もったいない 第27節・熊本戦

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色々もったいない試合でした。

1つはもちろん、勝ち点3を逃したこと。
もう一つは、ミスパスがあまりに多く、自滅したような試合展開だったこと。
もう一つは、チャンスを貰った大塚が、それを活かせなかったこと。

井出と森本が外れて、代わりに山中と大塚。
それ以外は変わらずのメンバーでスタート。

序盤こそ熊本を押し込んで、サイドからチャンスを作り、タイスケのミドルなどチャンスは作るものの、
あと一歩の精度が足りずに、先制点を奪えない。

すると、20分を過ぎる頃からは、徐々に熊本に押し返され、守りに回るシーンが多くなる。
この時、ジェフの選手は、ゆっくりとボールを回していて、その隙を熊本に狙われ続けていた。
そして、思うツボにハマって、熊本にカウンターを許してしまう。

熊本は引いて守っていたけれど、パスの出し手と受け手にそれぞれ動きが少なく、
止まってボールを受けているので、相手も狙いやすい。
そんなシーンが何度もありながらも、ジェフは修正できないままに後半へ。

選手交代はいきなりの2枚替え。
兵働に代わって勇人、山中に代わって森本。

ここで、大塚が交代にならなかったのはちょっとした驚き。
それまで全然目立っておらず、彼の良さがほとんど出ていなかった。
にもかかわらず、ピッチに残ったのだから、とにかく結果をと思って観ていたものの、
残念ながらその後も決定的なプレーは出来ずに、しばらくして新加入の幸野に交代。

その幸野は、決定的なシュートと、積極的なボレーを短時間で放っていたので、
大塚的には厳しい展開になったかも。
しかし、幸野はともかく、田中が干されてしまっているのも不可思議な状況。

選手交代で、ジェフは最終的に3バックにチェンジして、得点を奪いに出るも、最後まで決定打は出ず。
反対に、熊本にもかなり決定的なチャンスを作られてしまい、智やキム、ぐぴおさんが1対1を止めていなければ、負けてた可能性も十分にあった試合でした。

試合を通じて気になったのは、やっぱりプレーのスピードと正確性。

とは言え、この問題は今年に限らず、これまでもずっと問題だったわけで。
特に、こう言う引いて守ってカウンターのチームには、それが顕著になるのは分かっていたこと。
新監督になったからって、そう簡単に解決されるものでもありません。

勝てなかったのは残念ではあるけれど、試合の序盤に見られたように、サイドの選手がプレッシャーの少ない状態でクロスを上げられるシーン、またその時に中に枚数が揃っているシーンは、これまでよりも増えているように思うし、レンタルでやって来た幸野が、早速可能性のあるプレーを見せたのは収穫。(・・・ジャイール・・・)

最終的には、中でプレーする選手個々のレベルアップや、意識改革、意思疎通、戦術理解が進まなければ、 結果までは変えられない。

次はもっと良いプレーを!
気長に応援します。