、
昨シーズン終わり、どれだけ好調であったも、
それが、今日この日の勝利に繋がるわけでは無い事を改めて痛感したドローゲームだった。

ただ、勝利を目指す、昇格を目指す、
補強であり、日々の練習であり、関係者の努力と決意は、決して無駄になる事はない。
ホーム開幕戦で勝てなかった事は、痛恨だが、切り替えて次節の勝利に向け戦って欲しい。


強風が吹き荒れるフクアリ。
春を思わせる陽気と、素晴らしい青空の下、ホーム開幕を迎えた。
前節の不完全燃焼感を払拭すべく、サポーターも、また也真人を筆頭に選手たちも、
試合に向けて気持ちを新たにしていた。

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飛び込んできたスタメンに、にわかにざわつく。
増嶋だけでなく、近藤主将が不在。
センターバックは、エベルトと鳥海の組み合わせになった。
2節にして、まさかの事態だ。

そしてリザーブには、清武が入り、岡野と弾斗も入った一方で、
船山と溝渕はベンチ外になってしまった。
ここにまだ近藤・増嶋、そして新加入のゲリアが名を連ねる可能性が今後はある。
本当に、本当に厳しい争いだ。

対する水戸は、昨年までジェフのコーチを務めた長谷部さん。
ジェフで分析担当的な立場だった事を考えれば、ジェフのやることは丸裸どころじゃない。
しかも、エスナイデル監督のサッカーを最も間近で観続けて、その良さも悪さも、熟知している。
エスナイデル監督のちょっと意固地にも思える部分を柔軟に、現実的にシフトチェンジできるのが長谷部さんだとすれば、ジェフにとっては脅威でしかない存在だ。

前節は、3-0で勝利を収め、開幕節の驚きの一つになっている。
前評判が高くなく、ノーマークだったチームが、良いサッカーを見せていると見方が変わりつつある。

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キックオフと共に、ジェフは前節の分もと走り回る也真人を筆頭に、
水戸をぐいぐいと押し込んで攻め立てた。
パスを2本、3本と繋ぎ、サイドから中へ切れ込み、シュートを放つ。
或いは、中へクロスを送って、強烈なミドルを茶島が見舞う。

特に序盤、幾つかのチャンスがジェフにはあったが、それをモノに出来ない。
寸でのところでクリアされてしまうのは、ジェフの崩しが一歩遅く、
相手を完全には崩しきれていないからだろう。

この日のジェフは、近藤を欠いて居たことで、明らかにラインが深かった。
足技に長けるロドリゲスが加わった事で、昨季と違って、キーパーまでボールを戻し、
キーパーも、フィールドプレーヤーの一人として組み立てに参加しても良いとは言われていると言う。
が、明らかに、戻すシーンが多い。

エベルト、鳥海の初めての組み合わせ、リスクを犯すよりも安全に戦いたい。
それは分かる話なのだが、普段よりも押し上げられないジェフに対して、
長谷部さんの指示を受けた、水戸のジェフェルソン・バイアーノと岸本が、
前から前からプレッシャーをかけてくる。他の選手も同様だ。

中盤はコンパクトにならず、間延びしたまま。
アンドリューが最終ラインに下がって、エベルトと、鳥海の間に入って、
3バックのようになっているシーンも前半から多々あった。

本当なら、前線からジェフがプレスをかけ、ぐっと押し上げたラインとの間に水戸の青いユニを挟み込んで身動きできないようにし、カウンターを発動しては、ラリベイのフリックをインサイドハーフが拾って、スピードのある波状攻撃を仕掛ける。そう言うサッカーが理想なのだけれども、水戸にボールを持たせてしまう時間帯が長かった。

一点でも奪えていれば、展開は違ったはず。
けれど、それが出来ないのは、やはり足りないものがあるからだ。
前半、そのまま0-0で終了してしまう。

エベルト、鳥海は良く頑張っていたが、水戸は決して守備一辺倒ではなく、
時折、ジェフェルソン・バイアーノと、岸本が素早くフィニッシュまで至って居たことは補足しておきたい。

尚、前半終了直前、エスナイデル監督が、ペットボトルを叩きつけて退席処分。
ギジェルモコーチに指揮権が移っている。

後半、エンドが変わってジェフ側に攻めるようになったけれども、状況は改善しない。
時間ばかりが、だんだんに過ぎていってしまう。

攻めてはいるものの、良い形がなかなか出来ない。
相手のプレスが厳しいのもあるし、ジェフが余計に繋いでしまっているようにも思う。
シンプルに前に運べず、沢山の選択肢があり過ぎて、判断に迷いが生まれているような、
まどろっこしい攻めが続く。

後半、時間が過ぎるにつれて、展開はどんどんオープンに、
そしてイーブンに近くなっていった。

ジェフは、清武、指宿、小島を投入し、3バックにシステムを変え、
前線の枚数を増やして打開を図ろうとするものの、
要所を固める水戸のディフェンスを崩すことが出来ない。
水戸は、よく短期間で、ここまでコンパクトに仕上げて来たものだと思う。

だんだん、ハーフェーラインあたりでのボール回しを狙われて、
攻め込まれるシーンもポツポツ出て来たし、
ロドリゲスに何とか救われて事なきを得るといったシーンもあった。

最大のチャンスは、コーナーキックからのルーズボールに、清武が飛び込みネットを揺らしたシーン。
ファウルの判定でノーゴール。
逆に水戸も、その直後にオフサイドで取り消されたゴールシーンがあった。

お互いが勝利を求めてぶつかり合った事で、いくつかの接触プレーで時間をとられ、
ロスタイムは7分と言う長さ。
が、それも活かすことが出来ずに、試合終了となってしまった。

何とも言えない、失望感がフクアリを包む。
開幕前の期待値が高かったからこそ、その期待に見合う結果を望んで足を運んだだろうサポにとっては、二週連続ですっきりしない週末になってしまった。
が、結果は結果。切り替えるしかない。


良いところもあった。
エベルト、鳥海のセンターバックは、初めての組み合わせだったにも関わらず、大きな破綻なく無失点で終えることが出来た。後半、運動量が落ちて厳しくなった事もあったけれども、90分出来る事を見せてくれたのは収穫。

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特にエベルトは前評判に違わぬ高さと強さ。
要注意だったジェフェルソン・バイアーノをしっかり抑えていた。
チームに馴染めば、大きな力になってくれるはず。

また、清武が初出場して、チャンスに絡むプレーを見せたのも収穫だ。
ラリベイだけで前線を支えきるのは難しい。
清武、船山がサポートに入る形は、昨年からの積み上げとして、これからも活かしたいところだ。

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最後に。
この試合のキックオフが、審判団の着用ユニの色がジェフと被るということで、
交換のために10分間延びてしまった。

(千葉−水戸「見えにくい」異例の審判ユニホーム交換(日刊スポーツ))

あり得ない。
大坪主審、審判団、マッチコミッショナーは一体、試合前に何を確認していたのか。
いや、試合開始前まで、ユニの色の事なんて、何も考えていなかったのだろう。
職務怠慢以外の何者でもない。

試合中のジャッジなら、人のやることだ、間違いもある。仕方ない。
が、試合前の準備を疎かにして、こんなお粗末なトラブルを起こすとは。
しかるべき処分を、Jリーグにはして欲しい。

ホーム開幕戦、そのキックオフの瞬間に合わせて、気持ちを高めて、
様々な準備をして、さあ、やるぞと意気込んだところで、
スタジアムに集った人達の気勢を削ぐ凡ミス。

トラブルなく、高まった空気のまま試合に入っていたら、また違った展開もあったろう。
それがどちらに転んだか分からないが、こんなつまらないことで水を差されたことが、
残念で、残念でならない。
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雪辱のシーズンはアクシデントと共に 第1節 vs東京V ●1-2

プレーオフで敗退した昨シーズン。
そこに至るまでの7連勝、最後まで諦めない戦いぶり、
チームの一体感に、新しいシーズンへの期待は大きく高まっていた。

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開幕戦は、アウェイ・味スタでのヴェルディ戦。
両チームともに昨年プレーオフに進み、そして敗退した。
オリジナル10同士、今年こそはと言う思いはとりわけ強い。

勝敗に関わらず、今季を通じてまた昇格を争うことになるだろう。

味スタには、4000人を超えるジェフサポが集結。
開幕戦の勝利を強く願ったが、、、試合は思いもよらぬ展開を見せ、
今季も一筋縄には行かないと、強く感じさせる試合になった。

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開幕スタメン、ジェフは事前の予想通りに4-3-3を選択。
アンカーの熊谷の前に、矢田と茶島が並び、左に為田、右に也真人、
トップにはラリベイ。

対するヴェルディも布陣は同様の4-3-3。
システム的にはミラーゲームだったが、お互いのアプローチは異なる。
ジェフはハイラインとハイプレス。
ただし、ラインの高さは、幾分調整され、極端に高いシーンばかりでは無い。

ヴェルディは、前線を走らせて、序盤からその裏を積極的に突いて来た。
対応が後手になる。
ヴェルディの狙い通りに、裏に抜けたボールが、そのままピンチになる。
ジェフも、ボールを奪い返しては、アンドリューが深い位置から、
糸を引くような素晴らしいフィードをサイドへちらし、
そこからは細かいパスを繋いで攻め立ててはいたが、なかなかシュートへ持ち込めない。
ラリベイさえ抑えていれば、脅威は半減するからだ。

むしろ、ボールを奪われた後、奪い返す為のプレスがハマりきらず、
ボールを前に送られてしまう。
シンプルではあるけれども、
意図を持ったヴェルディの攻撃が、カウンターでずしりと響く。

そして。
前半9分、裏に抜けたドウグラスを増嶋が後ろから引っ掛けてしまい、
得点機会阻止で一発退場を喰らってしまった。
残り80分以上を10人対11人。
課題を修正する前に、ハンディを負ってしまった。

このPKに繋がるパスを出したのが、ヴェルディのルーキー藤本。
素晴らしいパスだった。
今後、覚えておかねばならない名前になった。

そこから10分間は、混乱するジェフをヴェルディが攻める展開。
12分には、ルーキー鳥海が、也真人に代わって出場する。
不完全燃焼の也真人には残念だったが、
難しい場面での登場の鳥海は、期待に応えてよく対応していた。

ジェフは、システムを4ー4ー1に整理する。
ドイスボランチに、アンドリューと矢田旭が並び、
左に為田、右に茶島。トップにラリベイ。

1人少なくなったものの、キャンプを通じて磨き上げて来た運動量が、
それと感じさせないゲーム運びに繋がる。
20分過ぎからは、前半が終わるまで、ボールキープ率はジェフが多くなったほど。
為田がクロスにダイレクトで合わせてあわやというシーンを作り、スタンドを沸かせる。
しかし、スコアは動かせずに前半終了。

1人多いヴェルディが、ロティーナ監督が、このままと言う事はやはりなかった。
気をつけなくてはならなかった後半立ち上がり。
クロスボールの競り合いで近藤が後手を踏んでしまい、
頭上はるか上を、ドウグラスに制されてしまった。

強烈なヘッドが、ロドリゲスの手の上をかすめ、
バーを叩いて、ネットを揺らす。
勝ち点を持ち帰るためには、さらに前に出るしかない。

ジェフの攻め手は、左の為田の突破力に頼るところが大きかったが、
エスナイデル監督は、全く異なることを考えていた。
55分、為田に代えて、指宿を投入。

最初、「えっ」と思った。
ツインタワーにするにしても、クロスを上げる可能性の高い為田を下げては。
誰が、クロスを前線に送るのかと。

が、指宿が投入されてしばらく、どうもツインタワーでは無いと気付く。
ラリベイよりも一列下がった位置に構えて、ボールをキープし、
時に強引にシュートへ持ち込み、あるいはタメてからパスを出そうとする指宿。
大きな身体を活かし、フィジカルで劣勢に立っていた中盤を支えようとしている。

その指宿の投入効果もあって、ジェフは追加点は許さずに終盤まで時計を進めていた。
チャンスはなかなか訪れなかったが、終盤、ロドリゲスのロングフィードから繋いで、
ワンタッチで右の茶島に出し、そこからのクロスに飛び込んだのはラリベイ!

エースの一撃は、かつての巻を髣髴とさせるような、身体全体を投げ出す、
気持ちが伝わる泥臭い一撃だった。
エンブレムを掴み、叩き、吼えるラリベイに、ベンチに下がった為田も駆け寄り、祝福する。

ただ、ちょっと喜び過ぎとも思った。
まだ残り時間がある、どちらに転ぶかわからない。
まして、ここはアウェイだ。

そう危惧していた途端、ヴェルディにコーナーキックから勝ち越し点を決められてしまった。
10人で戦い、同点に持ち込めたら、しめたものだったが、
終盤に追いつきながら、再び勝ち越されてしまったのはいただけない。

最後まで必死に戦ったが、再び得点が動くことはなく、
1-2での敗戦を受け容れるしかなかった。

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不完全燃焼のゲームになってしまった。
試合後にエスナイデル監督が、失望を露わにしていたのも、もっともだ。

前半10分までのプレスは緩すぎた。
システムの問題ではなく、相手が裏ねらいをしているのが分かっていたのに、
相手に好きなように蹴らせてしまった。ヴェルディの攻撃はそれしか出来なかったのに、
それを許してしまった。増嶋の退場は、審判のせいでも、偶然でもなく、必然だった。

それは、修正しなくてはならない。

一方で、磨きをかけたはずの攻撃は、片鱗しか見せることが出来なかった。
今のジェフは、再び4-3-3に取り組んでいる。
昨年の連勝時の4-4-1-1の方が良いと言う意見もサポの中にはあるだろうけれども、
チームは、より上の段階に至る為に、4-3-3をチョイスしている。

それが完成した暁には、というのは、
去年のハイプレス・ハイラインが始まった頃と同じ、
信じ抜いてこそ、初めて先が見えるものだと思う。

次節、11人で戦い、也真人が戻り、この試合の反省を活かしていけば、
結果は自ずから出てくるはず。
大切な一試合を失ったことは痛いけれども、切り替えて前を向けばいい。
次節も難敵、長谷部さんの水戸。
一筋縄ではいかなくとも、ホーム開幕、絶対に勝って終わりたい。

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2018シーズン開幕にあたって

瑞穂の敗戦から、2ヶ月半。
年々、オフシーズンが短くなるような錯覚を覚える。

手応えと、悔しさ、双方を残した2017年。
エスナイデル監督の示した挑戦ともいえるサッカーは、
ギリギリのところで、7連勝と言う目に見える「結果」に繋がった。
しかし、あと一歩が届かなかった。

けれども、ようやく掴んだ可能性に賭けて、
多くの選手が今年もまたジェフで戦うことを選択し、
またフロントも、足りなかったものを補う為、
このオフに出来うる限りの補強を行った。

最速で新チームを始動させ、
キャンプで身体を作り、戦術を熟成させて来た。


誰もが胸に期するものがあると思う。
今年の目標は唯一つ。
「J1復帰」を掴み取るシーズンだ


ただし、敢えて指摘しておきたい。

昨年の7連勝の余韻を引きずっていないだろうか。
補強の順調さに過度の楽観や慢心をしていないだろうか。

紛れもない事実として、
ジェフは、昨年のJ2で6位のチームであり、
プレーオフ初戦で負けた力のチームだ。

そして、ジェフよりも成績が上だった、
福岡、東京Vをはじめ、J1から降格になった大宮、新潟、甲府、
プレーオフ進出を争った、徳島、松本、大分、横浜FCら、
ライバルチーム達もいずれ劣らぬ強力な補強を行い、
また継続的にチームを強化している。

