『大戦略』ってパソコンゲーム、プレーした事ありますか?

シミュレーションゲームで、
敵味方に分かれて、戦車や飛行機のユニットを操って、
相手の司令部を潰したら、勝ちってゲームです。

あのゲームで、敵プレーヤーの司令部を陥とそうと、ユニットを総動員して、攻撃に出る訳ですよ。良いところまで攻めてた時に、足の速い爆撃機ユニットを繰り出されて、前に出過ぎた対空砲の攻撃範囲も届かずに、一気に自分の司令部を陥落させられて負ける、あの感覚。

試合前に、そんな冗談話をしてたんですが。
今日のヴェルディ戦、まさにそんな負け方でした。
まあ、「いつもの」やられ方です。


・ドイスボランチでスタート。試合の入り方は悪くなかった。
・プレスがハマらず、いつものようにDFラインの裏を狙われ失点。
・指宿が決めていてくれれば、あるいは。

試合内容は、この3行で振り返れなくもないのですが。
わずかばかりの変化も見えつつあるので、
そこに目を向けながら、試合を振り返ってみたいと思います。

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8月最終戦。
秋の気配が見えた先週の水戸戦から、季節が逆戻り。
酷い残暑の中でのゲームになりました。

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ジェフは布陣を調整。
4-4-2のドイスボランチへ。
困ったときの勇人頼み。
止まらない失点、下降する順位に、監督をはじめ指導陣も現実策をようやく採用し出したのかもしれません。

対するヴェルディは、4-3-3でスタート。


選手達がコメントしている通り、試合の入りはここ数試合の中では良かった。
その中で変化を見せていたのが、勇人と組んだアンドリューの攻撃参加。

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アンカーだと、DFのカバーにも入らないといけないので、前に出ることはほとんど無くなってしまうのですが、勇人と組むと、ある程度リスクを犯して、前に出る事ができるようになる。

前回水戸戦のレポートで、ファーストプレーで、アンドリューの攻撃参加・飛び出しがあった事に触れましたが、このゲームでは、攻撃時に高い位置取りをして、左の為田、下平とトライアングルを作って、自身もフィニッシュの機会を伺っていました。

やっぱり、「もう1枚」の動きがあると相手も対応が遅れる。

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先制点も連携の良かった左から。
指宿→為田と繋いでクロス、指宿のヘッドがクリアされたこぼれ球に、為田の外側をオーバーラップして、ペナルティエリアの中へ入り込んでいた下平が詰めて、移籍後初ゴール。

その後も20分くらいまでは、ジェフの攻撃機会の方が多く、シュートまではなかなか至らないものの、押し込んではいました。

ただ、時間が進むと共に、ヴェルディの修正が効いて来る。
一つは守備面。水戸戦をはじめ多くの試合と同様に、ジェフのサイド攻撃に対して、必ず2枚以上の選手が対応し、良い形でクロスを上げさせない。

また、攻撃面では、右のインテリオールに入った16番・佐藤優平選手(アンドリューの対面)が、大きなジェスチャーで周りにアピールしながら、盛んに、右から左中へ流れつつ、DFラインの裏に飛び出す動作を繰り返している。

佐藤雄平選手は、守備時にはチェイシングも厳しく、厄介な存在でした。
そして、他の中盤の選手達も、同じように、「縦」と「斜め」の動きを意識しながら、裏を狙ってくる。ジェフは、この動きがケア出来ない。

前からプレスをかけているようでも、ボールの出し所を潰しきれて居ないし、飛び出してくる選手もケアできていない。危ないなと思っていると、それが「やっぱり」に変わってしまう。

28分、ヴェルディにジェフの右サイドの裏を狙われ、フリーでクロスを上げられると、良い動きをしていた佐藤優平選手がフリーでヘディングし、綺麗にゴール。
ヴェルディは、狙い通り。ジェフはいつも通り。。。

そして、この失点で、必要無いくらいに慌ててしまうのもいつも通り。
溝渕が、ドウグラスにパスしたときは、監督ならずとも頭を抱えてしまいました。
これだけ失点しているのだから、いい加減、吹っ切れて落ち着いてくれないものでしょうか。。。

さらに38分には、同じくジェフの右サイド深くから、逆の左サイドに大きくボールを振られ、そこで潰せずに、中央ど真ん中にボールを戻されて、フリーの奈良輪選手が、正確なミドルシュートを突き刺して、ゴール。

ジェフは、意外性のある奈良輪選手の攻め上がりに全く対応できず。
潰せず、振られて、突き刺される、悔しい失点でした。
この試合を終えて59失点に達するジェフの守備は、組織と共に、個人の問題も抱えている、それを感じた2失点でもありました。

