第14節・大分戦は、3-2の逆転勝利
得点者:竹内(ゲッセル)、深井、竹内(深井)

今季のジェフは、絶対的な「強さ」は感じないが、苦しい試合をモノにする「強さ」がある。
「強さ」の源は、自分達のサッカーへの自信であり、その「自信」が勝利と言う「結果」を得て、「確信」へと変わり、いつしか本当の強さに繋がる。

ここ数年、なかなか掴めなかった、そう言う「強さ」を掴みつつあるように思う。

雨中の一戦は、苦しい出足だった。
久々に先発した良太。プレーで応えたかったはずだが、相変わらず飛び込まない守備が、前俊のゴールを呼び込んでしまう。DFとしてはやっていけない対応で、早々に失点してしまう。
大分の攻撃はカウンター頼みで、ほとんどシュートらしいシュートも無かった。が、前半のうちに、さらにもう一点を失ってしまう。0-2のビハインド。

攻撃はスロースタート。
オーロイに当てても、雨もあってボールと選手との距離感が合わず、なかなか決定機をつかめない。米倉やオーロイのシュートを放つも、シュートは力なくキーパー正面。ビハインドを背負ったまま、後半に突入する。

後半、劣勢を跳ね返そうと前に出るジェフ。雨で控えていたミリガン砲まで繰り出し、必死に攻め込むも、なかなか同点弾は決まらない。
流れを一気に変えたのは、64分の交代。
サイドバックの良太を代えて、久保を投入。観ている側も、どう言うシステムに移行したのか分からないような交代。「大丈夫か?」と思う間もなく、その効果は現れる。

伊藤大介のCK、ゲッセルが頭で流した先に居たのは、またも竹内!
竹内の三戦連続ゴールで1点差とすると、フクアリのボルテージも一気に上がる。
その5分後には、またもCKの流れから深井が愛媛戦のゴラッソの再現と言わんばかりの強烈なミドルをサイドネットに突き刺す。僅かに5分間で同点!

燃え上がるフクアリの空気は、2008年の最終戦の如くで、流れは止めようも無くなった。
そして82分、ボールカットから深井のクロスに飛び込んだのは、またまた竹内!
6年ゴールが無かった男が、3戦4発の確変、荒稼ぎで一気にゲームをひっくり返した。

ついに奪ったリード。
すると今度は一気に守り切る姿勢にシフトチェンジ。
それまでの暴風のような攻めが一気に凪いで、大分の攻めを受け止める流れになった。
危ない場面もあったが、身体を張って何とか耐え、勝ち点3をもぎ取った。

上位陣が勝ち星を重ねる中、大きな大きな勝ち点3。
団子状態の二位集団に吸収されることなく、頭一つを抜け出る、意味ある逆転勝利となった。

決して褒められる勝ち方では無かったにせよ、勝ちきる力は素晴らしい。
そして、オーロイ頼みと言われた攻撃が、少しずつ見せている変化にも注目したい。点を奪っているのは、セットプレーの流れが多い。それ自体も素晴らしい事だが、オーロイだけでなく、彼を囮にした、二の矢、三の矢が相手の息の根を止めている。竹内は相手からすれば、マークの優先度が低いのだろう。今後、彼が警戒されたとして、他の選手が今度はフリーになる。大介のキックの精度と共に、大きな武器になっている。

そして、そのセットプレーを奪うまでの波状攻撃。
決してオーロイ頼みだけでなく、パスを回す事が出来ているし、シュートを打ち切る、攻めきろうとするからこそ、点にはならなくても、セットプレーを奪えている。

結果が出る事で、得た自信が、心に余裕を生み、そして新しいバリエーションを生んでいる。
この流れを続ける為にも。勝利の余韻は今晩までにして、一戦必勝の気持ちで次に備えなくては。先は長い。勝負はこれから。勝って、新たなジェフのサッカーを創り出して欲しい。
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