もう、昔のように監督を代え、選手を総取替えするような、
落ち着きのないチームはほとんどない。
強力なストライカーをそれぞれが擁し、戦術も堅実かつ多彩。
勝ち抜くのは、容易な事ではない。

加えて、昇格へのレギュレーションが変わり、
今季からJ2で3位のチームは、プレーオフを勝ち抜いても、
J1の16位との入れ替え戦を勝ち抜けなくてはならない。

困難な戦いになるのは、火を見るより明らかだ。


が、それらを前にして、エスナイデル監督率いるジェフは、
決して引いて守るような戦いはしないだろう。

前線からプレッシャーをかけ、
ラインを押し上げ、サイドチェンジとクロスを駆使し、
中央からは細かいパスを回して、相手がガードを固めても、
その上から殴りつけるようなサッカーを、今年も愚直に続けるだろう。

未知数だった昨年とは違う。
各チーム、ジェフ対策はしてくるに違いない。
それを、上回らねばならない。


昨シーズン終盤、あと勝ち点1、あと得失点差+1があればと、
最後の最後までもがき、近藤のヘッドが決まって、
他の試合会場の結果があって、ようやくプレーオフに滑り込んだ。

しかし、勝ち点も得失点差も、開幕戦だろうが、シーズン半ばだろうが、
上位が相手だろうが、下位が相手だろうが、その価値は変わらない。

ならば、まもなく始まるリーグ戦、その初戦から、
泥臭くとも愚直に勝ちきって、或いは、敗戦濃厚な試合をドローに持ち込んで、
あと勝ち点1、あと得失点差+1を、積み重ねなければならない。
2017年の第43節のような緊張感で、開幕戦を戦わねばならない。

それを42試合、切らさずに続けて、ようやく目指す結果は手に入れられる。


楽観も慢心も無く、
昨年の、いや、これまでの悔しさと、あと一歩を希求する心を燃やし、
そしてエスナイデル監督以下、今季に賭けて戦う選手達への期待を膨らませて、
今季一年間、それを緩ませること無く戦おう。

同じように全力を尽くす、ライバルチームがあるのだから、
勝つこともあれば、負けることもあるだろう。
それでも、このサッカーで勝つ、強い思いで、
ジェフに関わる全ての人のありったけの情熱を注ぎ込んで、

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フットボール批評issue19 エスナイデル監督インタビュー

「フットボール批評issue19」をようやく入手。
なかなか近所の書店に置いておらず、都内で購入。

とりあえず巻頭のオシム御大インタビューと、
エスナイデル監督のインタビューなどを電車で帰りながら読み込みました。

オシム御大の記事は、「オシムの言葉」の木村さんが構成されていたので、安心して読めます。
『現代フットボールの潮流』と言うテーマで、幅広く。旧ユーゴの各国のW杯予選の戦いや、
日本代表、アジアサッカーの発展などなど。
記事の最後には、木村さんが、ジェフサポにもをメッセージをと、水を向けてくれていて、
羽生の引退に寄せてのコメントなど、ジェフサポにも嬉しい内容。

エスナイデル監督のインタビューは、少し前にフットボールチャンネルの記事として載っていた、
藤江さんの「食事改革をも要した異質な戦術。J2千葉・2年目のエスナイデル監督が描く青写真」の完全版。
監督の考え方をより深く理解するために、
開幕前に目を通しておくとより今年のジェフが面白くなると思います。

文中、去年のベストゲームに挙げているのが、8月の湘南戦。
勝てなかった事で、その後流れを掴み損なったものの、
監督としてもあのゲーム内容は、目指しているものの一端を示せた、印象深いものだったよう。
ああいう試合の数が増やしていくのが、今年の目標になるんでしょう。

その他の記事で、湘南のキジェ監督の育成に対する考え方や、
札幌の社長のノノさんが描くチームの姿、
川崎のプロモーション担当として有名な天野さんの話など、
クラブを色々な立場で支える人たちの活躍が丁寧に書かれていて、それぞれ読み応えあり。

買って損のない、しばらく楽しめるし、資料的な価値もある一冊だと思います。
ぜひ。

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『戦術クロニクル』から、昨年のチーム作りを思う

2008年発行と10年前の本ですが、
今更ながら西部さんの『戦術クロニクル〜トータルフットボールとは何か?』を読んでみました。

昨年6月に、footballistaに『戦術リストランテ』WEB出張版として掲載されていた、
「エスナイデルのジェフ千葉は、なぜ支配率70%でも負けが込むのか。」に、
「ちょっとバージョンの古いトータルフットボール」と言う記述があり、
一年間ジェフのサッカーを観た後でなら、その意味をもう少し深められるんじゃないかと思って。

案の定、最初の章で触れられている74年オランダ代表の取り組みから、
2章で触れられているサッキ監督のACミランの“敵陣でのカテナチオ”、
4章のクライフ監督の攻撃的なチーム作りあたりを流れで追っていくと、

なるほど、エスナイデル監督が目指そうとしているサッカーの源流と、
直面している課題(守備の穴や、攻撃の最後が「個」のアイデアに任される比率が大きいところ)が、
思い出されて、いちいち納得するところが大でした。

この本の前に、湯浅健二さんの「サッカー監督という仕事」も読み返していたので、
そこに書かれていたトルシエジャパンのチーム作りも去年のジェフに通じるところがあって、
(フラット3のラインを、意識的に強烈に高くして、チームに意識を浸透させる)
難しい戦術を理解させるには、
その難しい戦術を小分けにして、そして極端に分かり易くして落とし込まないと、
選手は理解できないものなんだなと思いました。

去年のジェフ、序盤から中盤は結果が出ていなかったので、賛否両論ありました。
それも、当然だったと思います。
一方で、なんとなく「ハイライン・ハイプレスが機能したら、ずっと主導権を持って攻撃できるぞ」と、サポーターも、選手もイメージはしてたんじゃないでしょうか。ところが、実際やってみると、プレスの体力が持たなかったり、裏を取られたり、攻撃が手詰まりになったり。なかなか結果が出ない。

ただ、何とか終盤戦にようやく形が出来つつあったところで、連勝と言う結果が出て、選手も「ああやっぱり」と確信と、自信を得られたんじゃないかと思います。
(間に合って本当に良かった。。。)

と、なると、今年はそこから先がどうなるかですが、本の方では、
エスナイデル監督も所属していたレアルの「ギャラクティコ」や、
ドログバという反則FWの居るモウリーニョのチェルシー、
そしてランパードや、ジェラードのようなハードワークの出来るMFの台頭などに触れつつ、系譜の先を描いています。

もっとも、本は10年前のもので、我々はその後の10年でどう言うクラブや選手が、
欧州やクラブで活躍してきたかを既に知っているわけで、この本にはない現在も加味しながら、
エスナイデル監督が、今年、どう言うサッカーを目指しているかを想像してみるのも、
今年のジェフをより楽しく観る事に繋がるんじゃないでしょうか。

ノイアーみたいな化物キーパーが世界には居たりして、
フィールドプレーヤーは「11人」と言う時代には足を突っ込んでいるように思いますし。

かつて、オシム御大が、
「目指しているのはトータルフットボールだ。しかし、それは永遠に実現できないが」 
と仰いましたが、その言葉の通り、今のジェフもまた“トータルフットボール”の一つの進化形を求めて、戦っていると考えると楽しくなりますね。リスクを取らないサッカーには、苛立ちを覚えてしまうジェフサポの性としては(笑)


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練習見学雑感記(2018/02/10)

ちばぎんから一週間。
今日のユナパは軽めの練習でした。
寒さも少し和らいで、穏やかな気候。

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10時少しを過ぎて選手達が出てくると、軽くジョギングから始めて、ストレッチへ。

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一方、キーパー陣は別に激しい練習へ。
至近距離からのシュートや、跳ね返りに対応する練習など。
ロドリゲスをはじめ、軽快な動きで反応してました。

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クラブハウス側のコートだったんですが、これはダッシュを待つ選手達の足元。
個性が出るスパイクは、やっぱりイエローがアクセントに入ったものが多く、
濃いイエローのトレーニングウェアにマッチしてました。

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ちょうどエベルト選手がサポーターのいる側を通りかかったとき、
びっくりしたことに「こんにちはー」「こんにちはー」と、
サポーター達に声をかけながら、通り過ぎてゆきました。

それに応えて、サポーターも「こんにちは!」と挨拶を返していました。
よくユナパに来る方の話だと、彼はいつもこうだということ。
最近、ジェフに来る外国籍の選手たちは、こう言うコミュニケーションが良い選手が多くて、応援したくなりますね。エベルト選手も、見た目のゴツさとは反対に、穏やかな感じで、子供たちにも人気が出そうだと思いました。

試合で見せるプレーとのギャップが、魅力になりそうですね。

明日は非公開との事なので、たぶんTGなんでしょう。
開幕まであと二週間、怪我なく、良い準備を進めて欲しいと思います。

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開幕戦への助走 第23回ちばぎんカップ vs柏 ●1-4


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ここ数日の寒さが和らぎ、素晴らしいお天気で迎えた第23回ちばぎんカップ。
まずは、この試合を毎年スポンサードしてくれる、企業の皆さんに御礼申し上げたい。

練習試合も含めて、今年ジェフのゲームを観るのは初めて。
主力の多くが残り、また、頼もしい新戦力が加わった。
どんな戦いを見せてくれるのか、この日が楽しみでならなかった。

フクアリは、15,000人に迫るファンで埋まった。
両チームに対する期待値の高さを伺わせる。

対する柏は、4日ほど前に既にACLのプレーオフを戦っている。
快勝したその試合でも出ていた主力の多く名もを連ねている。
メンバーを落とさずにぶつけて来てくれた事に感謝したい。

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ジェフは、4ー3ー3でスタート。
エスナイデル監督はアンカーを置くこの形にこだわりがある。
インテリオールをこなせる選手が多く居ることからも、
今年は、この形からまずスタートするのかも知れない。

そのアンカーには、背番号が18に変わったアンドリューが入り、
その前には矢田と茶島が並ぶ。ウイングには為田と、也真人。
最前線にラリベイ。

ディフェンスラインは、左から高木の増嶋の新加入組が並び、
近藤、山本真と続く。
ゴールキーパーは“ルソ”ことロドリゲス。

試合は、前半と後半で大きく印象が異なる試合に。
前半は昨年の正常進化と言って良い内容で、ハイライン&ハイプレスでプレッシャーをかけ、
高い位置からボールを奪って、手早く攻撃を仕掛ける。
ただし、そこから先のフィニッシュにはなかなか繋がらない。
ラリベイは柏にしっかり抑えられていたし、
去年終盤の2トップのように、船山が中に居ないので、フィニッシャーがそもそも1人しか居ない。

その分、インテリオールの矢田、茶島や、
ウイングの為田、也真人にもっとシュートを撃って欲しかったが、
柏は要所をしっかりと押さえて、ジェフに容易にはシュートを撃たせなかった。

ただ、その中でも存在感を見せたのは、新加入の茶島。
前半頭から、顔見せとばかりにチェイシングで追い込みまくり、
こぼれ球に反応して強烈なミドルシュートを放つなど、活きのいいプレー。
(ちなみにこのミドル、枠に行っていたが、柏GK中村のファインセーブに阻まれた。)

也真人、矢田に茶島が加わった中盤。
ハマると、面白いほどボールが回る。
良い意味で変態が3人に殖えたようで、これからが楽しみ。
そして、時々、也真人と茶島の区別がつかなくなる。

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プレスが機能する傍ら、アンカーの熊谷の存在感が別格。
全体を舵取りしつつ、精度の高いミドルレンジのパスを何本もサイドに供給し、
山本真や、高木を走らせる。
1年前、ふわふわと頼りない存在だったのが、すっかり頼れる軸になっていた。

前半のポゼッションでは、ジェフが上回っていたように思うが、柏は慌てない。
じっくり構えて攻撃をいなし、時折スピードアップして重たい攻撃を食らわせてくる。

ボクシングに例えれば、ジェフはガードの上から軽いパンチを当てているだけ。
柏は、手数は少ないが、繰り出すときにはガードの上からでもダメージが残るパンチを当ててくる。

かろうじてゴールライン上で山本真がクリアしたり、
ポストに救われたりと、決定機は柏の方が多い前半だった。

攻勢にさらされるなか、驚かされたのは、ロドリゲスのプレーぶり。
とにかく、足元が上手い。
「あんな蹴り方で、そんなところにボールを通すのか?」と、
低い弾道のフィードボールをバンバン通していく。
シュートへの反応も早い。
後半4失点したとはいえ、プラスアルファをもたらしてくれる存在との期待感は高まるプレーぶりだった。

前半は、0ー0で折り返し。

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後半、試合後のコメントで少し足に違和感を感じていたというアンドリューがアウト。
急遽、勇人が交代出場。ほとんど準備できないままの投入だったらしい。
フォーメーションは変わらず、そのままアンカーに入る。

ところが、開始から1分も経たずに、柏の早いリスタートから、
伊東→クリスティアーノと繋がれ、失点。
試合後のエスナイデル監督のコメントでは、
ちょっとこのシーンには審判の判定に不満があったようだ。

ただ、ジャッジでペースを乱すのは、プレーオフを思い出してしまう。
まして、プレシーズンマッチ。
引きずらずにこれはこれとして落ち着いてかったが、
前半のようにはプレスがはまらず、完全に柏に押し込まれてしまう。

一つには、アンドリューと勇人のプレースタイルの違いがあるだろう。
勇人では、そのままアンドリューと同じ役割は難しい。
フィジカルを活かして潰しは出来ないし、中距離のパスもそこまでない。
アンドリューは言ってみれば、かつての阿部勇樹のような役回りだ。

対して勇人は、前に飛び出るプレー、周囲との連携でパスコースを限定しつつ、刈り取る守備が持ち味。
つまり、昨年終盤のようにダブルボランチで役割分担してこそ、その持ち味が発揮できる。
エスナイデル監督は、そのままアンカーで後半を通したけれども、適性の再確認になったんじゃなかろうか。

中盤が小さい選手ばかりになった事もあって、柏のフィジカルが活かされ、劣勢。

その後、60分過ぎに岡野が投入され、驚いた事に3バックにチェンジ。
今年も色々試すだろうと思っていたけど、ダブルボランチよりも前に3バックとは。
柏の攻勢が続いていた時間帯だったので、機能していたとは言いがたい出来ではあったけど、
それでも、テストという意味では、多いに意味があったのでは。

0ー1の時間帯が長かったゲームは、終盤に立て続けに動く。
75分に大宮から柏に移籍した、瀬川にゴラッソを喰らって失点。
これは相手を褒めるしかない一撃。
さらに、85分にも売りだし中の伊東に決められて0ー3。

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ジェフも途中出場の溝渕が右から思い切りの言い突破を仕掛け、
シュートまで持ち込み、こぼれ球を指宿が詰めて一点を返すものの、
岡野が負傷退場してしまい、10人に。
数的不利から、最後はハモン・ロペスに決められて、最終的には1-4。
今の立ち位置なりの差を見せつけられる結果に。

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しかし、開幕まであと三週間というところで、課題が多く見えたのは、ポジティブに捉えるべき。
とりわけ、昨年の終盤の7連勝と、オフの順調な補強で、ここ数年無いほどに昇格への気運は高まっているものの、楽観や、油断に繋がりかねない空気があったから、それを拭って、厳しいリーグ戦に気持ちを引締める意味で、意味のある敗戦であったと思う。

