スカパーTV観戦です。

力の似通ったチーム同士の対戦で、攻守の入れ替わりが激しい中、
GKの中林を中心とした、例年通りの堅い守備を披露した岡山が、ジェフの攻撃を凌ぎ切り、
逆にジェフは、急造の守備陣の穴を岡山に衝かれてしまったゲームでした。 

とは言え負けはしましたが、攻撃に関しては、前節よりもやりたいことをやれて居たんじゃないでしょうか。 

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スタメンです。
前節からは、富澤に代えて、山本がスタメンに。
守備よりは攻撃に重きを置いたメンバー選定だと思います。
アウェイなら守備に重きを、とも思いますが、前節の交代後のプレーが印象的だったからでしょうか。
この富澤⇔山本のさじ加減が、今季のジェフのキーになっていると思います。

さて、試合は前述の通り、一進一退。
特に前半の立ち上がりは、セットプレーもありつつ、双方がやや遠目からでもシュートを撃ちつつ、互いに流れを掴もうとする様相でした。そうそう、2分に押谷が、両チーム最初のシュートを撃ってるんですよね。
その積極性にやられてしまったのは、後から考えるとちょっと残念。早めに、彼をケアできていれば、また結果も違ったでしょう。

ゲームの最初のターニングポイントは、24分のセットプレーからの一連の流れ。
ジェフから見て、左のペナルテエリアの外側から、山本が放ったFKが大介に当たって弾かれ、そこから右に流れて、今度は右からのクロスを、残っていた近藤がヘディングシュート。しかし、これがポストに阻まれてしまいます。

ここを決められ無かったのが痛かった。
ここからの時間帯、ジェフが主導権を握って攻め立て、38分には井出がカットインしながら、ミドルシュートを放つも、わずかに枠外。いずれも、精度を欠いて、得点には繋げられず。

逆に、前半終了間際の44分と45分には、赤嶺と加地に立て続けにシュートを許し、やや岡山にペースを戻されて前半を終えます。

後半に入り、メンバー交代はなし。
3分には、エウトンが、前節に続いて、イエローを貰ってしまい、早くも累積2枚目。
いやな空気が漂ったかと思うと、6分には、鮮やかな岡山の攻撃から失点をしてしまいます。

岡山の右サイドから、左へ大きなサイドチェンジ。
ペナルティエリア深いところで、大介が倒れながらボールを、後ろから進入してくる片山にパスして、シュートと見せかけたGKと、DFラインの密集地帯への速いボールが、押谷の頭にピタリ。完全にDFを崩されて、失点してしまいます。

岡山は、3-1-4-2に近い布陣で、お互いに陣形が噛み合っていないだけに、そこかしこに穴が出来る。
その穴を、サイドチェンジで上手く衝かれて、失点してしまいました。

先制を許したことで、ジェフはさらに攻勢に。
10分には、小池の右の突破から、中には船山、エウトン、井出と3人居たものの、
井出のシュートは枠を捉えられず。

さらに12分には、阿部翔の鋭い弾道のCKから、イ・ジュヨンが強烈なヘディングを見舞うも、僅かに枠外。

その直後には、逆に岡山の押谷が、GK佐藤優の位置を見て、意表を突いたロングシュートを放ってヒヤリとさえるなど、互いにめまぐるしく攻守が入れ替わります。

そして、16分には、決勝点となった追加点。
ジェフのペナルティエリアひ深々と攻め込まれ、左から折り返したボールを、またも押谷がゴール。
0-2と厳しい状況に。

ジェフにもチャンスはあったものの、ここからは決められたか、決められなかったかの差。
17分には、エウトンが左クロスをやや遠目の位置から、ヘディングシュート、これを中林が腕一本で止め、18分にも、CKからの流れで、中林と1対1 の状況が生まれるも、これも体全体でセーブされてしまいます。
ああ、良いキーパーだ。市船なんですよね、彼も。
どうせならオフに獲っておけば良かったのに(苦笑)

関塚監督は、状況を打開するため、19分に井出とエウトンを下げて、前節殊勲の長澤と吉田を投入。
20分には、その2人のコンビで、吉田がシュートするも、中林の守備範囲。

21分には、その押谷に代えて、U23代表の豊川が投入され、スタジアムは一層の盛り上がりに。

24分、ジェフはようやく中林の牙城を崩します。
船山がドリブルで併走する長澤にボールを出し、冷静にGKの位置を見極めてゴール。
長澤は、2試合連続ゴール。前節の逆転もあって、ジェフは勢いづきますが、岡山はそうはさせなかった。

しっかりと守備を固めつつ、前線の豊川の突破力、キープ力を、時間稼ぎの武器として、ジェフを追い込んでゆきます。

終盤、岡山は、久保を投入してさらに前線の運動量、チェイスを強化。
ジェフは船山が傷んでしまい、アドを投入。しかし、この試合に限って言えば、アドはほとんど効果的な動きが出来ず。なんだか、身体が重たそうな感じでした。豊川が良かっただけに、観戦した手倉森監督には、その差が悪い意味で鮮やかに映ってしまったかも。 

ジェフも、最後まで同点・逆転を目指し攻め込んでいましたが、前節のような劇的な展開がそうそうある訳も無く。
岡山が、しっかりと守りきって、1-2で敗戦となってしまいました。残念。


最初に書いたとおり、決めきる事は出来なかったものの、 攻撃は前節よりよくなっていると思います。

特に前半の28分に、阿部翔が、左サイドで、前方のスペースに出したパスなんかは、ポジションを代えて中央に居た井出が、そこに走りこんでくることを予測して出した、意思疎通を強く感じるパスでしたし、 

後半10分、小池のクロスに、船山、エウトン、井出が中であわせようとしたシーン、

後半24分、船山が併走しながら長澤にパスを出し、それを決めたシーンなどは、

その周囲に居た選手が、相手選手を引き付けたり、スペースを作り出したプレー、また、カウンターがカウンターと言えるほどに、スピードを持って攻守の切り替えが出来ていることの証左でもあったので、とても良かったと思います。

反面、失点をしたシーンでは、完全に後手を踏んで、相手に自由にさせていた。
ディフェンスは、連携がまだまだな事もありますが、ジェフがカウンターを仕掛けている事で、守備陣は手薄になっていることもある。そうした時に、各々の選手に対人でのスピードが足りないように感じ、相手のドリブルの上手い選手に振り切られたり、寄せる前に、撃たれたり、クロスを上げられているシーンが見受けられます。

そうしたシーンを、どう作らせないかが、今後の課題でしょう。
今日は、富澤が先発で無かった分、もしかしたら、そのあたり守備が緩くなってしまっていたのかも知れない。
山本の展開力、攻撃力とトレードオフなので、仕方の無い面はありますが。


とにかく残念ながら1つ目の敗戦です。
前節の浮かれ上がった気持ちは無かったけれど、勝ち続けるのは難しいもの。
まして、岡山は、かつての岡山ではなく、メンバーも中林、岩政、加地、大介、押谷、赤嶺、豊川、矢島と、素晴らしい面子が揃っているチーム。その岡山相手に、互角にやれていたことは、急造チームとしてはポジティブに捉えるべきでは。

課題をしっかりこの一週間で見据え、次の横浜とのホームのゲームでは、しっかりと「先制点」を奪って、自分たちの流れで、一試合をコントロールするゲームを見せてもらいたいものです。 

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