しばらく前に、図書館で借りて読んだ本。
鹿島アントラーズ強化部長の鈴木満さんの著作でアントラーズが、
どんな哲学の下に一貫した強化が為されているかが、余すところ無く語られている。

コレを読んで、カシマが強いのも納得。
この強化部長さんが要石になって、チームに一本の筋を通していたのかと。

他の多くのチームが、目の前の成績に右往左往して、分かっていても出来ていない事を、
地道に、コツコツ、それでいて妥協無く、厳しく貫いてる。

同じ、オリジナル10のクラブでありながら、
比較するのも無意味なほど、四半世紀の重ね方がジェフと全く違う。
カシマのようになるには膨大な時間と、忍耐と、意思が必要な事を、覚悟しないといけない。

興味深かった記述としては、

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「多少、勝てなくても、信頼関係さえ崩れていなければ立て直しは利く。
(中略)しかし、監督への信頼が崩れてしまうと、どうにもならない。」

「そもそも、監督はいついなくなってもおかしくないのだから、
その好みに合わせて選手をとるわけにはいかない。
次の監督に『この選手は自分の好みに合わない』と言われかねないのだから。」

「私は『この選手の事を考えたら、今は同じポジションの選手を獲らない方がいいと』と判断する事が多い。あえて、補強はせず、その選手の伸びしろに期待して鍛える。」

(※戦力に余裕と自信のあるカシマならではだろうが、他のページでは、現場からの補強要求があってもあえて補強しない事で、伸びしろがあると期待する選手を現場が『使わざるを得ない』状況を作る事もあると。)

「闘わないものは去れ」と言う空気がチームにある。

「Jリーグは今年、スタートから25年目を迎えたが、いまだにGM、強化部長をころころ代えるクラブがある。チームの不振の責任を負わせてGMを解任してしまう。そんなことをしているから、いつまでたっても『ウチはこういうクラブです』と言えるだけのものが構築されない。『血』の継承が出来るわけがない。」

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他にも、引用していたらキリがない。
本が、すぐに付箋だらけになってしまった。

こう言う考えの人が、カシマを裏から支えてる。
サポから、あれこれ言われることもなく、勝つために、ブレることなく、地道に取り組んでる。
本当に素晴らしい仕事をされている。

ジェフは、J2に落ちて、もうすぐ10年になる。
苦闘が続くほど、目の前の成績に目を奪われて、大局が見えなくなりがちだ。

日本において、成功を収め続けるカシマの考え方を、
苦くはあっても、教訓としてサポもまた理解し、クラブに求め、支え、
ジェフの「血」を繋いでいくべきではないだろうか。

ジェフらしいサッカーとは、「考えて走る」「どのチームより走る」
オシム御大のサッカーが、ベースだ。
その筋道を忘れる事無く、チームを形作っていってほしい。

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