去年の今頃を思えば、今日のジェフは、格段に進歩している。
目指すサッカーがしっかり見えた状態で細部を詰めているところ。
一昨日までのキャンプで追い込んだフィジカルが戻り、開幕までに行われるだろういくつかの練習試合で、今日出た課題に取り組んでいけば、良い形で開幕を迎えられるはず。

この日出なかった選手も含めて、競争はまだまだ続く。
開幕戦には、より完成度の高いチームが見られるだとう。
それが、今から楽しみだ。

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練習見学雑感記(2018/01/07)

瑞穂で悔しい思いをしてから一ヶ月と少し。
今年はいつになく早い始動になった。
それだけ、今季に賭ける想いが伝って来ると言うもの。

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午前中はユナパでの必勝祈願そして、JFE体育館でのキックオフフェスタ。
選手の出入りは予想通り多かったけれど、終盤戦の連勝を担った選手達がこれだけチームに残ってくれたこと、そして昨季のジェフに魅力を感じて、頼もしい選手が何人も新たに加わってくれた事は、否が応にも今季への期待を高めてくれる。

ただそれは、甘い楽観論ではなく、戦える選手が揃ったと言うこと。
他のクラブも、ジェフと同じように今季に賭け、手強い補強を積み重ねている。
ジェフでかつて共に戦った選手達、ジェフを指導した監督、コーチも、それぞれに気持ちを新たにして新しい年を迎えている。一筋縄にはいかないと分かっているが、楽しみでならないのも、また確かだ。

フェスタで高橋GMは、キャンプまでにまだ選手の加入があると言明していた。
ネット上では、既に新しい外国籍選手として、センターバックや、GKの具体的な名前も挙がっている。その選手が本当に加入するかは分からないけれども、選手構成を見渡せば、確かにそうしたポジションの選手の獲得が濃厚だろう。
(※追記:UNITED1月号のGMインタビュー記事も参照されたい)

「各ポジションで、より高いレベルの競争」
が出来る陣容で、開幕を迎えられる事だろう。

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そして、16時からは早速、ユナパでの練習となった。
フクアリをバックに選手達が監督を囲む光景に、ジェフがある日常が戻ってきたと感じる。

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早速、軽いランニングや、パス回しからスタート。
日はもうかなり傾いていて、気温もかなり低い。
エスナイデル監督も、寒そうに体を揺すったりしていた。
アルゼンチンに帰省していたとしたら、向こうは夏。寒くて仕方ないだろう。

まだこちらも顔を覚えていない新加入選手がいるので、確認しながらの見学。

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日が暮れて、一層寒さが増してくる。
ピッチではストレッチの延長のような練習をやっている。

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・選手と選手をゴムで繋いで、互いに反対側に走る
・ミニゴールと足を結んで、ゆっくり引っ張っる
・障害物を引きずって短い距離をダッシュ、障害物をパージして、その先にあるボールへ走る
・棒のようなものを持って、両手を上げ、腰を深く落としながら歩く

語彙力が無くて、なんだか分からないかも知れないが、
そんな練習を4つのパートに分かれて、しばらくこなして、
身体を軟らかくしている様子だった。

それが終わると、コーンを五角形に組んで、その辺に沿って、パスを繋いでいく練習。
観覧席は、練習初日と言う事もあって最初混んでいたけれど、
17時の「夕焼け小焼け」が流れると、寒さに耐えかねてか、沢山のサポがクラブハウス側へ移動していった。

初日なので、今日はこんなものなのかなあと思いつつ、パス回しを観ていると、
しばらくして、クラブハウス側にフィールドプレーヤーが移動して、ピッチの右から左へインターバルを挟みながら、ゆっくり目のダッシュを繰り返していた。

その間に、キーパー陣がスタンド側のピッチをぐるぐるとランニングしていたので、それを二周ほど眺めていた。いつまで経っても、戻ってこないので、こちらもクラブハウス側に移動する。道路から眺めたり、ちょっと12JEFに入ったりして、しばらく時間が経っていた。なのに。

・・・まだ同じ練習が続いている。
いつまでコレ、やってるんだ?
20分、いや、30分近いだろうか?

ピッチの右から左を、約20秒かけて走る。
すると、20秒ほどのインターバルを挟んで、また左から右へ戻る。
インターバルを挟んで、また走る。

気にしていなかったけれども、一体、何本走ったんだろうか?
ペース自体はゆっくり目ではあるけど、間断なく、何本も、何本も、これは辛い。
17時50分くらいだったろうか?ようやく「ラストー!」の声がコーチからかかって、ランニングは終わったけれども、初日からこの寒さの中、容赦なく「走る」練習。

「身体を作って来たか?」
そう監督が問いかけているかのようなハードさだった。

それが終わると、そのままクラブハウスの中に戻って、まだ練習がしばらくあるとのアナウンス。
ファンサービスは、その後になります、との事だった。いやはや。

戦術的な練習は何も無かったけれど、このハードさ。
これが開幕まで約2ヶ月続くとすると、どう鍛え上げられるか、楽しみですらある。

最初にも書いたように、今季のJ2は年々そうであるように、他のクラブの補強や取り組みも一層レベルが高くなっている。補強も、各チーム、それぞれの弱点を補うような的確な人選が多く、指導陣も安易な解任が少なく、何年も継続してコツコツと積み上げているチームが多い。

派手さは無くとも、そうした他のクラブの動きは脅威でしかない。
その中で抜きん出るためには、一日でも早く練習に取り組み、一歩でも多く走って身体を作り、染み付いた戦術がオートマティックに身体を動かすように、練習を繰り返すしかない。

高橋GMが話したように、継続によって、
「試行錯誤の時間を短縮」でき、今季は昨季の上積みのもとにスタートが出来る。
誰しもが勝負の年だと心に誓う2018年、初戦から一戦必勝、最終戦の気持ちで戦えるよう、いちサポーターとしても、気を引き締められた初日の練習だった。

長いシーズンの始まり。
今季こそ、去年、いやずっと今まで逃してきた「J1」に復帰できるよう、
気持ちを一つにして、ひとりひとり応援を頑張って行きましょう。


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2017年を戦い抜いた選手達へ感謝 プレーオフ準決勝 vs名古屋 ●2-4

早いものでプレーオフが終わり、一週間が経とうとしている。
怒涛の連勝、そしてロスタイム弾で掴んだプレーオフ。
ここ数年はなかった、終盤戦の盛り上がりは、本当に楽しかった。

自分も、豊スタに、瑞穂にと、久しぶりに遠征。
昔、仲間達と毎試合のように遠征をしていた頃を思い出す日々だった。
結果は残念だったが、選手も監督も全力を尽くした最後の戦いだった。

記憶が薄れない内に、この一戦を振り返ってみたい。

・・・

一試合、一試合。
この一戦をと積み重ねて、たどり着いたプレーオフ。

楽しみ抜いてやるぞと、心に誓い。
二週間前と同じく、年来のサポ仲間の車で瑞穂の地へ向かった。

最終節の劇的な勝利と、7連勝の勢い。
「今度こそは」の思いと、
「簡単な話ではない」不安とが、
頭の中で何度も交錯しながら迎えた日曜日の朝。

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瑞穂に集った皆の表情は、自分と同じく、期待も不安もあったけれども、
それ以上にこの試合を迎えられた嬉しさに溢れているようだった。
16時からのゲームではあったのだけれども、時間が流れていくのが早い。

13時からは、福岡と東京Vのゲームが始まり、
いきなりの山瀬の強烈なゴールで福岡が先制すると、
長く伸びた待機列のあちこちから、
「(決勝の会場は)北九州か」と気の早い呟きも耳に入ってくる。

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開門し、スタンドへ次々となだれ込む黄色いジェフサポ、
外を見やると、どこまで続いているのかという列が、まだまだ続いていた。
半分まで解放されたゴール裏が、みるみる埋まっていく。
あの「出島」のようなスペースだけで、以前は十二分だったのに。
いったいどこから集まったのか、この馬鹿野郎達は。
おそらくは、関東圏以外のスタジアムで、過去最多のジェフサポが集ったのではなかったろうか。

時間が進み、選手がウォーミングアップに出てくる前、
号令と共に、「WIN BY ALL」のコールで応援が始まる。
名古屋のサポを圧して、木霊が跳ね返って来る、よく声が出ている。

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スタメンは、前節と変わらない。
加えて言うならば、前回の豊田スタジアムでの対戦時とも。
矢田が出られないことも同じ。サブには、北爪が入った。

対する名古屋は、前回は後半から出てきたシモビッチが先発。
それは試合前から予想されていたが、 布陣自体も3バックへ変えてきた。

これに伴って、シモビッチの後ろにシャビエルと、寿人が控える前線になっている。
自分のやり方にこだわる風間監督も、ダブルを喰らい、
かつ前回対戦から日が浅いジェフに対して、対策を施して来た。

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そして、厳しいゲームになった。
2週間前のようにはいかなかった。
簡単にいかないことは想定の内ではあったが、どうにも選手達の動きが固い。

パスが繋がらない。
優也からのフィードが簡単にサイドを割ってしまう。
プレスは厳しくかけている。
けれど、それでも真っ向からボールを回し、或いはシモビッチをシンプルに狙う、
名古屋のやり方に、後手を踏んでしまう。シュートへ持ち込むことが如何せん出来ない。

逆に、名古屋はいくつものチャンスを作る。
シモビッチの強烈なヘッド、比嘉のミスパスを奪われて打たれたシュート、
いずれも一点ものだったが、優也の素晴らしいセーブと、
ぎりぎりで外れていくシュートに救われる。

劣勢。だが、まだ運はあると言い聞かせる。

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前半は、内容的には完全に名古屋のものだった。
しかしそのラストプレー、コーナーキックをラリベイがコースを変えてゴール。
思いがけない先制点、しかも絶好の時間帯。スタンドは大きく勢いづいた。
直後に前半終了。

けれど、残り45分。
まだだ。
まだ何も終わっていないと、何度も呟く。
仲間達と油断をしないよう、声を掛け合う。
絶対に後半が、このまま終わるはずがない。

そして後半。
出だしは良かった。

前に出ざるを得なくなった名古屋を、ジェフはプレスの網で絡め取ってチャンスを作る。
先制点が勢いを呼び、追加点も奪える勢いがあった。

が、「流れ」というものは、気まぐれなものだ。
ワンプレーが試合の趨勢を大きく変えてしまう。
61分、中央から名古屋の田口がドリブルで切れ込み、
それを止められないまま同点弾を許す。

沸き上がる名古屋のスタンドの一方で、ジェフの選手たちが猛抗議をしている。
正直、選手達が何に抗議しているのかは、反対側のゴール裏ではよく分かっていなかった。
名古屋が、ご丁寧にビジョンでハンドのシーンを大映しにしさえしなければ。
火が付いたように、ジェフサポは抗議一色、冷静さを失ってしまった。

本当に、余計なリプレイなんてしないでくれていれば、と思う。
場の空気が一気に悪くなってしまった。

スタンドですらそうなのだから、この一戦に賭けている選手達に、
この判定がどれ程の影響を与えたか、図り知れない。
ジャッジは覆らないのだから、切り替えるべきだったし、選手もスタンドも、
それは心の中では分かっていたと思う。
が、ギリギリの緊張の糸がほつれてしまったか、このプレーを皆引きずってしまった。

そして、その動揺が収まらぬままにミスから失点。
ここで、ジェフを強烈に後押ししていた「流れ」は、ぷっつりと途切れてしまった。

大観衆に。
消えてしまうかも知れない、J1への可能性に。
身体は固く強張り、
頭は冷静さを失ってしまう。

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必死に、同点、逆転を目指してガムシャラな攻撃を仕掛けるものの、
シュートまで持ち込めたシーンも数少ない。
清武、指宿、北爪の交代も功を奏せず、近藤を前線に上げてのパワープレーも、
跳ね返されてしまう。

「流れ」を奪った名古屋は、冷静にボールを回して、トドメの機会を伺っていた。
そして、シモビッチの2得点目で、大勢は決した。

PKで互いに得点を奪い合うものの、結果は2ー4での敗戦。
J1復帰への挑戦は、またも叶わぬものとなってしまった。

遠目にも、選手達が涙に暮れているのがわかる。
コートを深く被った選手達が、スタンドに近づいてくる。
この時、スタンドも、選手達も、全く同じ心持ちだっただろう。
やりきった、けれど届かなかった。

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バクスタ寄りのコーナーで、勇人が気丈にスタンドに拍手を送っている。
その横で、ボムヨンがボロボロと泣いている。
その後ろから、エスナイデル監督がやって来ていた。
ボムヨンを捕まえ、右手でぱあんと、頬を叩き、何事か声をかけ、肩を叩く。
そして、勇人と抱き合い、頭をクシャっと撫でた。
黄色く染まったスタンドを見上げ、
「ごめん」と言うように、両手を挙げ、お辞儀をしたエスナイデル監督。
それだけの仕草だったけれども、言葉はいらない。十分だった。

勝ちたかった。
一人一人の心の内は、それぞれに誰よりも強かったろう。
しかし、結果は結果なんだ。
また、積み上げて掴み取るしかない。

2017年の戦いが終わり、この選手達と戦えるのが最後になってしまったのが悲しい。
が、間違いなく、記憶に残る一戦、記憶に残る一年だった。
新しいジェフを作り上げようと、果敢に挑み、
それを選手たちも、サポーターも、ジェフを取り巻く人達が信じ、
その輝きを垣間見た一年だった。

素晴らしい戦いをしてくれた、選手、監督、スタッフに感謝。
この悔しさを心の中で熱く焦がして、
来年こそ、J1復帰を皆で掴み取ろう。

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まだ何も成し遂げていない。入口に立っただけだ。 第42節 vs横浜FC ○2-1

はじめに、書いておきたいことがある。
この試合には勝ったけれども、何も掴んだ訳では無いこと。
我々は、入口に立っただけ。
本当の戦いは、これからだ。

それでも、ホーム・フクアリが、久しぶりに沸き立った事は記録しておきたい。


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正直、ジェフを応援していると、キツい時、辛い時の方が多い。
何でこんなチームを応援するようになってしまったんだろと、思うことだってある。

とりわけ、ここ最近サポになった仲間達は、
あんまり楽しい思い出が無いんじゃないだろうか。

そりゃ、遠征で、スタグルで、楽しみ方は人それぞれ。
勝敗以外の楽しみだってある。
けれど、自分たちの応援するチームが、自分たちのサッカーを貫いて、
勝って、結果を出す。
その瞬間を、一緒に応援して共有することは格別だ。



フクアリは、いつからか「劇場」とも呼ばれるようになった。
普段は空席の目立つスタジアムだけれども、
ここ一番の試合には、今まで何処にいたんだというジェフサポがスタンドを黄色く染める。

この試合が初めてと言う人が居る。
J1のジェフを知らないだろう子供達も居る。
黄紺だったり、ちょっと古びたユニを着たのは、
仕事や、家庭や、色々あって、
以前のようにはスタジアムへ来られなくなってしまった、
昔馴染みだったりする。

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最終節を前にフクアリは、久しぶりにチケットがSOLDOUTとなった。
ここまで6連勝。クラブ新記録の7連勝がかかる。
が、勝ったとしても。プレーオフに残れる可能性は僅かしかない。

それでも、と。

何かが起こる事を、誰もが期待して、決して諦める事はせずに、目の前の一戦に臨んでいた。


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スタンドをジェフイエローのサポーターが埋め、
バスの出迎えから応援が始まり、
選手入場と共にビッグフラッグが広げられる。
タオマフが掲げられ、そして狂い回される。
舞台は調っていた。

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スタメンは、前節と変わらない。
サブには、指宿、清武、矢田が切り札として控える。

