第22節・札幌戦は、2-0の勝利。
得点者:村井、竹内(TIミリガン)

そりゃあね。
胸糞悪いし、屈辱ですわ。
我々のフクアリで負け続け、その事を殊更に煽られるのは。
何が「俺達のフクアリ」だってんだよ。ふざけるな。

それだけに、今日の勝ちは痛快だった。
欲を言えば、もう2〜3点ぶち込んで、完膚無きままに叩きのめして欲しかったけど。
90分間を通してほぼ試合の主導権を握り、最後は回しに回して、ボールにもロクに触らせない。これまでの事を考えれば、ただの勝ちでは足りない。相手にダメージを残すくらいの勝ち方でなくては。

前節、自滅した湘南戦。
試合後、そしてこの一週間、相当の檄が監督からも入ったのだろうか。
今日の試合では、前半から出し惜しみの無い戦いぶりで、最初から札幌を圧倒した。

メンバーは若干変わり、ゲッセル、大介に代わってボランチに村井、右に林。さらに、左のサイドバックには坂本が名を連ねた。メンバーが変わった事による不安もあったが、今日に限れば不安を感じる前に出足が良い。札幌の選手にフィジカルの強い選手が少なかった事、そして7月にしては妙に涼しい気候も味方したのだろう。フィールドの全域でジェフが悉く局地戦で勝利していた。

ボールが奪われても、プレスをかければ、面白いようにジェフ側にこぼれる。
ハッキリ言って、異様に札幌が温い。これはいけると、前半早々に手応えを掴んだ。

加えて、ボランチに入った村井の存在感が効いている。
村井のボランチなぞ、入団当時の練習試合でしか見た事が無いような起用方法だが、この日はボールを持って、ドリブルを仕掛けようとする仕草をする度、札幌側が過剰に思えるほど警戒してポジションをじりじりと下げる。村井は悠々とパスを散らしていく。

ただ、先制点はなかなか入らなかった。
ミルジのロングスローも繰り出しながら、セットプレーでも、流れの中でもシュートは撃っている。しかし、これまで同様に攻めに時間をかけすぎたり、崩しきっても、最後の最後で精度を欠く、あるいはキーパーの守備範囲に蹴ってしまったりでゴールが決まらない。

こう言う展開はえてして嫌なものだ。
90分間ペースが握れることなんてまず無い。点が入らない焦りは、劣勢に立つ相手にとっては格好の隙になる。実際、数少ない相手の攻撃では、砂川のFKなど際どいシーンを作られていた。

このまま、前半を終えていたら、後半落ち着いて戦えたかは分からない。
だが、その沈滞した空気をも切り裂いたのは村井だった。膠着したままに迎えたロスタイム。自らのミドルシュートのクリアボールを、再び左足で強烈に叩くと、ボールはゴールの右隅に突き刺さった。

この一点が大きかった。
先制点を奪えた事で、後半に落ち着いて望めた。しかも、エンドは「いつも通り」だ。
流れがこちらに来ないわけが無い。

やや繋ぎ過ぎではあるものの、ほぼハーフコートでパスを繋ぐ。
守備に追われ、疲れの見える相手。ヨネや、深井のドリブルには、だんだんとついていけなくなってきた。攻め続けるジェフは、手を休めず、ミリガンのロングスローで畳み掛ける。すると、竹内が合わせて追加点を奪う。

その後も試合終了までペースはジェフ。
最後の10分は、かつてクゼ監督時代の2008年に埼スタで浦和にジェフが喰らったかのような「鳥かご」状態。終盤には藤田も投入。相手をいなしきって終了した。ゲーム展開は完璧で、監督がベストゲームと言ったのも頷ける。今日の試合に関しては文句無しだ。

それでも敢えて苦言を呈すなら、3点目・4点目を奪えなかったこと。

上位陣が混戦に陥りつつある中、得失点差は最後の最後で昇格に関わる差になる。
今日ほどの展開なら、欲を出しても構わなかったのではないかと思う。崩しきった攻撃で、フィニッシュの精度を欠きまくったのも、今後を占う上では心配な問題だ。

試合後、村井はこの試合で駄目ならば先は無い思いで臨んでいたと語った。
年齢も30歳を超え、出戻りの彼に、もうそう多くのチャンスが残されていないことは誰の眼にも明らかだったが、その中で寡黙な彼が、プレーで雄弁に語った事は、磐田に移籍する前の彼には感じなかったプロとしての芯の強さを感じさせた。

次節以降も、ぜひ結果を出して欲しいし、若手には今日の村井のプレーぶりを自らに照らして負けずに一層奮起してもらいたいものだ。

さて、今節は他の上位陣も順当に勝利を積み重ねている。
これから先、8月終りまでは、東京・栃木・徳島との対戦は無い。
後半戦、終盤戦に向け、勝ち点3を積み重ね無ければ、振り落とされてしまう。
今日の試合の良いところを、酷暑の中でも、発揮できるよう練習に励んでもらいたい。

ホーム・フクアリでの今季不敗は続いた。
昨年、苦杯を喫したこの7月の札幌戦を、今年は昇格への踏み台に連勝を重ねて欲しい。

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