JEFSPIRIT News

ジェフユナイテッド市原・千葉とサッカーに関するニュースと雑感記



ずっと求めていた“心臓” 第2節・水戸戦

これだけ動き、これだけ潰してくれれば、周りはどんなにラクだろう。
パウリーニョ。ジェフの新主将。
今日、フクアリに来たジェフサポの多くは、この新主将に魅了されたんじゃないだろうか。

−−−−森本−−−−
谷澤−−井出−ネイツ
−パウロ−−勇人−−
太亮−−−−−−金井
−−大岩−−キム−−
−−−−高木−−−−

メンバーは全く前節と変わらずで迎えた、ホーム開幕戦。
相手は、長崎同様に今季を迎えるにあたって、大きく選手を入れ替えた水戸。
とは言え、運動量と、フィジカル、そしてシンプルな攻撃は健在だ。

キックオフと共に、お互いが正面からぶつかり合う潰し合いの様相。
お互い、ジャブの打ち合いから徐々にペースアップして、ゴール前へと迫り始める。

その中心となったのがパウリーニョ。
中盤のあらゆる場所に顔を出しては、そのボールを戻さずに、シンプルに前へ運んでゆく。
相手ボールになるや、彼の「ボール狩り」が始まる。猛烈な勢いで追いかけ、フィジカルコンタクトや、スライディングを恐れず、とにかくボールを引っ掛けにゆく。水戸がカウンターを仕掛けようにも、ほとんど自陣で攻撃の芽がパウリーニョに吸われていく様は、さながらダイソンの掃除機のようだった。

そのパウリーニョを中心に、森本やネイツ、他の選手たちも、しっかりとボールを追いかけていく。
去年よりも展開が速く感じるのは、パウリーニョがボールをこねず、前へ運ぶ事と、それに周囲が連動して、走っているからだろう。プレスが面白いようにはまり、チャンスが生まれ始める。

森本が抜け出してシュートを撃ったシーンは、相手の好守備に阻まれたが、FKも絡めながら、チャンスの増え始めた20分過ぎ。左でフリーになっていた中村から、鋭い左クロスが上がると、中央でネイツがお手本のようなヘディングシュートで、幸先良く先制弾を叩き込む。

さらに、30分過ぎには、パウリーニョのFKから最後は金井のゴール。
(ただし、これは正直、帰宅後見たVTRでオフサイドのように見えたが)
2-0として、試合を有利に運んでいく。 


後半に入り、今度はホーム側でのゴールを期待して応援する。
しかし、中村のクロスからネイツが合せた決定的なシュートは、叩きつけ過ぎて、枠を外れてしまう。

後半は、全般的に水戸ペース。
ビハインドを負って、前に出るしかない柱谷監督。
次々に選手を変え、運動量を切らさずにジェフにプレッシャーをかけてゆく。

ジェフは、前半に比べてボールを繋げなくなった。
運動量が徐々に落ち、奪ったボールを前に運ぼうとしてミスが出る。

一方の水戸は、シンプルにボールを繋いで、ジェフゴールに迫りだす。
ただ、危ないシーンはあっても、枠内シュートはほとんど許さず、時間と共にゲームをクローズにかかる。
選手交代もあるにはあったが、試合展開は大きく変わらず。

追加点こそ奪えなかったものの、失点も許さず、時間をしっかり使ってタイムアップ。 
開幕二連勝。久しぶりに調子の良い春になった。


今日は、各選手が良かったが、誰か一人を挙げるなら、やっぱりパウリーニョだろう。
プレーが効果的なだけでなく、試合前の円陣をみても、試合中の身振り、味方への叱責をみても、主将としてチームの中心だった。本当に頼もしい“心臓”が加わったものだ。

彼だけでなく、ネイツ・金井の新加入二人も得点し、13,000人の観客に新しいジェフを見せられた。
上出来なホーム開幕だ。
さあ、これを続けて行こう。続きを読む
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完封発進 第1節・長崎戦

開幕戦に勝利。
長崎に勝利。
完封勝利。

今日は、これだけで十分だったのでは。
攻守共に、まだまだと言える出来ではあったけれども、「一戦必勝」の気持ちは昨年と何も変わらない。
苦しい試合をモノにして、勝ち点3を掴んだことは何よりだ。

−−−−森本−−−−
谷澤−−井出−ネイツ
−パウロ−−勇人−−
太亮−−−−−−金井
−−大岩−−キム−−
−−−−高木−−−−

開幕スタメンはこのメンバー。
ちょっと意外だったのは、トップ下の井出と右の金井。
それぞれ晃樹と北爪の先発も予想されていたから、チャンスを得た二人には大事な試合になった。

去年との違いは、やはり最終ラインに智が居ないこと。
穴埋めの補強も無かったから、正直心許ない。
そして前線からはペスが消えた。
何だかんだ言いながら、ペスの「個」の力に助けられた事は多かった。
これらの穴を全員で埋めて、その上を目指す。
今年のジェフはそう言うチームだ。

ゲームが始まると、立ち上がりは静かな展開だった。
メンバーが大幅に変わった長崎は、以前のような強烈な走力がみらない。
序盤、サイドを崩され、一点モノのピンチもあったが、高木が好セーブでこれをしのぐと、今度はジェフのチャンス。 
金井の右からのクロスを森本がヘッドで合わせ、こぼれ球に井出!
幸先良く先制点を奪う。
いい所に詰めていた、起用に応える一発だった。

ここから、しばらくジェフの時間帯が続いたものの、追加点は無し。
新加入のネイツは、時折良さを見せるものの、まだチームに融合されている感ではない。
チーム全体で正直、ミスも多く、ややフラストレーションを抱えた前半だった。

後半に入っても大きく展開は変わらない。
ビハインドの長崎が攻撃を仕掛けた事もあって、押し込まれる時間帯が長くなる。

少々気になったのは、クリアを簡単にコーナーに逃げてしまうこと。
また、あまり狙いの無いクリアが多いこと。
そのせいで、CKを与えてしまう事が多かったし、ボールを奪ってもカウンターに中々繋がらなかった。
恐らくは、危ない横パスをするリスクを避けて、セイフティーファーストを徹底しているのだろう。
このあたりは、これからの課題だ。

後半最大のピンチは、勇人がラインギリギリでクリア。
逆に最大のチャンスは、金井のクロスを谷澤がふかして失敗。
谷澤はいつもの谷澤だったが、余計なイエローもあり、要所を押さえられなかった。

