湘南・反町監督は、コイントスでエンドを変えて、こちらのペースを乱そうとしたようだったが、所詮、小手先。
ナイトゲームとは言え、尋常じゃない猛暑の中、試合を通じてジェフがペースを握れた、内容の良いゲームだったと思う。

前節からは、久保に代わって出場停止明けのオーロイが先発。
けれども、オーロイ自身は今ひとつ。酷暑もあってか、ボールをしっかり収められず、3試合前くらいからあった「得点の予感」がこの日はあまりしないまま、負傷もあって前半で交代となってしまった。

試合の入りから、変化を感じたのは勇人の前に飛び出す姿勢。
ファーストシュートになったミドルシュートをはじめ、普段はもう1〜2列後ろでボール回しに終始している印象で、いまいち影の薄かった勇人だったが、この日は特に攻撃で俄然存在感を示す。前でごちゃごちゃとしても、リトリートしたところからシュートで終わってくれるから、しっかりゲームに区切りがつく。

そんな勇人の存在感に引っ張られるようにゲームの趨勢を握っていくジェフ。
湘南は、不調なだけに、この試合にかける思いが強かっただろう。その反発力が怖かったものの、得意にしているカウンターにイマイチ切れが無く、警戒していたアジエルも、暑さのせいか、やや身体が重たそうだった。

出足で勝るジェフが、徐々にゴールに迫る。
米倉や深井の突破や、大介のFK。惜しいシーンはあるものの決定力を欠く。その流れを断ち切り、先制点を挙げたのは乗っているトップスコアラー・深井だった。米倉の突破から、キーパーが弾いた難しいボールをスライディングで合わせてゴール!
試合の流れを、さらにこちらに引き寄せた。

オーロイの下がった後半。
途中出場は久保。

暑さが厳しいだけに、若い久保の投入は、オーロイを引っ張るよりも効果的だったかも知れない。この日も、パワフルなプレーで前線の核として機能する久保。その久保も絡む形で、追加点が生まれる。左に流れた米倉からの折り返しを久保がスルーして、後ろから駆け上がってきた勇人がダイレクトで叩く。このシュートが、相手GK西部の脇を抜いて、追加点となる。

たぶん、勇人からすれば、イメージ通りの一撃だったのではないだろうか。
深い位置から上がっての攻撃参加は、かつてのイメージどおり。それが、試合の中で何度も出来て、そして、得点にもなったのは、勇人の中で手応えを感じたことだろう。

2-0。
今日は、ここからが上手かった。反町監督は、2点のビハインドを踏まえて、2枚交代で流れを変えようと目論む。早くも遅くも無い時間帯。はまれば、効果的な策だったろうが、ここでもジェフがペースを握った。

相手にプレッシャーをかけられて仕方なくでは無い、落ち着いたボール回し。
回しながら、相手に追いかけさせて、フレッシュな選手の体力も上手く削っていく。時間の経過も味方にしながら、じわじわとゲームをクロージングしていく。残りの時間、もっと落ち着いてやれたとドワイト監督は不満も残ったようだったが、十分、コントロールできていたように感じた。

3点目のチャンスも無いわけではなかったけれども、落ち着いてゲームを締めて2-0。
守備陣も、セットプレーに落ち着いた対応をしていた岡本、身体を張り続けたミルジに竹内、強烈なサイドチェンジパスも見せた慶、そして良い意味で無難にプレーした良太と、それぞれが役目を果たしての完封勝利。

素晴らしい、落ち着きを感じるコントロール・ゲームだった。
これで総得点で栃木を上回り、首位奪還。

ゲームをコントロールした事で、猛暑の中でも最後まで、相手を上回る運動量を維持。
勇人の飛び出し、慶のサイドチェンジと言った、これまでに無かったアクセントも垣間見えた、実りのある勝利だった。選手たちも、横浜FC戦、栃木戦としっくり来ないゲームが続いていてストレスはあっただろう。その重石が、今日の試合では取れたように思う。

これからも、厳しい気候の中、難しい相手とのゲームが続くけれども、今日のようなゲームを続けて、プラスアルファの成長を見せていって欲しい。

今日の一勝は、平日のナイターに何とかして駆けつけた、サポたちにとって何よりだった。
これでまた、明日からの仕事やら学校やらが頑張れる。ありがとう、選手たち。
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