が、「劇場」は、必ずしも平常心で戦いやすい場ではない。
近藤が言うように、選手達には普段以上の緊張感、力みがあったのだろう。
開始早々、ボムヨンが倒れたが笛は鳴らない。
目の前だったが、ぶつかったようには見えななかった。
むしろ、ファイルを貰いに行ったように見えた。
そのままプレーは続行。
ボールは易々と中央に折り返され、ゴールを割られてしまった。
記録はオウンゴールだったが、溝渕が当てなくても、
詰めていた横浜の野村に決められていた球だった。

いきなりの失点で消沈するスタンド。
選手達は、遮二無二なって、得点を奪い返そうとする。
失点に絡んだボムヨンは、気持ちが昂ぶってしまって、相手選手に食ってかかる。
それを勇人が必死になだめる。

ここで、退場でもしてしまえば、ゲームは完全に終わってしまっていた。

悲鳴にも似た声援を送るスタンド。
まだ、フクアリは、戸惑っているようだった。
全然応援に「圧」がない。
声が出ているのは、いつもと同じように、ゴール裏の一部ばかりで、
手拍子がいつもより多い、そんな程度の空気だ。

試合は進む。
勇人、アンドリューの2人が、過剰とも言えるような潰しで、中盤を制圧にかかる。
先制した横浜FCは、プレーに余裕があり、名古屋のように細かく繋ぎはしない。
なかなか高い位置でカウンターが仕掛けられず、じりじりとした展開が続く。

横浜の前線には、イバも、レドミも居る。
隙を見せれば、やられるのはジェフの方だ。

いくつかのチャンスが生まれるが、決めることが出来ない。
攻めながらも、得点が奪えずに敗れた試合がチラつく。
今日は、そういう日なんじゃないかと。

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そんな不安を切り裂いたのは、10番の也真人だった。
ラリベイのポストプレーで右に展開されたボールを受けとると、
深く切り込んで、右足を振り抜いた。

逆サイドから見ていて、角度は全く無いように見えた。
が、強烈なシュートが、ネットを揺らしていた。
「あの角度から決めるか!?」
俄に信じられないようなスーパーゴールで、同点に持ち込んだ。

この日の也真人は、名古屋戦をも上回る、鬼気迫るプレーぶりだった。
チェイシングにしても、ボディコンタクトにしても、ドリブルにしても。
「ここでブッ壊れるつもりか?」
そう危うんだそばから、
カウンターからの強烈なドリブルでペナルティエリアに突っ込み、
そのまま倒れて、止まった。

しばらく動かず、担架で運び出される。
ベンチでは、清武が急いでアップにとりかかる。
スタンドから、野太い声、高い声、也真人を呼ぶ叫びが上がる。
乾の事があるだけに、心配でならなかったが、運びだされた也真人は再び立ち上がった。
とにかく、限界ギリギリ、搾り出したようなプレーぶりだった。

前半が終わる。
1ー1。

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攻め込みながらも、逆転は出来なかった。
が、後半はホーム側へ向かって攻める。
残り45分、とにかく勝って終わる。
今季の集大成を見せる戦いが始まった。

一気呵成に攻めるジェフだが、名古屋戦に見せたような速い攻撃がなかなか仕掛けられない。
横浜が押し込まれて密集してしまっているのもあるし、
左の為田がかなりケアされてしまっていて、ボールを上げきる事がなかなか出来ない。

代わりに比嘉がかなり自由に動けて、そんなプレーも出来たのかという、
股抜きからのドリブル突破でゴールに迫るなど、前半から奮闘している。

が、中央はヨンアピンをはじめ、固められている。
なかなかスペースが開かない。
それでも、攻めるしかない。

エスナイデル監督の決断は早かった。

55分には、勇人に代えて矢田。
勇人自身、「俺?」と言う感じで交代のボードを見やった。
前節同様、この試合も獅子奮迅のプレーぶり。
こんな早い時間に交代と言う出来じゃない。
それでも、矢田の攻撃のセンスと、フレッシュさがこの場面では求められた。
スタンドを煽りつつ、勇人がピッチを後にする。

さらに、船山に代えて、64分には清武が投入される。
これまで多くの選手で、様々なシステムを試行錯誤しながら戦ってきた。
誰がスタメンで、誰がベンチと言えないくらい、誰が出ても良いメンバーになっている。

徐々にスタミナが切れつつある横浜に対して、ジェフは手数が落ちない。
勝つしかないジェフは、とにかく攻める。

スタンドも、目の前で繰り広げられる戦いに、さらに熱を帯びる。
何度目かの「stomp」で、フクアリの屋根から、拍手が降り注ぐような調子に変わってきた。
が、攻めても、攻めても、ゴールは生まれない。

73分、比嘉に代えて、最後の交代は指宿。
ディフェンスを削ってでも、パワープレーでも何でも、とにかく点を取る。
その意思表示。

が、その直後の横浜FCの一手が、ともすれば危険な一手だった。
ディフェンスの新井に代えて、カズを投入。
一瞬、フクアリを包んだ、何とも言えない空気。
カズに対する過剰なリスペクトが、「劇場」の空気を変え、
その主役を彼にしてしまうように感じたからだ。
それだけのオーラが、カズにはある。

が、試合が再開されると共に、猛烈なプレスが再びはじまり、
ざわつきは、再びジェフへの声援の波へと戻った。
残り時間は僅かに10分ばかり。
波状攻撃を、声援が後押しする。

完全に崩しきった場面があった。
フィニッッシャーは也真人。
が、前半あれほど角度の無いところから決めたシュートが正面から枠を捉えられない。
緊張感がそうさせたか、疲労で既に足が思うように動かなくなっていたか。

大きなため息を掻き消して、さらに声援が大きくなっていく。
周りの人がどんどん立ち上がって、声援を送る。
フクアリが、縮んだような錯覚。
時間はもう幾ばくも無い。

90分を回っても、スコアは1ー1だった。
が、まだアディショナルタイムは5分ある。

コーナーキック。
手拍子は最高潮になり、屋根に反響して音の塊のようになっている。
優也が上がって来るのが見え、何か清武が近藤と言葉を交わしている。
目の前に清武がボールを置いて、振り抜いて、上がったボールが、
えらくハッキリと近藤の頭に吸い込まれて行くのが見えた。

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次の瞬間、キーパーの手を強烈に弾いてゴールが突き刺さると、
地鳴りのような歓声と、立ち上がって両腕を突き上げる人たちと、
誰彼構わず、抱き合う揉みくちゃの姿と、
スタンドを煽る選手達、ごっちゃごちゃになって喜ぶ選手達の様子が、
一緒くたになって飛び込んで来た。

試合は終わっていない。
まだ時間はある。
ゴールの余韻もそこそこに、タイムアップに向けて応援が大きくなる。
最後の最後、横浜FCのフリーキックを優也が弾いて、そして試合が終わった。

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勝った。
やるべき事はやった。
が、ジェフは、勝つだけでは、この次が無い。

周りで他会場の結果を皆が調べはじめている。
ベンチは、何だか喜んでいる。
それを伝え聞いて、選手達が喜び合っている。

ほどなくして、スタジアムDJのガマさんの弾んだ声とともに、
ビジョンに他会場の結果が映し出される。

東京V 2ー1 徳島
松本  0ー1 京都

「プレーオフ進出決定です!!」

一際大きな歓声がフクアリを包む。
こんな事って、二度もあるんだな。
完全に他力本願だったのに。全てが転がり込むなんて。
もちろん一度目は、2008年のJ1残留を決めたFC東京戦だ。

サポ仲間と握手を交わし、喜びを分かち合う。
けれど、喜びと安堵と合わせて、気持ちは引き締まる。
何も終わって無いんだよな。今回は。
いま、この時がスタートなんだ。

結果は分からない。
でも、エスナイデル監督が鍛え上げた今期のジェフを、
もうしばらく、観続ける事が出来る。
それが嬉しかった。

そして、久々に満員に膨らんだいっぱいのジェフサポの眼前で、この劇的な結末。
この日、この時、フクアリに集った人たちの中から、
これからのジェフを支えてくれるだろうサポが、
たくさん生まれたに違い無いことが嬉しくてならなかった。

きっと、何年後かに、
「俺は、あの試合をフクアリで観てたんだぜ」って言うヤツが、何人も居るはずだ。
こう言う素晴らしい瞬間も、ジェフサポしてると、たまにはあるんだって。

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試合終了後のセレモニーで、前田社長が「戦える集団になった」と誇らしげに言い、
こんなに気分が高揚して、終えられる最終戦は一体、いつ以来だろう。


プレーオフの初戦は名古屋。
逆のヤマには、ヴェルディと、福岡。
オリ10のチームが3つも残る事になった。

これまでは、他力本願だった。
だが、これからは、自力で勝ち取るJ1への道だ。

6位のジェフにアドバンテージは無い。
アウェイ連戦。引き分けも許されない。
これまでと何も変わらない。
ただ、目の前の一戦に、全力で勝ちに行くだけだ。

掴んだ「流れ」を決して手放さずに。
今期、積み重ねた練習の一つ一つと、仲間達を信じて。
突っ走って、突き抜けて欲しい。

悔しい思いは、もう十分味わった。
どのクラブよりも、昇格への想いが強いのは、
俺達ジェフだ。

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そして最終節フクアリへ 第41節 vs名古屋 ○3-0

「勝たなくてはいけない試合に勝つ」
これが出来るかどうかで、チームとしての力が大きく異なって来る。

5連勝して迎えた名古屋戦。
これまでと同じく、負けたら終わりと言う状況に変わりは無い。
それでも、この最終盤でチームが見せつつある変化に、多くのサポーターが豊田スタジアムに集った。

最後まで、可能性を諦めない。
けど、それ以上に、このチームがどう変わっていくか、それを見届けたい、
多くのサポーターには、そんな思いがあったのではないだろうか。
自分もまた、そう考える一人だった。

前日夜に、年来のサポ仲間にクルマで拾って貰い、
ナビスコの優勝や、御大の時代、臨海時代などなど、昔話をしながら新東名を下る。
自分は昔ほど多く遠征することは出来なくなってしまったけれども、
こう言う、どうしても行かなくてはならないと思わせる試合が、たまに存在する。

自分の場合は、2001年の第4節福岡戦(三連敗の後、茶野のVゴールで勝った試合)や、
2003年(優勝争いの一戦。ヨンスのPK。)、2005年(茶野と村井が抜かれた後)のヤマハ、
2008年の日本平(奇跡の残留の一試合前)がそうだった。

こう言う、純粋に行きたい。行かなくてはならないという気持ちになるのは、久しぶりだった。
これまでは、何年も何年もモヤモヤしていた。
余計な事ばかりを考えるようになってしまっていた。

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夜中の1時過ぎに豊田スタジアムに着き、朝が来るまで時間を潰す。
朝になると、心配された雨も上がり、夜中に見たときには暗くてよくわからなかった豊田スタジアムが、
ヨーロッパのスタジアムにも引けを取らない異形の姿を、雲間から差し込む日の光に照らされて迎えてくれた。

列に並ぶと、いつも遠征しているサポが居て、自分のように、たまにしか遠征しないサポも居る。
フクアリと同じ面々、おそらくは同じような心持ちで、ここに集ったのだろう。

ほどなくして、開門時刻となる。
続々とジェフサポがスタンドを埋め、黄色い固まりが出来ていく。

名古屋もホーム最終戦、動員もかかっているらしく、3万人が詰め掛けるとも言われている。
後援会がこの日のために準備したフラッグが全員に配られ、赤一色のスタジアムに、無数の旗が揺れている。
が、それほど大アウェイ感はしない。
人数は少なくても、駒場や日立台、アルウィンで感じるそれとは違う。
こちらの方が、気持ちで勝っているのを感じる。

スタンドや入口には、前節で負傷した乾の分もとの横断幕がかけられ、
試合前練習に入ってきた選手達に、大きな声援がかけられ、選手達も大きく手を叩いて応える。
そして、キックオフとなった。

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ジェフのメンバーは、上記のとおり。
レンタル元相手に出られない矢田の代わりに、熊谷が勇人とドイスボランチを組み、
乾が抜けた左には、比嘉が入った。後は、前節と同じ。

対する名古屋は、ここまで7試合負けなし(6勝1引き分け)。
J2最多の得点数を誇り、その中で14アシストと別格の活躍を見せるシャビエルが怪我から前線に復帰。
玉田と2トップを組む。中盤の左には寿人が入り、右には絶好調の青木が居る。
他のメンバー、取り分けサブには、長身のシモビッチや、足の速い押谷が控えていて、厄介この上ない。


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試合が始まると、お互いが激しく中盤で潰し合いをしつつ、一進一退の展開。
気合い十分のジェフは、序盤からボムヨンがシャビエルを潰しに行って、一触即発になったり、
熊谷がボディコンタクトを厭わない激しい潰しをかましたりと、肉弾戦の様相。

名古屋は、各選手の技術はすごく高い。
プレスで追い込んでも、狭いところをパスを通されたり、裏へボールを通されたり。
序盤、ジェフがやや落ち着きが無かった事もあって、シャビエルを中心にいくつかのチャンスを作られてしまう。

ジェフも、カウンターを素早くして、得点を窺う。
優也からのロングボールに也真人が飛びだし、ループ。
さらに船山が際どいシュートを次々に放って、名古屋ゴールを脅かしていく。
が。シュートが精度を欠いてゴールには至らない。

イーブンか、ややジェフに分があるかと言った展開で前半が終了する。
心配された左サイドも、大きな破綻なく比嘉がこなしている。
優也の蹴るボールがやや高い(乾に合わせたようなボール)他は、問題ない。

後半に入り、ジェフがさらにギアを入れる。
ここからは、今季鍛えに鍛えて来た、ハイライン・ハイプレスの成果を見せつける場になったかのような45分だった。
強調したいのは、この試合90分間通じて、素晴らしいプレスが続いた事だ。

例えば、名古屋の左サイドの寿人に対しては、也真人と溝渕が2人がかりで挟み込みに行く。
パスを短く繋ぐ名古屋は、次第に逃げ場が無くなり、1人が剥がされても、もう1人がプレスに行き、
剥がされた1人が、また2段階目のプレスに戻って来る。
そうこうしているうちに、相手は逃げようにも、高く設定された最終ラインに圧縮され、
苦し紛れに戻すしか無くなる。そこにさらに、ラリベイが、船山が追い撃ちをかける。

前線にボールを戻せば、中途半端なボールは、オフサイドの網にかかる。
シモビッチは脅威だったが、2人、3人で囲めば、そうそう自由にプレーは出来ない。

圧縮された中盤。
そこからのボール奪取と、カウンターへの徹底が出来ていたのはジェフだった。

惜しいチャンスがいくつかあった後、畳み掛けた。

54分に船山の折り返しをラリベイ。
63分に也真人の折り返しを為田。
さらに、65分には為田の折り返しをラリベイ。

電光石火のカウンターの連発で、一気に3得点を奪って試合を決めてみせた。
どれも、スーパーゴールでは無いけれども、その分、「奪って」「崩して」「決める」、
チームとしての力、連携の熟成を感じさせる素晴らしいゴールだ。
ラリベイが、勇人が、ボムヨンが、スタンドを煽り、さらに流れは加速する。


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ゴールのたび、スタンドでは、お祭り騒ぎの中にも、皆が気を引き締めていた。
1点を奪えば、名古屋の反撃を恐れ(実際、すぐにシモビッチに、バー直撃のヘッドを喰らった。運もあった。)、
2点目を奪えば、「2ー0は一番危険なスコア」だと言い、
3点目の後には、「名古屋は4点を奪い返す力のあるチームだ」と言い合い。