その後も両チームとも、あまりシュートまで持ち込めない展開が続き、そのままタイムアップ。
1-0で開幕戦を掴むことが出来た。


試合を通じて目立っていたのはパウリーニョ。
ボールに絡む回数がダントツに多かったのでは。
出足鋭く、ボールに喰らいつき、手数をかけずシンプルに繋ぐ。
組んだ勇人は、かなりやり易かったろう。

勇人も、一点モノのピンチを救った事で大いに貢献。
それに、試合を通じて安定していた高木も、今日の勝利の立役者だった。

心配だった守備陣も、まずは完封勝利で良いスタートになった。
前述の繋ぎの問題や、細かいことを挙げれば色々あるけれども、結果を積むことで起用に応えて欲しい。

攻撃面では、森本がシュートを出来るシーンが少なかった。
サイドに流れるシーンも散見され、相手のマークが集中して、やりにくさを感じているようだった。
今季はより我慢を強いられるかも知れないが、やって貰うしかない。


今節の他クラブを振り返ると、降格組みのセレッソが引き分け、大宮が辛勝、徳島が引き分けだった。
やはり今季のJ2、一筋縄では行きそうにない。

最後に笑うには、本当に一戦一戦、勝てるゲームを勝ちきり、引き分けそうなゲームを勝ちに変え、負けゲームを引き分けに持ち込み、大敗を決してしない、その積み重ねしかない。
6年目のJ2、勝ち点1、得失点差1を最初からしっかりかみ締めて、足元とゴールを見つめて戦って欲しい。
さあ、開幕だ。 
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ハングリー精神の注入

開幕を目前に控えたこの時期に3人もの若手選手の加入が発表された。

新加入選手のお知らせ(公式)

FW 能登 正人 選手 背番号33 (バンコクFC/24歳/181cm・71kg)
DF 河津 良一 選手 背番号34 (専修大/22歳/177cm・70kg)
DF 伊藤 槙人 選手 背番号35 (駒澤大/22歳/183cm・74kg)


タイ1部からの移籍に、大卒が2名。
正直、実力の程は未知数。
キャンプからの練習参加で、Jでのプレーの機会をようやく掴み取った。
特にDFの2人に関しては、ジェフ側の補強事情によるところも大きいのだろう。

シーズン直前で、予期しない選手の加入は、10年前の水野晃樹を思い出す。

プレーで結果を出しさえすれば、晃樹のように大きく羽ばたく事も可能だろう。
彼らに期待したいのは、ともすれば日曜日のようだと例えられたチームのゆるい空気に、
生き残りを賭けたハングリー精神を叩き込む事だ。

その意味でまた思い出すのは、途中加入で奮闘した要田のプレー。 
プレーできる喜びを、スタンドまで伝わるような気迫に変えて、全力のプレーをしていた。

そう言うプレーが出来るなら、きっとチャンスは訪れるだろうし、結果もまた出せるだろう。

一日も早く、フクアリのピッチでコール出来ることを願って。
能登選手、河津選手、伊藤選手、ジェフにようこそ。
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再構築、道半ば TG・山形戦

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ちばぎんカップが、ACLの影響で残念ながら今年は実施されず。
その代わりとは行かないまでも、新チームのゲーム形式のお披露目が、プレーオフを戦った山形を招いて、フクアリで行われました。 続きを読む
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開幕スタメン予想

さて、開幕まで一ヶ月。
情報も限られてますが、思いつくままに開幕スタメンの予想。
3/8はどうなっていることやら。
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2015シーズン前、補強雑感

プレーオフ決勝から一ヵ月半。
早いもので、2015シーズンの新体制発表となりました。

まだ開幕までに動きはありそうな感じですが、
ここまでの補強について、書いておこうと思います。
まずは、1/17(土)現在の戦力の振り返り。

[現有戦力]
GK 1.岡本、21.高木、△22.岡
DF 2.大岩、3.田代、20.キム、◎27.浦田、◎4.北爪、◎28.乾、○13.金井、▲24.栗山
MF 6.田中、7.勇人、8.谷澤、25.佐藤祥、26.井出、14.町田、16.佐藤健、17.中村、◎30.仲村、☆5.パウリーニョ、○29.水野
FW 9.森本、19.オナイウ、☆11.ペチュニク

監督 関塚

[凡例] 
「☆」・・・新外国籍選手  /「◎」・・・新人
「○」・・・移籍加入(完全)/「△」・・・移籍加入(期限付き)
「▲」・・・レンタル復帰 

[IN]
○コーチ 菅原
○コーチ 小倉
○フィジカルコーチ 里内
△GK 岡(185cm・75kg/J1甲府) 
▲DF 栗山(179cm・76kg/J3町田) 
◎DF 浦田(177cm・69kg/千葉U-18)
◎DF 北爪(177cm・71kg/専修大)
◎DF 乾(187cm・63kg/桐生第一高) 
○DF 金井(174cm・60kg/J1鳥栖)
◎MF 仲村(165cm・61kg/千葉U-18)
○MF 水野(173cm・66kg/J1甲府) 
☆MF パウリーニョ(177cm・77kg・ブラジル/J2栃木)
☆FW ペチュニク(189cm・83kg・スロベニア/レッドスター・ベオグラード(セルビア)) 

[OUT]
コーチ 武藤→J2福岡
フィジカルコーチ 大塚→J2札幌
GK 碓井→J1清水
DF 山口智→J2京都
DF 竹内→J1名古屋 
DF 天野→J1横浜FM
MF 山口慶→引退
MF 山中→J1柏
MF 兵働→J2大分
MF 幸野→J1FC東京
MF ナム→未定
FW 大塚→J2北九州
FW 戸島→J3町田(レンタル)
FW ケンペス→未定
FW ジャイール→未定
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人事を尽くして天命に敗れる プレーオフ決勝・山形戦

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昨日の味スタ、本当に総力戦でした。
選手も指導陣も、フロントスタッフも、地域もサポーターも。

それでも敗れた。
同じだけ強い想いをぶつけてきた、相手に。
ほんの僅かな差で。

山形には、J1でこの勢いのまま活躍して欲しいし、 それだけの力はあると思います。

不甲斐ない試合だった。
誰それが良くなかった、そう言う感想も目にします。
けれど、自分の目には、誰しもが出せる限りの全力を尽くしていたようにしか見えなかった。

サッカーの内容は、いまいちだったかも知れません。
相手の勢いに押されて、バックパスを選んでしまったり、慣れない大舞台に緊張が見えたり。
普段通りの力が出し切れなかったと言われれば、確かにそうだったでしょう。

