試合前日に飛び込んできたエスナイデル監督の4試合ベンチ入り禁止。
苦しい状況にあって、厳しい敵との連戦に指揮官が不在。
逆境が続きます。

今季のジェフの低迷、どうにも自爆感が強く。
理想を突き詰めて勝ち方を忘れたり、
補強し過ぎて去年からの継続のメリットが薄れたり、
それで若手の出場機会が去年より無くなったり、
ミスから失点しては、
さらに慌てて次の失点を呼び込んだり、
それで指揮官自身が、自信を失ってしまったりと。

強化部にせよ、監督にせよ、選手達にせよ、それぞれが頑張ってるとは思うんです。
けど、それぞれが空回りしてる感じで、結果がついて来ない。
自分も開幕前は、今年こそは行けるんじゃないかとは思いましたが、
現実問題、この危機的な状況を何とか脱して、J3降格回避、
そして来季に向けてどうチームを作っていくか、考え直さなきゃいけないでしょう。

アンオフィシャルなものではなく、
オフィシャルな声明を出していかなくては、チームから求心力が無くなる。
今季が終わってからではなく、「今」、今季残りをどう戦うのか、
高橋GMや、前田社長から、説明がなされるのを自分は待っています。

今季を諦める訳じゃもちろんありませんが、
失敗を認めて、前を向かないと。


さて。
猛暑の中で迎えた讃岐戦。
試合前は、突然の夕立でピッチはずぶぬれ。

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スタメンは、4-5-1。
船山をトップ下に置き、熊谷と小島がドイスボランチに並ぶ布陣は、
現時点で考えられるシステムでは、最も安定感を期待できるもの。
(矢田が怪我?で今節も不在で、勇人もメンバー外)

ディフェンスラインは、左に乾。右に鳥海。
右を見る限り、やや守備重視なのか?と思わせる並びでした。


キックオフと共に、試合の大まかな展開としては、
ジェフがボールをキープし、右でゲームを作りながら、
左にボールを回して、為田が突破を仕掛けてチャンスを作ると言うもの。

効果的な攻撃は、かなり左サイド偏重で、
右の茶島は、なかなか際どいチャンスには絡めない。
ここは、鳥海が右SBに入った弊害と思いました。
真希と違って、攻撃参加のパターンが単調。

とは言え、試合の入り方自体は、悪くなかったと思います。

いくつかチャンスをジェフが作った後、あっさりと讃岐が先制します。
19分、鳥海が上がったままで「誰も居ない右サイド」を破られて、中に折り返されて、
誰も触れずに、相手に合わされて失点。

そして、後半に入ってすぐには、今度は左サイドを同じように崩され、
反対サイドから入ってくる、相手をフリーにして失点。

ハイラインは良いんですが、両翼の裏のスペースのカバーに、何の対策も取られていない。
全体をコンパクトにしてオフサイドの網にかける事も出来ず、
かといって実質的に2バックで守るディフェンスラインの両サイドには、
使ってくださいとばかりに大きな穴が開いている。

3バックでスタートした前節も問題は同じで、枚数の問題じゃない。
ボランチがカバーに入るなり、
もしくは4バックがスライドするなり、カバーリングの約束事が無いのが問題。

そして、そこに出てくるボールを出どころで潰す事も出来ていない。

「守備的になれ」って言っているんじゃないんです。
致命的な穴が開いたまま放置されているから、
塞いでくれって話なんです、今のジェフは。

加えて、攻められた時に、あまりに粘れずに、あっさりと決められ過ぎる。
(それだけ、相手をフリーにしている証左でしょうが。。。)

今日の試合で言えば、鳥海の先発が逆効果。
守備的に残るのかと思えば、慣れない攻撃をとんでもなく高い位置で続けて、
その後ろに広大なスペースが空いてしまい、先制点ではそこを衝かれました。

この様子を見て、途中までは、真希の交代出場を切望してました。
根本的な問題解決にはならないけれど、
少なくとも、真希を出して茶島と絡ませれば、
前節のようにジェフの攻撃機会が増えて、
相対的に讃岐の攻撃を減らす事が出来るだろうからと。
(攻めきる事が出来れば、守りに戻る時間も稼げる。)

が、そのカードは最後まで切られませんでした。

讃岐は、
「とりあえず引いて守って」、
「足の速い前線の選手に走らせる」、
やってたのは、これだけなんです。

けれどジェフは、自分達の我を押し通そうとするばかりと言うか、
状況に応じた戦い方を出来ない為、長篠の戦いで武田騎馬軍団が、
防馬柵の向こうから鉄砲を撃ち込む織田・徳川の連合軍に嬲られたように、
自分達の攻撃機会で、思惑通り得点できなければ、
罠に嵌ったまま、混乱の中で試合を終えてしまうと言う状況。

この試合で言えば、前線で孤軍奮闘するラリベイのシュートが、
2度、GK清水の正面に飛んだ事が不幸だったとも言えましょう。
また、PKとも思えなくもないシーンが見逃されたと言う人もいるでしょう。

が、結局のところ、今季ずっと抱えたままの守備の問題を放置したまま、
讃岐が施したジェフ対策(他のチームも同じようにやって成功している)に
嵌ったと言うのが、実のところではないのでしょうか。


守備の問題以外にも、攻撃面でも試合後に浩平が言っていたように、
サイドからだけでなく、中から崩すパターンも必要でしょう。

試合終盤のラリベイ、指宿、或いは近藤や、優也まで上げての空爆は、
「何とかしたい」との気持ちは伝わって来るものの、
やはり、そうなる前に、何とかしておかねばならないもの。


ここまで、公式戦4連敗。
リーグも3連敗。
順位は17位。

ここから、甲府、新潟、松本と、難敵を相手にしなくてはなりません。

この失点数は異常。
繰り返しますが、「守備的になれ」と言うのではなく、
まず失点の原因をしっかり対策しなくては。

粘りの無い守備、失点の連鎖に、
選手の気持ちが切れかけているように見えるのも気になる。
何とか、奮起して、立て直しのきっかけを掴んで欲しいものです。

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