2016年J2第5節 ▲0-0 ザスパクサツ群馬

2016年J2第5節 ▲0-0 ザスパクサツ群馬

ドローの時、「△」とするか「▲」とするか。
一年並べてみると、戦績表の印象も随分変わりますが、昨日は「▲」のゲームでしたかね。
勝ち点2を失ったゲームと言うことで、厳しく行きましょうか。

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さて、前節松本にアウェイで勝利しての一戦。
メンバーは変わらずで、だいぶ固定して来ました。

サブには、GKにぐぴおさんが今季初めてのベンチ入り。
スタジアムからは一際大きな声援。自分も、大声出しました。
また、阿道がU-23遠征中の為、菅嶋(スガジマ)が初のベンチ入り。
一方、ヤマトはベンチ外に。一層の奮起が必要と言うことでしょうか。

対する群馬は、非常に若いメンバーが揃い、シーズン前は苦戦が予想されたものの、ここまで粘り強い戦いで勝ち点を積み重ねている厄介なチーム。去年は2敗していることもあり、今季はリベンジを果たせるか。

試合は、群馬のコートチェンジへのブーイングからのスタート。
このあたり、群馬から「何としても負けない」と言う執念が伝わって来ます。
ジェフサポからすれば、小憎たらしいですがね。

試合の記録は、8分、GK佐藤優 がバックパスをコントロールし損なって、あわやゴールと言う危なっかしいシーンからメモがスタート。いや、これが入っていたら、決勝点と言う笑えないシーンでした。

それから先は、基本的にジェフが圧倒的に主導権を握って、群馬を攻め立てる展開。
ただし、決定的と言えるシーンは、攻めている時間のワリにはそう多くなく、群馬はガチガチに引いていると言うよりは、よくジェフの攻撃を上手く受け止めている感じ。こう言う展開、彼らは予想してたんでしょう。

手元の集計でジェフの前半のシュートは7本。
一番惜しかったのは、26分の多々良のクロスを、船山がヘッドで捉えたシーン。
キーパーに腕一本で弾かれてしまったけど、あと一歩。

逆に、一番危なかったのは、39分の草津の20番石川のミドル。
ディフェンスが上がってきて、ミドルを撃ってくるあたり、油断が出来ない。

ジェフは、アランダ&山本のドイスボランチが、よくボールを拾えていて、波状攻撃を仕掛けられていたので、全体として出来は悪くないと思います。けど、奪って、サイドに展開したところで、渋滞してしまって、なかなか崩し切れないか、早めのクロスが相手のディフェンス網に引っかかって弾かれてしまい、なかなか糸口が掴めない。

0-0のまま前半が終了。
消化不良感の強い前半。

後半に入っても大きな展開は変わらず。
両軍とも、1点を奪いに来ていたので、CKやオフサイドの記録が増えてゆきます。

先に動いたのはジェフ。
13分、吉田に代えてエウトンを投入。
前節松本で、すっかり不貞腐れていたので、大丈夫かなとも思いましたが、お灸を据えられたか、今日のエウトンはまあまあでした、前線で基点となって、周囲にボールを散らすプレーのほか、決定的なシュートも撃っていましたし。

そして、この試合最大のチャンスは、21分。
アランダが奪ったボールをドリブルで持ち込み、エウトンが、左でフリーの船山にパス。
キーパーも完全に交わして、合わすだけでしたが・・・ミートせずに、ノーゴール。

派手なボレーを決めることもあれば、イージーなシュートを決められない。
斑っ気があるストライカーって意味じゃ、タイプは全然違うけど、ハースを思い出しました。
しかしまあ、これが決められていれば。残念。

決定的なチャンスを逃したジェフは、27分に井出を投入。
相当、ストレス溜まってたんでしょう。
スタンドの声援にも押されて、井出、キレキレ。 

35分には、カットインから右足でファーのポストを巻くようなミドルシュート。
僅かに外れ。
36分には、船山からのパスを、エウトンに合わせて、決定的なヘッドを引き出し。 
41分にも、井出からエウトンでヘディングシュート。
さらにロスタイムにも、左で抜け出してシュートも、キーパーに弾かれる。

もう少し、井出の投入が早くても良かったかも。
交代した小池の出来も悪くなかったけれど、群馬のディフェンスを崩すには、井出のようなより意外性のある選手が有効だったようにも思います。

群馬は、若い選手が多いのに、焦りもあまり感じられず、時間が少なくなってからは、ドロー狙いに切り替えて時間を消化。「アウェイで勝ち点1なら悪くない」と言う考え方で、チームが統一されていたようで、なかなかにしたたかでした。まんまと、彼らの策通りのドローになってしまいました。

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試合全体としては、ジェフは、悪くない攻撃を仕掛けていました。
左からのタイスケのクロスくらいしか手立ての無い去年と比べれば、手数もバリエーションも多いと感じましたし、勝利まであと一歩までは迫れていたと思います。

ただ、ホームで勝ち点2を落としたのは、「精度不足」。
特に今日は、連携よりも、個人のと言う感じでした。
自我の強いストライカーだけに、敢えて期待をかけていうならば、今日は船山が決めていれば勝っていた試合。
今日を糧にして、多くの歓喜を呼び込んでくれれば、と思います。

他の選手たちも、もっと彼のように我を出して、シュートを撃って欲しいですね。
そろそろ、2点、3点と入るゲームも見てみたいものです。 


<余談>

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GLOBOの前に出張して「すた丼」売ってたので、買ってみました。
温泉卵つきで650円。

個人的には、ボリュームもあるし、かなりアリでした。
単純に、肉と米で腹いっぱいにして試合に臨みたい人には、新しい選択肢になるのでは。
ランドローム組が多かったですけど、気が向いたら、こちらも試してみては。