けれど、それでも全力でしたよ。
誰しもが、後一歩を掴み取ろうと、もがき、苦しんでいた。

山形が先制点を取るまで、時計の針が止まっているんじゃないかと思うほどに時間が流れるのがゆっくりに感じたけれども、点を取られてからは、時計が壊れているんじゃないかと思うほど、今度は時間が早く流れていった。

本当に、あと一歩。
必死、決死の総攻撃も、同じだけ必死な相手に弾き返されて、笛の音と共に、
水を打ったように静まり返る空気。
急に風が冷たく感じて、

ピッチに崩れる選手を、ただただ呆然と見ているしかなかった。
二年前にも見た、二度と見たくなかった光景。

負けるってのは、こう言うこと。
この負けは、ただの一試合の負けではなく、シーズンの全てが凝縮されたもの。
全力の全力を尽くして、まだ何かが足りない。
今日、この時に至るまでに、もっと出来たであろう何かが足りなかったと言うこと。

走力。判断力。
何が足りなかったんだろうと、静寂の中で、回らない頭の中で考えていました。

それでもまた、時間は過ぎて、こうしてジェフの歴史が刻まれて、
新しいシーズンはやって来るわけで。

今日、こうして、20,000ものジェフサポと共に、声を枯らし、この悔しさを共有出来たことを想い新たにしつつ。
来季また、第一節から、「一戦必勝」を積み重ねて。

来季こそ、J1復帰を掴み取りましょう。
みんな、一年間、お疲れ様でした。 
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【ご協力のお願い】 味スタをホームに。

明日のプレーオフ決勝、味スタをジェフイエローに染め抜くため、
応援の事前準備にご協力下さい。

ご協力可能な方は、明日10時 味スタ 北2ゲートへご参集下さい。

必要人員1,000名規模。
宜しくお願いします! 
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姉埼神社行って来ました

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明日のプレーオフに向け、姉埼神社に勝ち運貰いに行って来ました。
おみくじは17番で大吉、タイスケがやってくれるんじゃないですかね。
神主さんから、運を引き寄せる扇飾りもお土産に頂きました。

J1復帰まであと一つ。
勝ちたい気持ちを強く持った方が、勝利を手繰り寄せられます。

山形は強いし、勢いを持っているけれども、
我々の方の勝ちたい気持ちの方が強いと断言出来ます。

明日は、味スタで声を枯らし、
人事を尽くして天命を待ちましょう。

オシム語録から、明日の試合への心構えを一つ引用。
「必ず勝ち点3を取りにいく。引き分けを狙うことはしない。そう思った時点で負ける。
引き分けのために全員で守るなんてことは絶対にしない。」
 
一戦必勝! 

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ユナイテッド後援会 「UNITED AWARDS 2014」開催のお知らせ

プレーオフ決勝戦は12/7(日)ですが、
その一週間後の12/14(日)に、ユナイテッド後援会主催の「UNITED AWARDS 2014」が、
千葉みなと駅近くの、ホテル「ポートプラザちば」で、開催されます。 

毎年、シーズン前に開催されていた激励会が、シーズン後に変更になったもので、
選手やスタッフと歓談しながら、シーズンを振り返ることが出来る企画になっています。

会員以外の方も、当日入会で参加できますので、ぜひお誘いあわせの上ご参加ください。
申し込み受付は、12/3(水)までとなっています。
詳しくは、ユナイテッド後援会のホームページで。

 「UNITED AWARDS 2014」のお知らせ
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シード権確保。さあ、あと一つ。 最終節・讃岐戦

一筋縄では行かないと思っていた最終節。
苦しい戦いではあったけれど、選手達がピッチで結果を出してくれました。

この試合の結果いかんで、3位もあれば、プレーオフ圏外もあった試合前。
普段通りにとは思っていても、どこか身体に余計な力が入っているような試合の入りでした。
プレーの一つ一つが、どこか萎縮したような感じで、ショートパスが精度を欠いて、相手に渡してしまうようなシーンが度々。反対に讃岐は、入れ替え戦に向けて気持ちの切り替えが出来ているようで、伸び伸びとプレーしていました。

讃岐優勢で試合が進んだ30分に大きなアクシデント。
センターサークル付近で、森本と讃岐DF藤井が接触。
森本は意識を失って、受身も取れずにピッチに崩れ落ちてしまい、救急車で搬送される事態に。
幸いその後の病院の検査で、異常は無いとの事でホッとしましたが、30分近い中断となりました。

森本の代わりに投入されたのは、ケンペス。
難しい状況での投入だったにも関わらず、大仕事をやってくれました。
前半終了間際、キムからのロングフィードをトラップすると、右足一閃。
バーを叩いたシュートが、跳ね返ってネットを揺らす、豪快な一撃で先制点をもぎ取ります。

ケンペスは、人差し指を両方の手で立て、森本の背番号「11」を作ってみせ、
ライバル関係ながら、チームの中の雰囲気のよさを感じさせました。

後半も、流れは大きく変わらず。
このまま勝ちきりたいジェフは、あまり前には出ずに、慎重な試合運び。
慎重すぎて、ろくにシュートも撃てず、逆に何本も危ないシーンを作られてしまったものの、とにかく今日も勝ちきることが何よりも重要。幸野に代えて、山中。町田に代えて井出を終盤に投入して時間も使い、粘って粘って、反撃をかわして、1-0でタイムアップとなりました。

中断があった事で、他会場は全て先に結果が出ていました。
磐田が1-1で引き分け、ついに最終節にして3位に浮上。
プレーオフは一試合目がシードされ、味スタでの最終決戦に勝てば、と言うところまで進む事が出来ました。

天皇杯も残すジェフにとっては、一試合目がシードになったことで、今週は水曜日の天皇杯に集中でき、そして森本の回復を待つ時間も取れると言う、考えられうる限りベストな結果になりました。

しかしまだ、何も成し遂げていません。
ただあるのは、J2に落ちたあの日の悔しさ、昇格を逃した二年前の悔しさ、 それだけです。
その全てを、ぶつけられる舞台に戻ってくる事が、ようやくできました。
あと一つ。ただ一つ。
まさに、一戦必勝で、J1復帰を掴み取りましょう。

第42節・讃岐戦 試合結果 (公式)

J2最終順位表(Yahoo!スポーツ)

J1昇格POは千葉、磐田、山形が進出…逆転3位の千葉がシードに(SOCCER KING)

FW森本が緊急搬送のアクシデントも…讃岐下した千葉が逆転3位!!(ゲキサカ)