とにかく、流れを変えないこと。
そのために、声を枯らしていた。
いつの間にか、豊田スタジアムには、ジェフサポの声しか響かなくなっていた。

そして、そうした心配はしなくても良いほどに、この日のジェフの後半は素晴らしかった。
繰り返しになるけれども、最後の最後まで走りきった。
プレスをかけつづけ、体を投げ出して、ボールを防ぎ、クロスを弾き返し、流れを手放さなかった。

その中で、言及せざるを得ないのは、勇人の存在だ。

もう、二十年近く彼を観ているが、昨日の勇人は、
彼のベストのパフォーマンスを見せた試合の一つだったのではないだろうか。
激しく当たり、粘り、ボールを絡め取り、奪っては素早く展開し、前に出て攻撃にも参加する。
相手が寿人であろうが、削り、中盤に仁王立ちしていた。

昨日に限って言えば、名古屋との違いは、そこにもあったのかも知れない。
賭ける気持ちの強さと言おうか。

全員で戦い抜き、このまま3ー0で押しきった。
試合後、エスナイデル監督をはじめ、選手達も充実感の篭っていたコメントを残していたように、
ここに来て、シーズンベストとも言える内容で6連勝を達成した。

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しかし、他のチームも必死だ。
41節を終わって、ジェフがプレーオフに進める可能性はわずかしかない。他力本願でしかない。
それでもなお、勝たなくてはならない試合に勝って、最終節のフクアリに繋いだ事に意味がある。

やらなければ行けないことはシンプルだ。
最終節、フクアリで勝って終わる。
その先は、勝ってから考えよう。

豊田スタジアムに集ったサポーターも、勝利を分かち合いに来た選手達も、
それぞれに充実感に溢れ、自分たちのサッカーに自信を持っていた。
そう、この自信こそが、ジェフの未来を引き寄せるものだ。

未来を創るチャンスは、あと一節残っている。
チャンスは2008年よりも、少ないかもしれない。
それでも、とスタジアムに集う、信じるジェフサポの力で、「次」を切り拓きたい。

最終戦は、来週日曜日19日16時から。
場所は、ホーム、フクダ電子アリーナだ。

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結びつつある成果と、残された試合と。 第40節 vs町田 ○2-1

久しぶりのレポ。
長ったらしいので、お時間のある方だけどうぞ。


少し前までは、11月をこんなにワクワクと迎えられるとは思っていなかった。
8月の湘南戦で素晴らしい内容のゲームを見せ、そして勝てなかった後、
チームは、飛躍の予感とは反対に、悩み、停滞してしまうことになった。

振り返ると、周りのサポ仲間数人が、湘南戦直後から言っていたように、
いくら良い内容を見せながらも「勝てなかった」のは、
あの試合で掴むべき「流れ」を掴み損ねていたのだと思う。

攻め込みながらも得点を奪えない試合、
有り得ないミスで落とした試合、
「流れ」を変えようとした選手起用が裏目に出た試合。
苦しい試合が何試合も続いてしまった。

けれど、その間も選手は黙々と練習に打ち込んでいたし、
監督は信念を変えずに、チーム作りに取り組んでいた。
結果が出なければ、その責任を負うのは現場を預かる監督になる。
それは、我々ファンよりも、世界のクラブを選手として指導者として
渡り歩いて来た監督自身が重々承知している。

目先の結果のために、やり方を変えるという方法もあっただろう。
しかし、エスナイデル監督は、自分の頭の中にある理想のチームを信じて、
そうはしなかった。

その揺るぎない姿勢こそが、降格以降、信念なく、チームの方向性を右往左往させて来た、
ジェフというクラブにとって、必要な事であったと思う。
「俺はこう言うチームを作りたいんだ」
「責任は俺が取るから、ついてこい」
そういう、メンタルな支えがあってこそ、選手は迷いなく取り組める。


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11/3(金)のユナパ、久しぶりに練習を見ることが出来た。
選手達は明るさの中に、緊張感をもって取り組んでいた。
しばらくすると、トップチームと、リザーブチームに分かれ、
デコイ4体を一列に並べて、相手DFラインの裏をつく練習になった。

いったん、FWに当て、サイドに展開し、クロスを中央に送る。
あるいは、ドリブルで切り込んでシュートを放つ。
サイドチェンジから、オーバーラップの形をつくる。
いずれも、ここのところの試合で見られた「形」だった。

そして、春先には決まらなかったシュートが、どんどん決まっている。
取り組みはじめの頃も、不調の頃も、自分が練習を見ていない日も毎日、
こうして選手達は繰り返し、繰り返し、練習していたのだろう。

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結局、不調になったからと言って、特効薬は無い。
こうして、練習するしかない。
すぐには結果は出なくても、こなした練習は裏切らない。

そうして、結果が伴いつつあることが嬉しかったし、
また、リザーブチームの練習を見て、試合に出られている選手、
そうで無い選手の理由も感じる事が出来た。

単純にシュートが決まっていないし、緊張感の不足を感じる。
筋肉をキュッと絞めて、インパクトの瞬間に鋭く振り抜いているか、
追いつくか、つかないかのボールに最後まで詰めているか。
一挙手一投足を比べてみると、監督の起用にも納得がゆくと思う。


さて、前置きが長くなってしまったけれども、
4連勝で迎えた町田戦。

アウェイで上位を争う、福岡と大分を破ってのフクアリヘの帰還は、望外の結果だった。
内容的には、僅差の勝利。お互いに、勝たなければならない戦いなのだから、
簡単に行くわけもない。それでも、ジェフは勝利し、可能性を残して戻ってきた。


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矢田と勇人のドイスボランチに、ラリベイと船山の2トップ。
為田の左からの突破は、試合を重ねる毎に威力を増し、
也真人も、清武も、先発の座が安泰とは言えなくなって来た。
勝利が、自信を生み、チームは好循環を掴みつつある。

他力本願の状況に変わりは無いが、勝たなければ、先は無い。
シンプルな状況で、むしろ戦いやすい。

対する町田は、ここ10試合ほど振り返ると、あまり勝ててはいないけれども、引き分けが多い。
その中に、徳島、横浜FC、長崎、岡山が含まれているのを鑑みれば、
決して、不調と言うわけでは無さそうだった。

むしろ、戸島と眞紀人が揃って得点したゲームがあったり、調子を上げつつあるようにも映る。
(※吉田眞紀人は、この試合には契約で出られない。)

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快晴のフクアリ。
ここ何週間かの、週末の雨は何だったのかと思うようないい天気で。
ナビスコの決勝戦もそう言えば、夏のような暑さだったなぁと思い出す。

応援の方は特別な演出は無し。
この試合に勝たなければ意味は無いけれども、この試合に勝つ事だけが目的じゃない。
普段通り、そう言うことだろう。

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町田側は、短期間でずいぶんサポーターが増えたようだ。
アウェイの一階席を埋めるほど、応援フラッグがはためいていた。

佐藤優也の300試合、大久保の200試合出場のセレモニーの後、円陣が散ってキックオフ。

序盤、一進一退の展開。
町田は、もっと縦に速いのかと思ったら、予想以上に繋ぐサッカーをしてきていた。
対するジェフは、両翼を広く使い、サイドチェンジを織り交ぜながら、
まずはクロスで町田の守備陣を崩そうと仕掛ける。

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ここのところ、サイドアタックの連携が高まって、「二枚刃」で攻撃できている。
左は為田と乾、右は也真人と溝渕。
特に、右の溝渕の外連味の無いオーバーラップが爽快。御大時代を思い出す。
以前は、それで守備の穴を作ることもあったけれども、連携が高まって、
しっかりと攻め切ることが出来るようになった。

溝渕自身がクロスを上げるも良し。
囮になって、中央にスペースが生まれるも良し。
別の選手が攻め上がっても良し。
バリエーションが格段に増えた。

加えて、前線の選手のチェイシングがしっかり機能している。
特にラリベイ。キックオフから、絶え間無く、相手のディフェンスとキーパーにプレスをかけ続ける。
こう言う実績ある選手が、献身的にプレーしているのはそれだけで価値がある。
ボールを奪えなくても、相手は相当にプレッシャーを受けて、クリアボールがサイドを割ったりしていたし、
奪ってしまえば、がっつりとキープして、シンプルに捌く。

そうした攻撃陣の好調さが早くも実を結ぶ。
10分、右サイドに展開して、抜け出した也真人がクロス。
ラリベイには合わなかったものの、流れたボールを好調の為田がダイレクトで振り抜くと、
一直線にボールは対角線上のゴールの角に吸い込まれた。
町田の出鼻を挫く一発で、主導権を握る。

さらに、21分。相手のバックパスのミスを衝いて、船山が2点目を流し込む。
相手のミス、船山のゴールではあるけれど、このゴールはラリベイをはじめ、
前線の選手達がしっかりとプレスをかけ続け、相手にストレスを与えて、
隙を呼び込んだゴールであったと思う。

ホームで、早々に2点を奪う展開。
願ってもないが、町田が戦意を失っているようには思えなかった。
思った以上によく繋ぐ。こちらのプレスよりも早くボールを回す。
そして、前線の戸島にまでボールが届く。

どちらかというと足技がメインで、恵まれた体格を活かせていなかった戸島が、
このゲームではどっこい、ヘディングでも狙って来る。

町田の選手達の動きは、キレがあって、
逆に2点を奪った安心感がジェフの選手の頭にはあったか、
徐々に徐々に、町田がペースを握っていく。

風向きが変わりつつあった30分過ぎ、突然のアクシデントが起こる。
左の乾が、ライン際の何も無いところで崩れるように倒れた。
一見して、ただ事で無いことが分かる。
駆け寄ったスタッフから即座に「×」印が出され、担架で運び出されてしまう。

試合後、状況を調べていると、どうやら倒れる少し前に相手と正面衝突した時にダメージを負ったらしい。
軽傷ではなさそうな気配が漂う。それまで、頑丈だと思っていた乾が苦悶する様子に、スタンドからも
大きな「乾コール」が起こる。

状況を見て、エスナイデル監督は、乾に代えて岡野を投入。
ボムヨンを左サイドバッグに配置転換、
システムも4-3-3へシフトし、事態の鎮静化を図る。

町田からすれば、このアクシデントは好機。
当然、替わりたての守備陣の穴を衝いて来る。
落ち着きを取り戻せないうちに、ボムヨンがボールを処理しきれないシーン、
岡野の入ったディフェンスラインにギャップが出来て、相手を網にかけられないシーンが頻出する。

2ー0のままハーフタイムを迎えることは出来たものの、
これは、このまま終わるゲームだとはとても思えなかった。

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後半に入り、より展開はオープンなものになり、そしてさらに町田が攻勢を強める。
ホーム側のゴール裏に向かって攻める形になるのに、なかなかこちらにボールが来ない。

町田の攻撃を凌ぎつつ、こちらもカウンターを狙うものの、
押し込まれ、カウンターの始発点が低くなって、思うようにチャンスがつくれない。
やはり、前半の乾の負傷が痛い。
考えずに出来ていた事が、一拍思案しながら、プレーするようになってしまっている。

すると、62分。悔しい恩返し弾を決められてしまう。
戸島が中盤で競り合い、そこからの展開で攻め込まれ、
ペナルティエリア内で持たれたボールを右に回されて、そこに戸島が滑り込む。

難易度の高いシュートが、ニアを衝いて豪快に突き刺さる。
町田が、辛抱して戸島を使い続けて来たその成長を、見せつけられるゴールだった。

追い上げられ、ジェフも勝つために手を打つ。
矢田に代えて、アンドリューを送り込み、中盤でフィジカル的に上回ろうとする。
システムも4-3-3から再び、4-4-2へ。
ドイスボランチでガツガツと当たって、町田の勢いを止めようとする。

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が、流れは、ややイーブンに傾いたくらいで、まだ町田の攻勢は止まらない。
散発的ながら、ジェフも反撃をしかけ、
為田が強引なドリブルからカットインしてシュートを放つものの、大きく枠を外す。

追加点の最大のチャンスは、清武投入後、
その清武が放ったシュートを弾かれ、そこに、船山、為田が連続で詰めたシーン。
ここは、相手キーパー高原の意地が上回った。

5分のロスタイムが長い。
こちらのチャンスになりかけたシーンもあったものの、とにかくキープで勝ち点3を守りにいく。
止めを刺したい様子のラリベイがボールを要求するも、時間をとにかく使っていく。

終了間際、あわやというシーンも作られた。
が、町田の放ったシュートは、寸でのところでゴールマウスを外れ、
苦しいゲームをモノにして、勝ち点3をもぎとった。

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5連勝。またもや皮一枚繋がった。
松本が引き分け、ヴェルディが敗れ、プレーオフ圏内まで勝ち点2差に迫った。
とは言え、残り試合はわずかに2節。彼らが勝てば、こちらはどうしようもない。
とにもかくにも、勝ち続けなければ行かない状況は変わらない。

しかし、可能性が繋がった、その事に大きな意味がある。
消化試合などにはせず、目標を持って次に臨めるのだから。

次は、名古屋戦。
乾は恐らく間に合わない。矢田もレンタル元が相手で出場できない。
きっと、苦しいゲームになるだろう。
それを跳ね返して、また可能性を拡げて、フクアリに戻って来てほしい。
最終戦、ホームで、最後までワクワクするために。

結果は、後から考えればいい。
今期のジェフは、疑念の声もあれば、批難もあった。それはそうだろう。
決して順風では無かったし、今も首の皮一枚だ。
けど、足掻きながら、積み重ね、成長してきたチームを、一分一秒でも長く観たい。

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名古屋で、勝ってフクアリに戻るために、
乾の分まで戦う選手達の為に、声を枯らして来ようと思う。

今年も、残りわずか。
あと4試合。
今年、このメンバーのジェフが観たい。

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何度目かの試練 第31節 vs東京V △2-2

試合の感想を文章にするとき、
終わってすぐにその熱さのままに書いた方が良い試合と、
逆にしばらく時間を空けてから書いた方が良い試合がある。

先日のヴェルディ戦は、後者の試合だった。

この数試合、ジェフが苦しんでいる。
素晴らしい内容を見せたベルマーレ戦で勝てなかった事が、
歯車を狂わし、全ての回転を悪くしてしまっている。

山形戦では、ミスから同点に追いつかれ。
岐阜戦では、出場停止選手が3名出る中で、
新加入のオヘーダを先発させ、連携が乱れ、敗れてしまった。

「流れ」は気まぐれなもので、ほんの少しのきっかけで、
ふっと離れていってしまう。

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ヴェルディ戦も難しい試合だった。

熊谷が出場停止となり、キムボムヨンも欠場。
ここ数試合でポジションを掴みつつあった溝渕も、前節の出来が影響したのか、
この日はベンチにすら入る事が出来なかった。

対するヴェルディは、好調を維持。
プレーオフ圏内の6位につけている。
ジェフとしては、勝たなくては追いすがれない。
ヴェルディとしては、ここで叩いておきたい相手であった。

試合を通じ、優勢を維持したのはヴェルディだった。
ジェフは、どことなくプレスがぎこちない。
単純なプレスの密度もベルマーレ戦と比べれば薄かったし、
何より厄介だったのが、ヴェルディが、彼ららしい「上手さ」を随所で発揮していた事だった。

例えば、ボールを難しい体勢で受けとった時、
他のチームだったらキープできないようなものを、粘り強く自分たちのボールにする。
チョロチョロ、ガツガツ煩かった安在のように、
1対1で対峙したとき、狭いエリアでもドリブルで抜いて来る小技がある。

