正直、後半途中からは、引き分けで何とか終わってくれと願ってました。
それがまさか、この試合内容で勝って終わるとは。

近い試合を挙げるなら、アウェイの大宮戦。
圧倒的に攻め込まれながらも、何故か運も味方しての勝利。
年に二度もこんな試合があるとは。
いや、本当に苦しいゲームでした。


真夏の連戦。
その上、今日の新潟は観測史上最高の38度オーバーの酷暑日。
水曜日の甲府戦で勝利を掴んだものの、疲労困憊のジェフは、
メンバーを大きく変えて臨みました。

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スタメンは、またも4-3-3のアンカー。
前回は、浩平の出来の良さに救われた感のある、まだまだ不安定なシステム。
トップには、指宿が入ったのをはじめ、連戦で疲労のある選手は、入れ替えに。

試合が始まるとしばらくは、お互い似たような展開でカウンターの仕掛け合い。
ジェフは右から船山が、新潟は田中達也が執拗に乾の裏を狙い続けて、クロスからチャンスを伺う。
乾は田中達也に全く対応できず、対応が後手後手。

先手を取ったのはジェフ、船山、船山、と攻めていたところで、この時は左の為田。
タイミングよく上げたクロスを船山が流し込んで先制。

が、喜んだのもつかの間、直後に田中達也から矢野にクロスを上げられ、
これを綺麗に合わせられて、同点。

そこからは、新潟はペースを握り、
ジェフはボールをキープするものの、ネガティブなボール回ししか出来ず、
新潟は、そのジェフのボール回しの中で起こるミスを衝いては、
カウンターを仕掛けると言う展開に。

ジェフは、ラインは高く保とうとするものの、プレスはかからず。
新潟のカウンター対応で、ますます体力を奪われてしまって、防戦一方の展開に。
両サイドバックの裏のスペースは使われ放題。
波状攻撃を受けに受けまくって、シュートも撃たれ放題。

ラリベイ、矢田の投入も功を奏さず、時間の経過と共に状況は苦しくなるばかり。
正直何とか、同点で終わってくれと思う展開。

ところが、前半にはディエゴが1対1をスーパーセーブ。
後半に入っても、矢野のヘッドはポストを叩き、
高木のシュートは、ディエゴの正面へ。
フリーのヘッドは、茶島がカバーに入ってクリアと、
新潟の決定機が悉く得点にならない。

そうなると、「流れ」は気まぐれにジェフにやってくる。
新潟が中盤でミスパスをすると、それが為田に渡って独走。
ニアを抜いたシュートがネットを揺らして、何とジェフが勝ち越しに成功する。

「ありがち」な展開ではあるけれど、
それはジェフが決められず、相手がジェフのミスを衝いて一発で試合を決めるパターンを
見てきたからであって、「逆パターン」が起こるとは。

新潟は焦って攻撃を仕掛けるも、逃げ切りモードに入ったジェフの各選手が、
そこかしこで、ちんたらボールを回しはじめると、
それまでの時間帯のような連動した攻撃が出来なくなってしまっていた。

反対にジェフは、カウンターから為田のシルキーパスに、ラリベイが抜けて1対1と言う、
絶好機を迎えるも、これを決められず。
アンドリューが負傷退場、さらに各選手の疲労も限界と言う中、
残り時間を何とか凌ぎきってタイムアップ。

新潟からすれば、どうして勝てなかったのか分からない、
ジェフからしても、何で勝てたのか分からない、そんなゲームになりました。

新潟のミスパスが無ければ、
MVP=為田のシュートが決まらなければ、逆の結果もあったでしょう。
立場を入れ替えて考えれば、恐ろしいゲームでした。

為田は前節に続き、2試合連続。
無得点の苦しみから解放されて、一気にノッて来ました。
勝負する姿勢がいい。

一方、ゲーム全体を通してみれば、ポジティブな要素はあまり見当たらない試合。
暑さにやられたのは考慮しても、戦術のマイナス面ばかりが出てしまった。
前節のキーマン・浩平はボールを捌けなかったし、
新潟の守備の前に、後ろでのボール回しを強いられる中、乾、アンドリューをはじめ、
確実に繋ぐべきなショートパスで、信じられないような「軽い」パスが多々。
そして、ターンオーバーしながらも明らかなスタミナ不足。

ゲーム内容は連敗中に戻ったようなものだったので、
勝ち点3の獲得を喜びつつ、負け試合のつもりで次節の勝利の為、
戦術の問題点を洗い出しして、穴を塞いでもらいたいもの。

自分達がやりたいサッカーをする為に、相手の長所を潰すような対策を練らないと、
今日のような、一方的に殴られるサッカーになってしまう。
その点、次の松本・反町監督は、徹底してジェフが嫌がる事をやってくるはずなので、
その姿勢を見習うぐらいであってほしいもの。


それにしても、本当に「不思議な勝ち」でした。
現地組の皆さん、お疲れ様でした。
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