千葉 J1昇格POへ 関塚監督 納得の勝利「チームとして一歩前進」(スポニチアネックス) 

2014J1昇格プレーオフ チケット情報 (Jリーグ公式)
※ジェフは、ホーム側です。

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大一番だけど

勝ち点3差で迎える土曜日の磐田戦。
間違いなく、今季で最も盛り上がる試合になると思う。
とにかく結果が欲しい。

ただ、そうは言いつつも、この試合で何かが決まる訳じゃない。
42分の1試合。勝っても、負けても、引き分けても、その先がある。
その事を忘れないようにしたい。

それにしても、磐田との対戦でこう言う緊張感がある試合は、
2005年のアウェイゲーム以来だろうか。
あの時は、ジェフが一方的に恨み辛みをぶつけただけだったから、
双方の意地と意地がぶつかるような試合は、
優勝を掴み損ねた2003年のアウェイ戦まで遡るか。

その両方が、アウェイのゲームだった。
それが、今回はホームで戦える。

J2暮らしが長くなり、その間にスタジアムを離れてしまったジェフサポも多い。
願わくば、この一戦に集い、溜まった想いを声援に変えてぶつけて欲しいものだ。

磐田も、この試合に賭けて来るだろう。
それを弾き返し、勝利を引き寄せるのは、これまでの苦しい時期を知っているからこそ作れる、
フクアリの空気だろう。 

久しぶりに、試合前から楽しみな一戦。
良い空気を作って、勝ちましょう。 
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この流れを逃すな! 第38節・群馬戦

時間は後半40分。
スコアは、0-1。

秋葉め、上手くジェフ対策を練ってやがる。
森本はガチガチにマークされ、左サイドは何重にも守りを固められてる。
本職じゃない慶の右サイドの緩い守りとはえらい違いだ。

既に井出、ケンペス、兵働を投入。
攻勢はかけてはいるものの、打開の糸口が掴めない。

群馬はボールを奪えば、手数をかけずに中盤を飛ばして前線に蹴ってくる。
前の選手は総じて仕掛ける意識が強い。
孝太にやられた失点が重く圧し掛かる。

正直、今日はこのまま逃げ切られるかと、頭をかすめていたところだった。
それがまさか。

中央にボールが渡る。
よく見えなかったけれども、ペスが左足を振り抜いたのはかろうじて分かった。
勢い良くシュートが突き刺さり、けれども喜びもしないペスの姿がある。

ああこれは。
これで終わる気は無い。
勝ちきるつもりだなとスタンドに空気が伝わる。

前節の森本の強烈なゴールの余韻も相まって、
群馬のスタンドの半分を埋めた黄色いサポーターから、
「この試合勝つぞ」と、気炎が上がる。

時間はもう無い。
とにかく前へ。
ペスが、井出が、何度かチャンスを掴みかけるが、ミートしない。

ロスタイムも2分が過ぎ、左の崩しから、ペスがシュートを放つ。
外れたと思った軌道のシュートが、突然方向を変えてゴールに飛び込んだ。
まさかのオウンゴール。逆転。

こう言う事は、めったにあるもんじゃない。
それこそ、孝太が胸で飛び込んだ小瀬か、それとも2008年の最終戦か。

ゲーム内容はよくなかった。
群馬のゲームだった。
しかし、勝ったのはジェフだった。
重い、意味のある勝利。

強く感じるのは、大きな流れを掴みつつある事だ。
それを、しっかりと掴むことが出来るか。
それとも、みすみす逃してしまうか。
運だけじゃ説明できないものを、手繰り寄せるのは、最後まで全力を尽くし、
相手の意思を挫けたかどうかだろう。

そして迎える、ホーム・磐田戦。
一ヶ月前、 この試合を、こう言うシュチュエーションで迎えると予想できただろうか。
「こうだったら良いな」ぐらいに思っても、それが現実となるとは。

次節が全てでは無いのは分かっている。
けれども、シーズン終盤、大事な試合をホームで迎える事が出来る喜びが抑えられない。
こうなったら、緊張感も含めて、楽しんで勝ってやろう。
今季がどう言う結末を迎えるにしろ、絶対に磐田戦は面白い戦いになる。

その空気を作るのは、選手であり、サポーターだ。
さあ、一週間後が楽しみになった。 
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リアル・タイガーショット炸裂! 第37節・大分戦

大分との対戦成績は確かに良い。
けれど、大事なところで壁になって来たのも大分だ。

優勝まであと一歩だった臨海の試合しかり、
記憶に新しい、二年前のプレーオフ決勝の国立しかり。

そして、今日もまた、今季のJ1昇格への生き残りをかけた重要な一戦。
大分は前節松本に敗れ、ジェフ以上に、この試合への気合は強烈なものがあった。
それを、ホームで挫くことが出来るか。

ジェフのスタメンは、リーグ戦のレギュラーメンバー。

−−−−森本−−−−
谷澤−−町田−−幸野
−−健太郎−勇人−−
中村−智−−キム−慶 
−−−−高木−−−−

コートチェンジをされて始まったゲームは、序盤から激しい展開になった。
大分は、徹底してロングボールを前線に送り込む戦術。
その球の出どころの中心になっていうのは、ボランチのダニエル。
屈強なフィジカルだけでなく、ポジションのツボを押さえた守備で、厄介な壁となって立ちはだかる。

対するジェフは、相手のDFウラ狙いと、サイドアタックを併用。
以前よりも明らかに、「前へ」ボールを出す意思がハッキリしていて、
健太郎からのパスや、勇人の飛び出しに、二列目の三人が絡んで攻撃を組み立てる。

慌しい展開で始まった前半。
ゲームを動かしたのは、谷澤の一撃だった。
右サイドに流れたヤマトからのボールを中央で上手くコントロールすると、
反転してDFをかわし、GKの頭を抜くループシュート。

先制したジェフと、追いかける大分。
お互い、チャンスは作るものの、決定的と言えるチャンスはそう多くない。
ジェフは、高木を中心とした守備陣が、今日も集中して守っており、 
攻め込んでもいたので、二点目が欲しいところだったが、前半はそのまま1-0で終了となった。

後半。さらに大分のペースは上がる。 
交代のタイミングもジェフよりも早く、より一層、ダニエルを中心とした守りから、
手数をかけずに前線にボールを放り込んでくる。
単純だが、何度もやり続けられると、じわじわとダメージが蓄積する。