そして、さらにゲームを難しくしたのが、
ドウグラス・ヴィエイラと、アラン・ピニェイロの2人の外国籍選手。
この二人にボールが入ると、途端にパワフルになる。

それらが、有機的に絡み合って、ヴェルディペースを作り出していた。
天皇杯での対戦時とは全く違う。

ジェフは、久々の先発となったサリーナスがゲームになかなか入れない。
前線の5人ーーーラリベイ、清武、也真人、矢田までは、スムーズなのだが、
サリーナスのところで、歯車が砂を噛んだように動きが悪くなっていた。
船山を先発から外した選択が、うまくプラスに働かなかった。

前半はゲームが動かず。
ここまで、オヘーダと若狭が先発しているディフェンス陣も、大きな破綻なく無難にこなしている。
そして、迎えた後半。

数少ないチャンスを先にゴールに結び付けたのはジェフだった。
クロスボールからのこぼれ玉がラリベイの足もとに収めると、
狙い澄ましたグラウンダーのシュートを、サイドネットに突き刺した。

後半、サポーター側に攻めるようになり、勢いは増していたが、
これは、ラリベイの嗅覚と技術だからこそのゴールだった。
思わず、「上手い!」と声に出してしまった。

このゴールで勢いづき、ジェフの流れだったのだが、
ヴェルディはすぐさまにドウグラスが同点弾を突き刺し、
さらに、ハイラインのケアの為飛び出したオヘーダの裏にロングシュートを梶川にねじ込まれ、
瞬く間に逆転を許してしまった。

「流れ」をキープできない。
相変わらずなジェフの悪癖に、もったいなさばかりが募る失点の仕方だった。

ヴェルディからすれば、逆転は望外のものだったろう。
やや引いた形で、ゲームを落ち着かせようとする空気を感じた。
篭られると、厄介だ。

ジェフは、65分にサリーナスに代えて大久保を投入。
この交代の時のフクアリの空気がなんとも言えず、奇妙だった。
シーンと静まり返り、サリーナスへも大久保にも、コールが続かない。

みんな、図りかねていたのだろう。
この交代の意味合いを。

大久保は最終ラインに入り、乾と山本真が前にポジションを上げた。
久しぶりに見る3バックだった。守備時にはWBの2人が下がって、5バックのようになっている。
そして、吉凶を窺う前に、その大久保が結果を出してしまう。
点を取って来いとは送り出されていないだろうが、
投入後すぐ、クロスボールをヘッドで叩き込み、同点弾を叩き込む。

そこからは、ホームの声援を受けたジェフがやや押し気味の展開で試合が進むも
負けなければ良いと考えているかのようなアウェイチームは、ゆっくりとゲームをクローズにかかる。
80分過ぎから、交代を小刻みに繰り返し、時間を使いながらジェフの隙を狙う。

反対に、勝たなければ差を詰められないジェフは、81分に指宿を投入。
セットプレーでは、指宿、ラリベイ、乾、近藤、若狭、大久保と180cm以上の選手をずらりと揃え、
時には大久保がロングスローを見せて、パワープレーで1点を奪いに行くも、どうしても1点が遠い。

試合は、ドローで終わった。

内容を振り返れば、ドローで助かったゲームだったとも言える。
試合を通じて、ペースを握ってコントロールしていたのはヴェルディだった。
その一方で、勝って差を詰めたい。どうしても勝ちたいゲームだっただけに、落胆も大きい。

やっぱり、チーム作りは一筋縄に行かないなと改めて思う。
ベルマーレ戦で掴んだきっかけから、拍車が一気にかかるかと思ったけれど、
ミスや、出場停止や、ちょっとした楔で、脆さが顔を出してしまう。

今季も残りは11試合。
プレーオフを窺うには、ここからが正念場。
「3歩進んで、2歩戻る」ような、試合結果が続くけれど、
今季の集大成を残り試合では出しきって、選手も、サポーターも、
今季は良い成長が出来た一年だったと振り返れるように、やりきって終わりたい。

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偶然ではない。ミスを呼び込んだ木山監督。 第29節 vs山形 △2-2

今年は天候不順の為、いくぶん暑さは和らいでいるとは言え、
真夏の連戦、身体への負担は大きい。

水曜日、フクアリで湘南相手に見せた90分の猛烈なプレスも、
中三日で同じクオリティを見せるのは至難の業だ。


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アウェイ山形に乗り込んだ一戦は、出場停止の乾の位置に比嘉が入る以外は、
メンバーを変えずに臨んだ。徳島戦以来、メンバーの固定が続いている。
エスナイデル監督の中では、これが現時点のベストと言う事なのだろう。
(現実、湘南戦と言う内容的にベストのゲームを見せつけている)

DAZNの解説では、ピッチには水が撒かれていないと言う。
山形もボールを回す事を意図しているチームながら、
木山監督が、ジェフとの現時点の力関係を考えて、濡らさない選択をしたのだと言う。

試合が始まると、前節とは打って変わって、
なかなかシュートまで持ち込めない苦しい戦いを強いられた。

山形の前線のチェイスが厳しい。
滑らないピッチも影響して、ボールをすいすいと回す事は出来ずに、
荒れたピッチで引っかからないよう、慎重に、強めに蹴らなくてはならない。
必然的にテンポは落ちる。

そこに、佐藤、阪野の2人が猛然とつっかけるので、
ボールを後ろへ戻すシーンが増える。
普段よりもラインは押し下げられ、ハーフェーラインを挟んだぐらいの位置に、
両陣営が密集する状態が続く。ジェフの狙いからすれば、もう一段階ラインを高くしたい。

そうはさせじと、山形のチェイスが続く。
前節はほとんど無かったが、慎重に蹴ろうと持ち直した佐藤優が、
プレスに引っかけられそうになるシーンが前半早々にあった。

試合が終わってみれば、伏線となるシーンだったし、
木山監督としては、試合を通じて、ジェフの得意とするパターンを封じ込めようとすると同時に、プレッシャーを掛け続ければ、ジェフのディフェンスラインが『ミスを起こす確率が高い』事は、過去のジェフの試合を見て、十分分析していただろう。

苦労して崩すよりも、労せずして得点できる可能性が高いのだから。
つまり、ジェフとしては、その狙いを覆さねば、勝機は乏しかった。

前半、ある程度はジェフが攻め込みながらも、決定機がなかなか作れない。
ここのところ、また得点を獲る事に苦労し始めているのは、
連携が上がり、フィニッシュへのスピードが増した分、
最後の部分ではより正確なプレーをしないと、合わせられない事の裏返しかも知れない。

かといって、慎重になり過ぎれば、フィニッシュの前で網にかかる。
監督の言う「自分を信じること」は、慎重になり過ぎ、相手の守備に遭う前に、
シュートまで打ち切る事を伝えようとしているように思う。

思うに任せない展開の中、またしてもセットプレーでゴールをこじ開けられる。
37分、山形のコーナーキックからのこぼれ球を、
狙い澄ましたミドルを叩きこまれて失点。
さらに終了間際にも攻め立てられるも、佐藤優のファインセーブでこれを凌ぎ、
0-1で前半を終える。

迎えた後半の前に、監督からは「戦士になれ」と、猛烈な檄が飛ぶ。
カメラの前では温和な笑顔だったが、ベンチではいったいどんな形相で選手達にこれを伝えているのだろうか。監督の中でも、相当に前節の悔しさをこの試合で晴らしたいと言う想いがあったんじゃないだろうか。

が、後半になっても、展開は大きく変わらない。
木山監督にアウェイでリードを許したなら、粘り強くこちらの良さを潰して来るのは自明。
なかなかシュートシーンは増えない。
疲労も溜まっていく。

流れの中からチャンスが創れないジェフだったが、打開したのはセットプレー。
後半11分。右サイド矢田のFKからラリベイが頭で合わせて、同点ゴール。
試合を振り出しに戻す。

一気に畳みかけたいところだったが、状況は膠着。
潰しあい、競り合いの中で、也真人が、清武が、ラリベイが、イエローカードを受け、
それぞれ次節出場停止になってしまう。恐れていた事だが、これは仕方が無い。
とにかく、この試合で勝利をと言う想いが強くなる。

監督の交代策は、

船山  → 為田
也真人 → 指宿
比嘉  → 若狭

このうち、也真人の交代が興味深い。
過去に試した、ラリベイ、指宿のツインタワーにしたこと、そしてイエローが出ていたとはいえ、也真人を下げて、矢田をトップ下に残したこと。監督の矢田への信頼が、急速に深まっているのではないかと感じさせる一手だった。

また、比嘉が交代した際には、ボムヨンがサイドバックへポジションを代えている。

監督からすれば、残り時間と疲労も考慮して、
前節、前々節同様にパワープレーで、「ボールが良いところにこぼれてくれれば」と言う狙いだったろう。しかし、なかなか良い形は出来ない。

伏線が、徐々に、本線に重なっていく。
時間が少なくなり、ホームでの勝利を目指す山形の攻勢。
放り込まれたFKをクリアしようと、前に出た佐藤優が近藤と激しく衝突する。

治療の時間がかなりとられ、長いアディショナルタイムへと繋がった。
もしこの接触が無かったら、もしかしたら、最後の失点の前に、ゲームは終わっていたかも知れない。その意味でも、この接触も伏線の一つだった。

双方が消耗激しい中、ジェフも前に向けて大きくボールを蹴りだす。
前線に残っていた近藤が競り、指宿が合わせようとするものの、ミートせず、
ボールはラリベイの足元へ。
シュートが振り抜ける体制ではなかったが、これをアウトサイドで合わせ、技ありのシュート。バーを叩きつつ、ゴールへ流し込む。後半42分。

今日はラリベイの誕生日。
自身で祝砲2発上げ、残り時間も僅か。
後は何とか守りきれば、と言うところまではこぎ着けた。

が、そうは問屋が卸さなかった。
アディショナルタイムは6分。

粘って凌ぎたかったが、あまり上手に時間を潰す事が出来なかった。
前線で思うようにキープできず、コーナーキックを奪えず、逆にゴールキックを許し、そこから山形の攻撃を食らってしまう。

3分が過ぎた頃、ジェフ側に大きなボールが送られる。
なんでもないボールに見えた。

ところが、観ている側からすれば、「なんでそんな高い位置まで?」と思うくらい、ディフェンスも十分いる密集の中に、佐藤優が突っ込んできた。近藤と交錯し、ボールに触れない。こぼれたボールが、山形に流れ、ガラ空きとなったゴールに、シュートを流し込まれてしまった。

呆然とする佐藤優。
監督も、サポも、同様だった。

勝ちたい気持ちが、強く出過ぎてしまったのだと思う。
それが痛いほど分かるだけに、かえって、その姿が痛々しかった。
彼を責める事は出来ない。
現地に居た、サポーターからの佐藤優也コールと、彼を励ますチームメートだけが、
このプレーに関われる。

試合はドローに終わった。
正直、痛い。

最後のプレーを責めるつもりはない。
が、チームとしてミスはミス。
そして、偶然のミスでは無く、敵将・木山監督の明確な狙いによって誘発されたミスだ。

これを、どうやって防いでいくかが、
勝ち点を上積みする為の大きな課題になっている。
木山監督が、最初から狙っていたように、ディフェンスラインと、キーパーとの連係ミスを誘発することは、相手チームにとって極めて有効な、ジェフから点を奪う為の作戦になってしまっているのだから。

ここまで、ジェフは、佐藤優の恐らく期待以上の戦術への適応と、成長で助けられてきた。
シーズン前、強化部としては、海人を正GK候補として獲得していたはず。
強化部の想定以上の特殊な戦術に、キーパー陣が四苦八苦する中、佐藤優が一番に伸びた。
戦術への適応、数々のファインセーブ、PKストップもあった。
もし佐藤優がここまでやってくれなくては、もっと成績は悪かったろう。

が、チームとして、より勝ち点を積み重ねるには、
今日のゲームのようなミスは、限りなくゼロに近くしなければならない。

なぜなら、ハイライン戦術が問題では無く、判断次第で防げた失点だからだ。
チームとしては貴重な外国籍枠を割いて、オへーダを獲得したあたりに、
ポジションの重要さと、危機意識を強く持っているようにみえる。

これから、オヘーダが使われていくのか。
それとも、佐藤優の一層の成長や、海人、大野、岡本らの巻き返しになるのかは分からないが、「チームとして」乗り越えなくてはならない課題ではある。

シーズンが進み、ワンプレー、ワンプレーが、
昇格や、あるいはプレーオフに向けて大きな重みを持つことになる。

勝利を掴み取るのもチームの力なら、敗戦の原因を突き詰め改善するのもチームの力だ。

このミスを乗り越えて、佐藤優が、昇格を争う紙一重のシーンで、今度はチームを救い、歓喜の雄たけびを上げる事を願って止まない。

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サッカーの恐ろしさ、まざまざと。 第28節 vs湘南 ●0-1

いやー、何と言ったら良いか。。。
これだけ、思い通りに攻めながらも、得点を奪えず。
セットプレー一発で轟沈。

こう言う試合が、ある、とは知っているものの、
目の前で、それが起こってしまうと何ともやりきれない気持ちになる。

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今日のジェフは、現時点でやれる事を、100%、120%出し切った。
正直、このサッカーをやり始めて半年と少し。
ここまでやりたい事がピッチで表現できるものかと驚いたくらい。

ハイライン、ハイプレスで湘南を押さえ込み、
サイドチェンジと、サイドからの追い越しを織り交ぜ、
序盤から、次々と湘南ゴールに襲い掛かる。

そんな展開が、ほとんど90分続きながら、勝敗の結果だけは思うに任せなかった。

選手や、監督と同じく、この試合に勝てなかった悔しさばかりが今は募る。
けれど、この負けたからと言って、下を見て良い訳じゃない。
これだけの内容を出来た事に自信を持ち、勝てなかった悔しさを煮えたぎらせて、
次の試合に叩きつけて欲しい。

このゲーム内容を見て、このサッカーの未来を見たくなったサポーターも多いんじゃないかと思う。
次こそ、勝つために。これからの一試合、一試合が、大切だ。続きを読む
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勝利を呼び込んだ采配。 第27節 vs山口 ○2-1

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山口戦の先発メンバー。
意外な事に、前節・徳島戦から全く変更が無かった。

この日は、曇天で涼しさすら感じたとは言え、真夏の連戦。
コンディション次第では選手の入れ替えもあると思っていたけれども、逆にコンディションさえ悪くなければ、こうして同じメンバーで戦ってくると言うことか。そして、それだけ、前節に手応えを感じていたと言う証左でもあるだろう。

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そして、この日もジェフは素晴らしいプレーを見せてくれた。
ハイライン・ハイプレスが機能し、山口を狭いエリアに押し込み、ほとんど一方的に攻め込む。
ディフェンスラインが危ないボール回しをするようなシーンもほとんど無く、畳み掛けた。

狭いエリアに選手が固まっているにも関わらず、ボールがすいすいと進む。
ここ数年だったら、だるいバックパスと後ろのボール回しで時間が費やされていただろう。
けれど、この日は全く違った。

前線からのプレスでボールを追い込み、相手のパスコースを限定して、高い位置でボールを取り戻すや、あるときは、二列目のキープからサイドバックが攻め上がってクロスを上げ、あるときは、大きくサイドチェンジで揺さぶり、スペースへ走り込んでチャンスを作り続けた。

