昨日の試合後

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札幌戦の後、ユナパに居残りをしてフロント(島田さん、神戸さん)とお話をしたので、その事について書きたいと思います。
いちサポーターの意見、感想とした上で読んで貰えれば幸いです。

0-3と言う結果を受け、今日と言う日にこそ「危機感」をクラブと共有しなくてはならない。そう考え、居残りと言う選択肢を採ったのは、昨年までの事があったからでした。
昨年は、6月の時点で降格の危機を迎えていました。サポーターの目から見て、心配な点が多く、それを率直にクラブに伝えました。クラブはその時、選手も監督も(ミラー監督)も一丸であるから、信じて応援して欲しい。降格しない為に、補強もする。そう答えられました。

しかし、実際には内部は一丸ではなく、ミラー監督は補強がまとまる前に更迭され、当時の現場担当の昼田氏も更迭される事態となり、チームはまとまりを欠いたままに最下位降格となりました。
そうした昨年の苦い思いがあるからこそ、今このタイミングでチームを質さねばならない。そう考え、ユナパへと向かいました。

スタジアムに残らなかったのは、過去、チームからスタジアムは市の所有物であり迷惑がかかるという指摘も受けていましたので、そうした問題を起こさないようにする為です。
ビッグフラッグなどの応援用具を片付けてから、ユナパに向かいました。

ユナパ前に残ったのは100人ほどでしょうか。
報道ではバスを止めたと言う書き方をしていたものもありますが、事実ではありません。バスをフクアリから出さなかったのは、あくまでクラブ側の判断です。集まったサポからは、逆に選手には用事は無いから早く帰宅させてやって欲しいと、再三スタッフへ伝えられていました。その事は無線を通じてフクアリにも伝わっていたはずです。
結局、バスが着いたのは、0時過ぎでしたが、サポはバスに声をかける事もなく無言で見送りました。

時間が経てば自然に解散すると思っていたのでしょうか。しかし、集まったサポは減るどころか増えていました。ようやく話し合いが出来たのは、試合終了から3時間半ほどが過ぎ、0時半前になってからでした。
対応されたのは、島田さんと神戸さん。三木社長は、体調不良との事でした。

長々と待った事で、ストレスが溜まっていた事もあるでしょう。
特に最初のうちは、議論と言うよりは対応を非難するやりとりが続きましたが、徐々に本来議論をしたかった内容へと、話がクールダウンをして行きました。

そのうち、いくつかのやり取りを抜粋します。
言い回し、口調などは実際とは異なりますのでご了承下さい。

「」サポ
『』神戸TD

「現状の成績をどのように捉えているのか?」
『十分なものだとは考えていない』

「優勝を狙えると考えているのか」
『現状ではかなり難しくなったと考えている』

「問題点は何だと考えているか」
『(今日の試合に限れば)セットプレーで守れなかった事。攻めながらも点を奪えなかった事。問題点は、分析して改善する。』

「補強が必要ではないのか」
『必要と判断すれば動く。選手枠、予算との兼ね合いもある。』

「外国籍選手を4人使わずに、現在の成績になっている事については?」
『このメンバーで十分やれると考えている。外国籍選手が日本人選手より良いとは限らない。あなた方も、外国籍選手よりも日本人選手が活躍した方が、応援のし甲斐があると思わないか?』
「要は結果。J1に上がれなければ元も子も無い。外国籍選手だから、応援をしないといった事も無い。」
『獲得にはお金もかかる。中途半端な外国籍選手を獲得しても仕方が無い。』
「予算が少なくても、チームにフィットする選手を獲得するのが貴方の仕事ではないのか」

時間が、1時になり1時半になり、サポの中にも体調の優れない人が出て来ます。

議論をしていて、私自身が感じたのは、過去の祖母井さんや昼田さんと違って、「自分がジェフをこう言うチームにしたい」と言う部分が神戸さんの言葉からはなかなか伝わって来ないこと。

客観的な事実を淡々と答えるのではなく、もっと神戸さんなりのジェフに対する思いを、集まったサポに対して腹を割って話して欲しかった。
それが無いから、皆なかなか納得せず、「この人にチームを任せて大丈夫なのだろうか?」と言う不安の部分を大きくしてしまったのではないかと思う。

集まったサポは、古参のメンバーも多く、クラブが話せることと話せない事があるのは、十分に分かっていました。上っ面で話されても、心に響かない。ガス抜きをしたいのではなく、本当にジェフの事を心配しているから、この危機感をクラブにもっと分かって欲しかった。

結局、話し合いは2時過ぎまで続きました。
だが、拍手や握手で終えられるような、そう言う場にはならなかった。
それが残念でした。

最後にサポから、とにかくこの危機感を共有し、結果を残して我々を安心させて欲しい。
また、現状が十分で無いのならば、J1に上がる為に、移籍ウィンドウ(8/13まで)に、何らかの動きを見せて欲しい。
そして、この危機感の共有を、クラブからサポに向けて発信して欲しい。

そう伝えて終了しました。

対応された島田さん、神戸さん、そしてスタッフの方には感謝しますが、歯痒い話し合いでした。再三口にされていた「信じてくれ」と言う言葉には、その言葉を信じる為に必要なものがある。客観的に分かる動きであったり、この人ならば大丈夫だと納得させるものが無ければ、口先だけになってしまう。

最後に、古参サポの戯言と聞いて下さい。
J開幕以来、ずっと苦しい時代が続き、ようやくナビスコを獲れるまで強くなったかと思えば、最大の功労者をいとも簡単に代表のスケープゴートの為に放出し、そしてこの4年間、坂道を転げるようにJ2にまで転落した。

このクラブのフロントは、いつまで「まだ」と言う言葉を使い続けるのだろう。
私にとっては「もう」「とっくに」耐え切れないような状況であるのに。

クラブは、悪い意味で何も変わっていない。
社名を「ジェフユナイテッド株式会社」にしたのだから、その名に恥じぬよう、団結力の強いチームであって欲しい。

自分には応援する事しか出来ない。
神戸さん、島田さん、貴方達にしか出来ない事をして、ジェフを必ずJ1に引き上げてくれ。お願いします。