特にジェフは連戦。よく頑張ってはいたが、フィジカルでは、大分の方が優勢の状況下、
時間と共に運動量が落ち、サイドが高い位置を保てなくなっていく。

跳ね返しても、前でキープができず、ボールがすぐに戻ってくる。
余裕の無いバックパスが増え始め、そこを大分が狙ってくる。

そんな最中、接触プレーで、GK高木が頭を負傷してしまう。
傷から血が出ているのか、なかなかプレーを再開できない。
5分以上は治療していただろうか。
ゲームにぽっかりと、大きな時間的な穴が開く。

ゲームが再開して、ジェフも交代のカードを切り始める。
1枚目は、勇人から大岩。
慶をボランチに上げて、サイドと中央の守備の強化をはかる。
大岩は、副将らしく、プレーだけでなく、大きな身振りでラインを上げろと指示を飛ばす。

これで落ち着くかと思ったが、ポジションを変えた慶が、ミスパスをダニエルに渡してしまい、
絶体絶命のピンチ。やられたと思ったが、ダニエルが外してくれて、何とか事なきを得る。

ジェフはさらに、幸野に代えて井出のカードを切る。
ロスタイム直前、その井出が中央に踊り込んで、強烈な左足シュートを放つ。
決定的な追加点になるかと思ったが、わずかに枠を外れて、お互いに決定機をモノに出来ない。

そのプレーのすぐ後。
ジェフの左サイドでボールを受けた大分FW為田が、切れ込みながら、
角度の無いシュートを放つと、これが絶妙なコースに決まって、ロスタイム間近で同点とされてしまった。
沸き立つ大分のゴール裏、意気消沈しながらも、奮い立とうとするジェフの選手たち、スタンド。

そして、それは、唐突にやって来た。
中央でボールを受けた健太郎から、ペナルティエリアの少し外側に居た森本にタテパスが入る。
絶妙なトラップで追いすがる大分のディフェンスを引き剥がすと、
身体を捻りながら、全体重を乗せた強烈な左足シュートを放つ。

一直線に飛んだボールは、大分のGKの手を弾いて、勢いを殺すことなく、ゴールネットに突き刺さった。
静まり返る大分のゴール裏。それだけの威力のある、鮮烈な一撃だった。
大分の守備とか、何もかもを無効化する強烈な個の力。
ストライカーのストライカーたる所以、そのもののようなゴールだった。

かつて、「怪物」と言われたのは、だからか。
まざまざと。そして、ようやく見せつけてくれた。 

ロスタイムは7分。
大分は、それでも最後まで攻め込んできた。
けれども、こちらも必死に守りを固める。
長い長いロスタイムがようやく終わり、そして勝利をもぎ取る事が出来た。

これで三連勝。順位は五位のまま。
しかし、とてつもなく大きな勝ち点3だ。

何よりフクアリで、久しぶりにこう言う熱くなる試合を見ることが出来た。
最後のゴールだけでなく、90分を通じて、選手の運動量、執着心、前へ出る姿勢が変わってきていると感じる。
シーズン最終盤に来て、今季最高の状態になりつつある。

選手達が口々に言っていたように、まだ五試合が残っている。
そして、ジェフは、自動昇格には遠く及ばず、プレーオフ進出を守れるかどうかという位置でしかない。
それを肝に銘じて、目の前の戦いに挑むのみ。
その為のサポートをするのみだ。

次は群馬。一人でも多く現地で声援を。
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田代の日 天皇杯準々決勝・C大阪戦

試合はスカパーでやったゴールシーンと、田代のクリアくらいしか観れていませんが。 
何はともあれ、遠征組の皆さん、お疲れ様でした。

フォルランとカカウの2トップを見たときには、これは厳しいなと思ったけれども、
リーグ戦ここ2試合の流れを上手く引き継いで、ゲームをコントロールして勝利。

特に、決勝点に繋がるプレーと、決定機を防いだ田代は、
スタートはCBで、途中からポジションをボランチに上げてチームを支え、
怪我と出場停止リーチで不安を抱えるリーグ戦の守備陣に明るい材料をもたらしたのでは。

上昇気流のまま、日曜日のホームゲームに繋げて欲しい。
天皇杯だけでなく、リーグもトーナメントのようなもの。
この流れを止めぬよう、サポーター、スタジアム一体の空気を作って盛り上げてゆきましょう。 
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要点を押さえた、貴重な勝利。 第36節・札幌戦

上位を追い上げる、貴重な勝ち点3になった。
これまで、こう言う節目のゲームを落としていただけに、一勝の重みを感じる結果に。
前節に続き、中身もある戦いぶりだったので、選手も自信になるのではないだろうか。

前節と同じメンバーで臨んだ前半。
札幌も、この試合に賭ける意気込みは強く、序盤こそ五分の展開だったものの、
時間の経過と共に劣勢を強いられる展開になった。

ただ、押し込まれながらも、ただボールを戻すような展開ではなく、
しっかり攻撃の意思を示しながらのゲームコントロールだったように思う。
前節同様、ボランチの前に対する意識も強かった。

前半、0-0のまま終了かと思った43分、ヤマトの粘りから奪ったFKをタイスケが叩き込んで先制。 
欲しかった先制点を得て、ゲームプランが整いつつあった。

後半も、攻撃を仕掛けるのは札幌。
都倉や宮澤といった厄介な選手が居るものの、決定的と言えるシーンはあまりない。
うまく要所を押さえて、相手の焦りを誘っている感じだ。

とは言え、後半に入ってからは、全くシュートまで持っていけない展開。
ただの一本も撃てないようでは、いずれ隙を突かれてしまう事も考えられた。

追加点が欲しいものの、その糸口も掴めない展開が続く中、
貴重な先制点は、ふいにもたらされた。
前線へのロングボールを幸野が頭で落とし、森本へ。
相手DFの枚数は居たものの、強引に振り切って、GKまでかわしてシュート。
これが決まって、ワンチャンスで、いやチャンスの無いところから追加点を奪ってしまった。

札幌からしたら、ダメージの大きい失点だったろう。

そして、そのままあっさりと押し切ってしまった。
札幌は、何とかしたい、必死な様子だったが、それをいなして、事も無げにクローズしてしまった。 

これまでのゲームだったら、もっとバタバタしていたろう。
それが無く、ミスも少なく、締め切ってしまった。
京都戦や、愛媛戦に比べたら、格段の安定感が最後まであった。
前節で得た自信を、上手く今節に繋げられていた。 