何が以前と変わったのか?もちろん、このサッカーを始めて8ヶ月。
適応できた選手が選別され、連携が高まったと言うのもあるだろう。

が、その中でまるで昔から居た選手のように、すっと溶け込んでいた選手が居る。
移籍して来てまだ3試合目の矢田旭だ。

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正直、名古屋時代の矢田は観たことがほとんど無い。イメージも無かった。
この日の矢田は、まずしっかりとプレスをかけ、体を寄せて、相手を追い込む。地味なプレーをしっかりこなす一方で、ボールを持つと、流れを切るどころか、むしろ攻撃のタクトを握って、周りを走らせる。これまでは、也真人が一人でこなしていたプレーを、二人で分散してやっているようで、これには、山口もやり辛い様子だった。

この日、壱晟はベンチ外だったが、この矢田のプレーは刺激にならざるを得ないのではないだろうか。
監督が、あの位置に何を求めているか、まざまざと見せつけてしまったから。

矢田が入った中盤の連携のよさもあり、
正直、もっと早く、もっと多く得点が奪えても良い試合だったとは思う。
それを許さなかったのは、山口の守備の粘り。
順位を考えれば、粘り粘って、一瞬に賭ける。
その勝機を残しておきたいのは当然だった。

結局攻めながらも、前半は得点は奪えず。
後半、更に攻勢を仕掛けるジェフ。
足が止まらないのは、涼しさもあるだろうし、自分達が主導権を持って攻め続けていると言うのもあるのだろう。

惜しいチャンスが続く。
特に、船山のロングシュートがポストを直撃したシーン、
ラリベイのポストプレーからのパスに、清武が合わせたシーンは決定的だった。

一方で、冷やりとしたピンチもあった。
福元の渾身のミドルを、佐藤優が抑えきれず、こぼしたボールを蹴りこまれたが、
幸い、オフサイドの判定で、事なきを得た。

先制点は、57分。町田也真人。
ボムヨンから、矢田、左の乾と繋がり、クロスをキーパーがパンチングしたボールに合わせて、ダイレクトボレー。これが、コース良く決まって、ようやくゴールを奪う。
スタンドに向け、「10番」を誇らしげに見せ付ける也真人に歓喜の輪が出来る。

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先制し、落ち着くことが出来たジェフは、その後もあまりペースを落とさず、セットプレーも交えながら追加点を狙っていく。72分には、ラリベイに代えて指宿、船山に代えて為田を投入。指宿は、相変わらず、懐の深いキープで周りを活かしながら戦い、為田は、ややアピールに焦りのあるプレーで、ちょっと流れに乗り切れない。

試合も終盤にさしかかり、ここまでゲームは完全にジェフだった。
けれど、そのまま終わらないのがサッカーと言うもの。
アディショナルタイム間近の89分、山口は小塚のパスから岸田が抜け出し、これを近藤が倒してしまい、PK。岸田が右上隅に叩き込んで、同点とされてしまう。

正直、これだけの内容で、しかもホームで、引き分けに持ち込まれたら、モチベーションは下がってしまう。ありがちな展開とは言え、負けに等しい引き分けになってしまう。

ここで、エスナイデル監督が動く。
矢田に代えて、若狭。
何故にディフェンス?と思う間もなく、最前線に近藤が上がってくる。
パワープレーだ。

しかも、PK与えた事もあって、近藤が、自分で取り返そうとやたらいきり立っている。
正直、この一手は賭けだ。バランスを崩して、相手に追加点をやる可能性もある。
が、ホームで、ここまでやって引き分けられるか。意地でも勝って終わるぞ、と言う監督のメッセージは、しっかりと選手にも、サポーターにも伝わった。

それが実ったアディショナルタイム3分。
右からのクロスを、指宿が頭で繋ぎ、さらに近藤が頭で繋ぎ、最後は清武が頭で叩き込んだ。
メイン側のコーナーフラッグに向けて滑り込んだ清武に、サポの大歓声と、ベンチから飛び出した選手達、そして誰よりエスナイデル監督がその輪に加わり、喜びを分かち合った。

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清武に向けて、猛ダッシュするエスナイデル監督は、この日のハイライトだった。

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ゲームは、この決勝点で2-1で辛勝。
夏休みでもあり、11,550人と久々に1万人を超えたホームのサポーターに、エンターテイメントを見せつけて、今季二度目の連勝となった。

強調したいことが2つある。
1つは、この日イエローカードなしで戦えたこと。
累積警告でリーチが多数居るが、出場停止なしで湘南戦を迎えられる。

そしてもう一つは、この連勝は、交代策がもたらしたこと。
1点を守りきった5バックを新しい選択肢として見せた徳島戦。
決勝点を奪うために、即断即決でパワープレーを選択した山口戦。

いずれもエスナイデル監督は、賭けに勝った。
裏目に出れば、非難は避けられなかっただろう。
けれど、そうはならなかった。

この日の決勝点が決まった後、監督自らも歓喜に加わり、大いに喜んだ。
選手も、スタンドも、監督やコーチ陣と共に喜び合った素晴らしい光景だった。
チームが出来つつある、瞬間瞬間に立ち会っている。
そう言う喜びが今のジェフにはある。

きっと、これからも、良い時も、悪い時もある。
けれど、悪い時こそ、監督や選手達と共に困難を乗り越えたいと思う。
この日の歓喜を忘れずに、これからの一試合一試合を本当の意味で「ALL」で戦えれば、きっと良い結果にたどり着けるはず。

さあ、今年は夏が楽しくなってきた。
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懐かしきプレス。大きな一勝。 第26節 vs徳島 ○1-0

大きな一勝でした。

この試合に敗れるような事があれば、無用な雑音が大きくなる。
それを杞憂に終わらせてくれた。
しかも、中身のあるゲームで。

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試合は、拮抗した好ゲーム。
相手のスタイルに合わせて戦術を敷くのではなく、
お互いが自らのスタイルを前面に出して、ぶつけ合う。

徳島は、よく繋いでくる。
攻守の切り替えが早く、ラグビーのようなボールのヨコへの展開と、
局面局面でのドリブル突破を織り交ぜて、ゴール前まで人数をかけて攻めてくる。

対するジェフは、ハイラインでの守備で、背後を狙う相手を網にかけまくり、
そして、今日は文字通りの「ハイプレス」で徳島を寸断。

徳島が繋ぐスタイルだったのでハマったのもあるでしょうが、
プレスの強度は間違いなく今季一番。
前線からのチェイシングは、ラリベイ、船山、清武、也真人、矢田がサボらず、
徳島陣内でも、3人からのプレスで相手を囲むシーンが多々。
体を当て、足を伸ばし、粘り強く、しっかりと闘えていました。

懐かしさすら感じた、プレス。
文字通りの、「ハイプレスハイライン」が機能した意味では、
今季のベストゲームだったのではないかと思います。

ただ、真夏の暑さの中で、このサッカーを90分続けるのは厳しい。
60分過ぎ、前線で大車輪の活躍を見せていた清武が足を攣ると、
他の選手たちも75分過ぎには、ガクっと運動量が落ちて、プレスもかからなくなってしまった。

そこで、エスナイデル監督が打ったのは、船山→若狭の交代策。
ディフェンスを5バックに変更して、サイドを封鎖。
攻めなくてはいけない徳島のスペースを潰して、カウンター狙いにシフトチェンジ。

これまで、愚直にハイプレスハイラインの90分完遂をやろうとしていたチームが見せた「変化」。
これが見事にハマって、徳島を沈黙させてしまった。

この交代の前に、矢田からアランダへの交代も、足が落ちてきた時間帯に、
体力全開のアランダがインテリオールに入ってくるのが、どれほど相手にとっていやらしいか。
こんな采配も執れるのかと驚かされるばかりでした。

そのエスナイデル監督、最終盤はベンチ前で、大きな声で身振り手振り。
疲れきった選手達に、サボるな、プレスに行けと、指示を出し続け、闘っていました。

両軍の力に差は無く、ジェフの負けも十分あり得るゲームだったと思います。
しかしながら、エスナイデルの采配と、
個々の選手達が最後まで全力を尽くした事が、勝利に繋がりました。

この日は、最終ラインでの危なっかしいプレーも少なく、メリハリの利いた守備で、クリーンシート。
(風の影響も考慮したのか、意図して優也も大きく蹴りだしているようでした)

そして、試合を決める貴重な一点を、エースのラリベイが決めてくれたのも大きかった。
この一点で、ゲームプランを組み立てることが出来た。

溝渕や、移籍加入の矢田も良いプレーを見せたし、
佐藤優也の好セーブもまたあった。
本当に収穫の多いゲームでした。

それを、アウェイで出来たのも良かった。

これから、連戦。
これと同じゲームをやろうと思っても、体力が持たないかも知れません。
けれど、固定メンバーで戦っていない強みが、きっと発揮できる事でしょう。

戦術の幅も拡がり、思ったよりも多くの引き出しを持っている監督だと改めて思いました。
これからも、もっと新しい采配を見せてくれるかも。楽しみでなりません。
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背番号「10」が大きく見えた 第24節 vs金沢 ○2-0

得点を奪えず、ミスから失点して自滅した熊本戦。
連勝は途切れ、岐阜戦で吹っ切れたかと思われた、
アウェイでの脆さは根深い問題としてまた、残ってしまっていた。

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その歯痒い思いを、選手達の中でもとりわけ溜め込んでいた、也真人。
試合後、お立ち台でスタンドに向かって語りかけた言葉は、
サポーター一人ひとりに、ずしりと響いた事だろう。

もがきながら、前に進むチーム。
その中で也真人の内面も大きく成長し、プレーだけでなく、
精神面でも、チームの中心となりつつあるようだった。

藤田俊哉に憧れて入団し、
深井正樹の魂を受け継いだ背番号「10」が、
日に日に大きくなっている。


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この日のスタメン。
前節からの変更点は、2トップを止め、従来の3トップに戻したこと。
また、壱晟がベンチにも入らず、故障の癒えたアランダがスタメンに戻ってきた。

リザーブでは、GK大野哲煥が初めてベンチ入りし、スタンドから大きな声援。
また、新加入の為田、U-18の古川もベンチ入りとなった。

対する金沢は、去年に続き、今年も順位では苦しんでいる。
一方、チームカラーとも言える堅守速攻、走力とスピードは健在でジェフにとっては厄介な相手。
アウェイで対戦は、両軍共に退場者を出し、ジェフは20本のシュートを放ちながらも敗戦。
試合終盤には、GK佐藤優也が自らドリブルで攻め上がって攻撃参加すると言う苦しいゲームだった。
二度目の対戦で、お互い、どうチームの色を出せるか。

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暑さの残る18時にキックオフ。
試合開始早々、ペースを握ったのはジェフ。
前半15分頃までは、セットプレーにロングスローを交え、ラッシュをかけて金沢を追い込む。
その攻撃的な姿勢が、3分には早くも得点に。

セットプレー崩れから、相手の中途半端なクリアが清武にわたると、
まだ選手が残っていたゴール前に低いボールが送り込まれ、
これをラリベイが2人に囲まれながらも、どんぴしゃのヘッドで合わせて早々に先制。

スタンドには、ラリベイと奥さんの両親が来日していたそうで、
大喜びでアピールを繰り返すラリベイ。

ジェフは、也真人の指揮で、ボールを散らし、左は清武と乾のコンビで崩し、右は船山にアランダ、時々真希が絡んでチャンスを作る。ゴールにはならなかったが、自陣のボール奪取から、前線まで4〜5本のパスが鮮やかに繋がって攻め込むシーンもあり、攻撃は上々だった。

一方守備では、金沢の鋭いカウンターに脅かされるシーンもあり、
佐藤優也の間一髪のセーブで事なきを得る。
また、乾も、前節の汚名を雪ごうと、普段以上に粘り腰のプレーで体を張り、少しでも前にボールを運び出そうと奮闘していた。

35分過ぎにアクシデント。
真希が右サイドで傷み、プレー続行不可能に。
急遽、比嘉がピッチに投入される。
慣れない逆サイド、まずは落ち着いて前半を終えたいところ。

金沢からしてみれば、大きな隙になり、ジェフとしては失点する前に突き放したかった。
ただ、前半最初のようなペースがずっと続くものでもなく、やや停滞した攻撃が続いていた。

前半も終わろうとした46分、ここで大きなプレーが出る。
ゴール前にアバウトに送られたボール、残っていた乾が頭で落として、それが也真人へ。
乾が裏へ抜け出ようとしたところへパスだししようとするも、ディフェンスに阻まれてしまう。

そのボールが、再び也真人の足元に。
ここで、少し前までの彼なら、戻すか、パスだったろう。
が、2人3人と相手が詰める中、ステップを踏んで相手をかわし、左足で強引にシュートを選択。
これが、ゴールキーパーの逆をついて、ネットを揺らす。
試合の趨勢を決める、大きなプレーになった。

シュートを撃てる場面でパスを選択する、あるいは、戻して組み立てなおす。
より確率の高いプレーを選んだと言われても、スタンドはえてして失望のため息を漏らす。
シュートを撃ち切る意識、これは、何年かかっても、指導者が変わっても、改善できなかったもの。
それが、第一選択肢としてシュートを選ぶようになりつつある。

画期的なことだと思う。

エスナイデル監督の進める意識改革が、也真人の危機感と合わさって生まれたゴールだった。
これでジェフは楽になった。

後半、ジェフは再び開始からラッシュをかける。
ラリベイ、清武、也真人が、後半15分くらいまでに立て続けに決定的なシュートを放つも、
相手GK白井の正面にボールを蹴ってしまったり、相手のファインセーブに阻まれたりで、追加点は奪えない。

一方、カウンターを喰らうことも相変わらずあったが、佐藤優也がファインセーブを見せ、事なきを得る。

ただ、結果的に完封したものの、この試合でも、慌てる必要の無い場面で不必要に慌てるシーンは多々。バックパスの意思疎通のミスや、戻ってくるボールを掴めばいいものを、なぜかダイレクトボレーで蹴り返してみたり、あまつさえ負傷で外に出ている乾に気付かず、その乾に向かってスローしてみたりと。。。感覚的には2〜3失点したような心臓の悪さがあるのは、何とかして欲しい。

戦術上仕方の無い危うさは仕方ないが、普通にやれば、なんでもないプレーを大ピンチに変えるのは、決して目にしたいプレーではない。

試合は、そのまま2-0のまま経過。
指宿と為田が交代出場。

時間的に少なく、ゲームをクローズしつつある時間だったので難しかったと思うが、為田はドリブルからのカットインで、指宿は、懐の深いキープ、強引なシュート、オフサイド判定になったものの、クロスに合わせてネットを揺らすなど、競争の激しさを垣間見せた。

大脱走も響き、無事にホーム勝利。
冒頭の也真人のマイクパフォーマンスへと続く。
アウェイ連戦に向け、良い勢いづけが出来た。

この試合、也真人意外にも取り上げたい選手が居る。

まず、交代出場の比嘉。
逆サイドで難かったにも関わらず、再三船山とのガラの悪いコンビ(失礼)で右サイドを突破してチャンスメイク。これまでで一番のパフォーマンスだったのでは。真希の負傷もあり、北爪、溝渕と三つ巴で右サイドを争う事になるか。

そして、熊谷。
決定的なミスが減り、だいぶ戦術的に消化されて来た。
近藤、ボムヨンが上がってきたとき、アンカーの熊谷が吸収されて3バックのようになっているシーンがあり、監督コメントで質問を受けていたように、ビルドアップで貢献していた。
目立たないプレーも多いので、DAZNで彼を追って試合を見直してみるのも面白いのでは。

さて。

これから四国連戦。
間瀬さんの愛媛に、上位の徳島。
アウェイだけに、苦戦も予想されるものの、ここで結果を出して欲しいもの。
例年、夏の失速で苦しんでいるけれども、今年は直近の5試合で4勝1敗。