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先制しながら、またもビハインドを負ったジェフは、ラリベイに代えて後半頭から、也真人を投入。自分自身、ラリベイのユニなので辛い交代。シュートシーンは少なかったものの、動き自体は悪くなかったので、勿体無い交代でした。

後半、手元の記録では、シュート数(ジェフ9、ヴェルディ2)と書かれています。
ジェフは、攻めながらも、決定機をほとんど作れなかった。


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開始すぐに勇人がロングシュートを放ち、
1分、也真人から船山にスルーパス、指宿のシュート。
同じく1分にCK、5分にFK、7分にもCK。
9分にも下平のクロスから指宿がヘディング。
自分の席からは決まったかと思ったけれども、枠外。
そうして攻勢を仕掛けるも、決定機を多くは作れず。
焦りが募り、体力が徐々に失われてくる。

ほとんど一方的に攻撃を受けていたヴェルデイは、65分。
ドウグラス選手から、藤本選手にパスが通りかける、危ないプレー。
その直後の66分にも、後半ファーストシュートを優也が処理。

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勝負の分かれ目は、68分。
一連のジェフの攻勢の中の最後のプレー。
船山から、也真人へパスが通り、ゴールラインまで抉った也真人が、グラウンダーのクロスを中へ。指宿の足下に入ったボールは、流し込むだけのボールだったけれども。ボールは、無情にもはるか上へ。

指宿は、奮闘していたので、このワンプレーだけが残念でした。

すると、その後の27分、本当にワンプレーでした。
深い位置からのサイドチェンジが、一気に35番藤本選手へ。
キープして、切り替えし、強烈なロングシュート!

DAZNで見てみると、DFの選手達も、まだ撃って来るとは考えていなかった様子。
けれど、メインで見ていたサポ仲間からは、「ぽっかりとシュートコースが空いた」と言う、その一瞬を逃さず、ファインゴール。

決定機を逃したジェフを尻目に。
素晴らしいゴールで、ゲームを決定付ける3点目を奪います。

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追い詰められたジェフは、矢田の素晴らしい直接FKで1点を返すも、徐々に時間に追い詰められ。
最後まで諦めずに戦うものの、
最終盤に、近藤を上げ、さらに優也を上げ、、、と言う「特攻」も「いつも通り」に。

2-3。
複数失点で、またもホームで敗戦。
非常に厳しい結果になってしまいました。

30試合で59失点。
ほぼ1試合2失点。
これじゃあ、勝てない。

ジェフの改善速度があまりにゆっくりで、
対戦相手のジェフ対策がはるかに上回っているように思います。


何度も書いていますが、攻守とも問題が改善されていない。
それが、辛い。

「ハイプレス」が効かず、ボールを前線に送られる。
「ハイライン」を敷きながら、オフサイドは取れず、広大なスペースを使われる。
そして、守備は「後手」で「1対1」を対応する事が余りに多い。

「ハイライン」で、コンパクトなエリアで戦おうとするものの、前線は渋滞。
サイドに活路を求めるも、フォロー不足で数的不利を強いられ、精度の高いクロスが上げられない。

対戦相手は、その問題に対して入念に対策をして来ている。
監督が、ミスや、個人の問題に敗因を求めていては、解決しない問題だと思います。

「ハイライン・ハイプレス」そのものが悪いんじゃなく。
プレスの強度が相手を自由にさせないくらい強くはなく、
ラインを高くしても、整然と、コンパクトで、上げ下げが素早くないから、
容易に裏に飛び込まれて決定機を作られる。
中途半端で、やり切れていない。

徹底的にやりきるか、理想に現実が追いつかず、
やっぱり出来ないのならば、別のやり方を探すしかない。
コーチ陣、GMも含めて、解決策を見いださなくては。

練習試合を組んでみたり、今日のようにドイスボランチでのスタートは、現実に即したポジティブな変化だと思いますが、残り12試合。

口惜しいですが、今季の目標を「J2残留」に修正して、
それをクリアした上で、来季の事を考える、現実的な判断も必要だと思います。


・・・ 追 伸 ・・・

その1.
試合後、去年まで所属していた若狭選手が挨拶に来てくれたのですが、
重苦しい雰囲気のスタンドだっただけに、救われた気分でした。
ベンチ外で来場しなかった、比嘉選手、菅嶋選手共々、今後の活躍を祈ります。

その2.
ヴェルディのサポーターが年々増えてると実感します。
苦しいチーム状況になってから、味スタでの各種横断幕や、スポンサーへの感謝、
サポが率先してアウェイサポの来場を促したりしてるのを目にしてるだけに。
芯の太いチームに変わりつつある。
成績以上に、脅威。

その3.
試合後のエンドロールに流れる、ターミネーターのBGMは、
雰囲気を暗くするので、止めた方が良いのでは。。。
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