上位にいた大分と岡山が敗れ、順位は一気に五位に上がった。
ようやくと言った感じだが、残り試合が少ない中で、調子と順位を同時に上げたのは願っても無い展開。
上位との対戦を多く残しているジェフだが、裏を返せば、追いつくチャンスも、蹴落とすチャンスも残っていると言うこと。

天皇杯も挟み、日程的には厳しいものがあるけれども、得つつある自信をより確かなものにして、終盤戦を戦って欲しい。

さて、ようやく今シーズンが盛り上がって来たかな。 
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ボランチが前を向けばチームは動き出す 第35節・福岡戦

久しぶりに内容の伴った勝利だった。
放ったシュートは22本。
試合を通じて、攻撃的な意思を失わず、福岡を上回る運動量で相対した。

快勝を呼び込んだ要因は何だったか。

それは、勇人・健太郎のドイスボランチがこれまでに無く見せた、「前へ」の姿勢だった。 

これまでのジェフは、ボランチの位置でボールを持っても、相手のプレッシャーに晒されると、
すぐにボールを後ろに戻すか、横に繋ぐかで、前に運ぶ意識がとても弱かった。

それが今日の試合では、健太郎は先制点のアシストをはじめ、
これまでの試合よりも格段に前にボールを運ぶシーンが増え、
勇人もまた、全盛期の彼を彷彿とさせる、チャンスと見るやペナルティエリアにまで飛び込んで、
シュートまで撃つ姿勢を見せ続けた。

これまで、後ろに戻ってばかりいたボールの、大まかにでも半分が前に運ばれるとなると、
キーパーまで戻して、アバウトなボールを前線に放り込んだり、
まごついて、掻っ攫われてはカウンターを浴びるシーンが減るから、
印象としてジェフの攻撃がずいぶん増えたように感じる。

前半から、チャンスは何度もあった。
けれども、精度欠いて、得点を奪えない。
ここまで、得点力不足に悩まされてきたチームそのままに、シュートが枠に飛んでいかない。

じりじりした展開が続いたが、そこで勝負を決めたのが健太郎のパスからの森本の先制点。
あの一点で福岡の集中が切れ、焦りが隙を生み、そこを突いてゴールを重ねることが出来た。

追加点は、幸野のアシストから、タイスケのゴール、
さらにジェフらしからぬ高速カウンターから奪ってみせたキムのゴールで、3-0。
危なっかしいシーンもあったけれども、概ねゲームをコントロールして、勝利をあげる事が出来た。

それにしても、健太郎の変貌ぶりは戦犯級だ(笑)
これまでも今日の試合くらいに、前を意識してくれれば、もっとジェフは相手にとって怖いチームで
あり続けることが出来ただろうし、こんな勝ち点ではなかったろうに。

大きな問題は、こう言う「前へ」の意識を保ち続けられるか。
毎試合続けられるかだ。

今日勝てたことで、プレーオフへの可能性を残すことが出来た。
負けていたらどうなっていたか。
今季が終わっていたかも知れない。
もう、勝つしかない試合ばかりが続く。

接戦を制するには、相手が想像するプレーの上を繰り出し続けること。 
ヨコパス、バックパスじゃ、相手は守る余裕が出来てしまう。

「前へ」
今日掴みかけた意識の欠片を大事に育てて、次に繋げて欲しい。
きっかけになる一戦だった。 
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走りぬいたヤマト 第32節・岐阜戦

難しいゲームだった。
先手を取って、相手には退場者があったけれども、最後はやっとの逃げ切りだった。

チームの再構築は、徐々に進みつつあるけれども、得点力不足は相変わらず。
一点を奪っても、次の一点で突き放す力が今のジェフには無い。
負けてもおかしくない状況の中で、勝利を引き寄せた要因の一つは、ヤマトの走りだった。

今日の布陣は、4-5-1。
トップに森本が入り、その下にヤマト。
左右が谷澤と井出で、ボランチにナムと、勇人。
ディフェンスラインは、左から中村、大岩、キム、慶。
GKは岡本。

ボランチのレギュラー、健太郎と兵働が二人とも外れる変化を求めた布陣。
試合が続くだけに、ターンオーバーの意味合いも合ったのかもしれないが、出番を与えられた選手からすれば、結果を出さねばならない試合だった。
ヤマトもまた、間違いなく結果にこだわったゲームだった。

序盤から、ヤマトの走りは際立っていた。
とにかく、縦横無尽に相手を追いかけまくる。前から突っかけ、後ろからかっさらい。
かつての大柴や、羽生もかくやという運動量だった。

ただ、普段だと、それが周りと噛み合わない事も多い。
それが今日は、前にシンプルにボールを送り、自らも前に飛び出そうとする勇人と、自分が仕掛けてシュートまで打ち切ろうとするナムの二人のおかげもあって、中盤がコンパクトになり、ヤマトの走りが、次の攻撃に活かされるシーンが多くなっていた。

全部が全部上手くいった訳ではない。
トリッキーなヒールや、狭い場所を狙ったパスが、相手にあっさりとカットされたりと、ともすれば不用意、ミスとも言えなくないプレーも何度もあった。けれども、例えそうでも、もう一度追いかけ、奪い返し、また仕掛ける事を続けた姿勢は、多くのサポが求めていた、選手一人ひとりにそうあって欲しいと願う姿だろう。

先制点の場面も、慶からのパスに素早く反応し、ダイレクトのクロスで、谷澤のゴールに繋げたものだった。相手を崩しきるには、運動量、判断の早さ、プレーのスピード、何かが相手を上回らなくてはならない。
今日のヤマトのプレーは、そのきっかけを感じさせるものだった。


ゲーム全体を振り返ると、後半開始早々の岐阜の益山の退場が残念だった。
過去のゲームでは痛い目にも遭わされたが、二回りも身体の大きくなった彼が、堂々とプレーしているのを頼もしく思って見ていたら、まさかの退場。そこまでのプレーだったか。

この退場をきっかけに、ジェフも何かバランスを崩してしまった。
加えて、10人になった岐阜の背後を狙うために投入された田中が、気合が入りすぎたが接触プレーで無理をしてしまって、ほとんどワンプレーで交代に。無念さを思うと察するに余りあるし、一つの試合の分岐点としてもプランを狂わせる交代になってしまった。

投入されたアドは、不慣れなポジションで力を発揮しきれず。
ラモス岐阜は、10人になっても諦めない粘り強さ、気持ちの強さを発揮して、最後までジェフゴールを脅かす。数的有利を活かせず、最後はほうほうの体で何とか逃げ切り。