上位も下位も、団子状態。
ここを抜け出す力強さを見せて欲しい。
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敗戦と、収穫。 天皇杯3回戦 vsG大阪 ●0-2

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平日のフクアリに集った、3回戦一番の8,000人以上のサポーター。
その期待に違わず、両軍の良さが出たゲームだったんじゃないかと思います。

ホームでの敗戦は、悔しさしかありませんが、
勝利したガンバ大阪の皆さんには、おめでとうと言いたいです(ベングロシュ爺風)。

数年前に対戦した時とは、お互いのメンバーも、現在の立ち位置も変わってしまった現在。
それだけの差は、見せつけられてしまったと言うのが正直なところ。
ベストメンバーで臨み、それを分からせてくれた長谷川監督にも、感謝したい気持ちです。

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さて。
この日のジェフは、下記のような布陣。

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このチョイスは、結構びっくりしました。
そして、試合中に行われた交代もまたしかりで。
エスナイデル監督、前節の讃岐戦、そしてこのG大阪戦と、次節・熊本戦。
その全てを勝つために、相当に練りこんでいたんじゃないかと思いました。

まず、これまでフィールドプレーヤーで唯一出場の無かった溝渕を、スタメンに抜擢。
さらに、前節欠場していた近藤や、勇人を起用した、ターンオーバー気味に起用。

交代枠は早々に60分過ぎに使い切り、指宿の試運転と、古川にもチャレンジをさせる。
最終的に、岡野、乾、溝渕、壱晟、古川と言う、使える限りの若手をピッチに立たせる割り切りぶり。

が、決して、メンバーを落としたとは感じない。
ここまで、多くの選手を使ってきたからこそ、コンディションを踏まえ、
誰でも、自信を持ってピッチに送り出せる。
その采配と、若手の躍動が見られただけでも、無理して観に行って良かったと思える試合でした。

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試合は、序盤からガンバのペース。
最初から、ガツンと来られた感じで、
こう書くのも悔しいですが、正直、普段戦ってるJ2とは全然別のレベルでした。

当たりの強さしかり、技術の一つ一つのレベルしかり、連携のスムーズさしかり。
何より、ガンバがボールを持った時の切り替えの早さ。
一直線に、ゴールに向かって殺到してくる。

それが、アデミウソンのような、いかにも、と言う選手だけでなくて、藤本淳吾のような、あまり走るイメージの無い選手まで、しっかり走っている。ボールを前に運ぼうとしても寸断され、カウンターを喰らい、ラインは高く保とうとするものの、ぐいぐいと圧力をかけられて押し下げられてしまう。

そして、こちらが少しでも綻びを見せれば、それを逃さずラインの裏を衝かれる。
三浦にポスト直撃弾を食らい、失点こそしないものの、アデミウソンや、長沢にピンチを作られる。
重い、ボディブローのようなダメージが蓄積していく中で、集中力が保てなかったか、コーナーキックを山本海人が上手く弾ききれずに繋がれ、最後はファビオがアウトサイドで合わせてゴール。DFらしからぬ素晴らしいシュートでした。

ただ、試合の勝敗を考えたとき、この一点は重かった。
出来ればスコアレスで終えたかった前半でビハインドを背負ってしまい、
より、前に出ざるを得なくなってしまった。
それは、ガンバにとっては格好の狙いどころな訳で。。。

苦しい展開だった前半も、全くチャンスが無かったわけではなく。
特に溝渕は積極的な攻め上がりと、
得点の可能性を感じさせるクロスで、らしさを見せていました。

そして、試合は、後半へ。

攻めるしかないジェフは前がかりに畳み掛けます。
まずラリベイが遠目からシュートを放って口火を切り、清武、船山、也真人が絡んでチャンスを作るも、プレッシャーがきつく、ペナルティエリアに良い形で踏み込めない。ならばと、勇人や、ボムヨンが遠目から撃っていくも、精度が無く、ゴールを脅かすには至らない。

苦戦するジェフに対し、ガンバは、それをある程度余裕を持って受け止めている。
ガンバのカウンターが怖いという話をスタンドでしていた矢先。

溝渕の攻撃参加が堰き止められたところから、一気のカウンター。
基点は倉田。そして、その切り替えから、崩しきるまでが恐ろしく速い。
右翼を深々と抉られ、振り切られ、
最後は泉澤に流し込まれ、0-2。かなり苦しい状況になってしまいます。

試合展開をみていれば、ガンバにとって、2点はセーフティリードとも言える点差。
攻勢が止み、省エネなサッカーに移行したように見えました。

逆に、失うものの無いジェフ。

ここからエスナイデル監督は、指宿、乾、古川を次々に投入して、まず一点を奪いにゆきます。
この交代、60分過ぎに早々に3枚を使い切る形で、代わったのが、ラリベイに近藤に、清武。
リーグ戦に温存し、かつ試したい選手を使う、意図の濃い交代に見えました。

布陣的には、4-3-3のままですが、也真人がかなり下がり目の位置でボールを持ち、全体をコントロールしながら、攻め手を探り、代わりに壱晟がかなり前目に。
見ようによっては、勇人と也真人のダブルボランチの前にセントラルMFとして壱晟がいるような位置関係。

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その中で、まず壱晟が気を吐きます。
密集をかいくぐってのミドルシュートを2発。いずれも、もう一歩と言う弾道で(一発は相手に当たりましたが)、攻撃に勢いをつけると、今度は大悟。

コーナーキックからのドンピシャのヘディングを、東口が何とかセーブ。
さらに船山のクロスに飛び込むも、僅かにヘッドは枠外。

ロスタイムには、今度は溝渕。
これもドンピシャのクロスを指宿に合わせるも、僅かに枠外。。。

シュートが、この日は悉く、枠を捉えられず。
運、不運ではなく、ガンバのプレッシャーがきつく、良い体勢に、フリーにさせて貰えなかったのが、得点できなかった原因だと思います。その一方で、若手が、思い切ってプレーをして、可能性を感じさせていたのは収穫でした。

最後、残念だったのはロスタイムに岡野が退場したこと。
状況が良くわからなかったものの、引き上げる岡野を捕まえて近藤が何やら話しかけていたのを見ると、ちょっと問題があるプレーだったんでしょう。

結局、追撃は出来ず、0-2で終了となってしまいましたが、今出来ることはやりきったんじゃないかと思います。

個々の選手では、繰り返しになりますが、若手の活躍が光りました。

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初出場の溝渕は、攻撃面、特に攻撃参加、クロスの質に良いものを見せてくれました。
一試合の中で、3〜4本、得点に直結しそうなクロスを上げたのは、北爪もうかうかしていられないのでは。
一方、守備では課題も。特に失点したシーンでは、彼が上がった穴を見事に衝かれてしまいました。
練習試合でも、この上がった後のスペースの問題は見えていたので、チームとして、どう連携して埋めるか、対策が必要だと思いました。

次に高橋壱晟。
正直、この試合も途中までは消えかかっていた感じだったんですが、攻めるしかなくなってから積極性が出て、惜しいミドルシュートが2本。これが次節以降も続くことを期待します。

そして、大悟。
短い時間の中で、惜しいヘッドが2発。初ゴールも遠くないと思える出来。
ここまで3試合の出場で、加速度的に伸び、ただ一生懸命追いかけるじゃなく、FWらしく点を奪うプレーが出来ているのが驚かされるところ。この試合でも大きな養分を得たのでは。

これで、得点を奪い、勝利出来ていたら、もっと大きな成長に繋がる自信になったんでしょうが。
冒頭に書いたように、ガンバ、強かったですね。
ジェフも追いつけるよう、エスナイデル監督の下、積み重ねないと。

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試合後、倉田が挨拶に来てくれました。
彼がジェフに居たのが2010年とは。
そんなに時間が経ったのか、と言う気がします。

ガンバユース出身で、10番、この日はキャプテン。
日本代表にもなり、ガンバの象徴になりつつある倉田。
こうして、相見えるのは嬉しいこと。
ますますの活躍を祈ります。

次にやるときは、ジェフが勝ちますがね。
吹田にも行ってみたいし。早く、次の対戦の機会が来ますように。

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獲られても、奪い返す 第22節 vs讃岐 ○4-3

もっとスッキリと、この試合を楽しみたかったが、
残念ながら今日は、審判が目立ち過ぎるゲームになってしまった。
そう言うものも含めてサッカーだとしても、
クリーンなプレー、フェアなジャッジの下、熱いゲームを楽しみたいものだ。

勝つにはかったけれども、問題は多いゲームだった。

讃岐の1点目、3点目のファインゴールは相手を褒めるしか無いにしても、
讃岐の2点目、高木和正に容易に抜け出されてしまった守りの緩さ、
ロスタイムのPKのピンチを招いた、也真人のミス。
こんなプレーをしていては、連勝は続かないだろうし、昇格はおぼつかない。
その事は、しっかり肝に銘じて反省し、次節に生かしてもらいたいものだ。


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この日のスタメン。
近藤が、コンディション不良でベンチ外となり、代わりに大久保。
高橋壱晟に代わり、負傷の癒えた羽生がリーグ戦初先発となった。

リザーブでは、アランダがベンチを外れ、代わりに勇人。
また、古川大悟もベンチ入りした。
山本真や、指宿は、もう少しのようだ。

讃岐との試合は、僅差で終わることが多い。
実際、讃岐自体が、ここまでほとんど複数得点が出来ていない状況の中だったが、前半からゲームは目まぐるしく動いていった。

前半、その序盤は讃岐がやや前ががりに攻め込み、ジェフが受け止める展開だったが、
徐々にジェフのプレスがかかり始めると、讃岐は引き気味になって、ジェフがガードの上から殴りつけるような展開になる。讃岐の北野監督は、ジェフの強みを弱みに転換するには、引き込まなければならなかったと試合後に述べている。

耐えて、カウンターと言う狙いだったろうが、ジェフはそれを許さない。
セットプレーと、清武のロングスローと言う跳び道具で、じわりじわりと讃岐にプレッシャーをかけ続け、隙を伺っていく。

その効果は、意外と早く得点に繋がる。
13分、セットプレーからのこぼれ球を羽生がダイレクトボレーでロングシュート。
相手キーパー清水がファンブルしたところにラリベイが詰めて、先制点を奪った。
前節、前々節とゴールを決め、調子を上げて来ていたラリベイが早速結果を出し、さらにジェフが押し込む展開となる。

しかし、攻め込みながらも、あまりスペースが無いため、シュートまで効率的に持ち込めない。
クロスを上げようとしても、特に乾が警戒されているようで、なかなか良い態勢でボールが上げられない。右へ左へ、的を外れたボールが飛び交い、戻して仕掛け直すもどかしい展開に。

逆に少ないながらも讃岐がカウンターを仕掛け始めると、34分。
乾の裏のスペースを衝かれ、一度は攻撃を弾き返すも、こぼれ球を馬場に見事な、
地を這うような弾道のシュート(キャプテン翼の松山君のイーグルショットのような)を、
ニアサイドに突き刺されて、同点となってしまう。

前半は、このままスコアが動かず、1-1で終了する。

後半も、ゲームの入りは穏やかで、ジェフが押し込み、讃岐が守る展開だった。
ただ、イエローカードが多く、選手達もベンチも神経質になっているのは見て取れる。
ゲームが動かない中、ジェフはサリーナスと、高橋壱晟を投入、
一方の讃岐は高木和正と、木島徹也を投入。
昼間の熱気が残り、夏特有の蒸し暑さがフクアリを覆う中、互いに攻撃の駒を切って打開を図る。

そして、ここからが、一気にゲームは良くも悪くもヒートアップしてしまった。

まず65分、讃岐陣内からのフリーキック。
大きく蹴り出されたボールが前線の高木に届けられる。
このボール、普段の佐藤優也なら、前に出てクリアしてても良いようなボールだったが、この日はまだゴールマウスの中で構えていた。ボムヨンも、乾も、何も出来ないまま、高木は余裕を持ってキーパーの位置を見定めてゴールに流し込む。あっさりと、失点を許してしまった。

ジェフはすぐに追いつく。
68分、北爪が讃岐陣内に少し入ったところから、左足でタテに長いボールをペナルティエリア内に放り込むと、これを清武が頭で合わせて5試合連続ゴール。2-2の同点に追いついてみせる。

一気に逆転へ、と言うムードだったが、74分に事態は急変。
大久保が2枚目のイエローで退場となってしまう。
さらに、そのファウルで相手に与えたフリーキックを、木島が素晴らしい弾道で沈めてみせ、2-3と再びリードを奪われてしまう。

ビハインド、数的不利、状況は限りなく厳しいものになってしまった。
ここで、これまでのジェフなら、失点に意気消沈し、バタバタし、崩れていってしまった事だろう。
アウェイの横浜FC戦、ヴェルディ戦、そんなゲームばかりだった。

が、この日は、吹っ切れたように攻め込み続けた。
どうしても勝ちたい讃岐が、望外のリードを奪って、引いたこともあっただろうが、エスナイデル監督は攻撃態勢を整える。熊谷アンドリューを下げて岡野を投入。アンカーの居ない、4-2-3システムに切り替え、11人の時と変わらない攻勢を仕掛ける。

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失点のすぐ後の80分、PKの判定。
これをラリベイがレイナウド宜しく、ゴールネットの天井に叩き込んで、同点。
すぐさま、ボールを持ってペナルティスポットに戻り、同点では足りないと言うメッセージを送ると、フクアリのボルテージは最高潮となる。1人少なかろうが、残りが何分だろうが、関係ない。手拍子と歓声がフクアリの屋根に反響し、夕立のように降り注いでくる。

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久方ぶりに感じる、ここが劇場と呼ばれるが所以の歓声の波だ。
その歓声に後押しされるように、83分には、乾のクロスをサリーナスが折り返し、ラリベイが頭で押し込んで逆転。ハットトリックを完成させる。わずか数分の間に、状況が変わる。味方も、相手も、何が何だか分からないままに。

獲られても、奪い返す。
言うほど簡単じゃないが、エスナイデル監督は、「そういうサッカー」を目指している。
それを、スタンドも含めて、各々が理解して、相手を呑み込んだ結果がこの逆転劇だった。

その後、逃げ切りを図ったものの、冒頭に書いたように、也真人のあの時間帯では許されないミスもあって、佐藤優也のPKストップと言うおまけつきのエンターテイメント溢れるゲームが完成した。

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何で逆転まで持っていけたのか?
スタジアムに居ないと、なかなかそれが理解出来ないゲームの一つだった。
ジャッジも、歓声も、選手達の気持ちの昂ぶりも、監督の必死の指示も。

ジェフにとっては、得るものの大きな試合だった。
後半戦のスタートを、フクアリでの無敗を途切れさせず、三連勝として終えられたこと。
復調著しいラリベイのハットトリックという、反転攻勢に欠かせないストライカーの覚醒をみたこと。
そして、3点獲られようが、4点を奪って、勝って終わると言うメンタルの成長をみせたこと。

エスナイデル監督が言うように、課題は多々ある。
それは、監督が、指導陣が、選手達が、改善してくれればそれでいい。
必要なのは、このサッカーをサポーターが信じて後押しすることだ。
その気持ちがあれば、今日の逆転を生んだような、フクアリの空気は何度でも作れる。

シーズン始めに書いたように、今季はサポーターの覚悟が求められているシーズンだ。

失点して、ため息が響き、声援が聞こえないフクアリにするも。
まだまだこれからだ。走れ、闘え、奪い返せと伝えるフクアリにするも。

信じるも、信じないも、サポーター一人ひとりに委ねられている。
今季残り半分、今日のようなフクアリの空気であってほしいと願う。
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