バッタリとピッチに倒れこむヤマトが、何よりこのゲームを象徴していた。


ヤマト以外の選手では、ナムと、勇人のボランチ、
とりわけ久しぶりのフル出場となった勇人の奮闘が目に付いた。
ペナルティエリアまで一気に駆け上がるらしさが見られたのが嬉しかった。
あのプレーは、PKだったと思うが。
益山の退場との帳尻あわせか。

ナムは、もう少し球離れがよくなれば、全体のテンポがよくなる。
無理やりでもシュートを狙う姿勢は良い。
逆サイドのフリーな選手を見れている視野もボランチに向いているかもしれない。

もう一人は慶。
先制点のパスも良かったが、サイドバックと言う動きではなく、ロングボールを操って、攻撃のアクセントになっていた。試合勘が戻りつつあるのでは。


さて、明けて明日の愛媛戦のスタメンはどうなるか。
すんなりと、健太郎と兵働が、休養十分でスタメンに戻るのか。
それとも、ナムと勇人が出場するのか。

疲労困憊のヤマトをアタマから使ってくるのか。
田中の怪我の具合は大丈夫なのか。

気になることばかりだが、チーム内で選手達が切磋琢磨して、スタメンを奪い合って欲しい。そう言う競争が透けて見えるチームは、サポとして観ていて面白いものだ。

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今日は自滅 第31節・北九州戦

もうちょっと、自分たち自身をコントロール出来ていれば。
もうちょっと、最初からゴールを意識していれば。

その「もうちょっと」に届く事が出来ずに、自分たちでゲームを壊してしまった。
負けた気がしない勿体無いゲーム。
こう言う試合から、教訓を学んでゆかないと。

スタメン意外な面子。
智が怪我らしく不在。さらにペスがサブにも居ない。

代わりにスタメンには、右SBに天皇杯でも同ポジションを務めた慶。
前線は、森本のワントップに、トップ下には幸野。
正直、ちょっと苦しい布陣に映った。

けれど、ゲームがスタートするそんなに悪くは無い。
北九州が慎重なゲームの入り方をしていた事もあって、ジェフが主導権を握ってゲームを進める。
谷澤の惜しいシュートや、兵働の鋭いCKから、あわやのシーンを作り、このまま行けば、先制出来そうな空気だった。

ところが、判定一つで空気はがらりと変わってしまった。
ペナルティエリア内で、慶が池元を倒したとしてPKに。
これを沈められて、先制を許してしまう。

北九州からすれば、望外の得点。
アウェイと言うこともあって、ちょっと北九州が引き気味になる。
そうすると、スローモーに攻めるジェフは、渋滞した前線が硬直してしまって事態を打開できない。
もっと動けば、もっと裏を狙えば、そう願っても、パス回しはいつも各駅停車。
ペナルティエリアの外側を回る環状線のよう。

そんな有様じゃ、兵働も活躍の仕様が無い。
せっかく良い位置でボールを受けても、前線がスペースを狙って走らないから、固まってしまう。
もっと、タテパスを送りたかったんだろう。けれど、ルックアップしても味方が全く動いていない。
仕方なく、近場へパス。そんなシーンが何度か続いていた。

同点のきっかけを掴めないまま、硬直した前半終盤。
今度は、CKからあっさりと決められてしまう。

人数はいたが、そこを飛び越えて、なぜかフリーの選手の足元へ。
これだけフリーなら、それはまあ決められるわなと思うシュートが決まって、あっさり0-2。
前節も、最後の最後で集中が緩んだ。同じ失敗を繰り返し、苦しくなった。

後半に入り、ベンチが動く。兵働と、谷澤に代わって、ナムとヤマト。
天皇杯の再現のような展開を狙うも、そうはコトは簡単でなかった。

ターニングポイントになったのは森本のプレー。
相手の3番・渡邉とクロスに競り合い、ファウルを取られてしまう。
渡邉が、ややオーバーに痛がっていると、イラついた森本が、無理に起こそうとして相手と小競り合いになる。
森本にはイエロー。不満を露わにする森本。

このプレーで、チームにもイライラが伝播した。
審判への不満はあったにせよ、メンバー的にかなり若い構成になっていた今日のジェフで、森本は年長。
もっと、落ち着いて、彼のプレーに専念すべきではなかったか。

浮ついた感じの残ったチームは、その2分後に失点。
0−3となり、ほぼゲームは決まってしまった。

そこから先、ジェフは阿道も投入し、総攻撃モードに入る。

3点のリードを守れば良い北九州は無理をしない。
やや危ない選択ではあったと思うが、ジェフの攻撃を受身になって耐え続ける。 
引いた北九州と、強烈に前がかりのジェフのコントラストが、シュートの雨を降らせた。

ここまでの攻撃は、なかなか最初から出来るもんじゃない。
ただ、もっと前半のうちから、シュートの意識を高めることは出来たはず。
夏休みの宿題の駆け込みのように、焦ってようやくやるようになるんじゃ、プロとしてどうなのか。
まして、こんなことは、ずっとずっとサポからだって言われている。

攻める。攻める。攻める。
ただ、意外性のある攻撃はわずか。
これだけ焦っても、劣勢でも、心に余裕があるのか、責任感の欠如なのか知らないが、
相変わらず自分でいける場面で繋ぐ選手もいる。 

ああ、イライラするのはこっちだ。

激しくはあるけれど、1テンポ、いや2テンポ遅いジェフの攻撃は、
この日素晴らしい守備を見せた相手GK大谷の奮闘もあって、悉く不発に終わる。

阿道が、リーグ戦で初ゴールを決めたものの、そのまま1−3で敗戦。
上位が勝ったため、またも非常に痛い敗戦になった。
現実問題、プレーオフに滑り込めれば御の字だ。
 
試合後、審判に大きなブーイングがあった。
自分も主審に不満が無い訳ではないが、少なくとも審判で負けたゲームではなかった。
自分たちが、はじめから走らず、シュートを撃てず、決められず、大事なところで集中力を切らして、それを審判のせいにして自分の心すら律することが出来ずに負けた。ただ、それだけなんじゃないか。
サポも、安易に審判のせいにするな。選手を甘やかすだけだ。

ベンチは、やることをやっていたと思う。
早めの選手交代で手も打った。

けれど、信頼してピッチに送り出した選手が、同じ失敗を繰り返しているようでは。
誰が監督でも関係あるまい。

選手一人ひとりが意識を変えて、目の前の戦いから逃げずに、勝負する。
タテパスにチャレンジし、自ら仕掛け、シュートを撃ちきる。
それが出来ねば、各駅停車な攻撃の停滞からは抜け出せない。

今日、良かったことは、若手が経験を積めたことだけ。
若手選手たちよ、今がチャンスだ。
もっと目立ってしまえ。
遠慮は要らない。
怖いもの知らずの思い切りこそ、きっとこの停滞を打ち破るきっかけになるだろう。
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ヤマト投入で逆転勝利 天皇杯4回戦・長崎戦

仕事を終えて、ようやくフクアリに到着すると、
ちょうど前半が終わったところで、ブーイングの嵐。

様子がおかしいぞと、仲間に前半どうだったかと尋ねると
「観なくて勝ち組」
「何も良いところがない」
「サイドバックがバックパスマシン」
「ジャイールが使われない理由がわかった」
だとか、散々な感想。
いや、自分はジャイールがどんなもんかと楽しみに特急まで使って来たのに、これは一体。
ジャイール。まさか、一ヶ月前に観た、練習試合の出来のまんまじゃあるまいなと思っていたら、
前半でそのまさかの交代。いやー、ジャイールさん、期待させといて、もうちょい頑張ろうよ。。。

そんなこんなで、着替えて後半スタート。
ヤマト投入。
監督から相当、ハッパをかけられたか、動きが早い・・・とか思う前に、裏に抜けたヤマトにボールが渡って、目の前でゴール!

おや?そんなに悪いか?今日の出来!?
どうにもこうにも、前半全く左サイドから動かず、「ウイング地蔵」と化してたジャイールが、全選手の中でも一番動き回るヤマトに切り替わった事で、チームが全く別モノになったみたい。あちらこちらに、チョコマカと動き回るヤマト。

他のメンバーも息を吹き返して、後半は互角の展開に。
審判の神経質な笛には辟易。
試合がいちいちブツ切りにされてイライラが募る。

改めてメンバーを見直すと、GKに高木、DF左から祥・田代・大岩・慶、ボランチに勇人とナム、トップ下にヤマト、左に幸野、右に田中、トップがペス。

ペスが競ると、全部ファウル判定されてしまうので、ペスのポストは使えない。
ヤマトをリンクマンにしながら、各々が細かいパスを繋ぎつつ、サイドや裏のスペースを狙って、時折、タテパスを送り込んでチャンスを伺うジェフ。

ただ、正直精度がよくない。わざわざプレゼントパスをしてしまったり、精度の前にスピード、パワーの足りないパスが多くて、相手に刈られてしまう。けれど、長崎は去年から戦うごとにプレッシャーが弱くなってきている感じがする。去年とかはもっと、ボールを持った選手が3・4人に囲まれたり、しつこく追っかけられたはずなのに、どうも全般的にスタミナや執念が薄れているような。
深井がいるというのにどうしたことだろう。

いくつかお互いにチャンスを作りながらも決め手に欠く両チーム。
次の1点が勝負を決める時間帯になって、ジェフは田代に代えてキムを投入。
スタミナと高さを補充し、守備自体も引き締めにかかる。
終盤、長崎の攻勢を食らったものの、そのまま90分が終了。

延長戦、スタッフも含めた大きな円陣と、スタンドはアメグレ。
10年前のあれ以来、定番ですね、このパターンは。

対するアジアの大砲も、あきれるばかりのゲン担ぎで、延長だけでもとコートチェンジ。
やれやれ。

延長に入って、ジェフは最後のコマとして、井出を投入。
勝負を決めるきっかけを掴みにかかる。 

延長前後半共に、お互いにチャンスはあったものの、ジェフは高木を中心に落ち着いた守備で凌ぐと、
迎えた延長後半、井出のパスから抜け出したペスが値千金の決勝ゴールを泥臭く流し込む。
その後は、前節・京都の反省もあってか、上手く時間を使って試合終了。

PK戦も覚悟したけれど、何とか勝ちきってベスト8へとコマを進めました。 
お立ち台は、ヤマト。本人の言うとおり、ようやくここに立てて、これからがスタート。
リーグでも、早く点を獲って、きっかけを掴んで欲しいところ。

目立った選手、と言われると正直、選ぶのが難しい。
高木は安定していたと思います。延長後半の時間稼ぎで、ペナルティエリアに敵が居るのにボールをドリブルしてたのは、彼の強心臓ぶりを現すプレー。危なっかしいので止めて欲しいけど、そう言う度胸があるんだってトコは見えました。

逆に使われなかった大塚、ベンチ入りしなかった戸島、前半で交代されたジャイールは気になるところ。
シーズンも残りが少なくなるので、今期中に挽回できれば良いんですが。

さて、これでジェフはベスト8へ。
組み合わせ抽選は16日。
ここまで、若手を鍛えながら、結果も付いてきているので、期待したいところです。

それにしても、無理して行ってよかったと思えるゲームになってよかった。
日曜日の北九州戦もよろしくお願いします。 
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シュテファン・シェンナッハ(著)、 エルンスト・ドラクスル (著)、 小松 淳子 (著)、 木村 元彦 (著)
集英社インターナショナル(2006/12/15)

ジェフの監督として来日する前、オーストリアで2002年に出版された本の和訳です。サッカーの話に止まらず、御大の哲学、人となりに触れる事が出来る一冊。御大自身が語った言葉が多い本で読み応えがあります。



イビチャ・オシムの真実
ゲラルト・エンツィガー (著), トム・ホーファー (著), 平 陽子 (著)
エンターブレイン(2006/11/24)

以前、サッカーJ+で連載されていた、ジェフ入団前までのオシム監督の半生を語る一冊。元々はオーストリアで刊行されたもの。現地の視点での同監督の分析が興味深い。



引き裂かれたイレブン〜オシムの涙〜[DVD]
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オシムからの旅
木村 元彦 (著)
イースト・プレス (2011/12/21)



イビチャ・オシムのサッカー世界を読み解く
西部 謙司 (著)
双葉社 (2007/04)



オシムの伝言
千田 善 (著)
みすず書房 (2009/12/23)



オシムのトレーニング
千田 善 (著) 、イビチャ・オシム(監修)
池田書店 (2012/4/12)



オシムの戦術
千田 善 (著)
中央公論新社 (2010/05)



勝つ日本
田村 修一 (著)
文藝春秋 (2012/4/10)



考えよ!
なぜ日本人はリスクを冒さないのか?
イビチャ・オシム (著)
角川書店(2010/4/10)



恐れるな!
なぜ日本はベスト16で終わったのか?
イビチャ・オシム (著)
角川書店(2010/10/9)



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